遊廓島心中譚
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遊廓島心中譚

1,881円 (税込)
1,316円 (税込) 12月11日まで

6pt

幕末日本。幼いころから綺麗な石にしか興味のない町娘・伊佐のもとへ、父・繁蔵の訃報が伝えられた。さらに真面目一筋だった木挽き職人の父の遺骸には、横浜・港崎遊廓(通称:遊廓島)の遊女屋・岩亀楼と、そこの遊女と思しき「潮騒」という名の書かれた鑑札が添えられ、挙げ句、父には攘夷派の強盗に与した上に町娘を殺した容疑がかけられていた。伊佐は父の無実と死の真相を確かめるべく、かつての父の弟子・幸正の斡旋で、外国人の妾となって遊廓島に乗り込む。そこで出会ったのは、「遊女殺し」の異名を持つ英国海軍の将校・メイソン。初めはメイソンを恐れていた伊佐だったが、彼の宝石のように美しい目と実直な人柄に惹かれていく。伊佐はメイソンの力を借りながら、次第に事件の真相に近づいていくが・・・・・・。

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遊廓島心中譚 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読み始めるまでミステリと思ってなかったのだけれど、なかなか骨太な幕末ミステリでした。2人の羅紗緬が軸になって2つの時代が交差していくので、その辺をきちんと追いかけていくとなかなか面白かった! この先も時代モノでいくのかなー?

    0
    2025年04月29日

    Posted by ブクログ

    2つの話し、里と鏡の話しと伊佐と幸正そしてその関係者の話しがどうあとでドッキングするのかなと思いつつ更には伊佐の父親の繁蔵の関わる事件解明当時の時代設定から外国人まで絡んでどう纏め上げるのか、どうするどうする?そうして巻末の見事な謎解きにビックリ‼️ああ一気読みだった!

    0
    2024年11月13日

    Posted by ブクログ

    なかなかデカい物語をミステリとして、あるいは時代ものとして描いた作品でなかなか良かった。

    2938冊
    今年166冊目

    0
    2025年06月16日

    Posted by ブクログ

    タイトルがそのまま答え、そんな印象を受けた作品。
    主人公伊佐は石が大好きな少女。父の無実を晴らすため潜り込んだ先で出会ったメイソンとともに謎を解き明かすストーリー。
    帯には要素のひとつとして恋とあるが、人にとってはそう感じないかもしれない。メイソンはそもそもカタコトで話す。話すと言っても3つまでの単

    0
    2025年05月28日

    Posted by ブクログ

     幕末日本の遊廓島が舞台で、町娘の伊佐のもとに父の訃報が伝えられ、更には父が強盗殺人の容疑をかけられていることを知り、父の無実を証明するために遊廓島で外国人の妾になることを決め、そこで出会ったメイソンと共に真相を探っていくミステリーで、骨太な歴史要素に加えて事件を解決するためのミステリー要素もしっか

    0
    2025年01月17日

    Posted by ブクログ

    幕末の横浜
    実際した遊郭島、港崎遊郭が舞台
    綿羊娘(らしゃめん)となった二人の娘、鏡と伊佐の物語が交互に描かれる
    私はこの作品で初めて綿羊娘という言葉を知ったが、これは横浜開港に伴い、日本に住み始めた外国人相手の妾のことらしい…
    もうこの設定ってだけで、ヨダレもの!
    猫まっしぐら…(笑)
    話が進むに

    0
    2025年01月09日

    Posted by ブクログ

    幕末の世界観に引き込まれ、登場人物がどの様に交わっていくのかが気になり、読み進めていくのが楽しかった。場面によっては、もっと情熱的に書いて欲しい様な…もっと考察できる内容を書いて欲しい様な…どこか物足りなさを感じた。しかし素直に面白かった。

    0
    2025年01月01日

    Posted by ブクログ

    今回の乱歩賞、2作品のもう一作。「フェイクマッスル」の方の帯には、選考委員7人中5人のコメントでしたが、こちらは7人のコメント。
    文章は、もう一方の「フェイク」に比べて粗いですが、悪くはありません。寧ろ、物語の大きさを評価します。
    選考委員の選評にもありましたが、
    「この先大丈夫か?」と思わせる所も

    0
    2024年12月03日

    Posted by ブクログ

    粗いところもあるし、物語としてワンパターンなところもあるが、ミステリとしては綺麗にまとまっていた。
    前半部がごちゃごちゃとしていて、正直何がやりたいのか、今ひとつ掴みづらい印象だったが、後半に至りようやくギアが入ってきた印象を受けた。謎解きの場面ではパズルのピースがパチパチと一気に一致する気持ちよさ

    0
    2024年11月13日

    Posted by ブクログ

    江戸川乱歩賞受賞作。幕末の日本。不審な死を遂げた父の汚名を晴らすため、伊佐が選んだのは綿羊娘となって調査をすることだった。一方で姉を喪ったことをきっかけとして「男女の信実の絆」を探し続ける鏡もまた、とある目的のために綿羊娘となる道を選ぶ。奇想天外、そしてロマンスに溢れたミステリです。
    ミステリとして

    0
    2024年11月13日

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