旅のない

旅のない

704円 (税込)

3pt

3.5

コロナ禍中の日々を映す4つのストーリー。
芥川賞作家・上田岳弘、初めての短篇集。川端康成文学賞受賞作「旅のない」収録!

【収録作品】
「悪口」
恋人と過ごすホテルでのゴールデンウィーク。「じゃあ、悪口の練習しよっか?」。僕は初めて彼女と会った時のことを思い出す。

「つくつく法師」
朝の散歩は4歳の息子との日課だ。午後、僕は古いPCで、昔書いた小説を読み返す。

「ボーイズ」
10歳と6歳のボーイズは、亀甲柄と市松模様のマスクでやって来た。弟の息子たちを預かることになった夫婦の夏。

「旅のない」
「作家さんなんですよね?」。出張先での車中、会話が途切れると取引先の村上さんが聞いてきた……。

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旅のない のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    コロナ禍を描いた短編小説が4つ収録されてる。
    主人公が2,30代男性で、IT系の話しとかもあって身近に感じた
    内省的な文章に魅力を感じる
    著者の文章読んだことなかったが、他のも読んでみたい

    0
    2025年03月16日

    Posted by ブクログ

    すごく好きな雰囲気の短編集。
    とくに「つくつく法師」と「ボーイズ」が好き。
    物語をつくるとは、生まれるとは、死ぬとは。
    ミニマムな物語の中に、
    そういう要素がぽっと入れられてて、
    でも、邪魔になってない。

    0
    2025年01月26日

    Posted by ブクログ

    表題作の「旅のない」はよかったと思う。
    娘のためにたまごっちを懸命にお世話していた、子煩悩な村上、という人物像が物語が進むにつれて陽炎のように揺らぎ、輪郭があやふやになって空気に溶けていくような、そんな気味の悪さがよい。

    0
    2024年11月07日

    Posted by ブクログ

    芥川賞受賞作「ニムロッド」が妙に私の琴線に触れた著者の初となる短編集。全編を通してコロナ禍真っ只中の日常が描かれているが、「鬼滅の刃」等の固有名詞が数多く登場するため、些か普遍性に欠ける作品ではある。私的には「悪口」で主人公が語る持論に(良くも悪くも)共感出来る部分はあるし、独身の身としては「ボーイ

    0
    2024年04月30日

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