汝、暗君を愛せよ【電子特典付き】

汝、暗君を愛せよ【電子特典付き】

ラノベ
1,540円 (税込)

7pt

【電子特典付き】
書き下ろし短編「視ること:ゾフィ」を電子書籍限定で収録!

お飾り社長としての人生に嫌気がさして自ら命を絶った「ぼく」は、異世界の若き王の中へと転生する。しかし彼の王国は巨額の赤字財政と列強の干渉に悩まされ、国内には革命の気配すら漂い始めていた。
政治的影響力を無視できない妃候補の令嬢たちと、自分よりも明らかに有能な重臣たちに取り巻かれ、無力な異世界人たる彼にできることはあまりに少ない。だが、何とか“上手くやらなければ”生き残れない。
「ぼくの名は、暗愚な君主の1人として残るだろう。永遠に」
それでもなお、彼は玉座に在り続ける。かつて“投げ捨てた”役割を今度こそ全うするために。

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汝、暗君を愛せよ の一覧

1~4巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~4件目 / 4件
  • 汝、暗君を愛せよ【電子特典付き】
    1,540円 (税込)
    【電子特典付き】 書き下ろし短編「視ること:ゾフィ」を電子書籍限定で収録! お飾り社長としての人生に嫌気がさして自ら命を絶った「ぼく」は、異世界の若き王の中へと転生する。しかし彼の王国は巨額の赤字財政と列強の干渉に悩まされ、国内には革命の気配すら漂い始めていた。 政治的影響力を無視できない妃候補の令嬢たちと、自分よりも明らかに有能な重臣たちに取り巻かれ、無力な異世界人たる彼にできることはあまりに少ない。だが、何とか“上手くやらなければ”生き残れない。 「ぼくの名は、暗愚な君主の1人として残るだろう。永遠に」 それでもなお、彼は玉座に在り続ける。かつて“投げ捨てた”役割を今度こそ全うするために。
  • 汝、暗君を愛せよ2【電子特典付き】
    1,650円 (税込)
    【電子特典付き】 書き下ろし短編「空想と現実:ゾフィ」を電子書籍限定で収録! 異世界で若き国王となった「ぼく」の治世は四年目を迎えようとしていた。だが国内有力諸侯間の利害調整と外交政策の大転換の末にたどり着いた一つの成果、新政権発足を定める「大回廊の勅令」は貴族会の思わぬ反対により否決されてしまう。国内に漂い始めた不穏な空気と、背後に見え隠れする列強の思惑に立ち向かう中で、王の重責は徐々に彼の精神を摩耗させつつあった。 ――ぼくは王だ。そう在りつづけなければならない。 逆境の中で足掻く彼を待つのは、果たして栄光か破滅か。 「杯を掲げよう。――大グロワスの誕生に!」
  • 汝、暗君を愛せよ3【電子特典付き】
    1,650円 (税込)
    【電子特典付き】 書き下ろし短編「母:ゾフィ」を電子書籍限定で収録! 本編は、約1万字に及ぶ完全書き下ろしエピソードを新たに追加! プロザン王との二者会談成功、「大回廊の勅令」の成立に加え、側妃メアリの妊娠が判明し、サンテネリの宮中は喜びに沸いた。グロワス十三世はいまや名実ともに国際政治上の重要人物となった。だが、多くの政治的成果を手にしたはずの彼は、勅令承認を求めた議会演説の後、そのまま自室に籠もってしまう。精根尽き果てるがごとく。そして、再び姿を現したとき、男の中の「何か」が以前と変わっていた。 そんな最中、王は、先鋭的な人権思想を抱く青年ジュール・レスパンと再会する。二人の『対話』を通じ「何か」が歴史に生まれ出ようとしていた。”偉大な”何かが。
  • 汝、暗君を愛せよ4【電子特典付き】
    1,760円 (税込)
    【電子特典付き】 書き下ろし短編「宴の後:ゾフィ」を電子書籍限定で収録! 「ぼくは、うまくやれただろうか」 グロワス十三世の治世開始より二十余年。王太子はじめ次世代を担う若者たちが育つ一方で、王国を取り巻く状況は風雲急を告げるものとなっていた。プロザン王フライシュ三世の死に端を発する国際秩序の地殻変動は列強各国を巻き込んだ大戦争へと発展し、その一角たるサンテネリもまた望まぬ戦に絡み取られた。戦時下の社会不安が体制への不満を増幅せしめ、共和主義者の台頭さえ危ぶまれる中、枢密院は難しい舵取りを迫られることとなった。代わり映えのせぬ陰鬱な日々に人々は願う。新しい”何か”を。 そしてついに、旧い陽は沈みゆく。黄昏が訪れる。 わずかに残された時間の中で、果たして王は何を残しうるのか。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

汝、暗君を愛せよ【電子特典付き】 のユーザーレビュー

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    購入済み

    王様転生ものの新定番

    異世界の王様に転生するお話。

    状況的には「転生したら皇帝でした」に近く、設定をきっちり作り込んであるところも似てますが、面白さは明らかにこちらが上です。

    2巻、3巻と更に面白くなります。
    おすすめです。

    0
    2026年04月24日

    Posted by ブクログ

    とても独特な読み味の話で面白かった。前世で社長だった王様が、国家を淡々と経営していく日々のお話。全体的にいぶし銀な感じというか、大きな盛り上がりや心揺さぶられる山谷があるというわけではないのに、ついつい読んでしまう不思議な魅力がある。面白かった。

    0
    2026年04月12日

    Posted by ブクログ

    これは凄い作品に出会ってしまったよ

    作品傾向としては近年のラノベにおける王道路線、異世界への転生であり権威・権勢を持つ者として人生をやり直すというもの。けれど、本作はそうした権力者に生まれ直す事で得られる利点というか欲求的な部分を初っ端から否定しているね
    偉くなった事で得られる立場に相応しいリーダーシップの発揮「変えることで自分の存在を刻印する」行動を敬遠している。前世においてそれなりに軌道に乗っていた会社の社長として行き詰まった彼は権力者として何か行動を起こす限界を体感している。だから異世界において改めて権力者の椅子に座っても、彼は次なる人生にて失敗しない為に「何もしない」を選んだわけだ
    これ、軽く言及するだけだとまるでスローライフ系のように感じられるけど、むしろこの主人公の生活は転生した事で忙しくなるね。食事も仕事とか気が休まる時間が無い
    それらの忙しさは巻き込まれ型主人公のように向こうからって来るという仕様ではなく、王者の椅子に座っているから必然的に訪れる忙しさ。「何もしない」を選択した彼は世を捨てて田舎に引っ込むのではなく、王城において暴君にも名君にも成らない道を進むわけだ

    “ぼく”の口調が反映されている文体はとてもナヨナヨした印象を受ける。有り体に言ってしまえば「うだつの上がらない」男性が使ってそうな感じの文体。味方にする利点はあまり無いけれど、敵にするまでもないしそのバックボーンに価値が有るならば味方陣営に加えても良いかな?って塩梅の類い
    “ぼく”は意識した上でそうした在り方を体現しているね。これ、無自覚俺ツエーでも能ある鷹は何とやらというタイプですら無く、自分を立てずに相手を立てる姿勢を極めた形なのだろうな
    そもそも前世では上手く回っている会社、会社規模に相応しい有能さを持つ部下達、自分がヘマをしても傾かない体制という中で自分の主張を通そうとして失敗した人物だから、財政事情に大きな問題を抱えている程度で家臣は有能揃いのサンテネリにおいて、同様に自分の主張を通す利が無い点を素早く理解できたからこそ

    他方でこの“ぼく”は周囲で行われている政治を何も理解していない本物のお飾りとは違う点が本作の面白さへと繋がっていくね
    「何もしない」リーダーだけど「何も知らない」わけではない。それどころか、サンテネリで何が行われているかを積極的に知る行動力を持っているし、相手が何を考えて政治を行っているかもある程度読めている。その上で「何もしない」のだから見た目以上に厄介な人物だよ、この人は
    そんなグロワス十三世が中心となって織りなされる物語、面白くないわけがない


    病に拠って倒れたグロワスに“ぼく”が転生する形で始まった物語、必然的に転生前と後ではグロワスの在り方は大きく変わっているのだけど、前後における評価の違いがまず面白いね
    彼に嫁ぐ可能性が有ったブラウネやメアリ等を始めとして大半の人物は転生前のグロワスを暗愚な人物、または暴君と認識していた。これはグロワスを個人として観察していた為か
    対してマルセルを始めとして幾人かの家臣はグロワスの在り方を良くないものと捉えつつも誤りであるとして修正しようとまではしないね。これは王という個人に仕えているのではなく、王権に仕えている為か。またはそれ程までに王を絶対視していたか
    愉快なのが転生前のグロワスと真反対の政策を行う“ぼく”は前のグロワスを偉大な君主になる可能性があった、羨ましい人物とまで見ている点か。まあ、そのように見つつ彼の政策の踏襲を行わない点も興味深いのだけど

    前のグロワスと今のグロワスは明らかに思想が異なる。それが結果的にグロワスに失望していた、もしくは舐め腐っていた者達にポジティブなショックを与えるわけだ
    その代表格がヒロインズとも言えるブラウネ達だね。彼女らは一様にグロワスに失望していた。しかし、身分から来る責任や立場の為に彼を明確な嫌悪の対象とまでは出来ない。それだけに前の彼と180度異なるかのような新たなグロワスの態度は彼女らに好印象を残すものと成るね
    そもそもからして“ぼく”というのが現代知識無双も現代倫理無双も出来ないタイプなのだけど、一方で根底にある現代的な価値基準までは消せないし、社長時代に培った対人スキルも持ち合わせているから、サンテネリにおいて異質とまで呼べるような接し方が出来る
    即ち、身分に基づいて人を区別するのではなく、人に基づいて人を区別する。それはサンテネリにおいて人を区別しないも同義。身分に拠って暴君グロワスに嫁ぐ可能性があった彼女らにとって気持ちの良い解放を意識させるものだね。身分に拠ってではなく人に拠って彼を好む事が出来る
    これを“ぼく”は狙った形ではなく、ごく自然の在り方として、それでいてグロワス王として問題のない範囲で意図して行っているのだから恐ろしい話ですよ


    新たなグロワス王の政策はいわば王が何もしなくて良い状況を作る為に全てをする、みたいな感じだね。将来的に自分の権力を削ぐ為の下準備を綿密で慎重な打ち合わせを何度も行った上でやっている。ただ、それでも周囲においては大改革には違いないから反発も当然生まれると
    だとすると、第11話で発生した事件は無理な改革を進めようとした反動の現れだったと言えるか。それはグロワスへの害意という形だけではなく、“ぼく”が「何もしない」無害な存在と嘯いてきた為に密かに生まれていた歪みをも表出させるものとなったような

    マルセルの処罰要求、噴出した“ぼく”の恫喝、ブラウネに訪れた選択、メアリが直面した破滅
    これらは全て“ぼく”がのらりくらりと責任と向き合いつつも責任を避けていた為に生じてしまったものかな。そしてその忌避は前世を逃げるようにして終えてしまった行為に端を発しているとも言える
    だから、この大問題の局面を切り抜けるにはそれぞれが身分や立場によって隔てられていた関係を少し踏み越えて己が自然的に持つ責任と相対する必要があったのかもしれない

    そう思えばこそ、マルセルが侯爵令嬢たる自身の娘を出仕させ、ブラウネがグロワスをこれ以上逃さない為に傍に侍る決心をし、メアリが王ではなくグロワスという個人を救う事を自身の在り方としたように
    そして何よりも“ぼく”が彼女らを身請けすると、彼女らの人生に対し責任を持つと覚悟を決めた事は大きな転換点となったのではなかろうか

    その一方でゾフィという少女は面白い立ち位置に居るね
    彼女はブラウネやメアリ程には王との関係に縛られていない。また、2人よりも幼い年齢。その意味で彼女はまだ自分の在り方を決める必然性に迫られていない。けれど、新たなグロワスに父性的な魅力を覚えた彼女は政治を意識しつつ少女として彼に恋をし、そして恋をしたからには淑女として彼と向き合おうとしているね。その点はブラウネやメアリには無い魅力であるように思えたよ
    無論、ブラウネだってメアリだって充分に魅力的な女性であるんだけどね


    己の立場を改めた“ぼく”は更に行動を急進化させるね。
    差し迫った理由が有るわけでもないのに、自身の権力や武力をひたすらに削り、他者に権力を委任しようとするだなんてもはや狂気の沙汰だ
    当初の彼は失政の果てに殺されたりしないよう「何もしない」を選んだ筈だった。けれど物語が進展し、彼がサンテネリやブラウネ達に責任を持つように成ると、サンテネリが生き永らえるように王や権力者が何かをしても揺らがない形へと国を変えていく
    これは「何もしない」の究極系だね。だから彼の周囲に侍る者達は生まれ変わったグロワス王に未知なるものを見るし、彼の真意を読み解け無い者は暴君より恐ろしい何かを見て彼に降参する

    終盤にてグロワスの王たる所業が一つ描かれたね
    あの演説は作品が作品なら名演説扱いされてグロワス王の王たる所以を示すものと扱ったって可怪しくない。けれど、グロワスの演説を傍で聞いたガイユール大公とデルロワズ公は演説そのものは高く評価しない
    ただし、王が直接に兵達に向けて自身の政策を反映した演説を行ったという点、それを聞いた兵達が思惑はさておき現象としては騒乱を止めた。その事実がとても大きい
    グロワスはそこに自覚的であるというのが面白いね。“ぼく”は意図的にそうした効果を狙っているね
    同じようにガイユール大公とデルロワズ公もグロワス王がただの熱意に拠って大演説を行ったとは見做さず、演説を行う事で長期的な効果を得ていると認識している。また、そうして作られる時代の転換点に否が応でも巻き込まれている事も自覚している

    そうした点を考慮すれば、2人はグロワス王を自分達が仕えるべき、というより仕えざるを得ず名君にせざるを得ない人物と理解していくね
    当初の彼が「何もしない」判子係だった事を思えば、これは大きな偉業と言えそうだ

    ただ、“ぼく”自身は政治の世界に身を置きすぎて彼らの信任を表面的な言葉そのままには受け取れないと
    だとしたら、ブラウネやメアリからの信頼がより篤くなり、そして無邪気であるように見えて充分に政治的であり純真さも併せ持つゾフィが傍に侍る事になったのは彼にとって癒やしと成ると良いのだけれど
    あと、この関係にあまり絡んでこないアナリゼはグロワスとどのような関係を築いていく事に成るのかも気になるね

    0
    2025年08月29日

    Posted by ブクログ

    知人から面白かったと言われたので読んだ。最初はだらだらしていたが、登場人物がある程度揃ってからは話も進むようになり良い。

    手続きと儀式に塗れた社会人ホイホイなお話ですね。中小企業の社長が考えていることが分かった気になって面白い。ただ世界観については中世風という雰囲気しかわからないのでイマイチ入り込めない。主人公はこの世界の常識をどうやって学んだんだ。

    0
    2026年08月28日

    Posted by ブクログ

    序盤は主人公の口調(というか、語り口)が気に入らなくて、失敗したかなぁと思ったけど、意外に最後まで楽しく読んだ。ハーレムだけど、主人公がウハウハ嬉しそうじゃないのがいい。

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白いという噂だったので読んでみたら面白かった。
    いわゆる中世ファンタジー転生モノなんだけど、現代の中小企業3代目若社長が自殺して中世のフランスと思わしき国の王太子に転生する。赤子の時ではなく、20歳?のときに当の本人が病に冒されて快癒したら身体に乗り移った感じ。転生というより憑依のほうが近いかも?あと転生ファンタジー系によくある現代知識を活かして、、、感じなんだけど。特にチートもなく。あるのは現在の人権意識くらい。苦労しながらも貴族の子女たちを虜にし、傾いた国家財政を救うために絶対君主から立憲君主性に近い形に移行しようとする。4人の彼女たちのキャラたちもよく次巻以降も期待が持てる1冊。

    0
    2025年12月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    三代目の社長で会社をつぶし自殺した主人公が、18世紀のフランスに類似したサンテネリ王国の18歳の新王に憑依。自分の無能力を自覚し、ラノベの主人公のテンプレに反し主体的行動はとらないながらも、国内大貴領の国への一体化、家政機関である大臣制の王国枢密院への移行、封建的色彩を残す軍の一元化等を図っていく。ルイ15世と16世がうまくやったケース。

    0
    2025年09月21日

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