国内ミステリー - ダーク作品一覧

  • 燃えた花嫁
    5.0
    絞殺、青酸死、モデルが相次いで殺され、日進化繊が社運を賭(と)した夢の繊維の売れ行きに暗雲がたちこめた。巻き返しを図り、首相令嬢の結婚衣装を提供。しかし、挙式直後ドレスが突如燃えあがり花嫁は無残にも焼死した! ファッション界の醜悪な内幕を背景に、お馴染み、キャサリンと浜口の名コンビが謎に挑戦する!
  • 目撃者を消せ
    2.3
    小さな運送会社を経営している太田信次が殺された。被害者に恨みを持つ数多くの人間の中から、三人の容疑者が浮かびあがった。お金を借りていた同業者の村松。会社を辞めさせられた的場。恋人を太田に奪われた平沢。各々太田を殺す有力な動機があった。犯人を絞り切れないまま、捜査は難行した。その上、犯行当時、螢の光みたいなものを見たという奇妙な目撃者も現われて……。表題作他6編を収録した、オリジナル短編集。
  • 黙秘
    4.0
    釧館ユニバーサルホテルで起きた殺人事件。犯人の女は、自ら「人を刺しました。救急車をお願いします」とフロントに電話をかけてきた。駆けつけたホテルマンは、絶命した男性を発見する。警察に連行された女は、札幌に住む主婦であった。住所・氏名を明かしたのち、黙秘を貫く被疑者は、なにを守ろうとしているのか。彼女を殺人罪で起訴した検事・森島が、真相に迫る。法廷を舞台にした傑作ミステリ。(講談社文庫)
  • モニタールーム
    3.6
    月収100万円という破格の仕事を見つけた徳井。その仕事内容とは、刑務所の地下のモニタールームで、いくつものモニターを見るという簡単なものだという。不審に思いながら、ひとつ目のモニターをのぞき込んだ徳井が見たモノとは、無数の地雷で隔絶された地帯に住む少年少女たちの姿だった! そして別のモニターには、牢獄に入った中年の女性の姿が映し出されており――!? 山田悠介が放つ最高の絶対不可能ゲーム!
  • モノマネ芸人、死体を埋める
    3.6
    モノマネ芸人・マネ下竜司こと関野浩樹は、往年の名投手・竹下竜司のモノマネ一本で生計を立てている。竹下本人に気に入られ、酒のお供をすれば小遣いも貰えて、順風満帆な芸人生活……のはずだった。竹下が人を殺してしまうまでは! 罪がバレたら自分も失業! 窮地に陥った浩樹はスコップを握る。その苦闘ぶりに同情&爆笑&戦慄必至の喜怒哀楽全部入り傑作サスペンス!
  • 杜の都殺人事件
    3.0
    青葉繁る杜の都、仙台。妻と一緒に写っていた謎の男の死に、妻の過去に疑問を持つ夫。父の事故死に不審を抱く美人カメラマン池野真理子。二つの事件が一つに重なった時……トラベルミステリの傑作。
  • モーリスのいた夏
    3.8
    高校二年の夏休み、村尾信乃はアルバイトのため優雅な避暑地を訪れる。そこで美少女・芽理沙に引き合わせられたのは“人くい鬼”なる異様な生き物。生きている人に危害は与えず、大人には見えないというのだが……。そんな中、立て続けに起こる不可思議な事件。“人くい鬼”の仕業ではないと信じる二人は、真犯人を捜して調査を始めた。ひと夏の奇跡を描く、爽やかなミステリー。『人くい鬼モーリス』を改題。

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  • 夜宴~美少女代理探偵の事件簿~
    3.5
    “すでに殺されていた男”が運転し、車ごと道路から空へジャンプした!? 謎の転落事故があった有料道路では、その前日、宮城県警の桐野刑事が夜宴(アケラレ)の舞踏に興じる魔女に遭遇し、直後、大事故に巻き込まれてもいた。伝説の名刑事を父に持つ美少女、根津愛は、現場写真から転落事故の真相はほぼ分かったと言うが……? 連続どんでん返しのラストも圧巻な傑作本格推理!
  • 扼殺のロンド
    値引きあり
    3.7
    女は裂かれた腹から胃腸を抜き取られ、男は生じるはずのない高山病で死んでいた。鍵のかけられた工場内、しかも扉の開かない事故車で見つかった二つの遺体。その後も男女の親族は一人、また一人と「密室」で不可解な死を遂げていく――。読み手を圧倒する謎の連打と、想像を絶するトリックに瞠目必至の長編ミステリー。
  • 夜行列車
    3.0
    1巻550円 (税込)
    「樹齢八百年のきんもくせいを見に行く」という絵葉書を最後にOL中瀬恵子は、消息を絶つ。新宿発の最終夜行列車で旅に出たひとり娘の行方を懸命に追う父親の正治。だが、彼も同じきんもくせいの近くで車に轢かれて亡くなる。正治と夜行列車で隣り合わせた医師の北里は、2つの事件の背後に蠢く男女の存在を突き止めた。だが、その女性までが死体で発見される――。
  • 夜叉沼事件
    4.0
    狩野俊介が通う中学の担任教師・松永麗子が石神探偵事務所を訪れた。兄の死の真相を調べてほしいというのだ。20年前、兄の宏が誘拐され、身代金を用意したものの犯人は現れず、警察への通報を非難する電話を最後に連絡は絶えた。やがて宏の指が発見されるが生活反応はなく、既に死亡していると断定された。一年後、妖怪伝説が伝わる夜叉沼に宏の幽霊が現れ、その場所から白骨死体が出てきたのだ。 シリーズ第3弾!
  • 野獣都市
    4.0
    ボクシングで鍛え引き締まった体、精悍で端正な容貌。有馬靖浩(ありまやすひろ)は、銃の修理や自動車のセールスで生計を立てる大学院生だ。猟友である会社社長・石浜(いしはま)からの依頼が、彼の胸にくすぶっていた野望に火を点(つ)けた。麻薬組織から大量のヘロインを強奪。不正を働く企業家からは大金を掠(かす)め取る。女たちを利用し、死体の山を築きながら、疾走する欲望の終着駅とは?
  • 雇われ探偵
    4.0
    〃俺〃のモットーは「くだらぬモラルよりも、目の前の現ナマと女」。荒っぽい仕事はお手のものだ。相棒は、女にめっぽう強い高木と美貌の秘書・千津子。今日も愛車の改造ルノーを駆(か)り、モーゼルHscをぶっぱなす! 息もつかせぬ展開に、キレの良いセリフ──無頼の私立探偵・津島(つしま)のダーティー・ヒーローぶりが光る連作11編!
  • 吸血鬼と精神分析
    4.0
    パリのアパルトマンでルーマニアからの亡命将校の射殺体が発見された。傍らに残されたDRACという血文字。その後、女性が全身の血を抜かれて殺される猟奇殺人が続き、〈吸血鬼(ヴァンピール)〉事件としてパリ市民を震えあがらせる。矢吹駆は事件の犯人が遺体に動物の徴(シーニュ)を残していることに着目する。ミノタウロス島での凄惨な事件のショックから精神的に不安定な日々を送るナディアは、この連続猟奇事件に巻き込まれていく。脱血と動物の徴(シーニュ)は何を意味するのか? 亡命将校射殺事件と〈吸血鬼(ヴァンピール)〉事件の接点は? 矢吹駆の現象学的推理が暴く驚愕の真相とは。/解説=中村大介
  • 野望の夏
    5.0
    すべては夏のせいだったのだ。その夏、私たちは野望に燃えていた――。26歳の夕香は平凡なOL生活にうんざりしていた。そんな夕香の前に現れたアキは、獣のように美しい男だった。誘惑されるがままに彼の腕に転げ落ち、炎熱の中で荒々しいセックスに溺れる夕香は、もう一人の自分に目覚めてゆく――。すべてを狂わす夏の中で、絶え間ない快楽の波に押し流されて、夕香がたどり着いた場所は……。暴走を続ける男女たちの“狂った夏”を描く異色のミステリーロマン!
  • 山形新幹線「つばさ」殺人事件
    4.0
    山形新幹線「つばさ」で東北ヘ向かった若い女性が次々と蒸発した。囮として、単身「つばさ」に乗り込んだ北条早苗刑事に近づく謎の男・平沼。しかし、平沼は仙山線の踏切で列車と衝突して死亡。運転していた車からは若い女性の右足が見つかった。県警が平沼犯人説に傾くなか、十津川警部は独自の推理を展開する! (講談社文庫)
  • 山田正紀・超絶ミステリコレクション#1 妖鳥
    3.8
    狂っているのは世界か? それとも私か? 患者が不条理な死を迎える夜 黒い翼の死神が舞い降りる 〈幻夢の奇書〉、ついに復刊! きっと、読後あなたは呟く。「狂っているのは世 界か? それとも私か?」と。 明日をもしれない瀕死患者が密室で自殺した── この特異な事件を皮切りに、空を翔ぶ死体、人間発火現象、不可視の部屋…… 黒い妖鳥の伝説を宿す郊外の病院〈聖バード病院〉に次々と不吉な現象が舞い降りる。 謎が嵐のごとく押し寄せる、山田奇想ミステリの極北! 20年ぶりの復刊。 〈トクマの特選!〉第一回配本。 イラスト KENTOO 〈目次〉 誰? 私は誰? 死んだのは誰? 殺したのは誰? 解説 阿津川辰海
  • 闇ツキチルドレン
    3.5
    最強最悪な容疑者――捜査の裏を知り尽くした元エリート警察官僚!! 殺意の矛先は犬や猫、そして人間へ――。小さな地方都市を震撼させる事件の容疑者は、県警本部長も務めた元警察官僚・最上倉太朗! "共感覚"美少女探偵・音宮美夜は妙な出会い方をした高校生・城之内愛澄とともに捜査を開始する。だが最上は「私は音宮くんを殺したい」と宣戦布告! 狙われた探偵は、裏を知り尽くした男を追い詰められるか?
  • 闇に消えた男 フリーライター・新城誠の事件簿
    3.3
    断崖絶壁に建つ武家屋敷から一族が忽然と姿を消した「消失屋敷」の殺人事件で出会ったフリーライターの新城誠と文芸評論社の編集者・中島好美。その二人にまた不可解な人間消失事件が起こった。念入りな取材を重ねることで知られるノンフィクション作家が失踪したと、捜索を依頼してきたのは、その作家の妻だった。新城は聞き取りをさっそく初めていくのだが、失踪直後に作家の実家の放火事件が発生、まじめに見えていた作家の裏の顔が暴かれることに――。富豪だった父の謎の自殺、知らない人物への送金、そして顕れる疑惑の数々。新城は持ち前の推理力を活かし推理を続けた。そして事件は意外な方向へ。巧妙に張り巡らせたミステリの伏線と物語のダイナミズム。本格ミステリの女帝が放つ、驚愕の推理エンタテインメント。
  • 闇の狼
    3.5
    大内空手のニューヨーク道場で相次ぐ指導者の死。すべての死体にストリートファイトの痕跡が残されていた。かつて道場を破門された荒木鉄也は、遺恨ある総帥大内から、ビジネスとして真相解明を依頼され、単身マンハッタンに乗り込んだ!

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  • 闇の貴族
    3.9
    眼球が飛び出し、ペニスを釘で打ちつけられた惨殺死体が見つかった。それは倒産整理会社の経営者・加賀篤が目をつけた破産寸前の企業の社長だった。加賀は自身の部下をはめて犯人を殺させ、数十億の金を手にする……。いつしか巨万の富と権力を手にし、「闇の貴族」と称される加賀。だが、既に崩壊は始まっていた。裏社会を熟知した著者の衝撃作!
  • 闇の検事
    4.0
    戦時下の昭和17年、何者かに恋人を惨殺された久世は、警察による凄惨な取調べの果て、無実の罪で無期懲役に服せられた。そして20年3月、東京大空襲の混乱に紛れて脱獄した久世は、冤罪を晴らすべく、新たな人生を歩み始めた…。一人の男の数奇な半生を、重厚かつ劇的に描く迫真のミステリー。

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  • 闇の底
    3.6
    子どもへの性犯罪が起きるたびに、かつて同様の罪を犯した前歴者が殺される。卑劣な犯行を、殺人で抑止しようとする処刑人・サンソン。犯人を追う埼玉県警の刑事・長瀬。そして、過去のある事件が2人を結びつけ、前代未聞の劇場型犯罪は新たなる局面を迎える。『天使のナイフ』著者が描く、欲望の闇の果て。 (講談社文庫)
  • 誘拐者
    3.6
    叙述トリックの金字塔、「――者」シリーズ。「私の赤ちゃんを返して!」誘拐された子供を追い、妻は出奔した。やがて子供は戻ってきたが、妻は行方をくらましたまま……。その20年後、写真週刊誌に載った1枚の写真がきっかけで、怨念と狂気に染まった女と男たちが、ある一点をめざして急激に動きだす。追跡、また追跡、逆転、また逆転。そして、その末に待ち受けるまさかの結末が貴方の脳髄を痺れさせる!
  • 誘拐児
    3.6
    終戦翌年の夏、5歳の男の子が誘拐された。≪使い古しの新圓(しんえん)で百萬圓を用意しろ。場所は有楽町カストリ横丁≫という脅迫状に従い、屈強な刑事たちが張り込むなか、誘拐犯は子どもを連れて逃げてしまう。そして15年後、とある殺人事件をきっかけに、再びこの誘拐事件が動き出す。第54回江戸川乱歩賞受賞作。(講談社文庫)
  • 遊廓島心中譚
    3.6
    1巻1,881円 (税込)
    幕末日本。幼いころから綺麗な石にしか興味のない町娘・伊佐のもとへ、父・繁蔵の訃報が伝えられた。さらに真面目一筋だった木挽き職人の父の遺骸には、横浜・港崎遊廓(通称:遊廓島)の遊女屋・岩亀楼と、そこの遊女と思しき「潮騒」という名の書かれた鑑札が添えられ、挙げ句、父には攘夷派の強盗に与した上に町娘を殺した容疑がかけられていた。伊佐は父の無実と死の真相を確かめるべく、かつての父の弟子・幸正の斡旋で、外国人の妾となって遊廓島に乗り込む。そこで出会ったのは、「遊女殺し」の異名を持つ英国海軍の将校・メイソン。初めはメイソンを恐れていた伊佐だったが、彼の宝石のように美しい目と実直な人柄に惹かれていく。伊佐はメイソンの力を借りながら、次第に事件の真相に近づいていくが・・・・・・。
  • 幽鬼犬
    4.0
    警視庁の敏腕刑事・徳田左近は定年間際に警察庁に引き抜かれ、都道府県警すべてに亘る未解決事件の再捜査を担当している。彼の身辺で不気味な動物虐待事件が続いた。庭で餌づけしていた鳩が両足を切断された数日後、榧ノ木山への登山道で、木の幹に鎖で繋がれ放置されたアイリッシュ・セッターの餓死死体を発見した。異常者の愉快犯……血統書を手掛かりに徳田は執拗に犯人に迫る(表題作)。ハードロマン集。
  • 夕暮れ密室
    3.7
    斬新なトリックで選考委員のミステリ心を奮い立たせた、本格青春推理小説が、ついに文庫化! 〈単行本刊行時帯コメントより〉 かつて、あの北村薫さんと、この綾辻がともにエールを送った問題作――『夕暮れ密室』。それがこのたび、全面的な改稿を経て、折り目正しい学園本格ミステリとして完成した。まことに“嬉しい”事件である。――綾辻行人 「密室テーマの夕暮れの時代」に、敢然と白昼の光を取り戻そうとしている。その心意気がよい。至難ともいうべき「密室」の扱いに成功。それは、上品な手品師の指使いを見るようで、まことに美しい。――北村薫 ※本作は、2015年2月に小社より刊行した単行本を文庫化したものです。
  • 友罪
    4.4
    あなたは“その過去”を知っても友達でいられますか? 埼玉の小さな町工場に就職した益田は、同日に入社した鈴木と出会う。無口で陰のある鈴木だったが、同い年の二人は次第に打ち解けてゆく。しかし、あるとき益田は、鈴木が十四年前、連続児童殺傷で日本中を震え上がらせた「黒蛇神事件」の犯人ではないかと疑惑を抱くようになり――。少年犯罪のその後を描いた、著者渾身の長編小説。
  • 夕萩心中
    3.9
    時は明治末期、政府重鎮の妻・但馬夕とその家の書生・御萩慎之介との情死事件は起きた。現世では成就できない愛を来世に託した二人の行為を、世人は「夕萩心中」ともて囃したが、その裏には驚くべき真実が隠されていた……。日本ミステリ史を美しく彩る〈花葬〉シリーズ3作品に、ユーモア・ミステリの傑作連作「陽だまり課事件簿」を併録。流麗なる連城“世界”に酔う!

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  • 幽霊教会
    3.0
    奇跡の少女・亜里沙を教祖とする新興宗教団体内で殺人事件発生。宇野警部と女子大生夕子の推理が冴える、ライト・ミステリー四篇
  • 幽霊認証局
    4.0
    不穏な空気に覆われる町で新たな悲劇が―― 大好評〈幽霊〉シリーズ第29弾! 宇野警部と永井夕子が訪れた静かな温泉町では、 いたるところに監視カメラが設置されていた。 かつて娘を誘拐された町長が、町民の安全を守るために始めたのだが、 町全体が不穏な空気に覆われるなか、 設置したはずのカメラが、新たな悲劇を生んでしまう――。 表題作のほか、「隣の芝生が枯れたとき」「失われたハネムーン」「死を運ぶサンタクロース」「他人の空似の顔と顔」「女ともだち」「タダより怖いものはない」の計七篇を収録。 単行本 2022年6月 文藝春秋刊 文庫版 2025年2月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 幽霊たち
    2.8
    見えない復讐と、さらなる復讐。 しなくていい殺人の果てしない果て。 40年前、資産家・岩楯一族を崩壊した秘密と嘘と誤解が、 今、再び血の惨劇を引き起こす! 西澤保彦、超絶のミステリ。 アルコールの過剰摂取で入院中の作家・横江のもとを刑事が訪ねてきて「加形野歩佳【ルビ:かなたのぶよし】(33)を知っているか?」と訊く。加形野歩佳は多治見康祐【ルビ:たじみこうすけ】(57)を殺害し、早々に自首したという。殺された多治見は横江の元同級生で、加形は横江の親戚の息子だった。加形は、自首はしたが動機を語らず、ただ「理由を知りたければ横江継実に聞いてくれる」と語っているという。横江は加形のことは面識も存在も知らなかったが、加形の父や多治見と過ごした40年前、幾つもの血族の婚姻関係が重層する岩楯一族と暮らした子ども時代を思い出すと、幽霊のように記憶の残影が立ち現れるのだった。それらは往時には気づかなった、惨劇の印がいたるところに残されていた……。
  • 幽霊散歩道(プロムナード)
    5.0
    女子大生の恋人・永井夕子に強引に誘われて、テレビドラマのエキストラに出演することになったオニ警部・宇野喬一。ところが撮影中のスタジオ内で主演女優が殺された。更に女優と噂のあったタレントの首吊り死体が! これは無理心中か、それとも殺人事件なのか?(表題作)そのほか、営業中のデパート、保育参観日の幼稚園、そして雨宿りさせてもらった豪邸で…事件はいつでも待ったなし。名コンビの推理が冴えわたる、“幽霊シリーズ”好評の第8弾。
  • 雪の別離
    3.5
    平和で安定した結婚生活を営む人妻、雅子は、ふとしたことで出会った若き陶芸家、秋山と深く愛しあうようになった。不倫な関係がつづき、彼女の思いは激しくつのっていった。だが、ある日、まいこんだ一通の手紙から、雅子の心に黒い疑惑が広がっていった。手紙には「秋山と付き合うのはやめろ。……恐ろしい不幸が起きるぞ」と書かれていた。そして、いまにも雪の降り出しそうな寒い冬の日に、雅子はある決意を抱いて家を出た……。揺れ動く人妻の心理を描いた表題作を含め全8編を収録した、傑作ミステリー集。
  • 雪の蛍
    5.0
    雪蛍の生態から、夫の愛人の居場所をつきとめ殺害し、完全犯罪を果たした妻。しかし雪蛍の二重生活の裏の意味から破綻してく表題作をはじめ、小さな虫の食物連鎖が犯行のありかを示す、奇妙なホラー物語「連鎖寄生眷属」など、異色の推理七編!
  • 雪割草
    4.0
    出生の秘密のせいで嫁ぐ日の直前に破談になった有爲子は、長野県諏訪から単身上京する。戦時下に探偵小説を書くことを禁じられた横溝正史が新聞連載を続けた作品がよみがえる。著者唯一の大河家族小説!
  • 行方不明者
    3.3
    一家惨殺事件、通り魔殺人、身元不明死体……憎悪の連鎖を止めるのは誰か!? 折原マジックが冴える、大人気「――者」シリーズ! 埼玉県蓮田(はすだ)市、黒沼の畔(ほとり)に建つ2つの名家で起きた一家惨殺事件と失踪事件。ライターの五十嵐みどりは取材を通じて4人家族の闇を浮き彫りにしていく。一方、戸田市では謎の連続通り魔事件が発生。売れない推理作家の「僕」は、小説の取材にと容疑者の尾行を開始する。2つの事件が交錯する驚愕のサスペンス。
  • 妖女狩り
    3.0
    史上空前の天才タレント・蘭麻みほ。わずか2年で芸能界の女王として君臨し、政財界の大物たちを次々と妖魔の性戯で虜にしていく。その正体は、闇の世界より派遣された妖女。首を千切られても死なない不死身の魔女だった! 謎につつまれたみほの真の狙いは何か? そして彼女に立ち向かう〃闇の監察官・狩谷四人〃とは? エロスとグロテスクの絨毯爆撃!
  • 妖精島の殺人(上)
    3.6
    富豪が所有する東北の孤島「竹原島」。片思いの美女を追って、島へ上陸した派遣社員・柳沢は街の消失と妖精界出現を目撃――空前絶後の体験談に警察は妄想だと断定するが、学生探偵・真野原は真実だと推理。真相を探るべく、真野原は富豪が経営する会社に赴き、その友人・森崎は島へと潜入。だが森崎を待ち受けていたのは異様な街と、さらなる消失、そして惨劇だった!!
  • 妖虫
    3.9
    探偵好きの大学生、相川守が妹の珠子とその家庭教師殿村京子と連れだってレストランで食事をしていたところ、緊張した面持ちで一点を見つめていた殿村夫人が硬直してしまう。ようやく緊張を解いた夫人に訊ねると、彼女は得意の読唇術を操って隅にいた二人の会話を盗み見ていたのだが、明日の晩、谷中の空家の中で、何者かを短刀で一寸だめし五分だめしにする、という世にも恐ろしい相談をしていた、というのだ。日頃の探偵好きが頭をもたげた相川青年は、とんでもない怪事件に巻き込まれることになった。次々と美女を狙う「赤いサソリ」の狙いは何か? 戦慄すべき乱歩の長編推理!

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  • 妖盗S79号
    3.4
    奇想天外な手口で華麗にお宝を盗む、神出鬼没の怪盗S79号。その正体、そして真の目的とは!?ユーモラスすぎる見事なトリックが光る傑作ミステリ、ようやく復刊!北村薫氏、法月綸太郎氏推薦! 解説=法月綸太郎
  • 欲

    3.0
    介護士の彩はある日、余命三ヶ月の末期がんに冒された資産家老人・雄吉の介護に訪れる。雄吉に見初められた彩は、高級マンションの譲渡を条件に男女の関係を結び、残された日々に心身を捧げる。しかし奇跡的に雄吉のがんが消えたことを知った彩は、バッグの中からある物を取り出し――。心の奥に潜む“欲”が交錯する傑作サスペンス。
  • 予告探偵 西郷家の謎
    3.3
    それは大戦の傷跡がまだ深く残る一九五〇年十二月、三百年以上続く由緒ある旧家、西郷家に届いた一通の手紙から始まった。便せんに書かれた“すべての事件の謎は我が解く”の一文。それが意味する「謎」とは――。本格推理の名手が“難攻不落のトリック”をひっさげて読者に挑む、新しいエンターテインメント意欲作!
  • 横浜1963<文庫版>
    4.0
    横浜生まれ、横浜育ちの著者初の社会派ミステリー。 東京オリンピックの開催を翌年に控え、活気に満ちていた横浜。そんな時、横浜港で若い女性の死体が発見される。死体にはネイビーナイフの刺し傷、爪の間には金髪が残っていた。立ちはだかる米軍の壁に事件は暗礁に乗り上げたが、神奈川県警外事課の若い警察官・ソニー沢田は単身、米海軍捜査局に乗り込んだ。日系三世の米軍SP・ショーン阪口は、ソニーの熱意に応え捜査協力を決意する。事件の真相に迫ろうともがく二人の前に、戦争の大きな負の遺産が立ちはだかる。 解説 誉田龍一 カバー写真 三浦憲治 〈著者からのメッセージ〉 私は1960年に横浜で生まれました。実は現在も同じ場所に住んでいます。生まれ故郷が好きかと問われれば、何とも答えようがないのですが、とくに引っ越しの必要性もなかったので、流れに任せて住んでいる感じです。ところが55歳という年齢になり(注釈 : 2019年現在は59歳)、さすがに昔の横浜が懐かしくなってきました。平成に入ってからの横浜は大きな変貌を遂げ、昔の風景が、どんどんなくなってきたこともあります。数年前、いつか当時の横浜を舞台にした小説を書いてみたいと思い始めました。1960年代前半の雑然とした横浜の空気を再現したかったのです。それだけ、当時の横浜は不思議な魅力に満ちていました。 その提案を受け入れてくれた版元により、このほど初のミステリーとして本作を上梓することができました。これまで歴史小説しか書いてこなかった私としては、新たな挑戦になりましたが、書き始めてみるとスムースに筆が走ったのには驚きました。やはり、よくも悪くも横浜への思いがたまっていたのでしょうね。とくに今回は、視覚、聴覚、嗅覚、感覚に関する表現を駆使して、1963年の横浜を再現することに力を入れました。「文字の力はバーチャル・リアリティに勝る」ということを唱えてきた私としては、読者に1963年の横浜に行ってもらうことを心掛けました。それゆえ行間には、当時の雰囲気が息づいているはずです。過去の横浜を知っている読者も、知らない読者も、それぞれの横浜を脳内に再現できると思います。また私は、この作品の中に多くのメッセージを込めました。現在、世界は中国やロシアといった覇権主義国家の台頭によって混迷を深め、これまで以上に日本は、同じ民主主義を国是とする米国と密接な関係を保っていかねばならない時代になりました。だが戦後、日米はどのような関係にあったのか、詳しく知る人がどれだけいるのでしょう。とくに駐留軍と共存してきた日本の庶民が、彼らに対して、どのような感情を抱いていたかについて書かれたものは極めてまれです。そうした巷間に生きた人々の息遣いを再現し、そこから、これからの日米関係はどうあるべきかを、読者個々に考えてもらいたいというのも、本書を書く動機になりました。時代は移り変わっていきます。それだけは止めようがありません。ただ過去を知る者が、少しでもその痕跡を残そうと努力することで、当時の人々も現在を生きるわれわれと変わらず、懸命に生きていたことを伝えられるのではないでしょうか。伊東潤初のミステリー『横浜1963』を読み、一人でも多くの読者に「当時の横浜に行ってみたい」と思っていただければ、作者としてはこの上ない喜びです。
  • 横浜外人墓地殺人事件
    3.0
    横浜外人墓地で、白昼、銀座のクラブ『久利』のママが殺された。どうやら彼女は、大がかりな贈収賄事件に関わっていたらしい。元警視で、今は気ままなルポライターの雨宮退介が、調査を開始した。とたんに、秘密を握る証人が消されてしまう。野心と欲望がもつれあう中で、退介は殺し屋たちの襲撃にも怯まず、事件の謎に迫る。
  • 夜ごとの闇の奥底で
    3.9
    誤って恋人の脚本家を射殺してしまった妹をかばうため、凶器の拳銃を捨てようと山梨方面に車を走らせていたフリーライター、世良祐介。ところが車を木にぶつけ立ち往生してしまった。偶然通りかかった亜美という若い女に助けられ、彼女のペンションに連れて行かれる……雪の降りしきる山奥のペンション、蠱惑的な女、サイコパセティックなその父親。やがて狂気が全てを……。
  • 偶像崇拝殺人事件
    値引きあり
    4.0
    警視庁きっての"怪物"大貫警部。何があろうと自分のやりたいことを、やりたいようにやる。人気絶頂アイドルグループのコンサート会場で、女子高生が刺殺された。被害者の手にはメンバーの携帯番号が。事件を担当することになった大貫警部だが……?空気を読まず直感で捜査。無理を通せば道理が引っ込む!?破天荒すぎる大貫が周囲を翻弄する、ユーモア・ミステリーシリーズの最新刊が登場。
  • 夜廻
    4.2
    夜が、私達を見つめてくる――「電撃PDアワード2015」インディゲーム部門第1位! 日本一ソフトウェアが贈る、夜道探索アクションゲーム『夜廻』待望の公式ノベライズ。【あらすじ】真夜中の世界には、ときどき妙なものがいる。静かな通学路、仄暗い電柱の陰、シャッターが閉まった商店街、月明かりだけが頼りの畦道、鬱蒼とした森の中に佇む神社、山道の先にあるトンネル。彷徨うもの、恐ろしいもの――そして、――が現れる不気味な夜の町で「大切なもの」を探し求め続ける二人の姉妹は、再び朝を迎えることができるのか?

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  • 蘇った刑事 デッドマンズ・サイド
    3.0
    頭を撃たれながら奇跡的に蘇った刑事の入尾は、しかし、以前の入尾ではなくなっていた。頭に“女王”が棲みついたのだ。女王とは一体? 自分はなぜ撃たれた? 現実に起こりうる!? 型破りの警察小説!
  • 夜にその名を呼べば
    4.0
    一九八六年十月、ベルリン。親会社の共産圏への不正輸出事件に巻き込まれ、殺人の濡れ衣まで着せられた欧亜交易の神崎は東側へと亡命、消息を絶った。五年後、関係者に謎の手紙が届けられ、全員が雨の小樽へと招き寄せられた……。凄絶な復讐劇が最終章に向けて加速する、迫真のサスペンス!
  • よるねこ
    3.3
    深夜の寄宿舎を徘徊し、出会った者の魂を奪うという巨大な青い猫の噂。どこにでもある「学校の怪談」のはずだったが、母は女学生時代にその猫を見たことがあるのだという…。平穏な日常に潜み、ふいにその姿をのぞかせる恐怖。その本質を描く、著者初のホラー短編集。一度読んだら一生夢に出てくる、そんな物語が詰まっています。本当の怖さを知りたい人だけ、読んでください。
  • 夜のアポロン
    4.1
    ――八時三〇分。俺の炎でお前を焼き尽くす時刻だ……サーカス団の少年は恋人の胸に電極を繋いだ。高慢な太陽神に喩えられた美少年に何が起きたのか。青春の残酷なまでの輝きを映した表題作他、書籍未収録のミステリ中短篇全16篇をセレクトした傑作短篇集。
  • 夜のかくれんぼ
    3.8
    宇宙からきた意味ありげな電波、壁からはえた人間の手、神からテレポートの能力をさずけられた男etc。信じられないほど、異常な出来事が、次から次へと起るこの世の中。科学もふきとび、理屈も引っこむ摩訶不思議な世界に、あなたもまきこまれるかもしれません。ひと足さきに、活字の世界で奇妙な体験をしてみませんか。ミステリアスな世界にあなたを誘うショートショート28編。
  • 夜の淵をひと廻り
    3.8
    国内ミステリー1位作品!(bookaholic認定2016年度) 異色のコミュニティ・ヒーロー「シド巡査」誕生! 「警察官だって怖いものは怖いんだよクソったれ」 すべてはみずから体験した記録だ。“シド巡査の事件簿”と銘打ってもらってもかまわない。 これはある交番警官の偽らざる所感記録である。だがそれだけじゃなく……。  世界が逆転する麻薬的な味わいのサイコ・サスペンス・ミステリ。 「この世界が住みやすくなるように戦う人たちのことを“ヒーロー”と呼ぶんです」 職務質問と巡回連絡が三度の飯より大好きで、管轄内で知らないことがあるのが許せない、良く言えば「街の生き字引」、率直に言えば「全住民へのストーカー」。 西東京のいくつかの主要都市に挟まれたエアポケットのような地「山王子」のある交番で住民を見守るシド巡査のもとには、奇妙な事件が呼び寄せられる。 魔のバトンが渡されたかのように連鎖する通り魔事件、過剰すぎる世帯数が入居したロッジ、十数年にわたって未解決のご当地シリアルキラー。 普通の人々が暮らすこの街の片隅には、怪物の巣食う奈落がひそかに口を開けている。   長年にわたる報復の連鎖、悪意のスパイラルを追い続けた果てに、シド巡査がたどりつくのは――。
  • 夜よりほかに聴くものもなし〈サスペンス篇〉
    4.3
    「それでも……おれは手錠をかけねばならん」──ベテラン刑事の八坂は、犯罪者のやりきれない事情に理解を示しながらも、犯人に手錠をかける。人間の裏表、抵抗と復讐、犯罪者の心理を描く10話(表題作)。千変万化する話の手練手管は、技巧が技巧で終わらぬ厚みがあり、読者を虜にする。まさに風太郎ミステリーの真骨頂! 10話からなる表題作を含め、全13篇収録。
  • 弱気の蟲~松本清張プレミアム・ミステリー~
    4.0
    1巻880円 (税込)
    20年近く地道にある省の役人を勤めてきた川島留吉は、ふとしたきっかけで役人仲間と麻雀を始める。麻雀が弱い川島は負けが込み続けるが、ある日、川島の官庁に出入りの外郭団体の職員から自宅での麻雀に誘われる。そこから川島の地獄の日々が始まった――。(表題作) 俳句仲間と野鳥の声を録音しに行った軽井沢での殺人事件を扱った「二つの声」も収録。
  • ライオン・ブルー
    3.8
    関西某県の田舎町、獅子追町の交番に勤務する制服警官・長原が拳銃を持ったまま姿を消した。県警本部が捜査に乗り出すも、長原の行方は見つからない。同期の耀司は獅子追への異動を志願、真相を探ろうとする。やがて町のゴミ屋敷から出火し、家主の毛利が遺体で見つかった。事件性なしとされるが、数週間後、警ら中に発砲音を耳にした耀司はヤクザの金居の銃殺死体を目にする。さらに現場に落ちていた凶器が、長原の持ち去った拳銃だと判明し――。 怒濤の展開が待ち受ける、乱歩賞作家渾身の警察ミステリ。スピンオフ短編「蛇の作法」を特別収録。 ――第31回山本周五郎賞最終候補作
  • ライト・グッドバイ
    3.6
    「殺人容疑者と親友になれ」退職した古馴染みの元刑事種谷が、〈俺〉のところに厄介な依頼を持ち込んできた。未解決の女子高生行方不明事件の証拠となるべき死体を見つけるためだというのだ。〈俺〉はバーで偶然を装って男に近づき、気の合うふりをして付き合いを深めてゆく。だがそいつは、一緒に酒を飲むのはまっぴら御免という、〈俺〉が最も嫌いなタイプの男だった……生涯最低の苦い冬を描くススキノ・ハードボイルド。

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  • 雷龍楼の殺人
    3.6
    下校中何者かに拉致された中学生の外狩霞。誘拐犯は霞に、いとこの穂継が外狩家の屋敷・雷龍楼で殺人事件に巻き込まれたと告げる。最愛のいとこを救うため、監禁状態の霞は遠く離れた孤島の密室殺人の推理を始める。
  • 烙印
    値引きあり
    3.4
    東京の公園で男が絞殺された。身元を調べるうちに、被害者の地元・兵庫県養父市でも数日前に白骨体が発掘されていたことがわかる。発見場所も殺害時期も異なる二つの遺体――。だが、警視庁捜査一課の戸田刑事は、事件の関連性を疑い始める。そして捜査を進めるうちに、ひとりの新進気鋭のカメラマン鈴木太郎に辿り着く。執念の刑事・戸田と、己の宿命に抗おうとする男の壮絶な闘いが幕を開ける。
  • 楽園の眠り
    3.3
    おさな子の柔らかい肌。いたぶるのは麹町署生活安全課の刑事・友定伸。息子の雄介への暴力を止められない。ある夜、雄介が行方不明になった。託児所から抜け出した雄介を保護したのは女子高生の大原妙子。実父から性的虐待を受けていた妙子は雄介を紫音と名づけて、新たな生活を夢見る。夜の闇の中、焦燥と絶望が疾走する。馳ノワールが深化した!

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  • ラグナロク洞 《あかずの扉》研究会影郎沼へ
    3.6
    嵐による土砂崩れで奇怪な洞窟に閉じ込められた≪あかずの扉≫研究会のメンバーを襲う連続殺人。作中で示される≪ダイイング・メッセージ講義≫に倣うかのように、不可解な文字と言葉が連発される。死者たちを結ぶ≪神々の黄昏(ラグナロク)≫神話の根源を読み解け! 本格推理の王道をいく、堂々の超技巧派ミステリー! (講談社文庫)
  • ラストナイト
    4.0
    1巻1,485円 (税込)
    彼が犯した最後の「罪」とは? 顔には刺青、左手は義手。菊池正弘が営む居酒屋「菊屋」に、古い友人で刑務所を出所したばかりの片桐達夫が現れた。かつてこの店で傷害事件を起こしてから、自身の妻とも離婚し、32年もの間に何度も犯罪に手を染めてきた男だ。獣のような雰囲気は人を怯えさせ、刺青に隠された表情からは本心が全くつかめない――。何故、彼は罪を重ねるのか? 吉川英治文学新人賞受賞後第一作! 著者新境地、魂を震わせる衝撃のミステリー。
  • 螺旋の手術室(新潮文庫)
    4.0
    純正会医科大学附属病院の教授選の候補だった冴木真也准教授が、手術中に不可解な死を遂げた。彼と教授の座を争っていた医師もまた、暴漢に襲われ殺害される。二つの死の繋がりとは。大学を探っていた探偵が遺した謎の言葉の意味は。父・真也の死に疑問を感じた裕也は、同じ医師として調査を始めるが……。「完全犯罪」に潜む医師の苦悩を描く、慟哭の医療ミステリー。『ブラッドライン』改題。
  • ラバー・ソウル
    4.0
    洋楽専門誌にビートルズの評論を書くことだけが、社会との繋がりだった鈴木誠。女性など無縁だった男が、美しいモデルに心を奪われた。偶然の積み重なりは、鈴木の車の助手席に、美縞絵里(みしまえり)を座らせる。大胆不敵、超細密。ビートルズの名曲とともに紡がれる、切なく衝撃の物語。空前の純愛小説が、幕を開ける――。高頭佐和子氏の解説も収録。
  • ラビットボールの切断 平成ストライク(分冊版)
    3.4
    1巻220円 (税込)
    『平成ストライク』の分冊版になります。(平成30年史は含まれません) 白井智之「ラビットボールの切断」のみの商品です。

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  • ラベンダー殺人事件
    3.7
    「大文字」で賑わう京の夜、鴨川東岸で石田千草が毒殺された。――千草は、夫和也の不倫の相手? 疑惑をいだく池上夕子は、親友の麻衣子、アリサとともに浮気調査のため京都を訪れた。ところがその夕子も毒死! 和也の不審な行動……ラベンダーの花言葉は「疑惑」そのままに、事件は謎を深めていく(表題作)。紅梅、秋海棠、百合、バラ。花が鍵を握る華麗な推理小説。
  • λに歯がない λ HAS NO TEETH
    3.7
    身元不明の被害者たちはすべての歯を抜かれていた。冴えわたるGシリーズ第5作。完全に施錠されていたT研究所で、4人の銃殺死体が発見された。いずれも近距離から撃たれており、全員のポケットに「λ(ラムダ)に歯がない」と書かれたカードが入っていた。また4人とも、死後、強制的に歯を抜かれていた。謎だらけの事件に迫る過程で、西之園萌絵は欠け落ちていた過去の大切な記憶を取り戻す。
  • 蘭菊の狐
    3.0
    代々狐つきの家とみなされ、村八分にされていた出雲家の孤児・阿紫。母は町長の命令によって、町民に凌辱され狂死、父は憤死……。そして、秘密をつかんだ兄も殺された。怒りと復讐に燃え、独り敢然と闘いを挑む阿紫の前に、奇妙な三人の中年男が……。古来より伝わる〈狐つき〉を題材にした長編復讐小説(ハード・バイオレンス)の白眉!
  • ランプの秘湯殺人事件
    3.0
    殺人の真相は、このランプに隠されている……、志垣警部はそう確信した。宮城県の山中にある湯ノ倉温泉は、電気のこない一軒宿の秘湯。唯一の照明器具は、ランプ。その温泉宿へ写真集の撮影にやってきた一行を、悲劇が待ち構えていた。露天風呂で男が殺されたのだ。執念の減量に成功し、復活の野望を抱く女性タレントは、はたして惨劇の真犯人なのか? ランプだけが犯人を見ていた!
  • 乱歩城~人間椅子の国~
    3.0
    1巻660円 (税込)
    裕福な親元を飛び出し、貸し間住宅・椋鹿館で気儘な一人暮らしを始めた少年コバヤシ。この世のすべてに退屈していた彼は、屋根裏から隣人の生活を覗き見ることに、新鮮な歓びを見出していた。そんなある日、館の住人4人が惨殺されているのを発見する!(「屋根裏にも散歩者」) 江戸川乱歩の世界を大胆不適にアレンジ。謎と狂気に満ちた物語の数々が幕を開ける!
  • リアルフェイス
    3.8
    (『改貌屋 天才美容外科医 柊貴之の事件カルテ』を改題・改稿)顔を変えるのは罪ですか? 渾身の医療サスペンス最新版! 美を創り出す芸術家のように、依頼者の顔を変える天才美容外科医・柊貴之。金さえ積めばどんな要望にも応える彼のもとに、奇妙な依頼が舞い込む。いまの妻の顔を前妻の顔に変えろ、ある男を別人にしてほしいなど。さらに、整形美女連続殺人事件の謎が……。予測不能の一気読み医療サスペンス×ミステリー!『崩れる脳を抱きしめて』で本屋大賞ノミネート!! 今いちばん勢いに乗るミステリー作家が贈る自信作。あなたも顔を変えますか?(『改貌屋 天才美容外科医 柊貴之の事件カルテ』を改題・改稿)
  • 六道ヶ辻 死者たちの謝肉祭
    3.5
    終戦直後の東京・ドヤ街。誰もが今日を必死に生きていた時代。復員兵の西郷は、ふとしたことから孤児の未知夫とバーの踊り子・朱里と疑似家族のように暮らしはじめた。貧しい中で、ささやかな幸せをかみしめる3人。その頃、街では人食い鬼の仕業と噂される猟奇的な連続殺人事件が起こっており、犯人として西郷が疑われてしまう。そんな彼を助けたのはダイドウジを名乗る人物だった――。大道寺と大導寺。死者たちの宴に彩られ、彼ら一族の忌まわしき過去が紐解かれていく。シリーズ第5弾!
  • RIKO ─女神の永遠─
    3.6
    男性優位主義が色濃く残る巨大な警察組織。その中で放埒に、そしてひたむきに生きる女性刑事・村上緑子。彼女のチームは新宿のビデオ店から1本の裏ビデオを押収した。そこに映されていたのは男が男を犯すという残虐な輪姦シーン。やがてビデオの被害者が殺されていく。驚愕の真相に迫る緑子に突きつけられた悲劇とは? 性愛小説や恋愛小説としても絶賛を浴びた衝撃の新警察小説。《第15回横溝正史賞受賞作》
  • リストランテ・ヴァンピーリ
    3.8
    1巻1,870円 (税込)
    食材として冷凍されていた男が生き返り、おれは咬まれ、殺されかけたわけだけど、冷静に考えるに最初から仕組まれていたんだ――。銀翼戦争後の北の街を、解体師のオズヴァルドと美少年ルカ、白髪の殺し屋エヴェリスたちが駆ける! 驚異の筆力と世界観で、選考会をぶっちぎりで勝ち上がった圧倒的ヴァンパイアミステリー。
  • リバース
    4.3
    プロをめざしているバンドマン・柏原省吾はある日、恋人の上野美月から別れ話を切り出された。省吾の幼馴染である桂木妙子の交際相手のエリート医師・篠塚と付き合うというのだ。その直後、省吾は不思議な能力があるといわれている少女・野原すみれとともに、篠塚が美月を殺しかけている光景を幻視する。嫉妬ゆえの妄想か、それとも……。 省吾は美月を守り、彼女との幸せを取り戻せそうとするのだが――読後感さわやかな、二転三転の長篇ミステリ。「2010本格ミステリ・ベスト10」ランクイン作品!

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  • リミット
    3.9
    連続幼児誘拐事件の闇に潜む邪悪な魔性。連続幼児誘拐事件の謎を追う警視庁捜査一課・特殊犯捜査係勤務の有働公子。婦人警官でなく、一人の母親として事件の当事者となってしまった彼女は、わが子を取り戻すため、犯人のみならず警視庁4万人を敵にまわすことに……。驚愕の展開、そして誰も予想だにしなかった戦慄の結末。ミステリーの到達点!
  • 龍臥亭事件(上)
    3.9
    1~2巻770円 (税込)
    御手洗潔が日本を去って一年半。彼の友人で推理作家の石岡は、突然訪ねてきた二宮という女性の頼みで、岡山県まで悪霊祓いに出かけた。二人は霊の導くままに、寂しい駅に降り立ち、山中に分け入り、龍臥亭という奇怪な旅館に辿り着く。そこで石岡は、世にもおぞましい、大量連続殺人事件に遭遇した。推理界の奇才が、渾身の筆致で描く本格ミステリー超大作!
  • 龍神の雨
    3.9
    添木田蓮と楓は事故で母を失い、継父と三人で暮らしている。溝田辰也と圭介の兄弟は、母に続いて父を亡くし、継母とささやかな生活を送る。蓮は継父の殺害計画を立てた。あの男は、妹を酷い目に遭わせたから。――そして、死は訪れた。降り続く雨が、四人の運命を浸してゆく。彼らのもとに暖かな光が射す日は到来するのか? あなたの胸に永劫に刻まれるミステリ。大藪春彦賞受賞作。
  • 龍探 特命探偵事務所ドラゴン・リサーチ
    4.0
    元敏腕刑事の遊佐龍太が営む探偵事務所「ドラゴン・リサーチ」。そこは、遊佐の腕を頼って警察の手に余るような厄介な依頼が持ち込まれる、特殊な探偵事務所だった。ヤクザからの美女AV監督の護衛、かつての極左過激派の”女神”を狙うストーカーの正体の調査……奇妙な依頼の背後に見え隠れする事件の影を追って、今日も遊佐は、依頼者兼相棒の少女たちや3人の元妻らと奔走する!
  • 竜と流木
    3.9
    人間は、自然を管理できているはずだった――。 細菌を媒介する黒い悪魔の暴走 複層的な問いを投げかけるバイオミステリー 水の守り神とも称される愛くるしい両生類ウアブに魅せられ、太平洋の小島ミクロ・タタに通う若き研究者ジョージ。だが、インフラ開発で高級リゾートの人工池に棲息の場を移されたウアブに、大量死が起こる。それは悪夢の幕開けだった――。禁忌に触れた人類を生態系の暴走が襲う!
  • 龍の哭く街
    3.3
    暴力と金が全てを支配する街、歌舞伎町。氷室の勤めるバー『ハイランド』でも中国人マフィアの抗争話が絶えない。そんなある日、彼の元を一人の男が訪ねてくる。「入国管理局の第二庁舎に勤務されていましたね?」――にわかに慌しくなる周囲。元同僚の死、恋人の襲撃未遂、自宅の火事。氷室の身に一体何が迫っているのか。捨てたはずの過去が明らかになるとき、組織との孤独な戦いが始まる。
  • 両刃の斧
    3.8
    迷宮入り事件の解決が、大切な人を傷つける。 ベストセラー『雪冤』の著者が贈る慟哭のミステリー! 捜査一課の刑事・柴崎の娘が刺殺体で見つかった。懸命な捜査にもかかわらず、事件は迷宮入りとなった。十五年後、後輩刑事の川澄は犯人と目される男の身元を特定。だが逮捕を目前に、男は殺害された――。殺したのは柴崎なのか。これは解いてはいけない迷宮だったのか。事件の裏に隠された、慟哭の真実とは? 文庫書き下ろし
  • 緑衣の鬼
    3.7
    初秋の一夜、銀座をそぞろ歩く大江白虹と折口幸吉は、奇禍に遭った妙齢の女性、笹本芳枝を助ける。聞けば数日来怪しい影に悩まされ、ために夫の静雄は病みついてしまったという。乞われて大江、折口の両人が乗り出すが、時すでに遅く、緑衣に身を包んだ賊の魔手が静雄に、そして芳枝に……。事件の表舞台は東京から伊豆半島の海岸、紀州城山へと転々、恋愛模様を彩りに風光明媚な地で展開される犯罪は、いまひとりの探偵、乗杉竜平の登場を得て漸くその全貌を見せる。海外の名だたる古典を日本の土壌に移し、見事に開花、結実させた翻案小説の傑作。

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  • 虜囚の犬 元家裁調査官・白石洛
    3.9
    穏やかな日常を送る、元家裁調査官の白石洛(しらいし らく)は、友人で刑事の和井田(わいだ)から、ある事件の相談を持ち掛けられる。白石がかつて担当した少年、薩摩治郎(さつまじろう)。7年後の今、彼が安ホテルで死体となって発見されたという。しかし警察が治郎の自宅を訪ねると、そこには鎖につながれ、やせ細った女性の姿が。なんと治郎は女性たちを監禁、虐待し、その死後は「肉」として他の女性に与えていたという。かつての治郎について聞かれた白石は、「ぼくは、犬だ」と繰り返していた少年時代の彼を思い出し、気が進まないながらも調査を開始する。史上最悪の監禁犯を殺したのは、誰? 戦慄のサスペンスミステリ!
  • リロ・グラ・シスタ~the little glass sister~
    3.4
    私立吏塚(りづか)高校の屋上で葉群(はむら)という男子生徒の屍体(したい)が見つかる。その前日、「吏塚の名探偵」は、生徒たちが帰宅し出払った宵闇の更衣室で、同級生の観鞍(みくら)に遭遇していた。最も怪しむべきその人物は名探偵に依頼する。「葉群の死に関わっていないって証明してよ」……。独特の文体、極限まで凝った趣向。ミステリ界の破格のトリックスターによる衝撃のデビュー作!
  • 臨床真理
    3.6
    臨床心理士・佐久間美帆が担当した青年・藤木司は、人の感情が色でわかる「共感覚」を持っていた……。美帆は友人の警察官と共に、少女の死の真相に迫る! 著者のすべてが詰まった鮮烈なデビュー作!
  • 隣人  新装版
    3.4
    優しい夫に白い猫──満ち足りた生活は、夫の溺死により突然、ピリオドが打たれる。それは新たなる絶望への幕開けにすぎなかった。小説推理新人賞受賞作「隣人」を含む戦慄のサスペンス短編集。予測のつかない結末6編
  • 隣人の死体は、何曜日に捨てればいいですか?
    3.5
    凶悪事件が後を絶たない状況を受け、日本政府が新たな法律を施行した。5人組――それは隣近所の5世帯が、犯した罪に連帯して処されるというもの。そんな中、5人組の班長に任命された来栖克明の隣に住む、真鍋老人が殺された。しかも、殺したのは同じ5人組の正体不明の人物。井辻という男らしく……。このままでは、ほかの5人組のメンバー全員が殺人罪に問われてしまう……。  ごく普通の平凡な生活から一変、ここから狂気の日々が始まった。近所を徘徊する不審者、来栖の娘に忍び寄るストーカーの影、謎が事件を呼ぶ、猟奇ミステリー。
  • ルドヴィカがいる
    3.0
    言葉の迷宮と異境を体感する超感覚ミステリ。  だめだ。ダサい。この文体は美学的に許せない――。  小説家の伊豆浜亮平は文体や言葉づかいに独自のこだわりを持っている。ただ、この5年間はヒット作にめぐまれず新作刊行の見通しも微妙で、3年前から始めた女性誌のライター業でなんとか食いつないでいた。世界的な天才ピアニスト荻須晶へのインタビュー取材をきっかけに、そんな小説家が出会ったのは、独特の話法で言葉を操る不思議な女だった。  初めて遭遇した場所は、軽井沢にある荻須晶の別荘近く。純白のワンピース姿で森の中を一人でさまよう彼女は、薄い唇を開いて確かにこう言った。 「社宅にヒきに行っている人とその恋人の方ですね。ラクゴはミています」  社宅にヒく? 引く? 牽く? だめだ、まるで意味がわからない――。  彼女の話す言葉にどんな意味があるのか、そもそも彼女はどうしてそんな話法を駆使しているのか。混乱する小説家をよそに、彼女の言葉はつづく。 「私はその中心を走っていたところです。将来、社宅で打ち合わせしますね」  言葉の迷宮をさまよう小説家は、やがて執筆中の小説の内容にも通底した“もうひとつの世界”に導かれてゆく。――著者真骨頂! 異境を体感する超感覚ミステリ長編!
  • 丸太町ルヴォワール
    3.8
    祖父殺しの嫌疑をかけられた御曹司、城坂論語(しろさかろんご)。彼は事件当日、屋敷にルージュと名乗る謎の女がいたと証言するが、その痕跡はすべて消え失せていた。そして開かれたのが古(いにしえ)より京都で行われてきた私的裁判、双龍会(そうりゅうえ)。艶やかな衣装と滑らかな答弁が、論語の真の目的と彼女の正体を徐々に浮かび上がらせていく。(講談社文庫)
  • 烏丸ルヴォワール
    3.7
    京都に伝わる稀覯本(きこうぼん)『黄母衣内記(きぼろないき)』。その所有者が謎の死を遂げた。事故か他殺か。そして継承を巡り兄弟争いが勃発。私的裁判・双龍会(そうりゅうえ)が開かれることに。その準備の中、瓶賀流(みかがみつる)は伝説の龍師「ささめきの山月(さんげつ)」から、一人の少女と行動を共にすることを依頼される。だがそれは仲間達との敵対を意味していた。(講談社文庫)
  • レイカ 警視庁刑事部捜査零課
    3.5
    警視庁刑事部に配属となった若き刑事、大和。彼が足を踏み入れたのは刑事部捜査零課。そこは、組織から弾かれたアウトローの刑事ばかりが集められた部署。 デスクのそばに置いた盆栽に語りかける昼行灯の羽佐間警部、ソファでくつろぎながらスマホゲームに熱中する春日警部補、ほとんど刑事部屋に戻ってこない陣内巡査部長。個性的な刑事たちの中でも、音無レイカは、驚くべき才能をもつ女性刑事だった――。 心に深い傷を負った美しき女刑事レイカと、正義感あふれる大和刑事。陰惨で哀しい殺人事件に遭遇する彼らが、凶悪な犯人を追いつめていく。
  • 礼儀正しい空き巣の死
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    東京・国分寺市の閑静な住宅街で、盗みに入ったホームレスが風呂を拝借してそのまま死んだ。靴を揃えて服を畳み、割れたガラスを補修して、やけに礼儀正しい空き巣の最期だった。死因は持病の心疾患で事件性はなく、刑事課の管掌外。だが臨場した金本刑事課長は、そこが三十年前の美少女殺害事件の隣家であることに気づいた。これは単なる偶然か、何かの因縁なのか? 金本から相談を受けた卯月枝衣子警部補は、二つの死の繋がりを探るべく、極秘に捜査を継続する。
  • レイジ
    3.0
    オカルトサークルのメンバー6人が、夏休みに廃墟のラブホテルで合宿を行うことになった。ラブホテルに侵入していた見知らぬ若者2人も加わって合宿は始まったが、2日目の朝、メンバーの女性が全裸で拘束されているのが見つかった。さらに、出口には鍵がかけられており、ラブホテルは完全な封鎖空間となった。8人の中に、3年前の事件の生き残りレイジがいるのか? 再び狂気が始まった! 2016年4月公開映画『ドクムシ』続編!
  • 水の杜の人魚 霊媒探偵アーネスト
    3.4
    喫茶店《リーベル》店主の佐貴には変わった友人がいる。誰もが息を呑む美貌の青年、アーネスト・G・アルグライト。名門霊媒師一族の末裔だ。店には霊にまつわる相談事を持って訪れる客が後を絶たない。取り壊しを控えたアパートの大家が持ち込んだのは、一夜を明かした人間に必ず同じ「池の夢」を見せる部屋の謎。現場で二人が目にしたのは、気を失っている美少女で……!?
  • 渦巻く回廊の鎮魂曲 霊媒探偵アーネスト
    4.2
    霊媒師・アーネストのもとに持ち込まれたのは、十六年前、画家・藤村透基の屋敷から消えた少女の捜索依頼。屋敷には渦巻き状の奇妙な回廊があり、最深部には「持ち主の運命を狂わせる」と噂される人形が飾られている。依頼を引き受けた友人のことが気にかかって、若き喫茶店店主の佐貴も藤村邸に同行することに。年に一度開かれる紫陽花観賞会に招かれた二人の前で、新たな殺人事件が発生してしまい――。
  • 令和最恐ホラーセレクション クラガリ
    3.6
    最旬ホラー作家が勢ぞろい! 暗がりから溢れ出し、人を呑み込む〈怪異〉。現代最高峰のホラー作家たちが生み落としたソレはあなたに一生つきまとう――。 背筋×ハイファッションの呪縛、澤村伊智×深夜の客人、梨×「恐怖症」売りの女、コウイチ×地方ロケ、はやせ&クダマツ×怖すぎる心霊物件、栗原ちひろ×セレブ一家の闇…… 究極の6ストーリーズ 【目次】 ○背筋「オシャレ大好き」 ○澤村伊智「鶏」 ○コウイチ「金曜日のミッドナイト」 ○はやせやすひろ×クダマツヒロシ「警察が認めた〈最恐心霊物件〉」 ○栗原ちひろ「余った家」 ○梨「恐怖症店」※ ※本書に収録されている「恐怖症店」(梨)は、2025年7月4日に電子書籍オリジナルとして配信された『恐怖症店』と同じ作品です。
  • 令和 人間椅子
    3.7
    『スマホを落としただけなのに』で大ブレイクした志駕晃が、「江戸川乱歩の世界」に挑戦! 江戸川乱歩の猟奇の世界が、スマホ・SNS・AI・IoTが席巻する令和の世に大復活。 「スマホを落としただけなのに」シリーズが続々映画化され、シリーズ累計100万部突破の鬼才・志駕晃の新たな代表作の誕生です。 【収録作】 「令和 人間椅子」:大学在学中に作家デビューした美子に突然送られてきた原稿は、AIが搭載されたマッサージチェアが書いたというのだが……。 「令和 屋根裏の散歩者」:違法すれすれのハッキングで大金を得た二郎は、マンションの下の部屋に越してきた女子大生に恋をしてしまう。 「令和 人でなしの恋」:マッチングアプリで知り合い結婚した昌彦は理想的な夫だと思ったが、時折妻の目を盗んで出かけているようで……。 「令和 赤い部屋」:参加者は服も背景も赤一色。異様なオンラインサロンの参加者は、全員がサイバー犯罪の首謀者たちだった。 「令和 一人二役」:劇団「X」に所属する女優の卵・小夜子はマッチングアプリでいろいろな女性に成りすますアルバイトで食いつないでいたが……。 「令和 陰獣」:「先生の『令和 人間椅子』大変楽しく読ませていただきました」熱烈なファンレターを送ってきた愛莉は私の愛読者だと言うが……。

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