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京都の大学の散歩サークル「加茂川乱歩」の遠近倫人の周りには、つねに謎が寄ってくる。同じサークルの謎解きが大好きな理系女子・青河幸の気を惹くため、奮闘するも、目の前の謎は手強いものばかり。 ※2014年10月2日発売『クローバー・リーフをもう一杯 今宵、謎解きバー「三号館」へ』を修正・改題のうえ、文庫化したものです。
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Posted by ブクログ
日常系謎解きミステリー。 京大は不思議が実際にあり何かと舞台になりがちだが、そこまでスポットを当てた感じはない。 日常にておこる小さなミステリー5本が収録されているがファンタジーじみたものなど少々トリックが雑な印象が多い。 大学にひっそりと存在するバー「三号館」という都市伝説めいたアイデアはワクワ...続きを読むクして面白い。普通ならあり得ないが京大ならもしやと思わせるのは不思議。 もうちょっと青河さんのキャラを立たせても良いのでは?と思わないでもない。
京都の大学生による日常青春小説! 大きな謎解きではなく、その時々に起こるちょっと不思議な謎を解く物語。 大学内で都市伝説的に語られる幻のバー「三号館」… そんな場所が大学にあったら、面白いでしょうね~ 来店できる人にはある特徴があって… 私は絶対に来店出来なさそうです。 謎とかあっても「あ、そう…。...続きを読む不思議だな~」で終わらせてしまうので…… 京都の観光名所もいくつか出てきて、京都水族館に行ってみたいです! オオサンショウウオのぬいぐるみが欲しいです! 賀茂川乱歩に参加したいです!
京大のキャンパスで神出鬼没なバー「三号館」にお題代わりに謎を持ち込んでカクテルを飲むと謎の答えに気づかされるお話 連作短編日常の謎もの 収録作は以下5編 ・クローバー・リーフをもう一杯 ・ジュリエットには早すぎる ・ブルー・ラグーンに溺れそう ・ペイル・ライダーに魅入られて ・名無しのガフにうって...続きを読むつけの夜 「四季報」なんて単語が入っているので「株に関する謎か?」と思ったけど、京大の学生による日常の謎だった もしかして4冊で一年間の物語の予定とか? 腐れ学生とまでは行かないけど、森見登美彦がよく書くキャラクターの風味を感じる 主人公もそうだし、憧れの女性の描写もそれっぽく思ってしまう ただ、「江戸川乱歩」をもじった「加茂川乱歩」は、森見さんならもう一捻り加えてくるかもとも思う 謎に関しては、偶然性に頼り過ぎな謎が結構ある まぁ、日常の謎に限らずミステリはそんなの多いですよねー あと、バーの女性店長を「マスター」と呼ぶのは違和感がある かといって、「バーメイド」「ミストレス」という表記をされると、それはそれで違和感を持つ人も多そうですね まぁ、この作品ではそんな知識のなさそうな大学生視点で描かれているので、地の文でもマスターと呼んでいても「そう呼ぶでしょうねぇ」としか思わないかな 「モンティ・ホール問題」は、スタンダードな条件だと変えた方が有利ではあるんだけど 些細な条件で確率って変わるからねぇ 事前情報の有無や情報を知っているかどうかで変わってしまうものは、果たして確率論としてどうなんでしょうね? ストーリーに関して、バーの存在がファンタジー的なものかと思いきや、そんなオチとは ただ、理屈は説明できても、そんな営業形態にする動機がよくわからない あと、ペイル・ライダーの前提要件が明らかにファンタジー要素を含むんだけど、これも現実的な説明ができるなんだろうか? それとも、これも心理的な思い込みによるものなんですかね? とりあえず、続きを読む
なぞがあるときだけ現れる「三号館」。遠近倫人は青河さんへの恋に奮闘しながら三号館に助けられて謎解き。最終章で京大の自治問題に触れてますね。実際テレビで大学と学生の対立を見たことあります。続編も読みたい。
京都を舞台にした日常の謎系、というよりラブコメ色が強い青春ミステリでしょうか。謎自体はよくあるパターンで、各キャラで読ませる感じですね。続きはないのか、と思ったら、もう出てるんですね
主人公の大学生が大学生活で出会った謎をお題に、とても美味しいカクテルを飲むことが出来るバーと出会ってしまったことで、次々と起こる事件。京都の街を舞台に謎解きと、少し恋という日常生活にどんどん読み進んでしまった。
なかなかおもしろかったです☆ でも後半の2つのお話は、確率…とかちょっとわたしには難しい。人体消失なんかのお話はワクワクしたし、突然現れる学内の幻のバー「三号館」も魅力的!と思ったのに。 京都の四季を鮮やかに描写していてそこも良かったです☆ 結局、三号館はなんだったのか…幻か、で終わると思ったら現実...続きを読むにいたとは。続編もあるみたいだけど、正体バレてどう続けるんだろ。 いつか読んでみたいです。
普通の人には解けない謎を解決する幻のバーが京大の中にあるという設定は面白い。 だけど、青河さんとの恋の行方は中途半端だし、もっと活躍しそうなキャラクターである灰原さんの扱いも中途半端なので、何かと不完全燃焼です。 シリーズ化を前提とした前振りなのでしょうが、それなら次作への期待感を煽る結末にして欲し...続きを読むかったな。
京都大学の中に時々現れるバーでカクテルを飲むと、 なぜか頭の回転がよくなってミステリーが解けてしまう、 という話だった。 バーの人の正体こそが一番のミステリーで、それが最後に分かるのも面白い。
入学した大学には、謎と言う代金を持っていないと 辿り着けないバーがある。 連続短編で、謎を持ってバーに行くので カクテルが出てくるわ、作り方が題の下にあるわ。 お酒好きな人は、そこも楽しいやもしれません? 女の子に片思いをして、彼女の入ったサークルへ。 よくある行動力ですが、先に入学していた 友...続きを読む人にはばればれという現実。 その友人も、2話目では己の恋愛を成就させてました。 主人公のは…いつになる事やら。 そもそも、気が疲れないとアウト?w 1話目の二股語りには驚きですが、合理的です。 確かにそれはばれない。 しかしばれた時が…怖い。 2話目の友人のおぜん立ても凄いですが。 どこまで手を借りた!? と驚く手腕。 逆手(?)に取った主人公に拍手。 3話目にして、ようやく彼女をバーへ。 水族館で出会った、妙な女性の謎。 最後には良かったね、ですが、恋愛になると 全てが悪かったり良かったり、な方向に 思考回路が流れます。 4話目にして、初めての…。 違う方向に頑張ってる話です。 努力の方向を間違えた男性の話? 最後の5話目は、完璧に犯罪。 疑われるわ、勧告だされるわ、主人公にとっては 最悪な状況です。 しかも犯人…も、驚きですが、ついにバーの謎も! けれど、主人公の恋の行方だけはそのまま(笑) 最大の謎は解けたけれど、大事な所はまだまだ。 取られないよう、気をつけねばなりません。
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