ベッキー・チェンバーズの作品一覧

「ベッキー・チェンバーズ」の「黄金の人工太陽」「銀河核へ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ロボットとわたしの不思議な旅
    3.7
    1巻1,300円 (税込)
    自意識を獲得したロボットと人類が平和裏にたもとを分かち、別々の地域で暮らすようになってから、長い年月がすぎた。あちこちの村を巡っては、悩みを抱えた人々のためにお茶を淹れる喫茶僧のデックスは、ある日思い立って文明社会を離れ、人類の手が入らない大自然の中へ向かう。そこで出会ったのは、一台の古びたロボットだった。人間たちの社会のありように好奇心をもつその奇妙なロボット・モスキャップと共に、デックスは長く不思議な旅に出る。心に染み入る優しさに満ちた、ヒューゴー賞、ローカス賞、ユートピア賞受賞の二部作を一冊に収録。/【目次】緑のロボットへの賛歌/はにかみ屋の樹冠への祈り/解説=勝山海百合
  • 黄金の人工太陽 巨大宇宙SF傑作選
    3.3
    1巻1,496円 (税込)
    SFとファンタジーの基本はセンス・オブ・ワンダーだ。そして並はずれたセンス・オブ・ワンダーを味わえるのは、超人的なヒーローが宇宙の命運をかけて銀河のかなたで恐ろしい敵と戦う物語だ(序文より)――常識を超える宇宙航行生物、謎の巨大異星構造物、銀河をまるごと吹き飛ばす超爆弾。ジャック・キャンベル、ベッキー・チェンバーズ、チャーリー・ジェーン・アンダーズら充実の執筆陣による、SFならではの圧倒的スケールで繰り広げられる冒険とアクションの物語18編を集めた、ワクワクに満ちた遊園地のような傑作アンソロジー。/【目次】序文=ジョン・ジョゼフ・アダムズ/時空の一時的困惑=チャーリー・ジェーン・アンダーズ/禅と宇宙船修理技術=トバイアス・S・バッケル/甲板員ノヴァ・ブレード、大いに歌われた経典=ベッキー・チェンバーズ/晴眼の時計職人=ヴィラル・カフタン/無限の愛=ジョゼフ・アレン・ヒル/見知らぬ神々=アダム=トロイ・カストロ&ジュディ・B・カストロ/悠久の世界の七不思議=キャロリン・M・ヨークム/俺たちは宇宙地質学者、なのに=アラン・ディーン・フォスター/黄金の人工太陽=カール・シュレイダー/明日、太陽を見て=A・マーク・ラスタッド/子どもたちを連れて過去を再訪し、レトロな移動遊園地へ行ってみよう!=ショーニン・マグワイア/竜が太陽から飛び出す時=アリエット・ド・ボダール/ダイヤモンドとワールドブレイカー=リンダ・ナガタ/カメレオンのグローブ=ユーン・ハ・リー/ポケットのなかの宇宙儀=カット・ハワード/目覚めるウロボロス=ジャック・キャンベル/迷宮航路=カメロン・ハーレイ/霜の巨人=ダン・アブネット/謝辞/解説=堺三保
  • 銀河核へ 上
    3.7
    1~2巻1,119円 (税込)
    故郷を失った地球人類は、多様な種族が共存する銀河共同体(GC)に加盟を許され、弱小種族ながら繁栄を享受していた。宇宙船〈ウェイフェアラー〉は、超光速航行のためのワームホール、通称“トンネル”建設専門の作業船である。多種族混成の寄せ集め乗組員とつぎはぎだらけのこの中古船に、GC政府から突如舞い込んだ大仕事──銀河系中心部(コア)への新航路となる長距離トンネルを掘れ、というのだ! かくして彼らは、未踏の宙域への長い長い航海に乗り出した。個人出版から熱狂的な人気を博し、ヒューゴー賞、クラーク賞候補となった傑作スペースオペラ!

ユーザーレビュー

  • ロボットとわたしの不思議な旅

    Posted by ブクログ

     未来なのか、地球ではない別の惑星なのか。人々の心の平穏のためにお茶をふるまう喫茶僧と、自然界で野菜化(!)しているロボットとの出会いと、冒険。バディものであり、2人(?)の関係性に浸っていたいように感じる。
     また、「人は、すべての生き物は、そこにいるだけでいい」、「あなたのことを問題にする人がいたら、それは、その人の問題であって、あなたの問題ではない」という気づきが得られる。

    0
    2025年12月07日
  • ロボットとわたしの不思議な旅

    Posted by ブクログ

    ベッキー・チェンバーズさん、初読。
    ヒューゴー賞、ローカス賞受賞、ふむふむ。
    実は、ジャケ買い…ならぬジャケ借り。
    丹地陽子さんの、ちょっとコラージュ風な、活き活きとした緑のイラストが美しい。

    ヒトのために労働を強いられてきたロボットが自我に目覚め、ヒトとの対立ではなく、平和理に住み分けを選んで長い時間が経ったのちのお話。
    ヒトの生きる文明社会から、ロボットの住む手付かずの自然の中へ踏み込んだ喫茶僧・デックスは、好奇心いっぱいのロボット・モスキャップと出会う。


    モスキャップと出会うまでは、ちょっとデックスに振り回されるような感じでもたつくが、その後は2人がお互いの生きる世界の価値観を侵さ

    0
    2025年05月19日
  • ロボットとわたしの不思議な旅

    Posted by ブクログ

    ロボットたちの自我が目覚めた結果人間との決別を望み、お互い不干渉で生きてきた世界で突然出会い行動を共にすることになった人間とロボットの話。

    お互いの状況の擦り合わせや相互理解を通して徐々に根源的な生命としての在り方に思索が広がっていき、人間的な考え方とロボット的な考え方双方からアプローチしていくのが読んでいて興味深かった。

    私は生きていくのに理由も意味も必要ないしただ生きていくだけで何も残す必要はないと考えてきたタイプなので、デックスのような考え方は生きていくのがしんどくなりそうだと心配した。

    自分に出来ることを社会に還元していくことはとても素晴らしいことだけど、それをしないと生きていて

    0
    2025年03月22日
  • ロボットとわたしの不思議な旅

    Posted by ブクログ

    Monk & Robot
    ヒューゴー賞、ローカス賞受賞作

    【目次】
    「緑のロボットへの賛歌」
    A Psalm for the Wild-Built
    「はにかみ屋の樹冠(じゅかん)への祈り」
    A Prayer for the Crown-Shy
    解説=勝山海百合

    0
    2025年03月01日
  • ロボットとわたしの不思議な旅

    Posted by ブクログ

    初めは世界観についていけなかったが、だんだん心地よく読めるようになった。
    自然の描写、温泉の描写が魅力的で、旅に出たくなる。
    使命も大事だけど、生きているだけでいいんだよと言ってもらった気がして、肩の力が抜けた。

    0
    2025年01月22日

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