作品一覧

  • 僕の悲しみで君は跳んでくれ
    4.0
    1巻1,567円 (税込)
    18歳の時に “あいつ”が放った光を、もう一度見たい。「その一瞬」のために始まった青春の延長戦は、あまりにも――。 読んだら、誰かを“応援”したくなる! 全ての人の感動スイッチを押す、胸アツ青春小説。 私たちは今、壮平君が歌った未来にいる――。 札幌で高校時代を過ごした仲間たちには、共通した「忘れられない瞬間」がある。学校祭の中庭のステージで見た、瀬川壮平の姿だ。 当時の仲間たちが同窓会と称して集まっていたある日、母校の中庭が無くなるというニュースが。 もう一度、あの場所で壮平を見たい! しかし、東京でプロの活動を始めた壮平のステージは果たして実現するのか? 10代を共に過ごした仲間と、もう一度青春することはできるのか? 掴めそうで手放してしまった「欲しかった未来」に、もう一度手を伸ばしてもいいのか? 大人になってなんとなく流されていく日々に、「あのとき感じた希望の感触」が蘇る! ~~31文字の制限中で「その瞬間」を短歌というドラマにしてきた著者が、ついに挑んだ、渾身の長編小説。
  • 全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割
    値引きあり
    3.3
    1巻470円 (税込)
    昨日もトホホ、今日もトホホ。憂鬱だらけの毎日も、短歌に詠めば何かが変わる!「あの数ある自転車の中でただ1台倒れているのがそう僕のです」「さっきまで順調だったレジの列 急にもたつきだす僕の前」「ものすごい数のハトが集まっているおじさんに人は集まらない」他、105首の短歌とエッセイで綴る、ほろ苦さとおかしみに満ちた愛すべき日々。
  • センチメンタルに効くクスリ トホホは短歌で成仏させるの
    3.8
    1巻1,672円 (税込)
    今日も世界の片隅で、ひとり膝を抱える僕とあなたのために。 不幸に愛された、トホホ名人……歌人芸人が身を切って綴る、“せつなさとおかしみ”、“短歌とエッセイ”のマリアージュ。 恋でも、仕事でも、その辺にいるときも。あのときも、今も、どうせ明日も。 傷づいたり落ち込んだり。顔では笑っているけど、心は砂漠。 僕の日々は小さな不幸の連続です。トホホな出来事がよく起きて、センチメンタルに殺されそうな日々です。 でも、不幸があると短歌ができます。その短歌を読んで誰かがクスリと笑ってくれます。そうすると僕の小さな不幸は成仏されるのです。 短歌があればトホホも友達です。もしあなたに今、憂鬱なことがあるのなら、僕と一緒にトホホを小さな笑に変えてみませんか。 □すすきのを3周したのにあのホスト僕の原付にまだ座ってる □注意するほどじゃないけどないんだけど新人さん少し休憩長い □帰ろうと言い出す前の沈黙を作りたいのにずっと喋るね □自転車で豪快にこけてやっぱりか この夏初の半ズボンの日 □ワンテンポ隣の席が早いのでコース料理次々とネタバレ □節約のために水筒持ち歩き パチンコでむちゃくちゃ負けている □もうこれで最後だの感じ出したのに3日後に会う機会があった □短歌とか少しも興味のない君に届かせたくて詠んでる短歌                   …ほか、トホホ短歌に、トホホエピソードを添えて。

ユーザーレビュー

  • 僕の悲しみで君は跳んでくれ

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ読みやすかった
    会話の流れや場面の移り変わりに違和感がない
    過不足がなくて小気味よい
    本なのに映像を観ているみたいだった

    登場人物が興味深い
    こんなに普通な平々凡々な主人公っていただろうかとおもった
    それがすごくリアル
    普通な平々凡々な人間だって悩んだり挑戦したり失敗したり成長したりするんだよなとおもった
    そして自分もそうだよなとおもえた

    0
    2025年08月02日
  • センチメンタルに効くクスリ トホホは短歌で成仏させるの

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    芸人さんで歌人さんの岡本雄矢さんによる短歌とエッセイ第二弾。
    看板に偽りなし、クスリと笑えてちょっと切ない。
    今回も「いいひとすぎるよ!」という感想でした。
    前作のレビューでは、だいぶ失礼なことを書いてしまい反省している。

    ***

    今回気になった短歌。

    これ、わたしもやってる笑歌

    ・すぐ既読つけたらキモいと思われる気がして一旦スマホを置いた

    うつくしい歌

    ・ほら見て!と空を指差す爪のなか今年最初の花火が上がる

    怖面白い歌

    ・原付で暴走族の集団に混ざってしまって月がまんまる

    かわいらしいまる歌

    ・サンパチの前で喋ったサンプンを君にパチパチしてほしいまる

    ※サンパチとは、漫才

    0
    2025年06月26日
  • 僕の悲しみで君は跳んでくれ

    Posted by ブクログ

    高校時代の中庭ライブ。そこで跳んだ壮平くんの姿を軸に話がすすんでいく大人の青春群像劇。
    一人ひとりの物語に胸がきゅっとなるようなエピソードがあり夢中で読み進めた。西岡アートプロジェクトも、渚のここぞという時の短歌もすごく良かった。あたたかい物語でとても好きな小説だった。

    0
    2025年06月04日
  • 僕の悲しみで君は跳んでくれ

    Posted by ブクログ

    7人の仲間達いやそれ以上の人達の青春時代を北海道で過ごす物語りが始まる。とても爽やかであった。小生にも小学のときの友人男性3人と女性2人の6人が今だにおよそ年に一度くらいもう若くして亡くなった友人の家に亡くなった友人の奥様を含め7人集まって友人を偲び皆んなで近況を語りあっている。

    0
    2025年06月02日
  • センチメンタルに効くクスリ トホホは短歌で成仏させるの

    Posted by ブクログ

    腕枕ひとつしたことない腕で恋の歌などかけるだろうか

    一発目の短歌でもう面白い本確定と感じました
    芸人の岡本雄矢さんの日常の不幸を短歌とエッセイを混ぜて書いたものです

    わかる!って共感できるものもあれば、かわいそうだけど面白いなぁと感じるものもあったり
    この本を読んでると心が穏やかになる感じで
    読み始めたら手がとまらなかったです

    私のモヤモヤも一緒に成仏できました

    初めて短歌に触れたのですが、出会えてよかった一冊です。

    0
    2024年03月05日

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