【感想・ネタバレ】最愛ののレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

過去と現在、同じ時を生きているけど交わらない世界。愛しているが故に、の哀しくも美しい世界。

レビューを見てると、段々とこういう作品が理解されなくなってきているのを感じる。共感性や想像力が低下してしてきているのか。

0
2024年04月14日

Posted by ブクログ

最高純度の超越的恋愛小説と評されているようです。 自分的にはとても良かったのですが、 こういう男性作家が書いた、男性が主人公の恋愛小説って、 女性が読んでも良いと思えるのかなあ? ちょっと女性の感想を聞いてみたい。

0
2024年04月02日

Posted by ブクログ

世の中に迎合し切ることができない僕(久島)が学生時代に転校していった望未と手紙で通じあっていく、そんなお話でした。
主人公だけではなく、登場人物それぞれの抱える生きにくさがよくわかり、また、時間軸の構成が見事で、大変読ませる内容だと感じました。

ストーリー全体になんとなく既視感があったことだけが私としては残念で星4の評価にしました。

0
2024年02月28日

Posted by ブクログ

先が気になって一気に読んだ。面白かった。
コロナ禍のビジネスマンの描写もリアルで良かった。恋人たちの会話は、村上春樹っぽかった。
種明かしは割と最初にされているというのに、そのことをすっかり忘れて読んでいたのはどうしたことか(アホなのか)。
自分の学生時代を思い出した。望未の言動はリアルな感情を思い出させてくれた。

0
2024年02月08日

Posted by ブクログ

ラジオで著者と高橋源一郎が、この本について語っていた直後に、この本を見つけた。
うーん、複雑な…時間が行ったり来たりするのになかなかついて行けない。
全体的に、村上春樹の作品の空気と似ているな、と感じつつ「ノルウェイの森」と似ているのではないか、と思った。「ノルウェイの森」を読んだのはいつだったか思い出せないくらい前なので、次はノルウェイの森を読もうかな、と。

0
2023年12月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

上田さんの本は、ゆえあってほぼ読んでいると思う。

主人公の「最愛の、」人に向ける感情がわかりそうでわからない、すとんと落ちるものはなかった。でもそういうものなのかなあ。
先輩や向井の持つもののほうが心に痛いし、いつまでも残る。彼らの背負わされる吃音やチックや薬がまた心に痛い。

(読んでいる最中、なぜだか村上氏の存在が終始頭の中にちらついて困った。)

0
2024年03月23日

Posted by ブクログ

P163そうだね、愛していないね、と僕は呟いて、彼女のワイングラスをもぎとって、寝椅子に押し倒してそのまや再び抱いた。妙に興奮していて、言葉は必要なかったから、今度は彼女に何も囁かなかった。抱きながら、もしかしたらそろそろ渚とも終わりなのかなと考えていた。
愛していないがこんなに色っぽいことあるんだ

p231雰囲気を壊すと悪いからといって参加しなかった花火。〜落ちる度に彼女は謝った。九本目、ようやく二つの火球が一つになって、どっちかに移ることもなくそのまま燃え続けた。ぱちぱちぱちぱち、と長く燃え、それから避けられぬ運命をたどるようにして、火花が弱まって、燃え切ってからぽとりと落ちた。彼女は謝らなかった。

p301皆報われづらい誠実さを抱えたままゆっくりと駄目になっていく。

0
2023年10月27日

Posted by ブクログ

最愛というタイトルに興味を持って、著者の作品を読むのは初めてのこと。
久島の学生時代の彼女、不本意ながら途絶えた記憶。そんな恋愛に上書きするように登場する女性達。
ディズニーのラプンツェルを彷彿させる下書きの上に、ちょっとありえない二次元的な話が進む。

最後は尻切れトンボのようでもあり、そこは読者のご想像にといった終わり方。
どこか村上春樹の作品のようでもあるが、登場人物が磨りガラスの向こうから出てくることはなかった。

0
2023年10月14日

「小説」ランキング