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Posted by ブクログ
かなりライトノベル、ティーン向け。
19世紀のロンドンの寄宿学校を舞台に日本人の転校生と貴族の少年がバディを組んでロンドンの怪奇現象の秘密を探る…という設定自体は良かったけど、それ以外がかなり無理がある…。
日本の宝が盗まれた経緯、黒幕の秘密、それが明かされるまでの経緯など、かなり雑な展開に感じてしまった。
「妖精(ゴースト)の仕業だと思われたものは人間の仕業だったよ」という展開はあるあるで好む人が多そうだけど、そもそもゴーストについての説明などがかなり無理やり差し込まれるのでwikiを読んでるみたいな違和感があった。
読者にだけわかるような仕掛け(この人が後の○○だよね)みたいな部分も物語的な面白さはなく、ただ知識を羅列したかっただけのように見えてしまった。
寄宿学校の二人は等身大なのに、周りの出来事が嘘っぽすぎてチグハグな感じ。
普通に大義などなく好奇心旺盛な学生が怪奇の解明に迫る青春譚とかにした方が良かった気がする。
続きがあるなら読むと思うけどもう少しエピソードが地に足ついた感じになると嬉しい。
Posted by ブクログ
19世紀のロンドンの寄宿学校を舞台に、貴族のご子息と日本からの留学生が怪異の謎を追いかけているうちにとんでもない陰謀に巻き込まれてしまう……という物語。
最初は日本から来た彼の方が探偵役かと思っていたら、体張る方だったという。
そりゃそうだ、時代的に幕末維新時期なので、日本からの留学生しかも侍(ということにしておく)がイギリスの怪異に詳しい訳がない。
謎解きは彼のルームメイト、何やら秘密を抱えた貴族の子息のお仕事である。
最初は学内の現実的に謎が解ける話だったが、段々と本当に死人が出るし、学外にまで話が及ぶし、とうとう秘密結社までご登場という。
登場と言えば、時代的に今後日本で有名になる方に、お名前からして後にロンドンでやばい事件を起こす人まで登場して、要素は非常に盛りだくさん。
詰めに詰め込んでいて、それでいて面白いのは、流石峰守先生。
後者の人物は最後の最後で「そう来たかー!」と唸ったし、前者は知っていると初手から「ニヤリ」とできるキャラだったところが、これまた絶妙な塩梅で。
匂わせが上手い。
そして、峰守先生作品だと毎回考える「怪異は(この作品中の)現実に存在するのか」問題。
今回の答えも、最後の最後でひっくり返してくるので油断ならない。
いやあ、色々と驚かされたし、最初から最後まで面白い作品でした。
前述の有名人、峰守先生作品に彼が主役のお話があるので、その話に繋がるのかなと思うと、それはそれで夢が広がるなとも思いました。
勿論知らなくても読めますので、ご安心を。
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