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迷宮入り事件の解決が、大切な人を傷つける。 ベストセラー『雪冤』の著者が贈る慟哭のミステリー! 捜査一課の刑事・柴崎の娘が刺殺体で見つかった。懸命な捜査にもかかわらず、事件は迷宮入りとなった。十五年後、後輩刑事の川澄は犯人と目される男の身元を特定。だが逮捕を目前に、男は殺害された――。殺したのは柴崎なのか。これは解いてはいけない迷宮だったのか。事件の裏に隠された、慟哭の真実とは? 文庫書き下ろし
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「両刃の斧」
2022年11月~ WOWOWプライムほか 出演:井浦新、柴田恭兵、吉川愛
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
読みやすい文体でスラスラと楽しめました。 二転三転する内容に続きが気になって、大どんでん返しに文章を思わず二度見しました。 ワンチャンが健気でした。
犯人がわかりそうでわからない 登場人物の伏線がうまかった 最後の前向きな終わり方もよかった 人生とは観覧車に似ている、のフレーズが沁みた
この結末は予想できなかった。 腑に落ちないことも少しあったけど、読みやすくてとても良かった。 犬が出てくる話に弱いので、家にひとりぼっちでいた時は身構えてしまったけど、何もなくて良かったー。 普通の犬なら大量に置いた餌もあっという間に食べてしまうよ。いい子だねマロ。
刑事の娘が刺殺された事件が迷宮入り、15年後に継続捜査によって浮かび上がった犯人もまた刺殺される。 当然容疑者は娘を殺された元刑事と思われるが…さすがにこれは予想できなかった。最後の最後でちょっと、ん?ってなった。
まもなく(2022年11月)からWOWOWで連ドラ化されると云うので読んでみた。重い話だが、うまく組み立てられていて面白かった。文章も読み易い。ドラマは井浦新さんと柴田恭兵さんだが、なかなかいいキャスティングだね。楽しみ。あと、この話に限ったことではないが、父親と年ごろの娘の関係がよくこんな描写され...続きを読むるが、実際にそんな父娘がいるのかなんか信じられない。私にも娘はいるが、こんな変な関係は全くなかったなあ・・・。作家さんって結構ステレオタイプ好きだよね
刑事ものはやっぱり面白いね! 内容としては悲しくて重いものだけれど、徐々に真実が解き明かされてくると先が気になりどんどん読み進めてしまいました。 他の作品も読みます!
面白かった 被害者家族の哀しい物語 ストーリとしては、 捜査一課の刑事・柴崎の娘が刺殺体で発見されますが、懸命な捜査にも拘らず、事件は迷宮入りに。 15年後、ある自殺した警察官の遺書から、当時の事件の背景が明らかになります。そこから、後輩の刑事の川澄は容疑者と思われる男の身元を特定しますが、逮捕...続きを読む直前で、その男が殺害されてしまいます。 柴崎の復讐なのか? 柴崎なら、なぜ、その容疑者を知ることが出来たのか? 逮捕された柴崎を取り調べますが、完全黙秘 といった展開です。 これに、川澄の娘の婚約者、刑事の山田も絡んで真相に迫っていきます。 柴崎が守りたかったもの そして、明らかになる真相、そこには哀しい真相が.. しかし、この真相ってちょっと納得いかないけど.... サイドストーリのように語られる川澄と娘の関係が良い味出しています。 そして、ラストシーンで、娘が川澄にかけた言葉。 ホロリときました。 お勧め
大門剛明氏による慟哭の社会派ミステリー。 捜査一課の刑事・柴崎の娘が刺殺体で発見される。 懸命な捜査にも拘らず、事件は迷宮入りとなる。 そして、15年後、後輩刑事の川澄は、容疑者と思われる男の身元を特定、いよいよ逮捕というタイミングで、その男が殺害された。 いったい誰が殺したのか? 警察を引退し...続きを読むた柴崎による、憎しみの果ての仕業なのか? 極秘中の極秘である男の身元について、なぜ、柴崎が知っているのか... 二転三転するストーリーに、ハラハラドキドキします。 やがて見えてきた驚きの真実とは? 自分の命に替えても守りたかった真実とは? 最後に、悲しい事実(偶然?)が明らかになります。 お互いのためを思ってしたことが、実は... オー・ヘンリーの『賢者の贈り物』を思い出します。 エピローグにて、結婚式を控えた娘・日葵と父・川澄が2人で観覧車に乗るところは、物語を締めくくる胸熱のシーンですね。
疑わしき事実が、二転三転するため 推理物としては、やられた感あるもののラストには 全ての付箋が解かれて、納得できる辻褄だったので 違和感はなく、面白かった。
171頁までが最高潮で、以後、波が引くように...。伝えたいことは分かるもののミステリーとしては...。 ただ、自分の娘が何者かに殺されたとしたら、と胸が締め付けられた事だけは確かだ。救いのあるラストで読後感は悪くない。
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