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上白石萌音さんが何度も読み返す、愛する一冊
れいんさんの文章には体温があり、とても人間らしくて趣深い。
言葉の楽しさが詰まっています。
素直に、真っ直ぐに人を愛する姿にあこがれると同時に、
身近にいる大切な人をより愛しく思えます。 ――「20歳の20冊」より
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全国の書店員から熱烈な支持!
最注目の著者による、大反響エッセイ文庫化。
人生はドラマではないが、シーンは急にくる。
わたしたちはそれぞれに様々な人と、その人生ごとすれ違う。
だから、花やうさぎや冷蔵庫やサメやスーパーボールの泳ぐ水族館のように毎日はおもしろい―― 。
短歌、小説、絵本と幅広く活躍する著者が描く、「ともだち」との嘘みたいな本当の日々。
大反響の傑作エッセイ!
【文庫版あとがき収録】
[目次]
うたうおばけ/ミオ/アミ/まみちゃん/Sabotage/パソコンのひと/内線のひと/
瞳さん/謎の塚澤/暗号のスズキくん/物理教師/回転寿司に来るたびに/
雪はおいしい/一千万円分の不幸/八月の昼餉/イナダ/不要な金属/
かわいいよね/冬の夜のタクシー/ロマンスカーの思い出/抜けないボクシンググローブ/
からあげボーイズ/エリマキトカゲ/きぼうを見よう/秩父で野宿/うにの上/
まつげ屋のギャル/桃とくらげ/ひとり占め/クロワッサン/終電二本前の雷鳴/
白い鯨/バナナとビニニ/わたしVS(笑)/ふきちゃん/
死んだおばあちゃんと死んでないおばあちゃん/喜怒哀楽寒海老帆立/
山さん/あこがれの杯/あとがき/文庫版あとがき
Posted by ブクログ 2024年03月03日
著者をとりまくリアルな人間模様が描かれていて、それぞれの表情や温度や声色まで感じられるようで
叙情的でとにかく言葉の一つひとつが愛おしかった
笑えたし(本当に声に出して笑った)、泣けたし、
心臓がギュッとなった
きっと多くの人がくだらないと思ってしまうような出来事も
こんなにも愛おしいものに変換でき...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月23日
体に、浸透する。
今目の前にいて一緒に過ごしてる人、過去一緒に隣で過ごしてた人とのシーンを大切にするのはやっぱり1番健やかで気持ちが良いなと改めて思った。
声が大きい人が目立つ、みたいに、
ネットで流れてくる人、割とネガティブな景色がこの世界に多くなっているような気がする時が多々あるけど、そういう...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月10日
くどうれいんさん、ずっと気になっていた人だった
エッセイがうまい人、日常の些細な会話や出来事から思考を膨らませてそれを文章に落とし込める人にはどんな観察眼が備わっているんだろうと思う
くどうさんのエッセイはどれも『嘘だろ!?』と言いたくなるような出来事が発生しているのだけど、それに対してくどうさんは...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月24日
ハードカバーで売ってた時からめちゃくちゃ気になってた本!
すっと自然に入ってきて、心がほわほわとあたたかくなる言葉たち。
私の何気ない日常も、表現次第で特別な1日になるのかも。言葉って、表現っていいな。と、より一層言葉や表現に憧れが募ります。
疲れた1日の終わりに優しく寄り添ってくれる、少しずつ大切...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月04日
あまりにも良すぎる。良すぎて一人で「ぐはっ」「ひぇ」とか言いつつ、身悶えしながら読んだ。
年末から読み始めたのですが、ちょうど1日の0時を少し過ぎたタイミングで読んだ一節が「つくづくわたしの人生は〜どの線を選んでも全部当たりのあみだくじだと思う」だったので、最高すぎる年明けを迎えました。ありがとうれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月27日
私は絶望してしまった。
教え子が薦めてくれた「桃を煮るひと」でくどうさんの言葉に出会った。すぐに「虎のたましい人魚の涙」「わたしを空腹にしないほうがいい」を自分で買って読んで、とうとう「うたうおばけ」。くどうさんのエッセイ集を読み終わってしまった。どれもとても好き。次のエッセイ集がまだないのが悲...続きを読む
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