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修羅を生きる
自らの父親をモデルにした最高傑作『血と骨』の原点にして、著者のあまりに凄絶な半生記――破天荒な青春時代。マルクス主義への傾倒。詩への耽溺。事業の失敗。大借金。大阪を出奔し、仙台へ。再び無一文になり、東京でタクシードライバーになる。神をも恐れぬ強大な父親への骨肉の葛藤と、女と酒に溺れた無頼と放蕩の日々を綴る衝撃の回顧録! -
麻酔科医
新人麻酔科医の成長を描いた青春医療小説! 二年間の臨床研修を終えた神山慧太は、安易な動機から麻酔科を志望し、南関東医療センターに就職する。 ところが予想をはるかに上回る激務の日々と、常に死と隣り合わせの医療現場。新人麻酔科医として苦い経験を繰り返しながら自信を深めていくのだが、ひとりの小児の死によって挫折感に打ちのめされ……。医師を続けるべきか悩む慧太。 果たして患者の側に立つ医療とは?麻酔科医の本分とは?眠っている患者の唯一の代弁者でありながら、執刀医に比べて脚光を浴びることの少ない麻酔科医にスポットを当てた異色の青春ヒューマン小説。 -
PARTNER
憧れのNY市警本部殺人課に異動した新米刑事セシル。初出勤日、女性刑事ドロシーを相棒と紹介されるが、第一印象はお互い最悪。でも事件は二人を待ってはくれなくて――。前途多難なコンビの行く末は!? -
潜伏
『感染』の仙川環が送る医療ミステリー!近年急増する若年性アルツハイマーで叔母を亡くした長山歩美。その死に疑問を抱いた大学病院の主治医・佐野将彦。叔母の死と重なるようにして起きた、同病の患者を狙った連続殺人事件。叔母ももしかしたら狙われていたのでは? 二人の疑問が重なり、真相を探る間にも連続殺人事件は繰り返されていく。はたして二人は犯人を突き止めることができるのか……? 『感染』で第一回小学館文庫小説賞を受賞し、『転生』『繁殖』『再発』の4シリーズが37万部を突破した、今もっとも旬な医療ミステリー作家、仙川環の最新作がいよいよ登場! -
夢の終わりとそのつづき
警視庁捜査一課を辞めて八ヵ月。知人のつてで雑誌へ雑文を寄稿して食いつないでいた俺を、絶世の美女が訪ねてきた。久我山のある家に出入りする人間を一週間尾行してほしいという。元刑事の俺には簡単な仕事に、二百万もの報酬どこか胡散臭さを感じつつも、俺は早速久我山へ向かう。目的の男は買い食いしながら、一日中都内を歩きまわるのみ。しかし三日目、男は胃の中が空っぽの状態で発見される。死ぬ直前まで飲み食いしていたはずの男の身に、何が起こったのか。背後に蠢く巨大な陰謀の存在を察知した柚木の推理は――。大幅改稿、改題で贈る、柚木草平“三十五歳”の事件。 -
魔心 MAGOKORO
「かわいそうに。あの人、今日死ぬね」 心の闇には、魔が棲む。 明治後期、神戸で起きた凄惨な怪事件。 帝大心理学者と県警警部、そして千里眼の女が迫る、 戦慄の怪異ミステリー、開幕!! 明治三十四年の神戸市――。 実業家・渋沢栄一を後ろ盾とする敷島家の屋敷で、娘たちが始めた「こっくりさん」。その夜を境に、次女・春子は他人の死を予言し、低いダミ声で不気味な言葉を吐くようになる。 同じ頃、近隣の村では子供を狙った猟奇事件が続発。屋敷にキナ臭さを覚えた兵庫県警の片桐警部が捜査に乗り出すさなか、敷島家を揺るがす新たな犠牲者が! 事件解決のため招かれた帝大心理学者・福来友吉は、科学の力で怪異の真相に挑むが……。 -
ねむりねずみ
「ことばが、頭から消えて行くんだ」若手歌舞伎役者の中村銀弥は、役者生命を奪いかねない症状に苦しんでいた。妻の一子は文芸誌記者の男性に惹かれている後ろめたさを抱えつつ、夫を気遣うことしかできない。その約二カ月前、銀弥の亭主役を務める花形役者・小川半四郎の婚約者・河島栄が、「絵本太功記」を上演中の劇場内で殺された。衆人環視の状況で胸元を刺されたはずが、犯行を目撃した者は名乗り出ないという。梨園を巻き込む事件を調べ始めた大部屋役者の瀬川小菊とその友人である私立探偵の今泉文吾は、いかなる真相に辿り着くのか。/解説=西上心太 -
じんわり深夜の洋食店
【電子版巻末にはゆうこ先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 三十路を前に漠然とした不安を感じていた史緒(しお)は、知り合いからお見合いを勧められ、理人(りひと)と出会う。 料理人として働いている理人は、家族の事故のトラウマで夜眠ることができず、夢だった自分のお店を持つことを断念したという。 ――深夜にごはんが食べられるお店は、きっと需要があるはず。 お見合いの場で史緒は「深夜営業の洋食店を二人で開かないか」と、結婚と開業を提案。 勢いで始めた深夜の洋食店にやってくるのは、二人のように夜間勤務のお客様や、「眠れない同盟」を組んでいるお客様も。理人の作る料理と史緒の接客で、人々は癒され、眠りにつく。 お見合い夫婦の絆が徐々に太く濃いものになっていく、美味しいごはんと優しいご縁の物語。 -
コンフィデンシャル・ゲーム
知られざる歴史の1ページを、黒白の駒が入り乱れる盤上に再現した快作――――貴志祐介 一手に託す、世界の分岐点。 大胆で変幻自在な語りが生み出す、唯一無二のチェス・エンタメ小説! フランス、アメリカ、ソ連、イギリス、日本 各国の命運を分けた瞬間に、「秘密の対局」があったとしたら…… チェスが編み出す世界の「もしも」に、驚嘆すること間違いなし! 読み終えたとき、新たな歴史の証人となる。 ~収録作紹介~ 「ナポレオン・オープニング」 絶海の孤島に流されたナポレオンと、そこへ忍び込んだ青年〈ナイト〉。皇帝の運命を占う一局が始まる。 「フランクリン・ギャンビット」 各州ゆずらず、侃々諤々の合衆国憲法制定会議。それを収めるのは、長老〈ビショップ〉の威厳である。 「コミュニスツ・ディフェンス」 スターリンの右腕である老獪な副首相〈ルーク〉は、核兵器撤去に反対するキューバへ赴いた。 「ヴィクトリアン・メイト」 社会や制度を変えるには、女王〈クイーン〉の力は必要か? 荘厳な宮殿で繰り広げられる、女同士の熱き一局。 「ジャパン・ヴァリエーション」 終わりなき戦争の日々に突入する日本。チェスとともに数奇な運命を辿った名もなき少年〈ポーン〉の肖像を描きだす。 -
小説 #拡散
【内容紹介】 笑えるほど滑稽で、笑えぬほど、悲惨。 現代を映す痛烈な社会派エンターテインメント。 映画『#拡散』脚本を手掛けた港岳彦による小説版 ワクチンを打った次の日に、妻が突然死んだ。 ふつうなら泣く。沈む。静かに喪に服す。 しかし、夫の浅岡信治は、妻の死の真実を求めてまずスマホを開いた。 「原因はワクチンに違いない……。」 ネット上の膨大な情報の波にさらわれた彼は、抗議活動として巨大な遺影を首から下げて病院前に立つ。 その姿はSNSで拡散し、”悲劇のヒーロー”として祭り上げられる。 悲しみはどこへやら、SNS上の見ず知らずの人たちからのコメントが、彼の心を温かく満たしていく。 しかし、信治のもとに集まってくるのは同情だけではない。 マスコミ、インフルエンサー、政治――欲望とデマが渦巻く中で、信治の運命はあらぬ方向へ転がりだす。 ――あなたのSNSタイムラインにも、この物語の続きがもう流れてきているかもしれない。 小説版では、映画では描ききれなかった登場人物たちの過去や心理をより深く、緻密に描きだす。映画の世界観をさらに掘り下げ、映画鑑賞の前後どちらでも楽しめる作品。 【著者紹介】 [著]港 岳彦(みなと・たけひこ) 1974 年宮崎県生まれ。日本映画学校(現・日本映画大学)卒。1998年に「僕がこの街で死んだことなんかあの人は知らない」で、シナリオ作家協会主催・大伴昌司賞受賞。脚本を手掛けたおもな映画作品は「あゝ、荒野 前篇・後編」(2017年)、「アナログ」(2023年)、「正欲」(2023年)、「ぼくが生きてる、ふたつの世界」(2024年)、「ゴールド・ボーイ」(2024年)、「#拡散」(2026年公開予定)など。TVドラマ作品に「前科者 -新米保護司・阿川佳代-」(2021)、「仮想儀礼」(2023年)、「水平線のうた」(2025)、「I,KILL」(2025)。 -
お夜食には謎解きを 5品の美味しいアンソロジー
アップルパイ、スープ、カレー、ロールキャベツ、ピザ…… 謎解きのあとは内緒のご褒美タイム (あらすじ) 日常に潜む様々な謎を名探偵たちが華麗に解決! 月明りのご褒美タイムにぴったりな、とっておきの美味しいミステリーアンソロジー全5品。 <収録作品>※著者名五十音順 ・歌田年「詐欺」(『BARゴーストの地縛霊探偵』より) ・岡崎琢磨「狐の化かんす」(『珈琲店タレーランの事件簿2 彼女はカフェオレの夢を見る』より) ・友井羊「野鳥の記憶は水の底に」(『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん まだ見ぬ場所のブイヤベース』より) ・猫森夏希「ノーマスク殺人事件」(『ピザ宅配探偵の事件簿 謎と推理をあなたのもとに』より) ・柳瀬みちる「刻んで炒めて放浪記」(『神保町・喫茶ソウセキ 真実は黒カレーのスパイスに』より) -
7人の7年の恋とガチャ
裏切り者を、探せ。 孤島に集められたのは、16歳から22歳の男女7人。 好感度の〝牢獄〟、背負わされた〝物語〟。 この番組(ゲーム)の行く末は? どうして7年ぶりにまた「恋ガチャ」をすることになったんでしょう。 声優志望の引っ込み思案な高校生、まつり。 容姿端麗、高校生クイズ王の虎太郎。 中三のデビュー以来メディアに引っ張りだこの小説家、琴葉。 チャラくて思い込みの激しい高校生、田中。 売れないシンガーソングライターの柚子。 元高校球児で、常に不機嫌な大夢。 役者の卵で、恋がわからないアキト。 一気読み必至の、恋愛リアリティショー×ミステリー! -
全能のカミナ
僕の退屈を、君が殺す。 平凡な日々を送っていた僕は 不思議な少女と出会い、 ある連続殺人事件に巻き込まれ―― 二度読み必至サスペンス その日僕は、大学の図書館で風変わりな少女カミナと出会った――彼女は高校時代に雷に打たれて以来〝全能の力〟が自分に芽生えたと信じ込んでいるらしい。退屈な毎日を過ごしていた僕はカミナに興味を持ち、その日から行動をともにするように。一方、僕たちの通う大学周辺では大学生を狙う連続殺人が横行していた。被害者の腕には稲妻のような形の傷が刻まれていて……。二度読み必至サスペンス。 -
祭りと信仰の怖い話
「耳やった。腐ってべちょべちょになった人間の耳…」 埋め墓から出てきたのは死体よりも恐ろしい未来―― (奈良県/両墓制の風習より) 「祀」る闇と光。 土俗信仰の掟、恐怖の秘祭…日本各地の民間信仰の深淵を覗く怪奇譚38篇を収録。 【禁忌】山岳信仰の忌日。その日山に入ると、頭から木が生えて死ぬ…(新潟県西頸城郡) 【奇祭】けして見てはならない、でやんな祭り。見た者は目が潰れる…(島根県隠岐郡) 【人柱】旅の老僧が命を捧げた難工事。祭りで起きた奇跡とは…(静岡県富士市) 【祟り】地域の祠信仰。罰当たりな行為への報いは代を越えて続く…(宮崎県M市某町) 【呪物】死体に握らせて作る呪い人形。どんと焼きで処分しようとすると…(静岡県伊東市) 祟る神、障る土地。日本各地の民間信仰で脈々と受け継がれてきた「祀り」の文化。 神仏の恵みと祟りは表裏一体であり、神と人の越えてはならない一線として禁忌というものが置かれてきた。 本書は北は秋田から南は鹿児島まで、島を含む全国23都府県の土着の民間信仰や奇祭、神事に纏わる恐怖譚を体験者から取材した怪異録である。 知られざる日本の風習、そこに隠された意味を読み解くとき、封じたはずの恐怖が呼び覚まされる……! ●左手首(茨城県小美玉市某所/河童信仰) ●宇宙人のイタズラ(長野県長野市松代町/皆神山信仰) ●鬼退治(愛知県犬山市/桃太郎神社の大神実命信仰) ●乳母車と老婆(福島県二本松市/安達ヶ原の巨石信仰) ●龍神様(静岡県御前崎市/桜ヶ池のお櫃収め) ●私は誰の子?(三重県伊勢市/夫婦岩の張替神事) ●化け馬(福島県相馬市/相馬野馬追) ●意地悪な鳥(宮城県東松島市/えんずのわり) ●黒猫の祟り(徳島県徳島市/王子神社 例大祭) ●女人禁制(宮城県気仙沼市/羽田神社のお山がけ) ●トシノヨの厄落とし(山口県萩市/節分の厄落とし) ●縁日の仏像(愛知県K市某町/仏像信仰) ●赤いヒメボタル (静岡県御殿場市/二岡神社例大祭) ●無間地獄(静岡県掛川市/阿波々神社の無間の井戸) ●家族団欒(長崎県五島列島某町/祖霊信仰に基づく墓まつり) ●生まれ変わり(新潟県佐渡市 賽の河原霊場/地蔵信仰) ●赤い靴(千葉県房総半島某地区/形代信仰) ●そそっかしい人(愛媛県松山市某町/滅罪信仰に基づく三度回し) ●弔いの儀式(新潟県岩船郡某地区/民間信仰に基づく葬送風習) ●埋め墓を掘る(奈良県大和高原地方某所/両墓制の風習) ほか。 -
にじゅうよんのひとみ
24歳の誕生日に突然現れたのは、1時間に1歳ずつ成長する、自由奔放な「もう一人の私」だった―― 後悔ばかりの人生に訪れた、鬱陶しくて、愛おしい、最高の誕生日プレゼント。 連続テレビ小説『虎に翼』脚本家による話題作! 「なんだかなぁ」とさえない日々を過ごしてきたひとみ。 けれど二十四歳の誕生日を迎えた0時過ぎ、目の前に突然赤ん坊が現れる。 1時間に1歳ずつ成長するその不思議な子は、なんと過去の自分自身だった―― 自由奔放な彼女に振り回され、うんざりしていたひとみだが、 自分への誕生日プレゼント代わりに、これまで諦めてきたことをしてあげよう、と思い立ち……。 人気脚本家のオリジナル小説、待望の文庫化。 -
どうせそろそろ死ぬんだし
2025年第23回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作 余命宣告された人々が集まる山荘で起きた、ある一人の突然死。 自然死か殺人か――。超新星の二度読み必至「館」ミステリー! 「最初から最後までずっと罠ばかり。最大の罠は作風そのものかも」麻耶雄嵩(作家) (あらすじ) 探偵業を営む七隈は、余命宣告された人々が集う交流会のゲストとして、助手の律と共に山奥の別荘に招かれた。 二人は交流会の参加者と食事をし、親交を深める。しかし翌朝、参加者の一人が不審な死を遂げる。 自然死か殺人か。殺人であれば、余命わずかな人間をなぜわざわざ殺したのか。七隈たちは死因の調査を始め――。 やがて明かされる驚愕の真相とは? 【著者について】 香坂鮪(こうさか・まぐろ) 1990年、熊本県生まれ。大阪府在住。現在、循環器を専門とする特定機能病院に勤務。第23回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞し、本作でデビュー。
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