代行返上

代行返上

759円 (税込)

3pt

3.3

2003年、大手信託銀行で年金基金や運営のコンサルタントに携わる河野が主人公。金融市場低迷期に大企業の代行返上が始まった。その具体的内容と一般サラリーマンが手にする企業年金への影響はどうなるのか――。金融マーケットに蠢く外資系ヘッジファンドの狡猾なスキームや、年金基金で地道に働く人々の姿が緻密な取材のもとに描かれている。『年金改革』に先駆けた企業年金の内幕小説。

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代行返上 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2016年05月01日

    「人間は言葉を使ってしか気持ちを通い合わせられない哀しい生き物ならば、言葉を惜しむのは罪悪なのだろう」久し振りの幸田真音、テーマは厚生年金。圧倒的な問題意識に引き込まれる。面白かった☺️

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    Posted by ブクログ 2016年09月10日

    代行返上 幸田真音(著)

    年金制度の改正になり、
    企業は、年金に対して、代行を返上できるようになった。
    企業年金は、株などで運用している。
    代行返上する際に、株を放出することで、
    株式は、暴落する。

    五稜信託銀行の年金運用する河野課長は、
    代行返上についてのアドバイスを、していた。

    外資...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2010年01月11日

    厚生年金の代行返上をテーマにした小説。
    大手信託銀行で働く主人公 河野を中心に、厚生年金基金、証券会社と様々な立場から見た『代行返上』の問題点が画かれている。

    難しいテーマだと思うが、とても理解しやすく書かれており、その当時自分が全く気付かなかった問題点、そしてこれから注目していかなければならない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    内容:大手信託銀行で、年金基金や運営のコンサルタントに携わる河野が主人公。バブル崩壊以来の金融市場低迷で、大企業の代行返上が始まっている。その具体的内容と一般サラリーマンが手にする企業年金への影響はどういうところに現れるのかを物語として展開していく。―河野は代行返上による市場への売り圧力を緩和するス...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    厚生年金基金の解散に伴う経済の問題を
    取り上げた意欲作、といったところか。

    今騒がれている年金の問題がこの時点で
    徐々に露呈していたんだな、ということ
    がわかる。
    経済についてもなんだかわかったような
    気にはなれた。やや難解。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    これはハードカバーで読みました。企業年金について書かれています。年金については昔勉強していたので少々詳しいです。でも企業年金は範囲外・・・。こういう小説は評価が難しいのですが、飽きずに読むことができました。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年01月17日

    2003年、企業年金を運用できなくなった企業年金基金が国に年金運用を返上するという「代行返上」が大量発生するという社会背景をベースに、年金をめぐる闇(のちにこれは、年金記録のエラーということで顕在化した)や、社会の混乱に乗じた金融機関のマネーをめぐる暗闘を描く。
    小説とはいえ、ストーリー自体は陳腐。...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年10月19日

    【代行返上】 幸田真音さん

    企業の年金は「基礎年金」「厚生年金」「厚生年金基金」
    の三つよって成り立っている。

    基礎年金は国民年金ともよばれ、すべての国民が対象の
    定額支給である事に対し、厚生年金は民間のサラリーマン
    を対象とした収入に比例した報酬比例型の年金である。

    厚生年金基金は企業の実情...続きを読む

    0

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