作品一覧

  • かぎろいの島
    値引きあり
    3.2
    1巻935円 (税込)
    エブリスタ×竹書房が推すホラーの頂点 第3回最恐小説大賞受賞作は、孤島の怪奇ミステリ―! 天涯孤独の小説家・津雲佳人の元にある日届いた、伯母を名乗る人物からの手紙。 そこには幼い佳人と、十数年前に自死した若き頃の父の写真が同封されていた。 一度あなたの故郷へ来てほしいという伯母に、 佳人は九州南西部の孤島・陽炎島に渡る。 しかしそこは地元の者も近寄らぬ禁域、異人殺しの伝説が残る忌まわしき島だった。 島では異人の魂を弔う秘密の神事が行われており、 その神事を担うのが佳人の一族・白(つくも)家であるという。 現在は佳人のいとこにあたる、みのり、ハル、セイの3人がそのお役目を果たしている。 父はなぜ幼い佳人を連れて島を出たのか? 母は? 様々な疑念が渦巻く中、島で起きる殺人事件、奇怪な祭り。 犯人は異人の亡霊なのか、それとも……。 閉ざされた島で起きる戦慄の惨劇、ヴァナキュラーな孤島の怪奇ミステリー! 「あそこは異人殺しの島ですよ」 昔、陽炎島に鬼の一族が漂着した。 島民は金品と引き換えに上陸を許し、その夜、歓迎の酒宴を開いた。 宴は異様な盛り上がりを見せ、ついに島民達は酔った勢いで鬼達とまぐわってしまう。 翌朝目を覚まし我に返った島民は、鬼達が眠っている隙に彼らを惨殺し、金銀財宝を奪って死体を山に棄てた。 「その鬼が異人であると?」 「さあ。ただその亡霊が彷徨うんです、今も」
  • 呪録 怪の産声
    値引きあり
    4.0
    1巻429円 (税込)
    怪談新世代、誕生。 歪ゆえに、悍ましく 粗削りゆえに、鋭く 防御0、攻撃100 直球で攻め込む恐怖 思考が止まる変化球 先人への崇敬と野心 踏襲改造目指せ斬新 欲しいのは恐怖だけ まずは読め、聞いてくれ! 新時代の恐怖60話! 怪を愛し、怪にとり憑かれ、日々怪を求めて尋ね歩く。 何か恐ろしい話、不思議な体験はありませんか、と。 助産師だけに聞こえる出産前の妊婦の腹から響く声…「産声」 社員食堂の排水に浮かぶ生き人形…「油まみれの紙人形」 閉館する写真館に保存してあったある女性の写真群。それには奇妙な点が…「家族写真」。 限界マンションに暮らす不気味な住人たちの共通点…「ご縁があったら」 母と息子の数奇な人生を繋ぐ怪…「日曜日のパンケーキ」 他、自身の体験または取材による聞き書き怪談の公募 「怪談マンスリーコンテスト」から生まれた、 新時代の作家らによる鮮烈な怪の記録60篇を収録!
  • 呪術怪談
    値引きあり
    3.0
    1巻374円 (税込)
    怪談の中の怪談…それは「呪い」。 「跡取りを六人あの世に連れいてく…」 ある家を絶やすための呪詛掛け軸。 不自然な絵の空きスペースに何が… (「六仙図」より) 憎いと思った瞬間から呪いは発動する。 最恐にして最凶、禁忌の実話怪談! この世でもっとも恐ろしい怪談、「呪い」に纏わる怖い話を集めた実話集。 ・六人の仙人を描いた掛け軸。だが、それは跡取り候補を六人あの世に連れて行く呪術絵…「六仙図」 ・白い裏面に白インクで印刷してくれと依頼された謎の図案。それには恐ろしい仕掛けが…「ステッカー」 ・亡き娘の日記に残されたいじめの事実と復讐のための呪法。母の決断は…「引き継ぐ」 ・山中で偶然縊死体を発見した男。警察から見せられたのは<私を見つけた者を呪います〉と書かれた遺書…「呪います」 ・ある児童の机の中に入っていた手紙。その子を褒めちぎる内容だが、翌日から異変が…「悪筆と達筆」 他、ズシンと36話収録!

ユーザーレビュー

  • 呪録 怪の産声

    Posted by ブクログ

    新しい作家さんたちの実話怪談集。
    何度か読んだことのある人からはじめての人まで盛りだくさんでてんこ盛りで読み応え相当ありです!!
    ワタシのとくに気に入った作家さんは緒音百さん、千稀さん、高倉樹さんでした。
    緒音百さんのはどれもめちゃくちゃ好みだった。
    全部あげられないのですが、他の作家さんも異界のにおいがぷんぷんする作品が多くて大満足でした。
    『まぁだだよ』『じんこく』『ビー玉』『油まみれの紙人形』『ハシビロコウ』『牛蛙』『失敗』『養老渓谷の蛭』『幽霊ドッキリ』『安藤くんと松岡くん』『何を売っても食べたい美味しさ』『廃屋のお通夜』『三すくみ』『学祭公演』『わたしの母さん』
    とくに好きなのは『油

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    2024年04月24日
  • かぎろいの島

    Posted by ブクログ

    これホラーなの?

    全然怖くなかったんだけど?

    どちらからと言うと、ミステリなんじゃないか?

    序盤からどんどん物語に引き込まれて、一気読みしてしまった。

    短時間で読めるから、初心者

    0
    2024年10月18日
  • 呪録 怪の産声

    Posted by ブクログ

    新人実話怪談作家を集めた1冊。
    とても新鮮で書き手のレベルも高く、恐ろしい幽霊の話から不可解で奇妙な話、ほっこりする不思議な話、そして忌まわしい人の話までとても楽しめる1冊。
    とても読みやすく、書き手の作家さんの個性を感じつつも違和感を感じない文章が読んでいて気持ちがいい。
    よくある創作臭さやスピリチュアル感が無く「人から聞いた不思議な話を又聞きしている」感覚が強くとても良い。
    特に「ハシビロコウ」のようなほっこりするおめでたい不思議な話が好きなのでとても嬉しい。
    「もんちゃん」や「河童」のノスタルジックで悲しい雰囲気も好き。
    「Pのクラス」のような「これは一体…?」となる不思議な感覚もとても

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    2024年09月07日
  • かぎろいの島

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    佳人が書いた小説の舞台、自身の心象風景だと思っていた村の風景が九州南西部に浮かぶ島と酷似していたことから、叔母であるという女性より手紙をもらい訪れることに。その島は異人殺しの伝説の島、陽炎(かげろう)島という。そこで行われる秘密の儀式、いまなお残る呪いとは。佳人の知られざる過去とは、白(つくも)一族の秘密とは。頁が進むにつれおぞましさが加速してゆく。たとえるなら何となくだが横溝正史作品を彷彿させるような感じ。ちなみに、かぎろい(陽炎) とは、日の出の1時間ほど前に空が赤く染まる自然現象の事だそうです。

    0
    2024年08月06日
  • かぎろいの島

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ホラー。ミステリ。
    古い伝統が残る島が舞台のホラー・ミステリ。
    良くも悪くも古臭い印象。
    最近読んだ作品だと、『金田一少年の事件簿 異人館村殺人事件』の雰囲気が近い感じ。
    ホラーやミステリとしては王道の設定で、ストーリーも大体予想通り。
    王道だからこそ、安心して楽しめる。
    文章の読みやすさと、先が気になる展開でサクッと読めた。
    竹書房さんは相変わらず装丁のセンスが良い。

    0
    2025年07月17日

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