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くどうれいんさんの日々を少しのぞかせてもらっているだけなのに、なぜか自分の日々の解像度が上がるかもしれない。
くどうさんに寄り添えるような、それでいて突き放されているような。そんな不思議な気持ちになる本です。
文中、くどうさんはさも「当然知っているでしょう」と言わんばかりに、たくさんのお友達の名前を特に説明なく出してきます。「私、もしかしてくどうれいんさんのお知り合いだったのかもしれない!」と途中錯覚してしまったほどです。
でもそれでいて、日記の途中途中に、「なんでも書くと思うなよ」、「見せたい気持ちじゃない」というような言葉も現れてきて、「あ、これがくどうさんの魅力なのかもしれない」と。飼い猫のようにフレンドリーで気ままに見えてその実、たくさんの複雑な気持ちが混在している、そんな魅力がこの作品では垣間見えます。
日々は人間生きているうえでなんとなくのっかっているものですが、それを何らかの形で残してあげようとするだけで、今まで見えていなかった彩りが見えてくるものなのかもしれない、と思わせてくれる。
日記への薦めが押しつけがましくないこの本は、もしかしたらあなたの日々の彩りの一つになるのかもしれません!
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