作品一覧

  • 僕を導く、カーナビな幽霊
    5.0
    1巻693円 (税込)
    離婚の危機を迎えていた菱見悠人は、気分を一新しようと一人旅を決意。中古車を購入して1週間の気ままな旅行に出かける。しかし、その車のナビには女性の幽霊が取り憑いていて――「私、殺されたの。犯人を一緒に捜してくれない」と懇願され……。ひょんなことから始まった、お人好しの青年と明るい幽霊との珍道中。はたしてその旅の結末は……。軽妙なタッチで描かれるライトミステリー、かと思いきや、感涙必至のヒューマンストーリー。
  • 隣人の死体は、何曜日に捨てればいいですか?
    3.5
    1巻649円 (税込)
    凶悪事件が後を絶たない状況を受け、日本政府が新たな法律を施行した。5人組――それは隣近所の5世帯が、犯した罪に連帯して処されるというもの。そんな中、5人組の班長に任命された来栖克明の隣に住む、真鍋老人が殺された。しかも、殺したのは同じ5人組の正体不明の人物。井辻という男らしく……。このままでは、ほかの5人組のメンバー全員が殺人罪に問われてしまう……。  ごく普通の平凡な生活から一変、ここから狂気の日々が始まった。近所を徘徊する不審者、来栖の娘に忍び寄るストーカーの影、謎が事件を呼ぶ、猟奇ミステリー。

ユーザーレビュー

  • 隣人の死体は、何曜日に捨てればいいですか?

    Posted by ブクログ

    隣人同士の人間関係がギリギリのところで保っていたのに、共同責任の一言で見事なまでにぶっ壊れてしまったのが何とも言えないと思ったが、どうやら実際のところはプライドが許せなかったというわがままで起きてしまった出来事だと思うとオチも自業自得だと言わざる得ない。
    一番守りたかったものこそ守れなかったのが皮肉だと思う。
    それでも実際に成立しそうな法案でぞっとする。
    途中からなんかおかしいし、ただのスプラッタになったと思ったら、オチを見て、なるほど納得。

    ディストピア小説の設定としては面白かった。

    0
    2017年03月16日
  • 隣人の死体は、何曜日に捨てればいいですか?

    Posted by ブクログ

    5人組という連帯責任の法制度ができてしまった世界。
    隣組の一人暮らしの老人が同じ隣組の人間に殺されてしまう。
    犯人の井辻正巳は、あろうことか来栖と如月を恫喝し金を無心する。
    家族を守るため、組長の来栖克明は如月孝一郎と協力して、井辻を殺すが、徐々に皆がおかしくなっていく。
    疑心暗鬼に陥いっていく様と、いくつかの謎。
    犯罪を抑止するための制度がかえって犯罪を隠蔽し助長するという狂気。

    0
    2016年09月18日
  • 隣人の死体は、何曜日に捨てればいいですか?

    Posted by ブクログ

    発想は面白いし途中までの緊迫感も中々。しかし肝心の文章力が伴ってない感じ。
    あと、エロ、グロ描写に力入り過ぎじゃない?

    0
    2019年08月19日
  • 隣人の死体は、何曜日に捨てればいいですか?

    Posted by ブクログ

    サクサク読めて、なかなか面白かったが、いかんせんメディアワークス文庫っぽくない。
    最後の数十頁がやけにグロい内容だった。
    リアリティはないけど、これはこれで。
    もうちょっと救われる内容なら良かったなぁ。

    0
    2015年12月03日

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