最愛の

最愛の

2,310円 (税込)

11pt

3.8

「約束して。私のことは跡形もなく忘れる、と」

三〇代の久島は、情報も欲望もそつなく処理する「血も涙もない的確な現代人」として日常を生きている。
だが、学生時代に手紙を交わしつづけた望未だけが、人生唯一の愛として、いまだ心を離れない。
望未は手紙の始まりで必ず「最愛の」と呼びかけながらも、常に「私のことは忘れて」と願い、何度も久島の前から姿を消そうとした。
今その願いを叶えるべく、久島は自分のためだけの文章を書き始める。

愛する人が誰よりも遠い存在になったとき、あらたに言葉が生まれ、もうひとつの物語が始まる。
「永遠の恋人」を描いてきた著者が最高純度で贈る、超越的恋愛小説!

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     親友、恋人、人との繋がりとは何なのだろう?と考えさせられた。深くても見えなくて、切れても消えるわけではなくて、当たり前のことなのに不思議だと感じた。
     時間の経過とともに、久島にとって大切な人たちは遠い存在となってゆくが、目には見えない何かがふわりと漂っているような気がした。

    0
    2024年05月21日

    Posted by ブクログ

    過去と現在、同じ時を生きているけど交わらない世界。愛しているが故に、の哀しくも美しい世界。

    レビューを見てると、段々とこういう作品が理解されなくなってきているのを感じる。共感性や想像力が低下してしてきているのか。

    0
    2024年04月14日

    Posted by ブクログ

    最高純度の超越的恋愛小説と評されているようです。 自分的にはとても良かったのですが、 こういう男性作家が書いた、男性が主人公の恋愛小説って、 女性が読んでも良いと思えるのかなあ? ちょっと女性の感想を聞いてみたい。

    0
    2024年04月02日

    Posted by ブクログ

    世の中に迎合し切ることができない僕(久島)が学生時代に転校していった望未と手紙で通じあっていく、そんなお話でした。
    主人公だけではなく、登場人物それぞれの抱える生きにくさがよくわかり、また、時間軸の構成が見事で、大変読ませる内容だと感じました。

    ストーリー全体になんとなく既視感があったことだけが私

    0
    2024年02月28日

    Posted by ブクログ

    先が気になって一気に読んだ。面白かった。
    コロナ禍のビジネスマンの描写もリアルで良かった。恋人たちの会話は、村上春樹っぽかった。
    種明かしは割と最初にされているというのに、そのことをすっかり忘れて読んでいたのはどうしたことか(アホなのか)。
    自分の学生時代を思い出した。望未の言動はリアルな感情を思い

    0
    2024年02月08日

    Posted by ブクログ

    ラジオで著者と高橋源一郎が、この本について語っていた直後に、この本を見つけた。
    うーん、複雑な…時間が行ったり来たりするのになかなかついて行けない。
    全体的に、村上春樹の作品の空気と似ているな、と感じつつ「ノルウェイの森」と似ているのではないか、と思った。「ノルウェイの森」を読んだのはいつだったか思

    0
    2023年12月23日

    Posted by ブクログ

    P163そうだね、愛していないね、と僕は呟いて、彼女のワイングラスをもぎとって、寝椅子に押し倒してそのまや再び抱いた。妙に興奮していて、言葉は必要なかったから、今度は彼女に何も囁かなかった。抱きながら、もしかしたらそろそろ渚とも終わりなのかなと考えていた。
    愛していないがこんなに色っぽいことあるんだ

    0
    2023年10月27日

    Posted by ブクログ

    最愛というタイトルに興味を持って、著者の作品を読むのは初めてのこと。
    久島の学生時代の彼女、不本意ながら途絶えた記憶。そんな恋愛に上書きするように登場する女性達。
    ディズニーのラプンツェルを彷彿させる下書きの上に、ちょっとありえない二次元的な話が進む。

    最後は尻切れトンボのようでもあり、そこは読者

    0
    2023年10月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上田さんの本は、ゆえあってほぼ読んでいると思う。

    主人公の「最愛の、」人に向ける感情がわかりそうでわからない、すとんと落ちるものはなかった。でもそういうものなのかなあ。
    先輩や向井の持つもののほうが心に痛いし、いつまでも残る。彼らの背負わされる吃音やチックや薬がまた心に痛い。

    (読んでいる最中、

    0
    2024年03月23日

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