あらすじ
昨日もトホホ、今日もトホホ。憂鬱だらけの毎日も、短歌に詠めば何かが変わる!「あの数ある自転車の中でただ1台倒れているのがそう僕のです」「さっきまで順調だったレジの列 急にもたつきだす僕の前」「ものすごい数のハトが集まっているおじさんに人は集まらない」他、105首の短歌とエッセイで綴る、ほろ苦さとおかしみに満ちた愛すべき日々。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
三十一文字だけでも面白いがそれにエッセイ繋げてもさらに面白い。
不幸ばかりとおっしゃるけれど、たぶん不幸なことに気づいてしまい、それを言語化できて面白くなるのは素晴らしいと思う。
読後、ペラっとめくった短歌どれもエピソードが思い出されてクスクスしてる。
Posted by ブクログ
昨日もトホホ、今日もトホホ。憂鬱だらけの毎日も、短歌に詠めば何かが変わる!短歌とエッセイで綴る、ほろ苦さとおかしみに満ちた愛すべき日々。
著者のことは知らなかったんだけど、タイトルに惹かれて読みました。
「僕の不幸を短歌にしてみました」というウェブでの連載が元になっているそう。
特に好きだったのはこの4つ。
左手に見えますホストに座られているのが僕のスクーターです
この話多分こいつにもうしてる だけど今さら引き返せない
ちょい待ってあなたが好きですあなたからもらった電話で恐縮ですが
あけましておめでとうからあけましておめでとうまでの無言の一年
Posted by ブクログ
最近なんだかなぁと沈むことが多かったから、今だ!と積読から選んだ本作。岡本さんのトホホな日常に段々元気がでてくる。いつかの自分を慰めてくれるかもしれないから、私も些細なトホホをメモに残そうかな
Posted by ブクログ
作品としてはお笑い芸人さんによる日々のちょっとした憂鬱なできごとを三十一文字にまとめてクスリと笑える"あるある"にした短歌集。
短歌だけが書かれたページもあれば、その短歌を思いつくに至った短いエピソードがついたページもある。
面白フリースタイル短歌とミニエッセイの両方を楽しめる一冊という印象で、特に短歌は31文字の外側で想像できる余白がよりトホホな郷愁を漂わせてくれる点が評価されていると感じた。
一方で、私が短歌部分から受けた感情とミニエッセイの部分で語られる感情にかなり乖離があり、そこでどうしても違和感をずっと抱えてしまった。
例えば、短歌を読んで「わかる〜そういうのちょっと悲しくて笑っちゃう〜」と思っても、エッセイの部分に「そりゃそうだよな、だって僕だもの……」のようなテンションで書かれていると「え、別にそこまで言ってないですけど……」と冷めてしまう気持ちや、「同じ状況でもそこまでネガティブに感じないな……」と作者のマイナス思考にちょっと共感できない気持ちがせっかくの短歌で感じたことを上書きしてしまうような感覚。
このあたりは完全に思考や性格によるものなので、好みが分かれると思った。
エッセイ部分は自分を卑下して笑いを取るスタイルがいくつも続くのでそれが私にはどうも合わなかったが、短歌集としては面白いと思う。
Posted by ブクログ
短歌とか俳句とか川柳
読むのは好きだ
ごとしちは
日本人の体に心地良いリズムとして
刻み込まれていると思う
演歌の歌詞もごしちだと
テンポいいなーってなるし
なんでもない日常を
美しくとか人と違う切り口でとか
季語とか
いろいろ難しいので
作れと言われると作れない
なので作れる人すごいと思うぜ!
って思ったから買ったわけでもなく
タイトルが辛そうなのに
おもしろいから買ってみた
大体どの短歌も
それに近い経験あるな…って
切なくなるのばっかだけど
たまに
わーこんな風景、切り取ったことないな
って驚くようなのがある
それを覚えてるかって覚えてないけど
また気が向いたときに
ページをめくってみようと思えた
星は3つ
Posted by ブクログ
不幸短歌とエッセイ集。ちょっとした不幸や不運が短歌で紡がれており、短歌になることで思わずクスッと笑えてしまう。この短い文章で不幸の情景が浮かぶのが凄いし何か趣のある感じに仕上がってるのも笑ってしまう。ちょうどいい。
Posted by ブクログ
札幌よしもと所属の歌人芸人が綴る
短歌とそれにまつわるエッセイ。
短歌初心者だし解説みたいなエッセイあるのは
すごく読みやすい。
内容もクスッとするものか共感できるものもあって面白かった!
好きだった歌をいくつか
「生きていていいと未来が言っている予定があるってそういうことだ」
「連ドラが菅田将暉のアップで終わりCMが菅田将暉ではじまる」