塔と重力

塔と重力

1,408円 (税込)

7pt

4.0

17歳の冬、僕らが眠るホテルは倒壊した。あの地震さえなければ、初体験の相手は美希子になるはずだった……。生き埋めからひとり生還した僕は20年後、Facebookを通じて大学の旧友と再会。彼女の記憶を抱えて生きる僕に彼が持ちかけた「あること」とは。繰り返される自然災害とテロ、21世紀の人類の苦悩の先に待つ希望。

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塔と重力 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読書開始日:2022年1月6日
    読書終了日:2022年1月13日
    所感
    ニムロッドでも思ったが、著者のシステマチック、ロボットのような精密かつ無機質な文章は、スルスルと脳に入ってくる。
    【塔と重力】
    人間削いでいくと座標になる。
    神も座標か。
    水上の小説には頷けるところがある。
    生まれ落ちた瞬間の核

    1
    2022年01月13日

    Posted by ブクログ

    卑近なイメージから、この世の果てみたいなすごいところまで運んでくれる、想像力の跳躍。
    テクノロジーを書かなさ過ぎる純文学界において、作者はさんは稀有な存在じゃないでしょうか。

    「上田岳弘さんは芥川賞を取る」という予言は当たったので、次は「ノーベル文学賞を取る」と予言します。

    0
    2019年07月07日

    Posted by ブクログ

    併録の3編が互いに関連している、というだけでなく、
    三島賞以降の過去作を彷彿させる箇所もいくつかあった。
    その意味するところは、「私とは何者なのか」「私は何処にいるのか」という命題に対する、新しいアプローチなのではないか、と思う。

    「私とは何者なのか」という問いは純文学の往年のテーマであり、寧ろ存

    0
    2017年10月17日

    Posted by ブクログ

    三島由紀夫賞、芥川賞、川端康成文学賞、ずっと
    作品を発表して、ずっと高い評価を得ているのだから、文学的評価に値する何かがあるのでしょうが、一般読者を夢中にさせるような内容ではなくて、単に、ご自分の男女間の体験と、小難しい論理を巧みに混ぜ合わせているようにしか思えない…
    読者が、受賞作ということに目を

    0
    2025年09月05日

    Posted by ブクログ

    難しくてよくわからなかったのに何かがわかりそうで最後まで読んでしまった。
    結局よくわかってないんだけど。
    それでも、終盤のエリックのエピソードはちょっとなんて言ったらいいのかわからない感情が湧いた。

    「重力のない世界」はもうこんなに脳内でイメージしにくい話ある!?という感じで読みながら面白くなって

    0
    2025年01月25日

    Posted by ブクログ

    この三編を表すのはなかなか難しい。
    極めて観念的な作品。
    想像がどこまでも突き抜けていく。
    なんとなく、その世界に慣れて来た頃に終わる。

    0
    2017年09月24日

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