岡本雄矢のレビュー一覧

  • 僕の悲しみで君は跳んでくれ

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ読みやすかった
    会話の流れや場面の移り変わりに違和感がない
    過不足がなくて小気味よい
    本なのに映像を観ているみたいだった

    登場人物が興味深い
    こんなに普通な平々凡々な主人公っていただろうかとおもった
    それがすごくリアル
    普通な平々凡々な人間だって悩んだり挑戦したり失敗したり成長したりするんだよなとおもった
    そして自分もそうだよなとおもえた

    0
    2025年08月02日
  • センチメンタルに効くクスリ トホホは短歌で成仏させるの

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    芸人さんで歌人さんの岡本雄矢さんによる短歌とエッセイ第二弾。
    看板に偽りなし、クスリと笑えてちょっと切ない。
    今回も「いいひとすぎるよ!」という感想でした。
    前作のレビューでは、だいぶ失礼なことを書いてしまい反省している。

    ***

    今回気になった短歌。

    これ、わたしもやってる笑歌

    ・すぐ既読つけたらキモいと思われる気がして一旦スマホを置いた

    うつくしい歌

    ・ほら見て!と空を指差す爪のなか今年最初の花火が上がる

    怖面白い歌

    ・原付で暴走族の集団に混ざってしまって月がまんまる

    かわいらしいまる歌

    ・サンパチの前で喋ったサンプンを君にパチパチしてほしいまる

    ※サンパチとは、漫才

    0
    2025年06月26日
  • 僕の悲しみで君は跳んでくれ

    Posted by ブクログ

    高校時代の中庭ライブ。そこで跳んだ壮平くんの姿を軸に話がすすんでいく大人の青春群像劇。
    一人ひとりの物語に胸がきゅっとなるようなエピソードがあり夢中で読み進めた。西岡アートプロジェクトも、渚のここぞという時の短歌もすごく良かった。あたたかい物語でとても好きな小説だった。

    0
    2025年06月04日
  • 僕の悲しみで君は跳んでくれ

    Posted by ブクログ

    7人の仲間達いやそれ以上の人達の青春時代を北海道で過ごす物語りが始まる。とても爽やかであった。小生にも小学のときの友人男性3人と女性2人の6人が今だにおよそ年に一度くらいもう若くして亡くなった友人の家に亡くなった友人の奥様を含め7人集まって友人を偲び皆んなで近況を語りあっている。

    0
    2025年06月02日
  • センチメンタルに効くクスリ トホホは短歌で成仏させるの

    Posted by ブクログ

    腕枕ひとつしたことない腕で恋の歌などかけるだろうか

    一発目の短歌でもう面白い本確定と感じました
    芸人の岡本雄矢さんの日常の不幸を短歌とエッセイを混ぜて書いたものです

    わかる!って共感できるものもあれば、かわいそうだけど面白いなぁと感じるものもあったり
    この本を読んでると心が穏やかになる感じで
    読み始めたら手がとまらなかったです

    私のモヤモヤも一緒に成仏できました

    初めて短歌に触れたのですが、出会えてよかった一冊です。

    0
    2024年03月05日
  • 僕の悲しみで君は跳んでくれ

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれて。
    素敵なタイトル!と思ったら、短歌を詠む方でした。そして芸人さん。多才!
    青春ですね。青春でした。いやぁー、青春。
    海のある街で青春時代過ごしたかったんだよなぁ。

    0
    2025年10月14日
  • センチメンタルに効くクスリ トホホは短歌で成仏させるの

    Posted by ブクログ

    5552さんのレビューで知った本です。
    5552さんありがとうございます!


    作者プロフィール
    1984年北海道生まれ。芸人。
    コンビ「スキンヘッドカメラ」で活動中。
    吉本興業所属。
    詠み始めるとなんでも
    ”不幸短歌”になってしまうという特徴を持つ。
    「日本でただ1人の歌人芸人」。北海道新聞等で連載も。
    短歌とエッセイを収録した初の著書
    『全員がサラダバーに行っている時に全部のカバン見てる役割』には、俵万智さん穂村弘さん、板尾創路さんからアツい推薦文が寄せられた。




    この歌集の面白さは一緒に掲載されているエッセイも読まないとわからないかと思います。
    でもこの方”不幸な短歌”を詠むために

    0
    2025年08月26日
  • 僕の悲しみで君は跳んでくれ

    Posted by ブクログ

    まさしく青春!
    高校時代の1ページである学校祭でバンド演奏をした
    7年後その場所であった中庭が無くなることを知り再び演奏をしようと集まることになった
    この小説の中には短歌が隠れている
    中でも私は
    『選ばれた人じゃない
    ステージの上にいるのは
    そこを選んだ人だ』
    という句が好きだ

    0
    2025年07月27日
  • 僕の悲しみで君は跳んでくれ

    Posted by ブクログ

    学校祭の中庭のライブで見た忘れられない瞬間が、壮平の跳躍。
    この跳躍を再び思い出したのは、卒業後何年も経ってからあの中庭が無くなると知ったから…。
    中庭とともに思い出が消えることのないようにもう一度、あの瞬間を見たいと。



    青春の思い出が甦るが、彼らほど熱い思いはなかったような気がする。
    できれば彼らと時を過ごしていれば…
    いっしょに跳んでいたかもしれない。

    みんなの分の悲しみは俺が背負うから、だからみんな跳べって、どれだけカッコイイんだよ。

    彼らに希望や勇気を与えていたような西岡先生もカッコいい。
    「目、貸して」ってちょっと言えそうもないけど力のある言葉だと感じた。

    あのとき、見逃

    0
    2025年07月25日
  • 全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割

    Posted by ブクログ

    まずタイトルの短歌がめっちゃ好き。
    あるある〜〜なのに、その場面を短歌にしようなんて考えたこともなかった。
    そんな感性を尊敬。

    0
    2025年05月23日
  • 全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割

    Posted by ブクログ

    ひとつも嫌な気持ちになることがない不幸ここにあります。
    ちょっとした日常の不幸を芸人さんが短歌とエッセイで浄化してます

    0
    2024年06月14日
  • 全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    三十一文字だけでも面白いがそれにエッセイ繋げてもさらに面白い。
    不幸ばかりとおっしゃるけれど、たぶん不幸なことに気づいてしまい、それを言語化できて面白くなるのは素晴らしいと思う。
    読後、ペラっとめくった短歌どれもエピソードが思い出されてクスクスしてる。

    0
    2024年05月25日
  • 全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    昨日もトホホ、今日もトホホ。憂鬱だらけの毎日も、短歌に詠めば何かが変わる!短歌とエッセイで綴る、ほろ苦さとおかしみに満ちた愛すべき日々。

    著者のことは知らなかったんだけど、タイトルに惹かれて読みました。
    「僕の不幸を短歌にしてみました」というウェブでの連載が元になっているそう。
    特に好きだったのはこの4つ。

    左手に見えますホストに座られているのが僕のスクーターです

    この話多分こいつにもうしてる だけど今さら引き返せない

    ちょい待ってあなたが好きですあなたからもらった電話で恐縮ですが

    あけましておめでとうからあけましておめでとうまでの無言の一年

    0
    2025年11月27日
  • センチメンタルに効くクスリ トホホは短歌で成仏させるの

    Posted by ブクログ

    ふふふ、トホホが上手いなぁ。
    芸人さんが短歌を詠むと、トホホも面白く浄化されますね。
    目のつけどろこもいいし、トホホ具合も程よくて、クスっと笑えるから、心が荒んでるときにはちょうどいいかもしれない。

    0
    2025年09月10日
  • 僕の悲しみで君は跳んでくれ

    Posted by ブクログ

    高校生の友情とちょこっと恋愛。教師のあり方もなるほどと思うところもある。登場人物の視点を変えながら高校時代の中庭ライブを軸に展開する物語。
    成長していく姿が眩しい。

    0
    2025年08月09日
  • 僕の悲しみで君は跳んでくれ

    Posted by ブクログ

    爽やかでちょっとほろ苦い青春小説。
    ちょっと純粋すぎるくらいかもと思っていたところ、最後に思わぬ展開。

    著者らしい短歌も随所に効いてさすがです。

    これからの行き先(芸人、歌人、小説)が気になりますが、発表作、楽しみにしています。

    0
    2025年08月03日
  • センチメンタルに効くクスリ トホホは短歌で成仏させるの

    Posted by ブクログ

    2作目の短歌も楽しめました。

    スクーターの気弱さ、好きです(笑)
    短歌の内容と裏腹に、結構女性にモテてる気もしますけど。

    さてさて、岡本さん自らコメントくださった(「全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割」の感想に)小説、読んでみます~!

    0
    2025年07月08日
  • 僕の悲しみで君は跳んでくれ

    Posted by ブクログ

    まっっすぐな青春小説。
    とっくに忘れてた瑞々しい感覚を思い出させてくれる一冊。
    登場人物中で、渚が短歌を思いついたとき中座する場面が何度か出てくるけど、著書もあんな風に短歌できそうなときは席を外すのかな。

    0
    2025年06月22日
  • 全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割

    Posted by ブクログ

    最近なんだかなぁと沈むことが多かったから、今だ!と積読から選んだ本作。岡本さんのトホホな日常に段々元気がでてくる。いつかの自分を慰めてくれるかもしれないから、私も些細なトホホをメモに残そうかな

    0
    2025年05月21日
  • 全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割

    Posted by ブクログ

    作品としてはお笑い芸人さんによる日々のちょっとした憂鬱なできごとを三十一文字にまとめてクスリと笑える"あるある"にした短歌集。
    短歌だけが書かれたページもあれば、その短歌を思いつくに至った短いエピソードがついたページもある。
    面白フリースタイル短歌とミニエッセイの両方を楽しめる一冊という印象で、特に短歌は31文字の外側で想像できる余白がよりトホホな郷愁を漂わせてくれる点が評価されていると感じた。

    一方で、私が短歌部分から受けた感情とミニエッセイの部分で語られる感情にかなり乖離があり、そこでどうしても違和感をずっと抱えてしまった。
    例えば、短歌を読んで「わかる〜そういうのち

    0
    2025年01月18日