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Posted by ブクログ
霜月透子『祈願成就』新潮文庫。
初読みの新人作家。創作大賞2023新潮文庫nex賞を受賞した最凶イヤミス&オカルトホラー。
スティーヴン・キングの初期作品のような雰囲気があるのだが、ネタを小出しにし過ぎたせいか、展開にキレが無く、もう少し恐怖を掻き立てるような直接的な表現をしても良かったのではないかと思った。
プロローグに描かれる坪内郁美の壮絶な事故死から物語は始まる。その葬儀に集まった4人の幼馴染。小学校時代、郁美は4人の仲間たちの願いを叶えるために雑木林の秘密基地でお呪いの儀式を行っていた。
郁美の死を堺に儀式に参加した4人に怪しい黒い影が忍び寄り、恐ろしい事故や原因不明の災厄に見舞われる。唯一、お呪いの儀式で願いをかけなかった瀬尾実希子は幼馴染で婚約者の岩本健二の命を救おうと郁美の行った儀式の秘密を探ろうとする。
本体価格630円
★★★
Posted by ブクログ
凄惨な事故死を遂げた郁美の葬儀を機に、幼馴染の4人が再開した。子どもの頃の郁美は、仲間たちそれぞれの願いをかなえるため、雑木林でおまじないの儀式を行っていた。
彼女の死を境に、儀式に参加した4人は視界にちらつく不気味な影や原因不明の厄災に見舞われていく。
幼い頃に軽い気持ちで行った「おまじないの儀式」が、大人になった現在になって災いを呼ぶオカルトミステリ。
「願いはかなうけどいつ叶うかは分からない」というのがなんともたちが悪くて好き。
等価交換、人を呪わば穴二つ。何かを欲すれば、人は犠牲なしに何かを得ることはできない。何も分からない子供のうちにそんな理屈や、人の理の通じない超存在に触れてしまったのはかわいそうともいえるけど、読者目線で見てしまうとそりゃあそうなるよね……と思ってしまうのでそこまで怖かったり、帯の紹介にあるようなイヤミスっぽいとは思わなかったです。
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