氷柱の声

氷柱の声

660円 (税込)

3pt

語れないと思っていたこと。
言葉にできなかったこと。

東日本大震災が起きたとき、伊智花は盛岡の高校生だった。
それからの10年の時間をたどり、人びとの経験や思いを語る声を紡いでいく、著者初めての小説。

第165回芥川賞候補作。

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氷柱の声 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私のモヤモヤがここに詰まっていると感じました
    私も岩手県内陸在住なので、震災時は、幾つか壊れたものがあったり、4日停電した位で「被災地」と言われる程のことはなかったです
    でも、何もできなくて申し訳ない思い、後ろめたい思いはいつも感じていました

    この思いを文字にしてくれた

    この本を買ってから、自分

    0
    2025年11月12日

    Posted by ブクログ

     良かった。凄く凄くパーソナルな部分にぶっ刺さる作品だった。
     作者のくどうれいんさんとは1歳違いで、盛岡市で中学3年生だった時に震災に遭ったので境遇としては非常に似ている。3月11日は入試が終わり早めの帰宅ができたので自宅にいるときに地震が発生した。沿岸の様子は電波が悪い中ガサガサな画質の携帯のワ

    0
    2025年07月07日

    Posted by ブクログ

    くどうれいん『氷柱と声』講談社文庫。

    第165回芥川賞候補作。

    冒頭に主人公の加藤伊智花の通う盛岡の高校の名称が大鵬高校とあり、もしやと思い、ウィキペディアを検索すると、やはり自分の母校の卒業生だった。これまで母校出身の有名人といえば、ザ・グレート・サスケくらいしか居なかったのだが、作家まで輩出

    0
    2025年06月21日

    Posted by ブクログ

    まだ感想を言語化できてない
    咀嚼して消化するのに時間かかりそう…!!

    でもこれだけは言える!

    読んで良かった!!

    教えてくれた人どうもありがとう!

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    言いたいけど(あるいは語りたいけど)自分は言える立場ではない、と思うことはよくある。
    そして言えなかった事柄が心のどこかにずっと住み続けて自分に影響を与え続けているなと感じることもよくある。

    何をつらく感じるかどのくらいつらく感じるかは人それぞれで、それを他者がはかることはできない。人が自分を癒す

    0
    2025年10月22日

    Posted by ブクログ

    この本を読むのも辛かった…。
    読み難い、とかではありません。
    やはり震災が舞台になっているので…。

    同じ被災をしたはずなのに、「わたしは家族を無くしたわけではないから」とか、そう思ってしまって震災について語れなかったり…。
    胸が苦しかった…。
    あんな大規模な被災なんだから受けた災害の大小なんて関係

    0
    2025年10月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    東日本大震災がテーマのひとつだけど、「他者の気持ちは絶対に理解することができない」という当たり前だけど忘れがちなことに気づかせてもらえた。

    0
    2025年07月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本を読んで考えたこと。
    あのとき、自分は何を思い、何を言ったのだろうか。

    それは、今もずっとある。
    伝わるだろうか、傷つけないか、怒られないか。

    言った側には悪意はもちろんない。だけど、伊智花は絵を続けなかった。

    この本は、勇気や覚悟が詰め込まれた本だった。どう受け止めて、どう感じたかにき

    0
    2025年07月26日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読んだきっかけはくどうれいんさんのエッセイ本が好きなので小説も読んでみたくて、なのだけれど、裏表紙に書かれたあらすじにある「被災県に住むものの被災者とは言えない自分の立場に葛藤」という言葉が気になっていた。
    以前、宮城県に住む知人も同じことを言っていた。読んでみて、その私の知人が言っていたことがその

    0
    2025年12月10日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    東日本大震災が起こった時、その場にいたものの「目に見える」大きな被害は、受けなかった人達に焦点を当てた小説。何も失っていなくてごめんなさい。本来であれば、「幸い」と捉えられる状況をそう思った人がどれだけいたのだろう。

    震災で家族を失った、家が全壊したという方達とはまた違う苦悩や葛藤。簡単にこの気持

    0
    2025年11月03日

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