烏丸ルヴォワール

烏丸ルヴォワール

990円 (税込)

4pt

京都に伝わる稀覯本(きこうぼん)『黄母衣内記(きぼろないき)』。その所有者が謎の死を遂げた。事故か他殺か。そして継承を巡り兄弟争いが勃発。私的裁判・双龍会(そうりゅうえ)が開かれることに。その準備の中、瓶賀流(みかがみつる)は伝説の龍師「ささめきの山月(さんげつ)」から、一人の少女と行動を共にすることを依頼される。だがそれは仲間達との敵対を意味していた。(講談社文庫)

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烏丸ルヴォワール のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年05月22日

    どうしてもこういうものの性として、1作目の特別な輝きと比べるとくすんでしまうものの、それでも負けず劣らず様々な企みが施された作品。徐々に龍樹以外の存在も明らかになり、ますます先が楽しみになる一作。

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    Posted by ブクログ 2015年01月08日

    天才肌の登場人物たちの中で、唯一〝人間臭い〟キャラクター流(みつる)。このシリーズは論語、達也、撫子らそれぞれがみな主役の青春群像劇でもあるのだが、個人的にはこれから先「流」がどのように成長してゆくのかが楽しみでならない。おそらく読み手の多くも、(とりわけ双龍会の場面では)「流」のいかにも〝人間臭い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年12月19日

    達也の過去とか気になる書き方してくるし、仕掛けもしっかりあって意表を突かれました。前作に比べると、双龍会自体の盛り上がりにやや欠けていたかな。

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    Posted by ブクログ 2016年08月14日

    仮に真っ当な本格ミステリーとして読むとすれば、ド派手な飛び道具がバンバン撃ち込まれてくるので、決して読者から見てフェアな作品であるとは言えないが、各キャラクターがしっかり立っており、多彩な技が散りばめられた長編は純粋に読み物として面白い。
    特に舞台が京都であるというだけで、私にとっては尚更。
    2作目...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年08月02日

    どんでん返しのような、急展開が多すぎて「おお…?今どういうことだった…?」となる。遠心力のような。一度目は結末が気になりすぎて途中で考えるのを放棄したまま読み終えてしまったので、現在そのまま二度目挑戦中。

    急展開の中でも最後の場面の五文字はやられたなー。私が鈍感なだけかもしれないけど、一言でそれま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年06月28日

    法律の枠外に双龍会という私的裁判が千年も続いているという設定は、京都以外に成立するべくもない。
    万城目氏や森見氏とラップする世界観は、各龍師の複雑な出自も相まって、シリーズの発展に期待を持たせます。

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    Posted by ブクログ 2015年06月21日

    立体的。むしろ四次元的?油断するとパンチが飛んでくるんだもの。議論の応酬という感じは前作の方がよりあった。

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    Posted by ブクログ 2014年03月10日

    ルヴォワールシリーズ二作目。
    前作からのお馴染み面子、論語、達也、撫子ちゃん対なんと今回は流だと…?

    いつ仕掛けられてくるかわからないどんでん返し。油断ならねえ。

    達也の過去が早く知りたい。
    というか達也、そうなの?やっぱりそうなの?

    双龍会から、黄昏卿、越天学園まで拡がりを魅せるシリーズだけ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年02月13日

    天才や超人ではない烏有と流が口にすることは、2人と同じように上ばかり見てため息をついている私には共感できるものが多々あった。
    これから自分がどんな人間になるのか、また明日考えようと思う。

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    Posted by ブクログ 2013年10月30日

    「ねえ、うゆうさんはどんな子供だったの?」
    「明日起きたら大人になってたらいいって毎日思ってた」
    「いつまで?」
    「もう忘れたよ…けど今は毎日こう思ってる。大人になるのはまた明日ってな」

    「あなた、本当に霊長目ヒト科ヒト属?」
    「ホモ・サピエンスだよ!」
    「だったら想像なさい。それが人間だけに許さ...続きを読む

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