検索結果

  • サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福
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    ホモ・サピエンスが文明を築き、世界を制覇したのはなぜか? 文明はなぜ爆発的な進歩を遂げ、近代ヨーロッパは世界の覇権を握ったのか? 人類の誕生から狩猟採集、農業革命を経て歴史の統一まで描く、巨大な物語。帝国・科学・資本を中心に未来への幻想が生まれる歴史を解く。文明は人類を幸福にしたのか? 世界的ベストセラーついに文庫化! ※本電子書籍は、「サピエンス全史 上・下」の合本版です。
  • 戦士強制志願
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    正体不明の異星種族ケンタウルス人の戦闘メカが、人類の惑星を侵略し始めた。そんななか、惑星セーフハーバーの若者レヴは、些細な交通違反により25年の強制労働か3年の戦闘任務の選択を迫られることに。彼は海兵隊に志願するが、その死亡率は78パーセント! レヴは過酷な訓練とさまざまな身体拡張を受け、ボディアーマーを装備して戦場へ向かうが……。現代版『宇宙の戦士』と人気の傑作ミリタリSF。解説/岡部いさく
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か
    4.2
    第二次大戦後、ギャルヴィン一家はコロラド州に移住し、12人の子宝に恵まれた。しかし子どものうち6人に異変が起きる。修道士のようにふるまう長男、自分はポール・マッカトニーだと言い張る末っ子……。彼らはなぜ統合失調症を発症したのか。家族の闇に迫る
  • ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ―――争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う
    4.0
    生き物たちは、驚くほど人間に似ている。 ネズミは冷たい雨に濡れた仲間を助けるためにわざわざ出かけるし、シロアリは女王のためには自爆だっていとわない。カケスは雛を育てるために集団で保育園を運営しているし、ゾウは亡くなった家族のために葬儀を行う。 あまりよくない面でいえば、バッタは危機的な飢餓状況になると仲間に襲いかかるし、動物園の器具を壊したゴリラは怒られるのが嫌で犯人は同居している猫だと(手話で)指し示す・・・といったように、どこか私たちの姿をみているようだ。   過酷な自然界において野生動物たちは生き残りをかけて日夜闘いを繰り広げている。しかし、それだけではない。野生動物たちは仲間と助け合って種をつないできた。 本書は、シドニー大学の「動物行動学」の教授であり、アフリカから南極まで世界中を旅する著者が、好奇心旺盛な視点とユーモアで、動物たちのさまざまな生態とその背景にある「社会性」に迫りながら、彼らの知られざる行動の数々、自然の偉大な驚異の数々を紹介する。 人間もまた社会性動物であり、生き物たちは、驚くほど私たちに似ている。 動物への古い固定観念を取り払い、あなたの「世界観」が変わる瞠目のある書。
  • 限りある時間の使い方
    4.1
    アダム・グラント、ダニエル・ピンク、 カル・ニューポート他、NYタイムズ、WSJ絶賛の 全米ベストセラー! 「効率的に荷物を詰める方法を 人生の時間の使い方に当てはめるのは間違いです」 ひろゆき氏絶賛! 人生はたった4000週間、 限られた時間をどう過ごすか!? 人の平均寿命は短い。 ものすごく、バカみたいに短い。 80歳まで生きるとして、 あなたの人生は、たった4000週間だ。 「時間が足りない」なんて、 何を今さらと思うかもしれない。 いっぱいになった受信トレイに、 長すぎるやることリスト。 ワークライフバランスに、 SNSの際限ない誘惑。 もちろん世の中には、生産的になるための 「ライフハック」があふれている。 けれど、ライフハックを駆使したところで、 たいてい状況は悪くなるだけだ。 焦りはさらに増していき、 人生の大事な部分には、 いつまでたってもたどり着けない。 さらに、日々の時間管理に追われていると、 本当に大事な問いが見えなくなる。 それは、自分の限られた4000週間を、 いかに過ごすかという問いだ。 本書は古今の哲学、心理学、 スピリチュアル思想を駆使し、 ウィットに富んだ語り口で、 時間と時間管理を実践的に、 そして深く問い直す。 「すべてのことを終わらせる」 という強迫観念を捨て、 自分の有限性を受け入れたうえで、 そこから有意義な人生を築く方法を紹介する。 本書を読めば時間に対する見方が変わり、 さらには生き方が変わるだろう。 全米衝撃のベストセラー、ついに日本上陸!
  • 静寂の技法―最良の人生を導く「静けさ」の力
    4.3
    「余白」にこそ価値がある。 聴覚騒音、情報騒音、内部騒音という3つの騒音を静め、 調和や真実、本当の自分にたどり着くための33の方法。 心の静けさを失い、何かに没入する経験を失い、 人生の指針を失いがちな私たちのための、 大切な静寂を得るための実践的な指南書。 世界13ヵ国で刊行。 私たちは騒音や刺激、情報にまみれた皮相な世界を生きている。 しかし、人気のアプリや特効薬、複雑なアルゴリズム、ライフハックが、 あなたの人生の問題や、世界を覆う倦怠感を解決することはない。 静寂の不足を解決し、より良い社会を築くための、静かな感動を呼ぶ書。
  • エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
    4.4
    2014年の『NYタイムズ』『WSJ』ビジネスベストセラー、日本上陸! ダニエル・ピンク(『モチベーション3.0』著者) クリス・ギレボー(『1万円起業』著者) アダム・グラント(『GIVE & TAKE』著者) 他が絶賛する全米ベストセラー、待望の翻訳! Apple、Google、Facebook、Twitterのアドバイザーを務める著者の 99%の無駄を捨て1%に集中する方法とは!? 本書で紹介するエッセンシャル思考は、 単なるタイムマネジメントやライフハックの技術ではない。 本当に重要なことを見極め、それを確実に実行するための、 システマティックな方法論だ。 エッセンシャル思考が目指す生き方は、 「より少なく、しかしより良く」。 そのためには、ものの見方を大きく変えることが必要になるが、 時代はすでにその方向へ動きだそうとしている。
  • われらはレギオン1 AI探査機集合体
    4.4
    恒星間探査機のAIとして死からよみがえった天才プログラマーは、人類の新たなる居住地を求めて、はるか未踏の星域へと旅立つ! 第2巻:7月刊/ 第3巻:10月刊
  • マンガでよくわかる エッセンシャル思考
    4.3
    最少の時間で成果を最大にする方法が マンガでわかる! シリーズ累計20万部! 日米ベストセラーの 『エッセンシャル思考』が、 ついにマンガ化。 Apple、Google、Facebook、Twitterの アドバイザーを務める著者の 99%の無駄を捨て1%に集中する方法とは!? 小学校の教師になった主人公・貴代は、 頼まれた仕事をすぐに引き受けるまじめながんばり屋。 周囲の期待に応えて4年目にして学年主任に抜擢されるも、 優秀な人ほど陥りがちな「成功のパラドックス」にはまる。 そんなときに、幼なじみの前沢 塁に再会し、 「99%の無駄を捨て1%に集中する方法」について聞かされる。 そして貴代は、エッセンシャル思考を自分のものにしながら、 最少の時間で成果を最大化できるように。 エッセンシャル思考が目指す生き方は、 「より少なく、しかしより良く」。 すでに『エッセンシャル思考』を読んでいる人も、 はじめて『エッセンシャル思考』を読む人も 人生を自分の手に取り戻せる1冊です。
  • 仕事と人間 (上) 70万年のグローバル労働史
    -
    ヒトは働かずにはいられない! ヨーロッパ中心の労働史観に風穴を開ける、人類始まって以来の労働の世界史。 すべての時代において、常に家庭が仕事の基盤にあった。家事労働に始まる仕事の歴史は小さなコミュニティから大きなコミュニティへと社会的な労働へと発展した。私たちにとって仕事とは何か、仕事に見出す人生の意味、協力する喜び、そして公平性への希求は、狩猟採集時代から私たちのDNAに組み込まれている。 私たちが仕事から解放されるユートピアは、ほんとうに私たちを幸せにするのか? これからの働き方を考えるための必読書。 【内容】 序章 第1部 人間と仕事~70万年前から1万2000年前まで  第1章~第3章 第2部 農業と分業~紀元前1万年から紀元前5000年まで  第4章~第7章 第3部 新しい労働関係の出現~紀元前5000年から紀元前500年まで  第8章~第10章 第4部 市場に向けての仕事~紀元前500年から紀元後1500年まで  第11章~第15章 第5部 労働関係のグローバル化~西暦1500年から1800年まで  第16章~第17章
  • エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する
    3.9
    40万部突破 「エッセンシャル思考」の第2弾! ダニエル・ピンク、カル・ニューポート イヴ・ロドスキー、アリアナ・ハフィントンが絶賛! 「無駄な努力を0%にして 成果を100%にする方法!」 最近、こんなふうに感じたことはないだろうか。 ・目標に向かって努力しているのに、なぜかうまくいかない ・走っても走っても、ゴールに近づかない ・やりたいことがあるのに、エネルギーが足りない ・いったいどうして、何もかもこんなに大変なんだ? 成功するためには不断の努力が必要だ――そう信じて、 私たちは今まで頑張ってきた。 最高の成果を上げるために必死で働き、 脳と体を酷使する。 疲れていなければ頑張りが足りないのだと思って、 いつも限界まで自分を追い込む。 ところが、努力の結果は、思うようには返ってこない。 頑張れば頑張るほど、前に進むのが難しくなる。 2倍働いているのに、気づけば半分しか進んでいない。 本当は、何もかもがそんなに大変である必要はない。 頑張ってもうまくいかないなら、別の道を探したほうがいい。 エッセンシャル思考は「何を」やるかを教えてくれた。 エフォートレス思考は「どのように」やるかを極める技術だ。 いちばん重要なことを、いちばん簡単なやり方でやる。 そうすれば、余裕で思い通りの成果が出せる。 エフォートレス思考を読めば、 ・「我慢」が「楽しい」に変わる ・最適なペースを見つけられる ・複雑なプロセスが驚くほどシンプルになる ・一度の意思決定で、未来の無数の選択を省略できる ・さまざまな問題を未然に防げる ・人づきあいのストレスが減る ・その他、人生のあらゆる面に応用できる エフォートレス思考は、怠惰なやり方ではない。 スマートで正しい生き方だ。
  • 生物はなぜ誕生したのか 生命の起源と進化の最新科学
    5.0
    生物は幾度もの大量絶滅を経験し、スノーボールアースや酸素濃度といった地球環境の劇的な変化に適応することで進化しつづけてきた。宇宙生物学と地球生物学が解き明かす、まったく新しい生命の歴史!
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福
    4.3
    ホモ・サピエンスが文明を築き、世界を制覇したのはなぜか? 人類の誕生から狩猟採集、農業革命を経て歴史の統一まで描く、巨大な物語。世界的ベストセラーついに文庫化!
  • スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編
    4.1
    経済はむずかしい。簡単に理解できる本はないだろうか。  こんなことが言われるのは、日本だけではないのですね。アメリカでもしばしば聞かれる声だそうです。では、それに応えよう。こうして生まれたのが、この本です。  著者のティモシー・テイラー氏は、経済学者。アメリカ経済学会発行の雑誌の編集に長年携わってきました。全米各地の大学で経済学の講義も担当し、スタンフォード大学とミネソタ大学では「学生が選ぶ講義が上手な教師」の1位を獲得しています。  アメリカの有名大学といえば、東はハーバード、西はスタンフォードです。極めて優秀な学生たちが熱狂したテイラー先生の講義とは、どんなものだったのか。この本で体験してみましょう。その教え方のうまさは、実際に本文を読んでいただければ明らかです。  経済の基本を、身近な具体例を引きながら、鮮やかに説いていきます。
  • Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である
    4.0
    全米で話題「礼節の科学」、ついに日本初上陸! MBAで「職場の無礼さ」を研究する著者、20年間の集大成がこの1冊に凝縮! 一流のエリートほど、なぜ不機嫌にならないのか? ビジネスでも、人間関係でも、最強の武器になる礼節の力を徹底解説! 《こんな職場から抜け出したい人必読。あなたもあなたの周りもきっと変わります!》 ■些細なことで怒鳴ってくる、上司がいる ■部下が言うことを聞いてくれない ■アルバイトがまじめに働かない ■社長や経営陣が独善的すぎる ■お客さんが横暴なことを言ってくる ■成果を出しても、なかなか出世できない ■ストレスをついつい溜め込み過ぎてしまう ■仕事につながる人脈が築けない 《世界中から、絶賛の声が続々!》 「まさに最高のタイミングで書かれた最高の本だ。すべての人にとっての必読書」―ダニエル・H・ピンク(『モチベーション3.0』著者) 「読んでいて引き込まれる。ちょっとした言動が、いかに人間関係全体に大きな影響を及ぼすかがわかる」―ラズロ・ボック(『ワーク・ルールズ!』著者) 「これほど質が高く、有用で、しかも心に強く訴えかけてくるビジネス書は、ここ何年か読んだことがない」―ロバート・I・サットン(『あなたの職場のイヤな奴』著者) 「読めば、きっと現状を打破し、自信を持って前に進むための助けとなる」―パブリッシャーズ・ウィークリー 《誰でもできる! 仕事で成果を出すための戦略をエビデンスに基づき紹介!》 ■なぜ、本当にできる人は礼節を重んじるのか ■あなたの礼節をチェックするリスト ■礼節を高めるための方法とは? ■まわりの礼節を高めてチームで成果をだす方法とは? ■あのマイケル・ジョーダンが大切にする2つの言葉
  • 天才科学者はこう考える―――読むだけで頭がよくなる151の視点
    3.4
    読むだけで世界を見る目が変わる科学の概念。リチャード・ドーキンス、スティーヴン・ピンカー、ダニエル・カーネマン、リチャード・セイラー、ケヴィン・ケリー、ドン・タプスコット……。一流の研究者・思想家のみ入会を許されるオンラインサロン「エッジ」会員151人が解説する、思考力を上げる科学の概念とは。
  • 隣の家の少女
    値引きあり
    4.0
    1958年の夏。当時、12歳のわたし(デイヴィッド)は、隣の家に引っ越してきた美しい少女メグと出会い、一瞬にして、心を奪われる。隣家の少女に心躍らせるわたしはある日、姉妹がせっかんされている場面に出合いショックを受けるが、ただ傍観しているだけだった。ルースの虐待は日に日にひどくなり、やがてメグは地下室に監禁されさらに残酷な暴行を―――。キングが絶賛する伝説の名作!

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  • マンガでよくわかる エッセンシャル思考 【無料試し読み版】
    無料あり
    3.4
    【41ページ試し読みできる!】 シリーズ20万部を突破した『エッセンシャル思考』待望のマンガ版が発売! 主人公の職業は、“ブラック企業”の代表ともいわれる学校教師。果たして99%の無駄を捨てて、1%に集中できるのか!? 本書は『マンガでよくわかる エッセンシャル思考』の試し読み版です。 ----- 最少の時間で成果を最大にする方法が マンガでわかる! シリーズ累計20万部! 日米ベストセラーの 『エッセンシャル思考』が、 ついにマンガ化。 Apple、Google、Facebook、Twitterの アドバイザーを務める著者の 99%の無駄を捨て1%に集中する方法とは!? 小学校の教師になった主人公・貴代は、 頼まれた仕事をすぐに引き受けるまじめながんばり屋。 周囲の期待に応えて4年目にして学年主任に抜擢されるも、 優秀な人ほど陥りがちな「成功のパラドックス」にはまる。 そんなときに、幼なじみの前沢 塁に再会し、 「99%の無駄を捨て1%に集中する方法」について聞かされる。 そして貴代は、エッセンシャル思考を自分のものにしながら、 最少の時間で成果を最大化できるように。 エッセンシャル思考が目指す生き方は、 「より少なく、しかしより良く」。 すでに『エッセンシャル思考』を読んでいる人も、 はじめて『エッセンシャル思考』を読む人も 人生を自分の手に取り戻せる1冊です。

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  • アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話
    4.1
    アダム・スミスが研究に勤しむ間、身の周りの世話をしたのは誰!? 女性不在で欠陥だらけの経済神話を終わらせ、新たな社会を志向する21世紀の経済本。20カ国で翻訳、アトウッド絶賛。
  • あなたが消された未来――テクノロジーと優生思想の売り込みについて
    -
    一部の先端的なバイオテクノロジーは、人々の優生学的な衝動を利用しながら売り歩かれている。著者はダウン症のある子をもつ作家として、この局面を見つめた。本書は、バイオ企業の広告や、スティーブン・ピンカーら科学者の発言を吟味し、テクノロジーがもたらす未来のビジョンとともに優生思想がいかに私たちの意識下へ刷り込まれているかを示す。新型出生前診断(NIPT)をはじめとするスクリーニング、ゲノム編集、ミトコンドリア置換、合成細胞、染色体サイレンシング……こうしたバイオテクノロジーのPRの物語のなかで、障害者はすでに消された、実体のない存在であり、またそれゆえに、売り込みに必須の要素として使われている。売り込みは経済合理主義の社会的圧力をエンジンとして推し進められ、非定型の遺伝的素因をもつ人々は圧倒的少数派へと追いやられつつある。生殖テクノロジーの選択は当事者の「自己決定」の問題だといわれるが、本書が示すような圧倒的な〈説得〉の圧力のもとにある自己決定とは何物だろうか? ジョージ・フロイドとまったく同じ形で命を奪われたダウン症のある青年イーサン・セイラーに、私たちの多くが気づけなかったのはなぜだろう? テクノロジーが優生思想の裏口となっている現状を痛切に描き出す書。
  • あなたの知らない脳 意識は傍観者である
    4.5
    私たちの行動をコントロールしているのは「自分の意識」ではなかった! 例えば衝突の危険をはっきり認識する前に、足は車のブレーキを踏んでいる。脳はたいてい自動操縦で動いており、意識は遠いはずれから脳の活動を傍観しているにすぎないのだ。だが、自覚的に制御することができないのなら、人間の行動の責任はどこにあるのか? 意識と脳の驚くべき働きを明かす最新脳科学読本。『意識は傍観者である』改題文庫化。
  • あなたの人生の意味 上
    5.0
    履歴書に書ける立派な経歴と、葬儀で偲ばれる故人の人柄。本当に大切なのは後者のはずだが――。《NYタイムズ》の名コラムニストが偉大な男女一〇人の生涯を通して「生きる意味」を問い直す。ビル・ゲイツが感嘆し、《エコノミスト》誌で年間ベストに選ばれた大人のための『君たちはどう生きるか』。解説/会田弘継
  • あなたの人生の意味 先人に学ぶ「惜しまれる生き方」
    3.6
    人間には2種類の美徳がある。「履歴書向きの美徳」と「追悼文向きの美徳」だ。つまり、履歴書に書ける経歴と、葬儀で偲ばれる故人の人柄。生きる上ではどちらも大切だが、私たちはつい、前者ばかりを考えて生きてはいないだろうか? ベストセラー『あなたの人生の科学』で知られる《ニューヨーク・タイムズ》のコラムニストが、アイゼンハワーからモンテーニュまで、さまざまな人生を歩んだ10人の生涯を通じて、現代人が忘れている内的成熟の価値と「生きる意味」を根源から問い直す。《 エコノミスト》などのメディアで大きな反響を呼び、ビル・ゲイツら多くの識者が深く共鳴したベストセラー。
  • あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかもしれない
    4.5
    旧東側の女性は西側の女性に比べセックスの満足度が高かった!? 世界的な潮流となっている新たな社会主義の模索で、女性はより幸福に生きられる。時代の閉塞感を打破するパワフルな一冊。
  • あなたのなかの宇宙 生物の体に記された宇宙全史
    4.4
    グリーンランド東岸の地層で、古生物学者である本書の著者らはごく小さな歯の化石らしきものを発見した。このちっぽけな化石から何がわかるのか。じつは悠久の時をさかのぼるヒトの成り立ちがわかる。そしてヒトの体の進化史を読み解く手がかりは、化石だけでなく地球の岩盤自体に、さらには太陽系、深宇宙にも記されている! いうなれば、古生物学者と天文学者の仕事は絡み合った、一つのものなのだ。 生き生きした科学者群像と研究現場の生々しい雰囲気を交えつつ、思いがけない科学領域の意外なつながりを示し、私たちの「いまここ」と悠久の過去・深宇宙をつなぐポピュラー・サイエンス。
  • あなたの脳のはなし 神経科学者が解き明かす意識の謎
    3.8
    脳ほど私たちの関心を引きながら誤解されているものもない。衝撃の前作『あなたの知らない脳』で「意識は傍観者にすぎない」と看破した著者が、自ら関わった数奇な症例・実験を豊富な図版で紹介、あなたの脳への固定観念を次々と覆す待望の最新脳神経科学入門
  • アルゴリズム思考術 問題解決の最強ツール
    4.5
    仕事の時間配分、書類整理から洗濯済靴下の片割れ探しまで、何をいつ行ないいつやめるか、そもそも行なうべきかの判断は難しい。だが人工知能の大本でもあるアルゴリズム論理の使い方を学べば、ビジネスや日常で迫られる判断を手早く行なえる。現代人必読の書。
  • アルツハイマー病研究、失敗の構造
    4.5
    科学によってアルツハイマー病を克服するためには、まずこの現状を見直さなければならない。インサイダーだけが知る、袋小路に陥ったアルツハイマー病研究分野の今。「私たちはアミロイドのみのルートを通ってアルツハイマー病の治療薬を追い求めてきたために、多くの時間を失った。たぶん10~15年は無駄にしてきただろう」(本文より)。実績ある科学者が、アカデミズム・製薬産業・関係官庁三つ巴の迷走の驚くべき裏事情を明かす。良心的な告発の書であり、アルツハイマー病についての直近数十年間の認識じたいを根本から問い直す一冊。
  • 意識の川をゆく 脳神経科医が探る「心」の起源
    4.0
    亡くなる直前、進化論的な考え方に関心を示したサックス先生は、脳神経系や意識の起源につながる事柄と患者の症例、そして自らの病状をも素材にして思索を深めていた。脳科学の最新成果も貪欲にとりいれた、サックス最後の医学エッセイ集。(解説・養老孟司)
  • 偉人たちのあんまりな死に方 ツタンカーメンからアインシュタインまで
    3.8
    あまりにも悲惨、あまりにもみじめ……。医学が未発達な時代に、あの世界の偉人たちはどんな最期を遂げたのか?思わず同情したくなる、知られざる事実や驚きいっぱいの異色偉人伝!
  • IT’S ELEMENTAL さぁ、化学に目覚めよう 世界の見え方が変わる特別講義
    3.0
    「本書から読者は、化学がいかに重要で、いかにクールなものであるかを理解できるだろう」パブリッシャーズ・ウィークリー誌 「ほとんどの科学解説書に欠けているウィットに富んだ内容で、本書は知識を求める人々にとって歓迎すべき一冊となるはずだ」ブックリスト たとえば朝、目覚めのコーヒーを飲むときにカフェインが体内でどのように眠気を覚ます? コーヒーを美味しく入れるために湯を沸騰させてはいけない理由とは? シャワーを浴びるときに使うシャンプーの成分の機能を知ってる? じゃあ、日焼け止めを塗ることで紫外線を防げる理由とは? テキサス大学教授として文系の学生に向けた授業を担当し、自他ともに認める化学オタクの著者が、高校から大学の教養レベルで学ぶ化学の基本原理と、日常にあふれる化学反応をわかりやすく、ユーモアたっぷりに紹介する。 掃除をしたり、運動をしたり、バーでカクテルを飲み、愛する人とベッドに入るまで、実は化学が身近で親しみやすい存在であることを感じられる一冊。 元素周期表の見方についても詳しい解説があり、化学を学ぶ学生にも、学び直しをしたい大人にもおすすめである。 ■内容 第1部 ひと味違う化学の授業 第1章 小さいけれど大切なもの――原子 第2章 形がすべて――空間の中の原子 第3章 姿を変える――固体、液体、気体 第4章 絆はいつか壊れるもの――化学反応 第2部 化学はここにも、そこにも、どこにでも 第5章 目覚めたあとのお楽しみ――朝食 第6章 燃焼を感じる――運動 第7章 美しい自分になる――出かける準備 第8章 われに太陽を――ビーチで 第9章 パイはウソをつかない――キッチンで 第10章 口笛吹いて働こう――家の掃除 第11章 ハッピーアワーは最高の時間――バーで 第12章 日暮れてまったり――ベッドルームで ■著者について 著者:ケイト・ビバードーフ Kate Biberdorf テキサス大学の化学教授であり、無機化学で博士号を取得。 Catalysis, Science, and Technology誌に研究論文を発表。 大学では文系の学生に向けた化学の講義も担当し、子ども向けのサイエンス本も多数執筆。 さらに「Today Show」や「The Late Shown」などテレビで複数の化学番組をもち、わかりやすく、すこぶる楽しい化学の授業に定評がある。 「Kate the Chemist」の愛称で親しまれる人気の化学者。 訳者:梶山あゆみ(かじやま・あゆみ) 翻訳者。東京都立大学人文学部英文科卒業。 主な訳書に、カール・へラップ『アルツハイマー病研究、失敗の構造』(みすず書房)、デイヴィッド・イーグルマン『脳の地図を書き換える――神経科学の冒険』(早川書房)、デビッド・A・シンクレアほか『LIFESPAN――老いなき世界』(東洋経済新報社)、コーディー・キャシディーほか『とんでもない死に方の科学――もし〇〇したら、あなたはこう死ぬ』(河出書房新社)などがある。
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学
    4.0
    いつも時間に追われていて、思うとおりに物事が片付けられない。それなりの収入はあるのに、目の前の出費のために、借金を重ねてしまう。ダイエットをしようとたびたび取り組むけれど、長続きしない。人の気を引こうと熱をもって話しかけるが、いつも相手はつまらなそうなだけ。薬を処方通りキチンと飲まないから、いつまでも治らない。こうした、同じ状態から抜け出せない人は多いですが、じつはこれらはすべて、必ずしもその人の資質によらない、ある共通の要因がもとで起こっていたのです。さまざまなめざましい実験・研究成果を応用し、期待の行動経済学者コンビが初めて世に贈る一冊。
  • イラク・アフガン戦争の真実 ゲーツ元国防長官回顧録
    -
    イラク・アフガニスタン戦争の暗部をえぐる全米ベストセラー! 統治機能を失ったイラクの治安回復という難題を背負って国防長官に就任。自らの命を犠牲にして戦地で任務につく兵士たちのために働き、信念を貫きとおした4年半の記録。
  • 因果推論の科学 「なぜ?」の問いにどう答えるか
    4.4
    「人工知能の巨人」が放つ「なぜ?の科学」の革命的な入門書! 「私自身、この本の解説を書くことが憚られるくらいの凄い内容」 ――松尾豊氏(人工知能学者・東大大学院教授)絶賛! 米Amazonでは1256レビュー、4.5★。ポピュラーサイエンスの世界的ベストセラー! ・今までの統計学では答えられなかった「なぜ?の科学」とは? ・それは3段の「因果のはしご」を使って説明できる ・著者は人工知能界のノーベル賞にあたるチューリング賞受賞! ・現在のデータ主義には限界がある。それを乗り越える「因果推論」とは? ・その商品が売れた理由をどう分析し、新たな儲けにつなげるか? ・公衆衛生におけるベストな選択肢の考え方とは? ・人間のように考えられる人工知能=強いAIはつくれるか? ・そもそも私たち人間はどのように「因果関係」を考えているのか? 統計学とデータ分析を超えた新たな学問の誕生! 人工知能と人類の未来を知るために、なくてはならない一冊。 データ分析、マーケティング、意思決定に携わるビジネスパーソンも必読!
  • インターネットを探して
    3.4
    インターネットの“実体”とは何のことで、どこにあるのか?――本書はそれを見て確かめる旅の詳細を記した、いわば“大人の社会科見学インターネット篇”である! 私たちはふだん、ウェブサイトやメールが、どこを通って自分の目の前まで来たのかを意識することはまずない。それほどインターネットは日常生活にすっかり溶け込んでいる。しかしそのデータは、誰かが送信し、どこかを通ってきたからこそ届いたのだ。著者ブルームはあるきっかけでそうした“モノとしてのインターネット”を強く意識するようになる。つまり、「人類史上もっとも強力な情報ネットワークが、リスの出っ歯でかじられただけで不調におちいった」のを目撃したのだ。やがてブルームは、インターネット「そのもの」をこの目でしかと見ようと決意して、長い旅に出る。多くの人に話を聞き、世界をまたにかけて飛び回る彼が見つけたものとは……。驚きと感動が満載の冒険譚。
  • イースタニゼーション 台頭するアジア、衰退するアメリカ
    3.0
    米中貿易戦争は必然だった。 世界は今日、経済、政治、軍事の重心が欧米(西)からアジア(東)へとシフトする イースタニゼーションのなかにある。 長期的な視点からグローバルな動きを捉えたFT外交コラムニストの力作。 トウ小平の改革開放政策からわずか40年。巨大な発展途上国だった中国は、いまや唯一の超大国アメリカに対抗しうる巨大な国となった。中国に続き、インドも強国として名乗りをあげる。世界の重心は、台頭するアジア諸国へと動くイースタニゼーションのなかにある。著者は圧倒的な取材力で、西欧が中心であることを前提に形作られてきた世界秩序が軋轢を生じている局面を描き出した。 西欧に都合よくつくられた世界の仕組み、組織、システムが、アジア新興国の反発によって変更を迫られている。アメリカをはじめとする先進国、とりわけ旧来秩序のなかで先進国に上り詰めた日本が、イースタニゼーションを踏まえてはたすべき役割を考えさせる力作。 ※ 日本語版は、2018年11月にアメリカで刊行されたペーパーバック版に基づく。
  • ウォール街の物理学者
    4.3
    いまウォール街では、既存の金融人とはまったく異質な人々が勃興している。「クオンツ」と呼ばれ物理や数学のエキスパートでもあるトレーダー達は、複雑怪奇な市場をいかに予測し、成功しているのか?  物理学者はいかにして「予測不能」な市場を読むのか?   いまウォール街では、従来の金融業界とはまったく異質な “クオンツ”と呼ばれる人びとが席捲している。物理学や数学の博士号を持つが、金融の専門家でも経済学者でもない。2008年の金融危機後もなお、高度な理論を駆使して圧倒的なパフォーマンスをあげる彼らの手法には批判の声もある。だが、クオンツたちは本当に悪者なのだろうか? そんな小さな疑問をきっかけに、好奇心に導かれて探求を進めていった著者は、思いもかけない深遠で魅力的な物語を発見していく。そこには、一見するとまったくランダムに見える株価や相場の動きを予測すべく全力を傾けてきた、数々の天才物理学者・数学者たちの姿があった――理論的思考と人間的洞察を兼ね備えた視点でウォール街の最先端を読み解き、経済と金融の未来を展望する、気宇壮大な科学ドキュメンタリー。
  • 宇宙考古学の冒険~古代遺跡は人工衛星で探し出せ~
    3.7
    衛星画像を分析して遺跡を探す「宇宙考古学」。現代では、より高解像度でマルチスペクトルな画像を用いることで、踏査の難しい砂漠や密林を探索し、古代の集落、道路、神殿、墓地などを発見することが可能だ。だが、ひとたび遺跡を見つけたなら、やはり発掘チームをつれて現地に赴き、地道な発掘作業が始まるのだ。気鋭のエジプト学者が、みずからの体験を軸に、考古学者の仕事とその魅力、宇宙考古学の最先端と可能性を紹介する。
  • 宇宙の終わりに何が起こるのか 最新理論が予言する「5つの終末シナリオ」
    3.5
    この宇宙は必ず終わる。──いつ、どうやって!? 「万物が究極的に破壊される」瞬間を描く5つのシナリオとは? 19ヵ国で翻訳! 話題の最新宇宙論 2021年9月刊行、同名書籍の新書化 〈最新理論が予言する「5つの終末シナリオ」〉 1:ビッグクランチ──急激な収縮を起こし、潰れて終わる 2:熱的死──膨張の末に、あらゆる活動が停止する 3:ビッグリップ──ファントムエネルギーによって急膨張し、ズタズタに引き裂かれる 4:真空崩壊──「真空の泡」に包まれて完全消滅する突然死 5:ビッグバウンス──「特異点」で跳ね返り、収縮と膨張を何度も繰り返す
  • 宇宙の超難門 三体問題
    NEW
    -
    劉慈欣のSF大作『三体』に登場し、一躍知られるようになった天体物理学の難問「三体問題」。ピタゴラス、ニュートン、ポアンカレ……名だたる科学者たちを悩ませ魅了してきた宇宙の謎と、その解明を目指した人類の歩みの全貌を描いた科学ノンフィクション。
  • 宇宙兵志願
    4.2
    22世紀、第三次世界大戦後のアメリカでは、植民星への移住が進む一方、大多数の国民は福祉としに押しこめられ、配給に頼って生活していた。21歳になったアンドリューはそんな荒廃した地球から抜け出すため、北アメリカ連邦軍に志願する。5年間の兵役を終えれば高額の退職金と市民権が与えられ、宇宙に旅立つことも可能になるからだ。だが脱落者続出の過酷な訓練は耐え抜き勝ち取った配属先は、思いもよらぬ場所だった!
  • 宇宙旅行はエレベーターで
    3.4
    2029年、宇宙エレベーターが実現する!?  SF小説やアニメに登場する宇宙エレベーター(軌道エレベーター)は、SFの中だけの夢物語だと思われてきました。しかし、カーボンナノチューブなどの新素材の開発により、技術的には実現の可能性が見え始めてきました。  宇宙エレベーターの技術だけに留まらず、社会や政治的な側面まで広く扱っているこの本は、宇宙エレベーターの定番書として、広く受け入れられてきました。今回、オーム社からの再発行にあたって、発行後の状況の変化に合わせた内容の一部見直し・追加などを行っています。 ※本書は、武田ランダムハウスジャパンから発行されていた『宇宙旅行はエレベーターで』(ISBN978-4-270-00335-0、2008年4月発行)の内容に、加筆・修正を加えて再発行するものです。
  • 黄金の人工太陽 巨大宇宙SF傑作選
    3.3
    SFとファンタジーの基本はセンス・オブ・ワンダーだ。そして並はずれたセンス・オブ・ワンダーを味わえるのは、超人的なヒーローが宇宙の命運をかけて銀河のかなたで恐ろしい敵と戦う物語だ(序文より)――常識を超える宇宙航行生物、謎の巨大異星構造物、銀河をまるごと吹き飛ばす超爆弾。ジャック・キャンベル、ベッキー・チェンバーズ、チャーリー・ジェーン・アンダーズら充実の執筆陣による、SFならではの圧倒的スケールで繰り広げられる冒険とアクションの物語18編を集めた、ワクワクに満ちた遊園地のような傑作アンソロジー。/【目次】序文=ジョン・ジョゼフ・アダムズ/時空の一時的困惑=チャーリー・ジェーン・アンダーズ/禅と宇宙船修理技術=トバイアス・S・バッケル/甲板員ノヴァ・ブレード、大いに歌われた経典=ベッキー・チェンバーズ/晴眼の時計職人=ヴィラル・カフタン/無限の愛=ジョゼフ・アレン・ヒル/見知らぬ神々=アダム=トロイ・カストロ&ジュディ・B・カストロ/悠久の世界の七不思議=キャロリン・M・ヨークム/俺たちは宇宙地質学者、なのに=アラン・ディーン・フォスター/黄金の人工太陽=カール・シュレイダー/明日、太陽を見て=A・マーク・ラスタッド/子どもたちを連れて過去を再訪し、レトロな移動遊園地へ行ってみよう!=ショーニン・マグワイア/竜が太陽から飛び出す時=アリエット・ド・ボダール/ダイヤモンドとワールドブレイカー=リンダ・ナガタ/カメレオンのグローブ=ユーン・ハ・リー/ポケットのなかの宇宙儀=カット・ハワード/目覚めるウロボロス=ジャック・キャンベル/迷宮航路=カメロン・ハーレイ/霜の巨人=ダン・アブネット/謝辞/解説=堺三保
  • 「男らしさ」はつらいよ
    4.3
    まずは、鏡に映る男から変えないか。 なぜ女性や少数者を見下し、なぜ父親を憎みつつ強者に服従し、なぜ他者を攻撃したくなるのか? 男性中心社会を強固に形づくる「男らしさ」の呪縛について著者の個人史から考察する、愛と迷いのジェンダー・エッセイ。英国の人気コメディアン/文筆家、ロバート・ウェッブの半生記を邦訳。 「恐れはダークサイドに通じる」――かつてヨーダはそう言った。 男たちは何を恐れて「男らしさ」の暗黒面に逃げ込み、人を傷つけるのか。 ある時は剣に、ある時は盾にもしてきたその言葉から自由になる勇気を、今こそ。
  • オフシーズン
    値引きあり
    3.8
    全国の読者の熱烈な声に応え、あの“発禁本完全版”がついに復刊! 15万部突破の『隣の家の少女』と並び立つ、最大の問題作! 「全米一怖い作家は誰だ? きっとジャック・ケッチャムさ、『オフシーズン』の無修正版を感謝祭の日に読んだら、きっとクリスマスの日まで眠れなくなること請け合いだ。スティーブおじさんが警告しなかったなんて言うなよ、はっはっはっ……」(スティーブン・キング) (内容紹介) 避暑客が去りつめたい秋風が吹き始めた九月のメイン州の避暑地。ニューヨークから六人の男女が休暇をとって当地にやって来る。最初に到着したのは書籍編集者のカーラ。 すこし、遅れて、彼女の現在のボーイフレンドのジム、彼女の妹のマージーとそのボーイフレンドのダン、そしてカーラのかつてのボーイフレンドのニックとそのガールフレンドのローラが到着した。 六人全員が到着した晩に事件は勃発した。当地に住む<食人族>が六人に襲いかかったのだ。<食人族>対<都会族>の凄惨な死闘が開始する! ※本書は、ジャック・ケッチャムのデビュー作、『オフシーズン』のデビュー作(1981年刊)の再刊です。再刊版訳者あとがきが収録されています
  • オリバー・ストーン オン プーチン
    4.4
    NHK「BS 世界のドキュメンタリー」で放送予定(2018年3月1日、2日二夜連続) 全世界で話題のドキュメンタリーを完全書籍化。 映画『スノーデン』を撮り終わったオリバー・ストーンは、 スノーデンが亡命したロシアに密かに渡り、 プーチン大統領のインタビュー・ドキュメンタリーを撮り始める。 クレムリンの大講堂で、アイスホッケー場で、ソチの避暑地で。 チェチェンの独立運動を潰し、 ウクライナからクリミアを強引に併合、 政権に楯突くものは次々に不可解な死を遂げる。 西側の報道によるそうしたイメージはストーンのインタビューによって揺らぎ始める。 【目次】 1 5度の暗殺未遂にもかかわらず悪夢は見ない 2 万能感に浸る国家は必ず間違う 3 ロシアがスノーデンを引き渡さない理由を話そう 4 アメリカはロシアという外敵を必要としている 5 平和を支持するのは楽な立場だ 6 同盟国と国民を追い込むシステム 7 トルコはIS支配地域の石油の密輸先になっている 8 クリントン大統領はロシアのNATO加盟を「いいじゃないか」と一度は言った 9 米国との対立は二〇〇四年から二〇〇七年に始まった 10 ウクライナで起きたのはアメリカに支援されたクーデターだ 11 ソ連は何年もかけて人材を評価したが、結局崩壊した 12 ロシアはアメリカ大統領選挙に介入したか? 訳者あとがき 解説 北方領土交渉の実体験から本書を読み解く 鈴木宗男(新党大地代表)
  • オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史1 2つの世界大戦と原爆投下
    4.4
    「理想主義を掲げたウィルソン大統領は、革命嫌いの人種差別主義者だった」「第1次大戦後にドイツに課された莫大な賠償金は、モルガン家の利益を増やすため」「アメリカの大企業はこぞってナチスに資金援助していた」「日本への原爆投下はソ連を牽制するためで、軍事的な意義や正当性などない」……歴史上、ファシストや全体主義者を打倒したアメリカには、「自由世界の擁護者」というイメージがある。しかし、それは真の姿だろうか?2度のアカデミー賞に輝く、過激な政治的発言でも知られるオリバー・ストーンによれば、それは嘘だ。じつはアメリカはかつてのローマ帝国や大英帝国と同じ、人民を抑圧・搾取した実績にことかかない、ドス黒い側面をもつ「帝国」なのだ。その真実の歴史は、この帝国に翳りの見えてきた今こそ暴かれねばならない。最新資料の裏付けをもって明かすさまざまな事実によって、全米を論争の渦に巻き込んだ歴史大作(全3巻)。
  • 語られなかったアメリカ史①世界の武器商人アメリカ誕生
    4.0
    ①巻では、新興国アメリカが、市場と国際的地位を求めて海外進出し、超大国にのしあがっていくさまを、明らかにしていきます。 日本になぜ原爆が落とされたのか、また投下前後の真実が記載されており、日本人なら、読んでおきたいところです。 「何が正しいのか」を考えるとき、ものごとを多面的に見ることが必要です。 歴史に対する新しい向き合い方を提示した、これからの日米関係を考えるために必読のシリーズと言えます。
  • オークション・デザイン ものの値段はこう決める
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 通信事業者への周波数の割り当てやウェブ広告枠の入札制度など、様々に活用されるオークション理論。その発展に貢献し2020年ノーベル経済学賞を受賞したミルグロム教授が、理論のエッセンスをコンパクトに説き語る。大阪大学の安田洋祐准教授による監訳・解説
  • 会話の科学 あなたはなぜ「え?」と言ってしまうのか
    3.8
    会話の「普遍のルール」から人間の本性が見える 「え?」「えーと」「はあ?」……これまでの言語学が見逃してきた、こんな言葉に「人間の本性」が表れていた!? 今まで、主流の言語学が重視してきたのは常に文法や単語の成り立ちだった。 しかし、あなたが人と会話するときに、完全に文法通りの文章で話すことなどあるだろうか? 「あー」「いや」「はあ?」「え?」「で?」などなど、辞書には載らない言葉を繰り出しながら、すさまじいスピードで言葉のキャッチボールをしているのではないだろうか。 もちろん文法の研究は重要だ。だが、人間は文字より前に会話をはじめていた。現実の会話には、主流の言語学が軽視してきた本質的な何かがあるのではないか……本書は、そんな言語学の「革命」を追うサイエンス本である。 AIがまるで人間のように問いかけに答えてくる現代こそ、「会話」を考えることは「人間」を考えること。本書には、そのヒントが詰まっている。
  • 科学でかなえる世界征服
    3.5
    悪の秘密基地に最適な立地はどこ? 永遠の命を手に入れるためには? タイムトラベルは実現可能か? 恐竜のクローンを作るにはどうすればいい? ……映画の悪役の野望から生まれた奇想天外な疑問を、科学的に&真面目に検証する傑作ポピュラーサイエンス!
  • 格差の起源 なぜ人類は繁栄し、不平等が生まれたのか
    3.9
    究極の謎を解き明かし、未来への指針を示す! 30万年近く前にホモ・サピエンスが誕生して以来、人類史の大半で人間の生活水準は生きていくのがぎりぎりだった。それが19世紀以降に突如、平均寿命は2倍以上に延び、1人当たりの所得は地球全体で14倍に急上昇したのはなぜか?この劇的な経済成長の鍵は“人的資本の形成”だったことを前半で説く。それを踏まえて後半では、なぜ経済的な繁栄は世界の一部にとどまり、今なお国家間に深刻な経済格差があるのかを検討する。 制度的・文化的・地理的要因に加え、“社会の多様性”が根源的な要因だったと論じる。人類史を動かす根本要因に着目した“統一理論”にもとづいて、究極の謎を解き明かした世界的話題作! 人類史の二つの謎 第1部 何が「成長」をもたらしたのか 最初の一歩/停滞の時代/水面下の嵐/蒸気エンジン全開!/停滞から成長へ/約束の地 第1部のまとめ――成長の謎を解く 第2部 なぜ「格差」が生じたのか 光と影/制度の痕跡/文化的な要因/地理が落とす影/農業革命の遺産/出アフリカ 第2部のまとめ――格差の謎を解く
  • 隠れていた宇宙(上)
    3.8
    どこかにこの宇宙と似たような別の宇宙があって、そこには別のあなたがいる。以前ならSFの設定としか受け取られなかったこの自体は、現実のものであるかもしれない。なぜなら近年、宇宙や物質の成り立ちを探求する最先端の理論では、随所にこの宇宙が唯一の宇宙ではないことを物語る「多宇宙」が顔を出すからだ……『エレガントな宇宙』でお馴染み、読ませるポピュラー・サイエンスの第一人者ブライアン・グリーンの平易な科学解説
  • 火星無期懲役
    3.8
    終身刑と引き換えに火星上の施設建設を命じられたフランクら7名の男女だが、次々に仲間が命を落としていく! ノンストップSF
  • 大惨事(カタストロフィ)の人類史
    3.0
    戦争・ウイルス・自然災害・経済危機…… この世界の次なる「破滅」とは? ネットワーク理論やカオス理論で迫る文明の脆弱性。 伝染病のパンデミックや飢餓、戦争は天災か、人災か? 大惨事(カタストロフィ)の責任を負うべきは一握りのリーダーか、あるいは組織の管理職たちか? 大地震や火山の噴火、2つの世界大戦、中国の大躍進政策による飢餓、チェルノブイリ原発事故、スペースシャトル「チャレンジャー」の爆発事故など、人類が被ってきた大惨事や事故に共通する構造を、ネットワーク理論やカオス理論などの最先端の知見をもって明らかにし、この世界や組織が抱える脆弱性と回復力(レジリエンス)に、今、最も注目される「世界の知性」が迫る。 ニーアル・ファーガソンは、コロナ・パンデミックを幅広い歴史的なパースペクティブに置き、今回の危機は人類が初めて挑戦した大惨事ではないことを思い起こさせる。グローバルな歴史を深い知識とともに描きつつ、人類が直面した脅威を列挙し、人類がどのようにそれに対処してきたかを機知に富んだ方法で示してみせる。――フランシス・フクヤマ(『歴史の終わり』著者) 本書でニーアル・ファーガソンは、人類が経験してきた大惨事の広大な景色を、注目すべき批判的な視線で見つめる。そして、次のパンデミックや厄災を理解し、より良い未来を創造するのに役立つであろう、過去から得られる深い洞察を提示する。――マーク・ベニオフ(セールスフォース・ドットコム会長、共同CEO兼創業者)
  • 貨幣の「新」世界史 ハンムラビ法典からビットコインまで
    4.0
    私たちはなぜこれほど「お金」に翻弄されるのか?――2008年の金融危機の渦中でこんな疑問を抱いたウォール街の投資銀行家が、日本を含む25カ国以上を訪れ、脳科学、行動経済学、歴史学、宗教学、古銭学などの専門家に取材を重ね、「お金」の起源とその魔力に迫る。ポール・ヴォルカー、リチャード・ブランソン、ジミー・カーターら名だたる著名人が賛辞を寄せ、《ニューヨーク・タイムズ》、《フィナンシャル・タイムズ》などの主要メディアで絶賛を浴びたベストセラー。序文・ムハマド・ユヌス(グラミン銀行創設者、ノーベル平和賞受賞者)。
  • 神のいない世界の歩き方 「科学的思考」入門
    3.9
    出口治明氏、推薦! 神様ではなく、科学を信じる「知的な勇気」を持つこと。進化生物学の大家がやさしく語る、不合理はびこる現代社会へのメッセージ
  • 観察の力
    -
    より積極的なデータやエビデンスの活用が叫ばれる現代。だが最も重要なのは、自らの眼で徹底的に観察を続け、本質を見極める力なのだ――野球、政治、医療など、各界のプロフェッショナルたちから学ぶ、人間の創造性を最大限に発揮するための一流の観察眼とは
  • がんは裏切る細胞である――進化生物学から治療戦略へ
    5.0
    「がんは進化のプロセスそのものである」。無軌道に見えていたがん細胞のふるまいも、進化という観点から見れば理に適っている。がんの根絶をしゃにむに目指すのではない、がん細胞を「手なずける」という新しいパラダイムについて、進化生物学は原理的な理解をもたらしてくれる。著者は、この新しい領域を開拓する研究者の一人。進化の視点の基本から説き起こし、協力し合う細胞共同体としての身体の動態や、その中で《裏切り》の生存戦略を選び取るがん細胞の生態を浮かび上がらせる。身体にとって、がん細胞の抑制はつねに大事なものとのトレードオフだ。そんな利害のせめぎあいを分析することにたけた進化生物学の視点から、がんの発生や進展を、あるいは遺伝子ネットワークや免疫系との関係を見直せば、たくさんのフレッシュな知見と問いが湧いてくる。そして最後に話題は新たな角度からの治療へと及ぶ。がんの発生は、サボテンからヒトまで、ほとんどの多細胞生物に見られるきわめて根源的な現象だ。細胞生物学、腫瘍学から臨床にわたる、様々な個別の分野で蓄積されてきたがんの理解全体に対して、進化生物学はそれらをより基盤的なレベルで支える観点を提供していくことになるだろう。その本質に触れて、学べる一冊だ。
  • 帰還兵の戦場1 コロニー星系の悪夢
    4.0
    元特殊部隊員のジェイコブは、人類とはまったく異質な異星生命体〈やつら〉との過酷な戦いから帰還して以来、荒廃した地球ですさんだ生活を送っていた。そんな彼に元上官のロールストン少佐から連絡が入る。〈やつら〉の一体が地球に侵入したので始末しろというのだ。全身の強化処置の封印を解除され、複雑な感情を抱きつつも兵士として復活した彼は、瀕死の異星生命体を保護していた少女モラグと出会う。どうやら相手は攻撃ではなく、人類との和平のためにやってきたらしい……かくて星間大戦を終わらせるため、帰還兵と少女の旅がはじまった!/解説=岡部いさく
  • 「期待」の科学 悪い予感はなぜ当たるのか
    4.0
    なぜイングランド代表はいつもPKを外すのか? なぜ偽ブランドのサングラスをかけると不正行為が多くなるのか? なぜ偽薬(プラシーボ)はフランス人には効くがブラジル人には効かないのか? 学校やスポーツ、市場経済など、「期待」は私たちの生活のあらゆる場面で影響力を与えている。 「期待」は人間の心にどのように作用し、人間の行動にどのような影響を与えているのかという、「期待」の驚くべき力を科学ジャーナリストが実例を挙げながら論じる。
  • 「きたない子育て」はいいことだらけ!
    4.0
    アレルギー、ぜんそく、アトピー、肥満、炎症性腸疾患、うつ、ADHD…… すべて腸内細菌のしわざだった! 哺乳瓶は殺菌しない、食器は適当に洗う、昆虫に触ってもすぐ洗わない、 犬のよだれはアレルギー予防になる、などなど驚きの新事実が満載。 腸内環境を豊かにし、子どもを心身ともに強くする科学的育児法! 【著者紹介】 ブレット・フィンレー B.Brett Finlay,PhD. カナダのブリティッシュ・コロンビア大学教授。バクテリア感染に関する世界的権威。30年に及ぶ微生物研究で、450本の論文を発表する一方で、バイオテクノロジーベンチャーのInimex、Vedanta、Microbiome Insightsの創業者でもある。カナダの民間人が受けることのできる最高位の勲章、Order of Canadaの受勲者。 マリー=クレア・アリエッタ Marie-Claire Arrieta,PhD. カナダのカルガリー大学准教授。腸内細菌と免疫についての研究者。最近の乳児のぜんそくと重要腸内細菌群欠如についての研究は、2015年にこの分野のブレークスルーとして注目され、世界中のメディアで取り上げられた。これまでにGastroenterology、PNAS、Science Translational Medicineなど、主要な学術誌に論文を発表している。 【目次より】 ◆第1部 わたしたちは微生物でできている 1章 微生物と触れ合う子どもたち 2章 ヒト・マイクロバイオームとは何か ◆第2部 子育てと微生物 3章 妊娠:何を食べるべきか 4章 出産:微生物にまみれてこんにちは 5章 母乳と微生物 6章 離乳食:健康人生を決める食習慣 7章 抗生物質:マイクロバイオータへの絨毯爆撃 8章 ペットを味方につける 9章 「清潔習慣」病が子どもを弱くする ◆第3部 微生物と病気 10章 肥満:現代の流行病 11章 糖尿病:子どもの患者が増えている 12章 腸の病気:腸にとって受難の時代 13章 ぜんそくとアレルギー:微生物が呼吸を楽にする 14章 マイクロバイオータと脳 15章 ワクチンに対する正しい理解 16章 微生物を薬に
  • 極限大地
    4.0
    人間は、人跡未踏の大自然に身をおいたときに、 どのような行動をとるのか。 氷壁とフィヨルドの海岸に囲まれたグリーンランドで、 地質学者は、何を見、何を感じたのか。 地球科学とネイチャーライティングを合体させて 最高のノンフィクションとたたえられたジョンバロウズ賞受賞作。 [原著書評より抜粋] 美しい文学的文章には……真摯な内省と科学的知識の裏付けがある。 『極限大地』に登場するのは、ほぼ前人未踏の大昔の世界だ。 いまや地球の変化は加速する一方だが、太古の時代の神秘がここには未だに残されている。 本書は文学、科学、哲学、詩のすべての要素において、ネイチャーライティングの傑作の資質を備えている。 ごく繊細なタッチによって、美と学問が稀に見るほど絶妙に組み合わされている。 ――ジョン・バロウズ賞審査員評 著者は知覚の性質と人間の精神について熟考したうえで、 グリーンランドの構造のドラマチックな物理的特徴を描写しながら、 長期にわたる遠征で体験したスリリングな冒険を回想している。 ――サイエンティフィック・アメリカン誌 陸地と北極海の境界がぼやけ、凍るように冷たく澄みきった海が広がり、 その鏡のように滑らかな表面を流氷が漂い、静寂が支配する場所を、著者は見事に再現した…… 太古に関するこのストーリーの視点には、ただただ驚かされる…… グリーンランド東部について著者が抱いた鮮烈な印象からは、 サイエンスライターのほとんどとは無縁な試みに取り組んでいることがわかる。 すなわち、自らの快適な空間という領域にとどまらず、未知の領域にまで足を踏み入れている。 ――ネイチャー誌
  • キラー・クエスチョン 常識の壁を超え、イノベーションを生み出す質問のシステム
    4.5
    元HP(ヒューレット・パッカード)社パーソナル・システムズ・グループCTO(最高技術責任者)が、数々の優れモノを世に送り出した「アイデア開発実行システム」を公開。「正しい質問」こそが、真に革新的なビジネスを生む! 最良のアイデアを生み出し実行することは、変化や競争の激しいビジネスの世界で生き残るカギだ。そんなイノベーションを起こすためのメカニズムとして「キラー・クエスチョン」を提案する。経験則に基づく固定観念を打ち破るにはどうすればいいのか? 情熱と好奇心を備えたプロフェッショナルなら誰でも、新しいビジネスのアイデアを考案して育み、実行することは可能だ。本書のキラー・クエスチョンと、そのクエスチョンを正しく問うためのFIRE(フォーカス・アイデア化・ランキング・実行)メソッドを使えば、あなたもゲーム・チェンジャーになれる! 「イノベーションを成功させるためには、優れたアイデアを生み出し、優先順位をつけ、実行に移すプロセスを理路整然と進めるシステムの存在が何よりも欠かせない。そこで私は「キラー・クエスチョン」というシステムに注目した。これは成功へのロードマップとして活用できる優れモノだ。キラー・クエスチョンを使えばすごいアイデアが確実に生み出されるだけでなく、資金や時間や労力をつぎ込むべきアイデアの選択に迷いの入り込む余地がない。」――本書「プロローグ」より
  • 緊急提言 パンデミック 寄稿とインタビュー
    3.8
    コロナによるパンデミックが最初に吹き荒れた2020年春、英米の有力紙に掲載された記事と緊急インタビューを日本オリジナル編集でまとめたハラリのコロナ論。本質を突いた警告と提言。
  • 屈辱の数学史 A COMEDY OF MATHS ERRORS
    3.8
    私たち現代人の生活は数学に依存している。コンピュータのプログラム、金融、工学、すべての基礎は数学だ。 普段、数学は舞台裏で静かに仕事をしていて表に出ることはない。 表に出るのは、まともに仕事をしなくなったときである。 インターネット、ビッグデータ、選挙、道路標識、宝くじ、オリンピック、古代ローマの暦……他。 本書では数学のミスによる喜劇的、ときに悲劇的な事例を多く取り上げている。 謎解きを楽しむように本書を読めば、ミスを防ぎ危険を回避できるようになるだけでなく、数学に親しみを感じるようにもなるだろう。 スタンダップ数学者である著者自身の失敗談やジョークも多く盛り込まれた本書は、「屈辱」をとことん楽しめる一冊だ。 英国「サンデー・タイムズ」紙 数学本初のベスト・セラー作。 ■内容 【第0章 はじめに】 【第1章 時間を見失う】 四三億ミリ秒では十分とは言えない/カレンダー/暴挙に出たローマ教皇/時が行き詰まる日/時をかける戦闘機 【第2章 工学的なミス】 物騒な数に架ける橋/共振が鳴り響くとき/揺れるのは飛行機だけじゃない/浮き沈みにもご注意を/曲線美の落とし穴/お足元には気をつけて 【第3章 小さすぎるデータ】 善良なデータが悪と化すとき/Excelが遺伝子操作?/スプレッドシートの限界/エンロン事件 【第4章 幾何学的な問題】  三角測量/月の幾何学/死のドア/Oリングのせいだけじゃない/歯車の噛み合わせ 【第5章 数を数える】 組み合わせを数える/その組み合わせ、十分ですか? 【第6章 人間は確率が苦手】 死のコード/コンピュータが苦手なこと/わずかなズレの危険性/0で割らないで 【第7章 確率のご用心】  重大な統計学的誤り/コインの表裏/宝くじ必勝法/通説の噓/確率についての私的意見 【第8章 お金にまつわるミス】 コンピュータ時代のお金のミスコンピュータの時代にお金のミスはどう変わったか/アルゴリズムが生んだ高額本/物理法則の制約/数学への無理解が生んだ高額報酬 【第9章 丸めの問題】  どこまでも下がるインデックス/遅いのに新記録?/スケールの違う数字/サマータイムの危険性 【第9.49章 あまりにも小さな差】 ボルトが合ってさえいれば 【第10章 単位の問題】  摂氏と華氏/重(・)大問題/値札もお忘れなく/グレーンの問題 【第11章 統計は、お気に召すまま?】  平均的な制服/平均が同じでも違う/バイアスはどこにでも/相関関係と因果関係 【第12章 ランダムさの問題】  ロボットはランダムを作れるか/擬似乱数/擬似乱数発生のアルゴリズム/「ランダム」を誤解してませんか?/ランダムか否かの見分け方/現実の物体に勝るものなし 【第13章 計算をしないという対策】 「スペース」インベーダー/五〇〇マイル先までしか届かないeメール/コンピュータと交流しよう 【エピローグ】過ちから学ぶこと ■著者について マット・パーカー Matt Parker オーストラリア出身の元数学教師。イギリスのゴダルマイニングという歴史ある(古過ぎるのではと思うこともある)街に暮らす。 他の著書に『四次元で作れるもの、できること(Thingsto Make and Do in the Fourth Dimension)』がある。 数学とスタンダップ・コメディを愛し、両者を同時にこなすことも多い。 テレビやラジオに出演して数学について話す他、ユーチューバーとしても活躍。 オリジナル動画の再生回数は数千万回以上、ライブのコメディー・ショーを行えば、毎回、満員御礼という人気者だ。 ■訳者について 夏目 大(なつめ・だい) 大阪府生まれ。翻訳家。大学卒業後、SEとして勤務したのちに翻訳家になる。 主な訳書に『6時27分発の電車に乗って、僕は本を読む』、ジャン=ポール・ディディエローラン(共にハーパーコリンズ・ ジャパン)、『エルヴィス・コステロ自伝』エルヴィス・コステロ(亜紀書房)、『タコの心身問題』ピーター・ゴドフリー=スミス(みすず書房)、『「男らしさ」はつらいよ』ロバート・ウェッブ(双葉社)、『南極探検とペンギン』ロイド・スペンサー・デイヴィス(青土社)、『ThinkCIVILITY』クリスティーン・ ポラス(東洋経済新報社)など訳書多数。
  • 暗闇のなかの光――ブラックホール、宇宙、そして私たち
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    《100年の時をかけて、私たちはついにブラックホールを「見た」》 2019年4月、ブラックホールの存在が初めて画像で直接証明された。 「いくら見つめても足りない。素晴らしく新しいが、なぜか懐かしい」プロジェクト実現のため、世界中の電波望遠鏡のネットワーク作りに奔走した研究者が語る、壮大なサイエンスノンフィクション。 -------------------------------------- 宇宙の巨大な怪物、ブラックホール。 そこでは光が消え、時間が止まる。 私たちは、知識の限界を覗き込もうとしているのだろうか──暗闇の中の光はささやく。いまだ謎に満ちあふれたこの世界の物語を。その中で、私たち一人ひとりはどのようにして在るのかを。 私たちの限界が、私たちを探究者たらしめる。 千年にわたる旅の末に得られた、一枚の画像についての物語。 -------------------------------------- もしかすると私は「私の」ブラックホールを見ることができるかもしれない。そして、私だけではない──誰もがそれを見ることができるだろう! こう気づいたとき、私は雷に打たれたような感覚に襲われた。私の心の目には、具体的なイメージが浮かび上がってきた。今や私には明確な目標ができた。 ブラックホールの喉の奥底を覗いてやるのだ! 私はそわそわしてきて、立ち上がり、歩き回り始めた。(本文より) -------------------------------------- 【目次】 ■前書き ■プロローグ ■本書について 第1部 空間と時間のなかを進む旅 ■第1章………人類、地球、そして月 ■第2章………太陽系と進化する宇宙モデル 第2部 宇宙の謎 ■第3章………アインシュタインが一番楽しんだアイデア ■第4章………天の川銀河とその恒星たち ■第5章………死んだ恒星とブラックホール ■第6章………銀河、クェーサー、そしてビックバン 第3部 世界初のブラックホール撮影への道 ■第7章………銀河中心 ■第8章………画像の背後にある考え方 ■第9章………地球サイズの望遠鏡を作る ■第10章……遠征への出発 ■第11章……現れ出る画像 第4部 限界を超えて ■第12章……私たちの想像の力を超えて ■第13章……アインシュタインを超える? ■第14章……全知と限界 ■謝辞 ■EHT著者一覧 ■用語解説 ■訳者あとがき ■原注 ■索引
  • 黒い夏
    3.6
    高校生のレイは、かつて興味半分に人を殺したことがあった。証拠不十分でレイの容疑は立証されなかったが、四年後、レイを怪しむ元刑事エドはレイを罠にかける。ドラッグの売人でコンプレックスの塊であるレイは追い詰められ、ついに暴発する。人間の狂気を描いて比類なきケッチャムの問題作!

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  • 経済は「競争」では繁栄しない
    3.8
    経済は「信頼」で繁栄する!? 愛情ホルモン「オキシトシン」と信頼の関係を解き明かし、世界で初めて「神経経済学」と提唱した俊英が、信頼と経済の循環メカニズム、そして社会が繁栄する理由を解き明かす!TED再生回数200万回超、論文の被引用回数(2本で)3000回超という全世界注目の神経経済学者、初の著書。
  • 計測の科学
    4.0
    「タイムズ」紙サイエンスブック・オブ・ザ・イヤー選出! 「ニューヨーカー」誌2022 年ベストブック選出! 「ロサンゼルス タイムズ」紙 書籍賞 科学 & テクノロジー部門ファイナリスト! キュビットからキログラム、ミリメーターから光の速度に至るまで、計測することは、人間が世界を理解するために発明した強力なツールだ。 科学と社会史に関するこの啓示的な作品で、著者はその隠された世界に飛び込み、 ナイル川の年間を通しての深さを測定することが重要な任務であった古代エジプトから、 フランス革命におけるメートル法という知的起源にまで読者を誘う。 そしてメートル法とインチ・ヤード法との間の驚くほどの対立から、現在のGoogleなどによる「数値化された自己」の時代まで、あらゆる場面で計測がもたらす政治的影響を鋭く捉えており、測定が抑圧と統制のツールとしてどのように使用されてきたかを科学的に探求する。 本書は、計測が、私たちの世界経験とどのように深くかかわっているかだけでなく、計測の歴史が、人類の知識の探究をどのように包み込み、形作ってきたかを、余すところなく描く。
  • ケンブリッジ大学・人気哲学者の「不死」の講義
    4.1
    「今年も一歳、年を取った。自分は何歳まで生きられるのだろう」 ――限りある人生をより豊かに生きるために、 ケンブリッジ大学の人気哲学者と旅立つ“知の冒険" 「死にたくない」 「長生きしたい」 これは、人間だけが抱く"特別な感情"です。 --- なぜ人類は、驚異的なスピードで発展をとげてきたのか。 文化・芸術から医学や遺伝子工学に至るまでの最新の知見を編み上げて人類史の壮大な謎に挑む。 --- コロナ禍のもたらした「生命の危機」― それを原動力に、我々は、驚異的なスピードでのワクチン開発・医学の進歩を実現しています。 人類の進歩の裏側には、いつも、「死にたくない」「長生きしたい」という願望がありました。 古代エジプト時代から今に至るまで、 人類は何を恐れ、何を原動力として 科学技術や都市、文明を進めてきたのか。 イギリスの人気哲学者がひもとく、 「不死」への本能的な願望と 人類の知の進化の物語。
  • 限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭
    3.7
    資本主義からシェアリング・エコノミーへ デジタル革命の真のインパクトを読み解く 第三次産業革命のブレーンが描く、衝撃の未来図! いま、経済パラダイムの大転換が進行しつつある。 その原動力になっているのがIoT(モノのインターネット)だ。IoTはコミュニケーション、エネルギー、輸送の〈インテリジェント・インフラ〉を形成し、効率性や生産性を極限まで高める。それによりモノやサービスを1つ追加で生み出すコスト(限界費用)は限りなくゼロに近づき、将来モノやサービスは無料になり、企業の利益は消失して、資本主義は衰退を免れないという。 代わりに台頭してくるのが、共有型(シェアリング・)経済(エコノミー)だ。人々が協働でモノやサービスを生産し、共有し、管理する新しい社会が21世紀に実現する。世界的な文明評論家が、3Dプリンターや大規模オンライン講座MOOCなどの事例をもとにこの大変革のメカニズムを説き、確かな未来展望を描く。 21世紀の経済と社会の潮流がわかる、大注目の書!日本版向け書き下ろし「特別章」付き!
  • 「公正」が最強の成功戦略である~「いい人では勝てない」のウソ~
    4.0
    「お人好し」はダメだけど、「悪いヤツ」では勝てない。――このシンプルな法則を歴史的事例から解き明かす。人は悪いヤツにならずに成功できるのか。できない、と考える人は多いだろう。「ナイス・ガイでは勝てない」という名言もある。だが、本当にそうか。悪くならなくては、非道徳的なマキャベリストにならねば成功できないのだろうか。通説とは逆に、善人であること、公正であることがいかに大切かを豊富な事例で解説。
  • 心の視力 脳神経科医と失われた知覚の世界
    4.1
    失読症のミステリ作家や楽譜が読めなくなったピアニストは、どう「見る」ようになったのか。片目の視力を失った著者自身の経験もふまえ、目と脳の、そして想像力の、奇妙で驚くべき働きを描く。卓越した洞察力と患者への温かな視線が際立つ、傑作医学エッセイ
  • 「こころ」はどうやって壊れるのか~最新「光遺伝学」と人間の脳の物語~
    4.0
    利根川進博士推薦! 光で脳の活動を観測・制御する「光遺伝学」の第一人者として知られるダイセロス博士は、有名な精神科医でもある。最先端の脳神経科学の知識と技術にくわえ、多彩な症状を呈する患者たちの苦悩への深い共感、そしてその内面世界を想像する努力によって、人間の「こころ」と感情の起源がだんだんと明らかになってくる。人間の根源と進化の真実に迫るノンフィクション話題作。(解説 加藤英明)
  • 古今東西の哲学が教える現代をよく生きる術
    -
    人生をいかに生きるべきか.かつてソクラテスはこう言った.「生を吟味せよ.吟味されざる生に,生きる価値なし」.人生哲学とは,形而上学(世界はいかに機能するか)と道徳規範から構成される思考の枠組みである.本書では,古今東西の15の代表的な哲学・宗教の専門家が,各分野の人生哲学を,自身の体験を交えながら,一般の人たちに分かりやすく案内する.混迷と多様性の時代に,人生の指針となる一冊.
  • 孤独の科学 人はなぜ寂しくなるのか
    3.7
    その孤独感には理由がある!脳と心のしくみ、遺伝と環境、進化のプロセス、病との関係、社会・経済的背景……「つながり」を求める動物としての人間――第一人者が様々な角度からその本性に迫る。
  • コミットする力 いつもの仕事をスペシャルな冒険に変える
    5.0
    自分が会社を動かしているという実感は、仕事のやりがいを10倍にも100倍にもしてくれる。 自分自身のコミットメントを引き出すにはどんなことが必要なのか。 多くの人を巻き込むストーリーはどのようにつくるのか。 コミットメントのないビジネスは、≪魂≫のない人間と同じだ。 消耗するだけの戦いから、自ら起爆剤となる仕事をしよう!
  • ゴビ 僕と125キロを走った、奇跡の犬
    3.5
    灼熱の砂漠を走る、過酷な耐久レース―― 君は僕を見つけ、僕を選んだ。 BBCニュースなど全世界が注目! 心に傷を抱えたランナーと、なぜか彼になついてしまった犬との、感動ノンフィクション。 2016 年初夏。7日間かけて250kmを走るゴビ砂漠マラソンに挑戦するためスコットランドからやってきたディオンは、レース2 日目、スタート地点に紛れこんだ小さな迷い犬が自分をじっと見上げているのに気づいた。犬はなぜか彼のそばを離れず、レースが始まると一緒に走り出す。この出会いが、ディオンの人生を大きく変えていくことに――。各国でベストセラー! 人間と犬との、奇跡の実話。
  • ゴースト・ワーク
    3.0
    AIが人の仕事を作る世界。 超高速で拡大する「ギグワーク」の最暗部をえぐる渾身のルポルタージュ。 Amazon、Google、Microsoft、Uber。 大企業が提供する自動化(オートメーション)された サービスの裏側に潜む、数えきれない「見えない労働者」の 存在と実情とは。 【文化人類学者×コンピューター社会学者】 が新しい局面へと突入した、「労働」の変化をリアルに伝える。 アメリカ人の推定8パーセントが「ゴーストワーク」で少なくとも一度は働いたことが あり、その数はますます増え続けている。  彼らは通常、これまでの「仕事」において法で定められている最低収入よりも少なく、 健康上の利点はなく、理由を問わずいつでも解雇されてしまう。この種の「仕事」を管理 する労働法はまだなく、これらの末日の組立ラインは、驚くほど多様な範囲の労働者を引 き込んでいる――お金に急いている若いシングルマザー、早期退職を余儀なくされた専門 家、就職に失敗したものたち。彼らは過労と過少賃金に日々苦しんでいる。 情報化が進み機械化が進むにつれて増大が予想される「見えない労働者」をどう考える か。雇用主、労働者、そして社会がこの新しい種類の仕事とそれに携わる人々についてで きることとは何か。 【目次】 序 機械の中の幽霊 第1部:自動化のラストマイルのパラドックス   第1章:ループ(作業工程)の中の人間たち   第2章:出来高払いの仕事からアウトソーシングへ   ――自動化のラストマイルの略史  第2部:苛酷な仕事   第3章:アルゴリズムの残虐とゴーストワークの隠れたコスト   第4章:お金(以上のもの)のために熱心に働く  第3部:ロボットにやり返す   第5章:見ず知らずの人の優しさと協同の力  第6章:ダブルボトムライン 結論:目下の課題  謝辞 方法に関する付録 註一覧 解説:彼らは幽霊じゃない 成田悠輔
  • サイモン、船に乗る
    値引きあり
    3.0
    ねぇ、知ってる? ぼくには命が九つあるんだよ。 いいことばかりで、すべては魔法なんだ―― イギリス海軍を救い、勲章を授与された勇敢な子猫の物語! ひょんなことから英国軍艦アメジスト号に乗り込んだ野良猫、サイモン。 愛くるしい「ハチワレ模様」の子猫は三等水兵に任命され、瞬く間に船員たちのアイドルになる。 やがて戦局は混迷を極め、疲弊していく水兵たちの希望のかがり火として、奮闘するサイモンだったが……。 船乗り猫サイモンの一人称で綴られる、美しくて切ないストーリー。 カバー挿絵は『夜廻り猫』の深谷かほるさん! 【本書の登場動物】 サイモン 主人公。白黒のハチワレ模様の野良猫。香港でイギリス海軍艦アメジスト号の水兵に拾われ、冒険の船旅に出る。 ジョジョ サイモンの兄猫。サイモンからとても慕われている。 Uボート サイモンの友達。海の冒険についていろいろと教えてくれる先輩猫。「Uボート」は元々ドイツ軍の潜水艦の名称。 チェアマン 大きな体と緑色の隻眼(せきがん)を持つ灰色の猫。サイモンたちと敵対する。 リレット サイモンが思いを寄せる香港の美しい子猫。 ペギー 茶色と白の毛並みのテリア犬。アメジスト号に乗るサイモンの相棒。 モータクトー アメジスト号に住みつくネズミたちのリーダー。
  • サックス先生、最後の言葉
    4.0
    末期ガンを知らされた著者が、充実した人生への深い感謝の念を、周期表に捧ぐ変わらぬ愛を、老いや病、死を潔く受け入れる心境を説き語る、死後刊行されベストセラーリスト入りした遺作エッセイ集。
  • サルは大西洋を渡った――奇跡的な航海が生んだ進化史
    4.7
    「ありそうもない、稀有な、不可思議な、奇跡的な」ルーツこそが本物だった。植物や、翅のない昆虫、塩水に弱い両生類やサルなど、“海越えができない”はずの生きものたちが、大海原を渡って分布を広げた歴史が明らかになりつつある。地理的な障壁によって生物の分布域が分断されてきたとする「分断分布」偏重のパラダイムに、変革が起き始めていると著者は指摘する。新たに浮上してきたのは、動植物があちらの陸塊からこちらの陸塊へと奇跡の航海を遂げた、躍動感とサプライズに満ちた自然史である。歴史生物地理学の世界を覗き込めば、多彩な生きものたちの姿はもちろん、プレートテクトニクスや気候変動、化石記録に分子時計といった幅広い知見がひしめき合っている。個性豊かな研究者たちが、生物の来歴をめぐって激しく論争した経緯も、本書は臨場感たっぷりに映しとっている。第III部では、読み進むにつれてますます「ありそうもない度合い」の高い海越えの事例が登場するので、その頂点までどうかお見逃しなく。それらはいずれも、著者が最後に語る「私たちの世界は、なぜ今このような姿をしているのか?」という大きな描像の大切なピースなのだ。
  • サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法
    4.2
    Google発、世界のビジネスリーダーが実践する能力開発プログラムのすべて! なぜGoogleの社員は、楽しく創造的に働き、柔軟性を持ち、優れた成果を上げられるのか? その鍵を握るのが、「心」に関する独自の研修「サーチ・インサイド・ユアセルフ(SIY)」。 心を整える手法「マインドフルネス」を、科学に基づき、日々実践しやすい形にしたこの研修はGoogle内で熱狂的に支持され、SAP、アメリカン・エキスプレス、LinkedInなど他の企業や大学にも次々に採用されている。 その内容を開発者が自ら語った本書は、まさにマインドフルネス実践のバイブル。1分でできるものから本格的なものまで、自己管理力、創造性、人間関係力など様々な能力を高める技法をわかりやすく伝授する。
  • ザ・ウーマン
    3.6
    弁護士のクリスは森の中で半裸の女を見つけた。傷と垢にまみれた体、浮きでた筋肉、美しい乳房……。女の野性丸出しの姿にクリスは興奮を抑え切れない!鮮烈なデビュー作『オフシーズン』、続編『襲撃者の夜』のキャラクターを引き継ぎ、鬼才ケッチャムが気鋭のホラー映画作家ラッキー・マッキーとともに作り上げた衝撃作。

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  • ビッグクエスチョンズ 数学 Mathematics
    4.3
    『ビッグクエスチョンズ』は、人類の歴史を通して、探究心旺盛な人々を悩ませてきた科学や哲学の大疑問に対し、一流の専門家が回答するシリーズです。「親しみやすく簡潔に」という編集方針により、その分野を概観しつつ、最新の知見を身につけることができます。 数学の『ビッグクエスチョン』の種類は多岐にわたり、技術の変革に端を発するものがある一方で、古代から現代まで続いているものもあります。 そうした問いの中には、答えが見つかって新たな問いに置き換えられるものがある一方で、数世紀を経てもなお、解決されることなく残っているものも多くあります。 この本で取り上げる『ビッグクエスチョン』は、重要であり、なおかつ取り組むべき基本的な問いが中心となっています。その問いを通じて、どこで数学がはじまり、どのような道を歩み、そして今後どこへ向かうのかを辿ることもできます。 『ビッグクエスチョン』は、数学者を興奮させる問題を提示すると同時に、数学がどのようにこの世界についての情報を与えてくれるかも教えてくれます。そして何より、数学が生きた分野であることを実感させてくれます。【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】
  • ザ・ボディ・ブック 食べること、運動すること、生きることを楽しむ最高のレッスン
    3.0
    ハリウッド女優、キャメロン・ディアスが自ら実践し、提案する! ココロとカラダ両面で、美しく、健康でいられるためのガイドブック。単なるダイエット本ではなく、心身両面での美と健康を提唱し、全米で大ヒット中! ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー(健康部門第1位)。短期的なダイエット本ではなく、栄養と運動を通じて美と健康をめざすための総合的なガイドブック。栄養学、生物学、運動生理学、解剖学などの分野の幅広い知見をもとに独創的な主張を展開し、ユーモアとウイットに富んだ文章でわかりやすく解説している。Amazon.comでは600件を超えるレビューを集め、大好評を博している。
  • シカゴ・ソウルはどう世界を変えたのか――黒人文化運動と音楽ビジネスの変革史
    4.0
    【 推薦!】ピーター・バラカン氏 デトロイトやメンフィスより語られないシカゴのソウル・ミュージックを支えたコミュニティが目に浮かびます。 共同体あってこその音楽シーン、そのことを痛感しました。  * * * 音楽産業とブラック・パワー、そして公民権運動の結びつきを、 膨大な当事者インタビューと資料から解き明かす、決定的ノンフィクション! ---------  ◆カーティス・メイフィールド  ◆ジェリー・バトラー  ◆ダニー・ハサウェイ  ◆アース・ウィンド&ファイアー  ◆ミニー・リパートン  ◆チャカ・カーン  ◆テリー・キャリアー……。 ──ソウル界に燦然と輝く星々は、音楽とともに、世界を変革しようとした。  * * * 〈 音楽の変革 × 社会の変革 〉 人種隔離の時代に、シカゴのソウル・ミュージシャンが行った変革とは何だったのか? 自主レーベルの設立、黒人経営企業の立ち上げ、地元コミュニティ、メディアとの協働、独自の流通網の開拓……。 シカゴ・ソウルの生成を中心に、ファンク、ハウス、Hip hopの時代まで駆け抜ける、唯一無二の音楽/社会のドキュメント! --------- 【目次】 ■はじめに 第1章・廊下とラジオ ──コミュニティの変化と新しいメディアが音楽を変えた 第2章・アイム・ア・テリング・ユー ──新興のアーティストと起業家が拓いた新時代 第3章・ウィアー・ア・ウィナー ──ミュージシャン、活動家、教育者たちが音楽業界を築き、発展させた 第4章・サイケデリック・ソウル ──シカゴの一九六〇年代のカウンター・カルチャーが社会運動と音楽の方向を変えた 第5章・ア・ニュー・デイ ──一九六〇年代の闘いの答えとなったアフリカ中心主義と明確な政治的声明 第6章・リズムがすべてではない ──企業の力が一九七〇年代のブラック・ミュージック、商業、政治を動かした 第7章・サウンド・パワー ──ファンク、ディスコと結束、分断、希望 第8章・未来予想 ──リイシュー、サンプリング、若いアーティストたちが再考するソウルの歴史 ■謝辞 ■訳者あとがき ■原注 ■ディスコグラフィー ■参考資料
  • システム・エラー社会 「最適化」至上主義の罠
    -
    巨大テック企業のイノベーションが民主主義を壊す! スタンフォード大学からの警鐘 巨大テック企業やIT技術者を動かす根本原理である「最適化」は、イノベーションを支える思想である。しかし、「最適化」そのものが目的となるとき、それは公平・プライバシー・個人の幸福の追求といった価値を破壊することになる――。コンピュータサイエンスのイノベーションを象徴する地・シリコンバレーに多数の人材を送り出すスタンフォード大学は、卒業生や先端IT技術者に見られる過度の技術偏重に危機感を抱き、コンピュータ工学における倫理教育プログラムを刷新した。その動きを主導するの三人の教授による、人類の繁栄と個人の幸福を両立させる方法を模索する一冊! 第1部「テクノロジスト」の解読  第1章 不完全なマインドセット「最適化」  第2章ハッカーとVCの結託は問題含み  第3章 破壊的イノベーションvs.民主主義 第2部「テクノロジー」の分析  第4章 アルゴリズムの意思決定は公正か  第5章 プライバシーに価値はあるか  第6章 スマートマシンの世界で人類は繁栄できるか  第7章 インターネットに言論の自由はあるか 第3部 未来を再コーディングする  第8章 民主主義は難局を乗り切れるか
  • 自然界に隠された美しい数学
    4.0
    自然の中に潜む美しい形や奇妙な模様に秘められた「数学的な法則」とは何か? シマウマの模様、波の形、貝殻のらせん模様など、自然界の美を支配する数学の秩序を図入りで解明する。
  • 失敗は「そこ」からはじまる
    3.0
    わざわざ顧客を裏切る決定をしたコカ・コーラ、忠告を無視して歴史的大失敗をしたサムスン……。なぜ我々の意思決定は、目指すべき目標からかくも簡単に「脱線」してしまうのか?人間心理と組織行動の両方を究めたハーバード・ビジネススクール人気教授が、人と企業が成功するための意思決定の「9つの原則」を解き明かす。
  • 疾病捜査官――感染症封じ込めエキスパートの事件簿
    -
    著者カーンは元・米国CDC(疾病対策センター)の実地疫学専門家(EIS)、渾名は「疾病捜査官(disease detective)」。その任務は世界各地で発生したアウトブレイクの究明と制圧のための調査や協力だ。これは、サル痘からエボラ出血熱、炭疽菌テロからSARSまで、さまざまな病原体や感染症の封じ込めの現場を振り返る事件簿である。種々のアウトブレイクはそれぞれどのように勃発し、感染はいかにして拡がったのか。新たな病原体の特性はどこから見出され、対処されたのか。もしアウトブレイクが、テロ攻撃だった場合には? 生物学、医療、行政、地域文化までが絡み合うパズルを、疾病捜査官たちは時間との闘いのなかで解きほぐしていく。COVID-19発生以前にも数多くの危機があったが、各種のエキスパートたちの奮闘によって比較的局所で封じ込められてきた。パンデミックはつねに紙一重のところにあったのであり、本書の記述がいかに予言的であるかにも愕然とさせられる(原書は2016年、The Next Pandemicという題で刊行された)。カーン博士の扱った事例はサスペンスフルな探偵物語のようでもありながら、公衆衛生について重要な教訓を示してくれる。次のアウトブレイクをパンデミックにしないために、現場のエキスパートの経験とその教訓に耳を傾けたい。
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義
    3.7
    イェール大学で23年連続の人気講義が、ついに日本上陸! ――人は必ず死ぬ。だからこそ、どう生きるべきか―― なぜ、余命宣告をされた学生は、 最後に“命をかけて”、 この講義を受けたのか!? 死を通すことでますます「生」が輝きを増す、世界的名著!
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版
    3.8
    余命宣告を受けた学生が、 “命をかけて”受けたいと願った伝説の授業の完全翻訳版! --人は必ず死ぬ。だからこそ、どう生きるべきか ※本書の第1講、第8講~第15講、「死についての最終講義」は、 『「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義〔日本縮約版〕』と同内容です。 第2講~第7講の追加に伴い、原書に従う形で一部を再編集しております。
  • 襲撃者の夜
    3.4
    北米東海岸メイン州、海岸沿いのリゾート地。ある夜、残忍な殺人事件が起こり、女性二人が殺され、赤ん坊が消えた。地元の警察は事件の捜査を始めるが、警察が捜索で出払っている最中にふたたび異常な殺人事件が! そしてその殺人者の正体は想像を絶するものだった。鬼才ケッチャムが放つ戦慄のホラー!

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  • シリコンバレー 最強の仕組み 人も企業も、なぜありえないスピードで成長するのか?
    3.3
    誰もが何かにチャレンジせずにはいられない。 そんな仕組みがここにはある。 革新企業と成功者を生み続けるシリコンバレー。 その仕組みを知ることは、成功の秘訣を知ることだ。 前進を続ける“聖地”の語られざる秘密を10の視点から解明。
  • シリコンバレーのドローン海賊 人新世SF傑作選
    5/11入荷
    -
    人新世とは、「人間の活動が地球環境に影響を及ぼし、それが明確な地質年代を構成していると考えられる時代」、すなわちまさに現代のことである。パンデミック、世界的な経済格差、人権問題、資源問題、そして環境破壊や気候変動問題……未来が破滅的に思えるときこそ、サイエンス・フィクションというツールの出番だ。本書に収められた短編10編とインタビューで、不透明な未来を見通し、それが社会や家族や個人にどんな影響を与えるか、そして希望をもたらすにはどうしたらよいか、グレッグ・イーガンを始めとする気鋭の作家たちが探ってゆく。/【目次】序文――人新世におけるサイエンス・フィクション=ジョナサン・ストラーン/シリコンバレーのドローン海賊=メグ・エリソン/エグザイル・パークのどん底暮らし=テイド・トンプソン/未来のある日、西部で=ダリル・グレゴリイ/クライシス・アクターズ=グレッグ・イーガン/潮のさすとき=サラ・ゲイリー/お月さまをきみに=ジャスティナ・ロブソン/菌の歌=陳楸帆(チェン・チウファン)/〈軍団(レギオン)〉=マルカ・オールダー/渡し守=サード・Z・フセイン/嵐のあと=ジェイムズ・ブラッドレー/資本主義よりも科学――キム・スタンリー・ロビンスンは希望が必須と考えている=ジェイムズ・ブラッドレー/謝辞=ジョナサン・ストラーン/解説=渡邊利道/編者紹介/訳者紹介

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  • 進化は万能である 人類・テクノロジー・宇宙の未来
    3.0
    入念な計画が成功の鍵だと私たちは直感的に考えるが、それは間違っている。ロシア革命、世界大恐慌、ナチス政権、第二次世界大戦、2008年の金融危機――比較的少数の人による、トップダウンの意思決定の結果なされたことはことごとく失敗した。一方、世界の所得増加、感染症消滅、食料供給、河川と大気の浄化、富裕な国々の大半における再植林、インターネットといった、大きな変化を起こす意図のない無数の人によってもたらされた「ボトムアップ」な、偶然で予想外の現象はあまりに多い。それらの広範な現象に共通する原理が「進化」だ。生物界に限らず、宇宙のなりたちから人間の生み出した文化・経済・制度・イノベーションにいたるまで、あらゆる物事の原動力である進化原理の強力さを説き語る、名著『繁栄』と対を成すリドレー待望の最新作。
  • シンギュラリティ・トラップ
    3.8
    温暖化が進行し環境悪化に苦しむ22世紀の地球。貧しいコンピュータ技術者アイヴァン・プリチャードは、一攫千金を夢見て、小惑星帯へと向かう探鉱船〈マッド・アストラ〉に乗り組む。だが、探査の末、乗組員全員が大金持ちになれるほどの重金属を豊富に含む小惑星を発見したまさにその時、恐るべき悲劇がプリチャードを襲う……はるかな過去に超文明の尖兵が仕掛けた卑劣な罠に敢然と挑むひとりの男の孤独な戦いを描く!
  • 新・100年予測 ヨーロッパ炎上
    4.8
    「戦争の世紀」はふたたび繰り返す!?EUを設立することで平和の構築をめざしてきたヨーロッパだが、依然として各地に紛争の火種を残したままだ。『100年予測』『続・100年予測』で大胆な未来予想を展開した著者が見る、ヨーロッパの迫り来る危機とは?

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