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ロンドンの医師で“心霊博士”でもあるジョン・サイレンスのもとには、超自然現象に悩む患者たちが訪れる。屋敷の悪霊に取り憑かれた作家の災難を描く「霊魂の侵略者」、前世の記憶から猫の街に引き寄せられた男の妖しい体験が語られる「古えの妖術」、旅の途中で30年ぶりに母校を訪れた商人が引きずり込まれた黒魔術の恐怖「秘密の崇拝」、青年の激しい恋情が驚愕の人狼事件へと発展する「犬のキャンプ」など、英国恐怖文学の巨匠ブラックウッドのジョン・サイレンスもの6編を完全収録した傑作短編集。/【目次】/事例一 霊魂の侵略者/事例二 古えの妖術/事例三 炎魔/事例四 秘密の崇拝/事例五 犬のキャンプ/事例六 四次元空間の虜/解説=朝松健
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Posted by ブクログ
新訳版、読みたかった本がようやく手に入りました。いろんな人の訳文で同じ作品を読み比べるのが面白い。
古の妖術(1978年 ブラックウッド傑作選では「いにしえの魔術」)はじめとして、ジョン・サイレンスものだけを6編揃えて収録しているわけですが、こんなにも演出がバラエティに富んでいるのかと驚きました。
解説でも触れられていますが、主人公の事件への関わり方が様々で(ホームズ的に事件の依頼を受けて繰り出すケースもあれば、最後にちょこっと登場するだけ等々)よくあるシリーズモノにありがちな、話がマンネリ化しない工夫は素晴らしいし、状況描写や目に見えない「モノ」と戦う臨場感など、とにかく文章がワクワクドキドキする美しさでした。
この手の作品集はパターンが見えちゃうと読んでて飽きるので、そういう場合は1編読んでは間を空けたりしなきゃいけないんですが、この本は1冊ぶっ続けであっという間に読み切ってしまいました。面白かった。
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