【感想・ネタバレ】日記の練習のレビュー

あらすじ

「おもしろいから書くのではない、書いているからどんどんおもしろいことが増える」

小説、エッセイ、短歌、絵本と幅広い創作で注目される作家、くどうれいん。その創作の原点は日記にあった。そんな彼女の日記を一年分まるごと初公開するのが本書である。仕事から私生活まで、愉快なことも苦しいことも、真正面から受け止めて、描ききる。日々の短文日記=「日記の練習」とそれをもとにしたエッセイ「日記の本番」をとおして浮かび上がる、みずみずしくも生々しい、作家くどうれいんの一年。

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くどうれいんさんの日々を少しのぞかせてもらっているだけなのに、なぜか自分の日々の解像度が上がるかもしれない。
くどうさんに寄り添えるような、それでいて突き放されているような。そんな不思議な気持ちになる本です。

文中、くどうさんはさも「当然知っているでしょう」と言わんばかりに、たくさんのお友達の名前を特に説明なく出してきます。「私、もしかしてくどうれいんさんのお知り合いだったのかもしれない!」と途中錯覚してしまったほどです。
でもそれでいて、日記の途中途中に、「なんでも書くと思うなよ」、「見せたい気持ちじゃない」というような言葉も現れてきて、「あ、これがくどうさんの魅力なのかもしれない」と。飼い猫のようにフレンドリーで気ままに見えてその実、たくさんの複雑な気持ちが混在している、そんな魅力がこの作品では垣間見えます。

日々は人間生きているうえでなんとなくのっかっているものですが、それを何らかの形で残してあげようとするだけで、今まで見えていなかった彩りが見えてくるものなのかもしれない、と思わせてくれる。
日記への薦めが押しつけがましくないこの本は、もしかしたらあなたの日々の彩りの一つになるのかもしれません!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

長い小説を読んでいる合間に脱線してこちらの本を手に取りました。YouTubeやTikTokでこの本の紹介されているのを見た事あるようなー
くどうれいんさんの事を知らないけど表紙の茄子が縄跳びしている表情と
帯の文章
『おもしろいから書くのではない、書いてあるからどんどんおもしろいことが増える』
に惹かれて読んでみたくなりました。
吉本ばななさんの小説の登場人物の日常みたいな文章で「うっとりする日常って良いなー」って思いながら、私にはそんな日あるかしら?とか干からびた自分の日常と備忘録程度に書く自分の日記の事なんか考えながら読みました。1ヶ月書いた物をまとめて文章にしてみるっていうのも良いかもしれないなー。と思いました。気分転換になった本でした。

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2026年02月05日

Posted by ブクログ

エッセイより身近に感じる、毎日の記録。書いてない日もあっていいゆるさに、ほわっとした軽やかさを感じました。

SNSで見かけるエッセイや日記コンテンツは[ヤバい人に遭遇したお話]も多くて…私生活の作品でも、この「日記の練習」は、安心して読めました。書籍って、いいなあ。

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2026年01月10日

Posted by ブクログ

日記は堅苦しいものでなくて良いと言ってくれているような気がする作品でした。
エッセイも好きですが、この本のような短い文で書かれている日常を読むは楽しかったですし、作者の心の動きがたくさん伝わってきました

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2025年12月23日

Posted by ブクログ

誰かの、知らない人でも、著名人でも、日々のあれこれを読ませてもらえるって嬉しいことだな。
私はこれを読んでまたnoteを再開しました。

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2025年12月22日

Posted by ブクログ

昔から日記文学を読むのが好きですし、書くのも好きでしたが、この日記もとても好きです。ただ、くどうれいんさんの場合はその日記からエッセイを一本生み出せていると思うとすごいな、うらやましいなと思いました。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

読んでいてとても気持ちのいい文章でした

くどうれいんさん
知ってはいましたが初めましての作品
面白いと話題だったので
エッセイというものもほぼ初めてだけど
手にとってみました

そしたらなんと面白いことか
言葉をいろいろ知っている
ものの見方がなんか違う

こういう考え方、モノの見方があるんだなぁ
言葉を知っているとその分、
見方や考え方も増えるのかな
と気持ちよく読めました

ふとしたひと言や
旦那さんとのやり取りも
くすっとしてしまう
こんな夫婦に憧れました

他の作品もぜひ読みたいです
なんならもう買いました

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2025年11月02日

Posted by ブクログ

これを読んでわたしも日記を付け始めました。
いつも日記なんて続かないのに、今回はかれこれ長く続いています。

きっと皆さんも日記が書きたくなりますよ。

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2025年11月01日

Posted by ブクログ

自分自身これまで日記を何度か書いていたことがあるが、1年も続いたことがない。大体3ヶ月ほどで途絶えてしまう。
「日記の練習」というタイトルに惹かれ、手に取ってみた。
書けない日があってもいい。その日感じたこと、ちょっと心が動いたことを書き留めてみたいと思った。
本作の中に登場する旦那さんは一緒にいるとポジティブになれる素敵な方だと思った。

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2025年11月01日

Posted by ブクログ

最高じゃん!
自分のための日記なのにこんなに面白おかしく文章書くの?
最高のご自愛じゃん!
視点も、もちろんおもしろい。

日記って、負の感情を吐き出すものっていうイメージがあったけど、こういう日記もいいなぁ

くどうれいんさん、
大ファンになった。

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2025年10月27日

Posted by ブクログ


人気のエッセイストが、どんなふうにしてエッセイを書いているのか気になった購入した本。

内容は、4月から始まって翌年の3月まで、1ヶ月ごとに日記と、章末にエッセイ(日記の本番)という構成で書かれている。

この本を読んで、今までエッセイがうまく書けなくてモヤモヤしていたが、それが晴れた気がした。

日記って、こんなに自由でいいんだ!!

でも、私は日記にできるほどの体験も経験もしていないので、これからはアクティブに行動しようと思う。

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2025年10月25日

Posted by ブクログ

よく呑み、よく泣き、よく爆笑する。そんな著者の日常が印象的でした。自分は若い頃に比べて爆笑することが少なくなっているし、数少ない爆笑も何がおもしろかったのか覚えてない。。そういうことを忘れないうちに日記に書くとおもしろいだろうなあと思いました。
本書は日記の指南書というよりは、読ませるための日記。各所で出てくる著者の脳内ツッコミのユーモアセンスがすばらしく、笑えます。

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2025年10月02日

Posted by ブクログ

この本は、
目の前で、著者がサインしてくれた「正真正銘」のサイン本である。
れいんさんは、作品ごとに印鑑を作っているようで、サイン会の机の上には、たくさんの印鑑が置かれていた。自作の印鑑?だと思う。
「レ印」と言うらしい。
(後にラジオで聴いた。)
作品ごとにお父さんが彫って作ってくれるらしい。

目の前で、サインを書いてもらった本を読んだのは、初体験なのかもしれない。
いくつになっても、初体験は待っているんだなぁ…

サイン会は、講演会のあと行われた。
講演会に来ていたれいんさんの衣装?は、
しゃけ色で、袖口が広がってるヒラヒラの服。
しゃけの妖精みたいだな、と思いました。



著者の「あとがき」がスゴく好きだ。
あとがきが、エッセイ調でいい。
あとがきだけのエッセイ集を出しても売れるぞとアドバイスしたくなる。
「くどうのあとがき」
そして、あとがきのあとがきが読みたい…

日付と日記が書かれる、「日記の練習」
その月のまとめ的なエッセイの「日記の本番」

この繰り返しで綴られる。

読み始めは、この練習部分があまりにも完成されてなく、「うーん…なんかちがう」と思ったけど、読み進めるにつれ、慣れてきて。
あーータイトル通り、練習だもんな。
まんまの、なんにも整わせてない素(モト)
だもんな。
ん?!この「モト」まで見せてくれるなんて、もはやサービスだなと思うようになった。

本番は、さすが、エッセイになってるから、バッチリ読み応えアリ。
特に11月
12月の、書くことへの葛藤。伝わる。
3月が良かったです。

しょわしょわしょわ…。
えんぴつを削る音。
この人の書く擬音も絶妙でやっぱり凄いなぁと
唸る。

著者のあまのじゃくさも余すことなく味わえる素晴らしい作品。

気楽に、日記を始めよう。

読まれなくてもいい文
とか
誰かに読まれるためのブログ
とか
いずれにしても
書くことへのモチベが上がりました

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2025年05月10日

Posted by ブクログ

くどうれいんさんの本を初めて読んだ!
私も10代の頃から日記を書いていて、日記を書き始めて10年目。れいんさんの日記との向き合い方は、私と全部一緒!ではないけど、とてもわかる!なところもいっぱいで、なんだか嬉しい気分になった。
本を読むというよりはお喋りをしているような感覚で読んだ。今年はれいんさんの他の本も読んでみたい!!

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

2026.9

ずいぶん長い間ちびちび読んでいた
先日買った「わたしを空腹にしないほうがいい」は
サクッとあっという間に読み終えたのに
これはとても時間がかかった

日記の本番というものがあるのかという新感覚
くすっと笑ったり
へなへなしたりしながら読んだ
くどうれいんさんが書く文章が好きだなあ
2026年は日記の年にするのだ
誰にも見せない日記を書くよ

===

P40 パソコンが壊れたので、わたしも壊れようと思います。
P55 「「桃を煮るひと』は本当にうれしい本だよ。だって、はじめてあの部屋で全部書いた本でしょう。この一年たのしく暮らしながら、こんなにがんばっていい作品を書けるんだってことが証明できた一冊なんだよ。不幸じゃないと、苦労しないとってれいちゃんは言うけど、しあわせなままこんなにいい作品が書けるんだよ」
P65 ああ疲れが来た、と思う時「ドッ」と言ってみることにしている。ドッ。
P82 肩書や名前がどうなろうと、わたしはいつでもわたしのしたいことをしていい。
P114 「性格悪くならないように、無理しないんだよ」と言われてぐさっときた。ほんとだよな。余裕がないと卑屈になる。
P122 10年間わたしはほとんど同じことを言い続けているということがわかった。
P123 伊勢神宮で月を見た。一生分の親孝行をしたような思いあがった気持ちになるけれど、親孝行は親のためではなくて自分のためにするものであるような気がした。
P136 子どものいる人生とそうでない人生のことを考えて2000字くらい書いて消した。別に見せたい気持ちじゃない。
P146 わたしは生活に過度な負荷が掛かりはじめると、忙しさの中を飛び出すように、スケジュールを無理やり突き破って突拍子もない遠出を試みようと思うところがあるから、おそらくこれは疲れているんだな、と自覚する。からだを守る。けれど、勢いでしかできないこともたくさんある。だから京都に行く。
P147 ゆりちゃんの個展にはどうしてもチューリップを送りたくていつもの花屋へ。
P174 わたしはその気になればいつでも京都へ来ることができる。その事実がお守りのようにきっとなる。
P188 「人生は洗濯の連続…」
P189 「切り替えてがんばるのではなく、がんばっていると切り替わるのではないか」、「おれの大事な日曜をめそめそしないで!」
P215 夫はそんなわたしに「よしよし」と言うテンションで「ごしごし」と言いながら肩や頭をスポンジで拭くような動作をしてふざけてくれて、それを言うなら「よしよし」でしょうが、と笑い返しつつ、しかしごしごし、なのかもしれない、このこびりつく暗い気持ちは。
P246桜ばかりが儚いものに喰えられるのがいつもどことなく悔しい。たしかに桜は一年に一度だけれど、紫陽花だって立葵だって露草だって、わたしたちの世界に咲く花は全部一年に一度なのに、桜ばっかりずるいと思う。
「日記の練習」2025年3月
3月8日 「太陽と月だったら月のほうがさみしそうじゃないですか」「でも、月のほうが退屈しないんじゃない、月にはたまに人が来るし」。
3月20日 わたしはあの歌の「ぽつぽつ雨がふりゃ」という歌詞をサブちゃんがどう聞いても「ほーつほーつ」と言うのが好きで、雨が降るたびに「ほーつ」と思う。

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2026年02月07日

Posted by ブクログ

雨は虹のためではなく紫陽花のために降る。
やることをやっているはずなのにいちばんやるべきことが終わっていないのでなにも終わっていない気持ち。
ありがとうりんちゃん。わたしの舟。
二月はひかりの春であることを知る。
もしかするとわたしはむしろ、もっと自信を持つべきなのかもしれない、と思った。自信を持つために出来る努力はいくつもある。

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2026年02月01日

Posted by ブクログ

日記を書き続けたくて、そのモチベーション維持のために選んだ日記。作家さんはどんな人生を送っているのかを知りたかったけど、わたしたちにとって身近に感じられる、ある意味での〝ひと〟らしさを感じられた。日記帳なんて用意しなくても、X(Twitter)のアカウントを作って誰かに独り言を読んで欲しくなる。日記って、いいなあ。

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2026年01月16日

Posted by ブクログ

くどうれいんさんって、スーパーカーみたいだなと思った。
真っ直ぐ進んでると思ったら突然ブレーキを踏んで急停止したり、かと思えば、また全力で走り出す。
ときどき蛇行運転して、また元の道に戻ってくる。
すごくエネルギーに満ちた人だと思った。
世の中に何かを生み出す人だなとも思った。
だから魅力的なんだ。この素直さと、はじけっぷりと、涙もろさが私は好きだ。

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2026年01月14日

Posted by ブクログ

日記の書き方、教えてもらいました。
決して毎日無理して続ける必要はない。短くたっていいし、長くてもいい。
ただ自分の感じたこと、日記に書きたいと思ったことを書いていくだけ。
日記を書き続けると、これを日記に書こうと思うのは本当だと思う。
私も日記を書いたり辞めたり、一進一退だけど、その書いた日が自分にとって特別な日だったのかもしれないと、読み返していつも感じている。
一気にばっと書いちゃう時もあるけど、(感想も)それはそれで、何もないよりいいじゃないか。

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2026年01月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「わーい」と言うようになってから、わたしは、花を貰えるようになった気がする。「わーい」と言えたほうがいいよ、人生は。
 
クスクス笑えてポカポカな気持ちになって時々落ち込んでちょっぴり泣いた。

気持ちのパレード。そんな読書でした。

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2025年12月24日

Posted by ブクログ

くどうれいんの文章が好き。
けど、仲良くはなれないんだろうなぁ。自分があまりに大阪人っぽい、セカセカした性格だからか、実際に近くにいるともどかしい気持ちになってしまうかもとおもった。それでも読みたくなるから不思議。良いエッセイだ。

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

私自身、10代から日記をつけていますが、大人になりにつれて途切れ途切れになることが多くなり、これでいいのか?と自信をなくしていました。れいんさんの日記を読んで、それも含めて自分なんだと、なんだかほっとしました。日常の忘れてしまいそうなくらい些細なことが愛おしくなる一冊でした。

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

日記を書きたくなる本。人の日記を読むのは面白い。
自分が思うこと、その時思っていてもきっと後には忘れてしまうこと、日記に書いてみたくなった。読み返すときっと面白いんだろうなと思った。
今のところ、全然日記書けてないけど

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2025年11月02日

Posted by ブクログ

歌人、小説家、エッセイストとして活躍している著者の日記。2023.4~2024.3まで1年ぶん。
自分が書く日記は、考えやアイデアを記録するものとなっているのだが、この本を読んで、日常で感じたことを書き留めておくのもよいな、と思った。

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2025年10月12日

Posted by ブクログ

「文学作品」という感じではないけど、人に薦めたい一冊。
好きなフレーズが多すぎた。必死にメモした。
毎日日記を書く私自身が一番共感したのは「日記を書くことが出来る日というのは、一日に起こることが日記に適切なサイズの日だよなあ」この一文。

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2025年10月06日

Posted by ブクログ

わたしの身に起きるすべての事柄は、書くために起きていることじゃない。
書かない私で私のみに起きる全てをしゃぶり尽くしたい。という感覚は私にもあるかもなーと思った
日記書いてないけど

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2025年09月07日

Posted by ブクログ

読みやすく、言葉やオノマトペが秀逸。

日記をつけるということは本当に必要かどうかは別として、何となくエッセイを書いている気分になれる趣味の一つでもあるんだなあ、って思うことができました。

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2025年09月05日

Posted by ブクログ

日記の中にある筆者の感情に胸が締め付けられるぶぶんがあった。漠然とさくらももこのちびまる子ちゃんを見た時みたく、普段見ないようにしている感情を呼び起こされる気がした。でもそう言った感情も含めて日記に表現できるというのは、気持ちを言語化することで、心から手放す事なのかもしれないと思った。心にモヤモヤしたまま、時を過ごすよりも、日記を通じて手放すことの練習をしたいと感じた。

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

いつ読む本のリストに追加したのか分からなければ、著者のことも知らない本だったけど、リストにあったので、読んでみた。
日記を書いてた頃に、タイトルに惹かれたのかな。

著者に対する先入観なしで読んだけど、何かに熱中しているところとか、感情の振れ幅が大きいところとか、自分とは正反対の人で、同じ出来事を経験しても、自分とは全く違う内容の日記になるんだろうな。
日記でこんな考え方をしている人は、実際どんな人なんだろう。

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2026年01月15日

Posted by ブクログ

この本をきっかけに日記を書き始めた。
毎日欠かさずに書くなんてことはできないけど、それで良いんだ!

出来事ではなく、思ったことを自分だけの日記にしたためる。その時々の感情を残しておくのは、思っていた何倍も良い。

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2025年10月10日

Posted by ブクログ

ずっと「日記書きたいなぁでも続かないし…」というモヤモヤを抱えて生きていた私、この作品を読んでガラッと日記への向き合い方が変わったと思います。

くどうさんの日記が1年分載っている贅沢な本。
日記書き始めるきっかけになる。くどうさんのように日記書いてみたいな、書いてみようかなって憧れと行動力を与えてくれる本でした。
この本を読み始めてから、作家さんのエッセイみたいに日記を書くのが楽しくて、本で読んだことがあるだけの普段使わない言葉を使ってみたり、おしゃれな言い回しを使ってみたりして、それが案外楽しい。色んなきっかけをありがとうございました♪

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2025年09月13日

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