作品一覧

  • 冷蔵庫のように孤独に
    3.0
    1巻2,090円 (税込)
    14歳の時、ピアノを嫌っていた美咲が出逢ったのは、老齢の父と住むピアノの先生だった。彼女は、発想記号を理解する時は空き地に捨てられた冷蔵庫を思い浮かべればいいと不思議なことを言う。ピアノを好きになる美咲だが、先生には暗い過去があるようで……
  • 商店街のジャンクション
    3.8
    1巻1,870円 (税込)
    人生に疲れた時、三人の男女が出逢ったのは――チョッキーという犬のかぶりもの。かわるがわる中に入ると、各々の悩みは……ミステリ賞二賞を受賞した著者が贈る、すべてを包み込む着ぐるみ小説。
  • 箱とキツネと、パイナップル
    3.4
    1巻1,760円 (税込)
    大学を卒業し、引っ越した先はレトロな名前の一見普通のアパート。だけど、しょっちゅう届く大家の回覧板メールに、個性豊か過ぎる住人たち、更に怪現象が続き、新生活はのっけからてんやわんや。しかも、お稲荷様に祟られているなんて、一体ここはどうなってるの!? 新潮ミステリー大賞選考会を紛糾させた話題作が登場!
  • 窓から見える最初のもの
    3.3
    1巻1,760円 (税込)
    【第7回クリスティー賞大賞受賞作】心療内科に通う女子大生、購入した油絵の真贋を疑う経営者、喫茶店の物件探しを依頼された不動産屋の女性、自分の名前を騙った失踪人に戸惑う会社員。年齢も性別も境遇もちがう4人の人生に待ち受けていたのは……細部の描写、精緻な構成が光る日常のミステリ。
  • 商店街のジャンクション

    Posted by ブクログ

    着ぐるみのチョッキ-を巡る掛け合いのズレか面白い。そして滝田と水谷と兵頭、それぞれの考えにはグッとくる。最後のチョッキ-誕生までの物語もよかった。

    0
    2024年02月22日
  • 箱とキツネと、パイナップル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルと装丁からほんわかとしたかわいらしい雰囲気が漂っていたけど予想外の着地だった。話自体も途中まではそんな感じだった。
    最後の方は深層心理と記憶の話かな。とにかく途中から目が離せなくなった。

    坂出くんと藤井さんと周りの住民たちの関わりの描写が面白い。面白い作家さんに出会った。

    0
    2023年05月21日
  • 窓から見える最初のもの

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    心の動きが
    波になって押し寄せてきた。
    ガラスを通った光のような彼の絵を
    一度でいいから見れたらな。

    0
    2018年08月20日
  • 窓から見える最初のもの

    Posted by ブクログ

     登場人物は4人。相澤ふたばは心療内科に通う短大生。藤倉一博は100年前に早世した画家の作品に魅入られた中小企業の社長。連城美和子は不動産会社の営業、喫茶店を買いたいと言っている長谷部が半年ほど物件を決めきれずその対応をしている。御通川(ミツカワ)進は自動車免許の更新に行くと、妻と小学生の娘と平穏に暮らしている自分に家出人捜索願が出されていると言われ、その後警察署へ出頭。

     この4人の話が7つのシーンとなって次から次へと場面が変わりながら彼らの置かれた状況が変化して行きます。4人の置かれている年齢、立場に何ら共通点の無いまま、30年前の大雪そしてその事を思い出させるかのような数日前の大雪、こ

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    2022年11月28日
  • 箱とキツネと、パイナップル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルに惹かれて読んだ。
    サラッと読めて読後は狐につつまされたようなそうでもないような最後にややミステリーに変わる感じの印象

    0
    2022年05月28日

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