つるつるの壺

つるつるの壺

586円 (税込)

2pt

妄想に近いたわごと。言葉になりかける寸前でぐずぐずになってしまう想い。ワードプロセッサーの中でのたうち回る私の思念が現実を浸食する。やめてくれないか。そういうことは。と思ったけれども、それでもほつほつ続けるうち私自身が因果そのものとなり果て…。町田節爆発、クールでキュートなエッセイ。

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つるつるの壺 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年01月04日

    歌うように物語をつづる。芥川賞作家。町田康がつづるエッセイ集です。こういう本よりもビジネス書を読んだほうがすぐに役に立つと思いますがすぐに役立つものはすぐに役立たなくなります。視点を変えたい方はぜひ。

    すでにこのときから『町田節』と呼ばれる独特の文体で語られる筆者のエッセイは笑いのツボからその視...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月24日

    【泣いたり、笑ったり、考えたり】

    名前は知ってるけど、町田康って誰やねん。バンドマン?小説家?検索して顔を見てもピンとこない。ただ、なんとなく手に取った一冊。バンドマンでしかも、パンクで、怠惰な生活を送っていたのに?芥川賞を受賞して、エッセイも小説もヒットして?そんな奇跡ってあるの?と穿って読み始...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年11月11日

    『そしてたぶん自分は、今日も涙で明日も涙。明後日涙で、明明後日うすら笑い。その後のことはようわからん。』

    『拙宅にも猫が二匹いて…、ー 思い切って申し上げると、私としては、これを、匹、と言いたくないのであって、じゃあなんなんだ、と言われても困るのだけれども、うーん。困った。じゃあ、本当の本当の本当...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    巻末の中島らもの解説が、町田康の作品を上手く表現していると思うので抜粋。「何の役にも立たない。意味がない。これはとても重要なことだ。ここに有るのは文体だけであって、それが何のベクトルも持たずに上下左右東西南北と暴れまくる。どこへも辿り着かない。この無意味さが素晴らしい」。う〜む、流石はらもさん、仰る...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    自分のエッセイの好き嫌いの判断基準の一つに文章の勢いがあるのだが、このエッセイはその点では十分に満足のいくものであった。やや落語的であり、随所に散りばめられるユーモアも流れの中でスムーズに現れ、即興要素が強いジャズの演奏のような印象を受けた。
    途中、他の作家の作品の解説を集めた部分があったが、やはり...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    解説を中島らもが書いている、というだけで町田康と中島らもの繋がりを感じて嬉しくなってしまう。長野五輪のことが書いてあったりと、なかなか古い作品だが、新鮮な気持ちで読める随筆。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    帯がいいんですよね。
    「おめぇら生きててつらいだろ?」
    ドキッとくる一言。
    でもこの本読んでる時は、あんまりつらくなくなる。
    町田康のエッセイは不思議な虚脱かんと厭世感に包まれている。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    クールでキュートな町田節が炸裂!日々の事々から文学までを語った傑作エッセー。
    …という帯付きのこの文庫、「日々の事々」の中身には猫もアリ。文学以外にも音楽をも語っておりましてぇ〜音楽音痴の私には大変ありがたいことでございました。ほうほう?にゃるほどぉ?ロックってぇのはぁ〜そういう捉え方なわけね〜パン...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    文庫の帯にヤられました。「おめぇら生きてて辛ぇだろ?」
    ハイ!全く以ってその通り!ごもっともでございまス。
    小粋で清潔なエッセイでございます。あとがきが中島らもっちうのがまた。

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    Posted by ブクログ 2023年03月22日

    感想
    思念の暴走。脳内の電気信号は止まらないが外に出るのは恥ずかしがる。無理矢理紙に落とし込めば。もはや自分の内側にあったものとは違う。

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