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Posted by ブクログ
短編集。どれも後味が悪い。
執着、偏愛をすごく感じました。恋をすると盲目になってしまうんだろう。思う方はいいかもしれないけど、思われる方はそうでもないというか…。重くなっちゃうんだろうな。気持ちのズレが生じた時点で行動を起こさないといけないね。負の感情が大きくなり、それが膨れ上がった時には取り返しのつかないことに…。
それにしてもまたろくでもない人間(男の方が多いと思う)ばかり登場して、読んでてイラッとしてしまった。短編集だったから私にも読めたのかも。長編だと負の気持ちのまま読み続けるのは辛いから。
面白く読めました。でも、短くて物足りなさも感じました。
Posted by ブクログ
最近ゴタゴタしていて本屋さんに行けないので、読み返しが増えている。
なかなかにザルのような記憶の持ち主なので、自分でも驚くくらい内容を忘れてしまっているので読み返しでも新鮮に楽しめるタイプ。
今回は、好きな作家のひとりでもある永井するみさんを読み返し。
相互の繋がりのない短編6篇。
永井さんはどちらかというと、ひとの心に自分でも気付かないうちに芽生える殺意や悪意を描く作家さん。長編で二転三転して先が読めないとか大きな仕掛けに唸らせるといった作風ではなく、すらっと読んでちょっと怖いような嫌な気持ちを残す作品が多い。
短編であるので、登場人物をある程度絞り、少ない登場人物に意味を持たせ、人物の心の動きを描写し、尚且つ中盤、出来たら終盤まで誰が誰に殺意を抱き、どのように目的を実行し、結末はどうするのかといった肝腎な部分は読者に気付かせないようにする。
永井さんの文章は、読んでいくと普通の夫婦だったり恋人だったりの穏やかな日常を描いているようで、それでいて密やかに心の中の殺意は膨らんでいく。このさりげなさが、とても上手な作家さんだと思う。
短編の魅力に溢れた一冊だと思う。
もう永井するみさんの新作に出会えないことは本当に残念でならない。
まだ読めていない残りの作品を読んで永井するみさんを偲ぶ。
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