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北米東海岸メイン州、海岸沿いのリゾート地。ある夜、残忍な殺人事件が起こり、女性二人が殺され、赤ん坊が消えた。地元の警察は事件の捜査を始めるが、警察が捜索で出払っている最中にふたたび異常な殺人事件が! そしてその殺人者の正体は想像を絶するものだった。鬼才ケッチャムが放つ戦慄のホラー!
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Posted by ブクログ
「オフシーズン」の続編。食人族再び。 前作で全員死んだと思われていた食人族の一人が生き残っていて、新たな一族を率いて、再び襲撃に。前作ほどのインパクトはかけるけれど、それでも十分に恐ろしい。
ケッチャム作品中随一の『まるで悪夢のような』エンディング。 他ケッチャム作品のヒロインが総立ちになるレベル。
久々のケッチャム・・・ 衝撃の胸くそ悪い(でも読んじゃう)小説オフシーズンの続編・・・ 前作が衝撃的過ぎたせいで、続編の宿命で本作はその点においては劣るけど・・・ 本作も安定の胸くそ悪さ・・・ 例のあの一族に生き残りがいた・・・ あのヤバいヤツらが・・・ 時を経て・・・ また動き出す・・・ 前回の...続きを読む失敗を糧に・・・ さらに狡猾に・・・ 狩る・・・ 人間を・・・ 狩る・・・ またあの悪夢の夜がやってきた!! で、捕らわれた人々のやり取りが今回は違う・・・ 狩られる側に一人ゲスがいて、一族たちに感じるものとは違う種類の胸くそ悪さが味わえる・・・ 現実的な胸くそ悪さだから、こっちの方が読んでてイヤになるかも・・・ で、最後の展開は・・・ 物足りなさを感じる人もいると思うけど・・・ 拍子抜け感はありつつも、ホッとしているボクもいました・・・ 胸くそ悪いのに読み始めたら止まらない感じは本作も健在・・・ 続編なのに、さすがのケッチャム・・・ この胸くそ悪さ・・・ なんだかんだ、と・・・ たまーーーーーに読みたくなっちゃうんだよなぁ・・・ もちろん取り扱い注意だけども・・・
前作の「オフシーズン」、結構ケチョンケチョンな感じの感想を書いてしまいましたので 続編はさらに「2冊まとめて買って失敗したか」と思いながら 期待せずに読んだのですが、ハードルを下げまくったせいか、 ストーリーというか登場人物のキャラクターが前作より生きていたせいか こっちの方が良いかも~、と感じまし...続きを読むた。 続編でガッカリさせられるパターンの方が多い気がするので そこは得した気分というか・・やはりハードルの調節の問題でしょうかね。 前作と比べて、生き残り率が高いし、「爽やかエンド」と言っても良いので ひたすら鬱々を希望して読むと「そんな都合の良い話あるかー」と 感じるかもしれませんが、私としては、誰でも彼でも殺せば良いってもんじゃない、 ホラーはそんなところで勝負して欲しくない、と思うので、これで良しです。 にしても、やっぱり、スティーブンキングもケッチャムも 文章を読むよりも、映像化してこその、という感じが・・。
オフシーズンの続編。 前作は「文明人」対食人族の戦いを通じ、人間の根幹について考えさせるお話だったのに対して、今回は母対女族長。 言わば、ミサエ(クレしん)対フネ(サザエさん)。核家族化はコミュニティの一員という自覚を欠きうんぬん。という話ではたぶんない。 食人族の長は前作唯一の生き残りで、子...続きを読む供を盗んで子孫を増やそうとしていた。一族の再生を目指す彼女は母でもあり、赤ん坊という存在に霊的な力を感じているらしい。「地下室の箱」にも語られた、力強くどこか不気味な誕生のエネルギーになにかを感じているようだった。ウーマンの出産についても読んでみたかったなぁ。 全体的に、人物像が丁寧に描かれていたように思った。けどルークの父親への気持ちは、なんかうやむやだったかな。家庭環境がルークと似ていたので、ちょっともやもや。てわけで星ふたつ、と思ったけど、あの男が今回も渋かったので、星みっつ。
曰くつきで語られるデビュー作「オフシーズン」の続編で、その11年後に起った事件が描かれている。ただただ異常で陰惨という印象の強い前作に比べて、ある意味アク抜きされているようにも思え、“文字を追う目を背けたくなるような”ケッチャム節も控え目に感じられる(この著者には珍しく、救いの用意されたラストもその...続きを読む理由かも)。この著者の他作品のような味わいを愉しみにしている読者には少々物足りなく感じるかもしれない。 とはいっても息が詰まりそうな緊迫感と、読後の疲労感と解放感は、間違いなくこの著者ならではのものだろう。
あの衝撃の事件から11年。警官を引退したピーターズは、早朝にある事件が起こったことで警察から助言を求められる。 二人の女性が惨殺された。そして死体の一部と一緒に居たはずの赤ん坊も、持ち去られていた。11年前の「彼ら」の生き残りが起こしたと思われる事件。 あの時、混乱した現場で、被害者を「彼ら」と勘...続きを読む違いし射殺していたピーターズは、あの忌まわしい現場へ他の警官を引き連れてゆく。 「オフシーズン」の続編は、ある女性が帰宅しベビーシッターが惨殺された現場を眼にしたところから始まる。 いつものケッチャムのように、彼女が生と死の狭間でもがく事すらも許さない。彼女の意識と命はあっという間に断ち切られる。 序幕の場面で、女性と赤ん坊、そして老いた元警官が出てくるとなると、今回の標的はコレか、と。不安と期待入り混じります。 中心となる人物は、ディヴィット、エミリー夫妻とその赤ん坊のメリッサ、エミリーの友人のクレアとその息子ルーク。 クレアは離婚した元夫スティーヴンとの間に問題があり、ルークは両親の離婚に対してどこにもぶつけられない怒りを抱えている。 エミリーのもとへ身を寄せたクレアに、会いにこようとするスティーヴン・・暴力的な彼の訪問は不穏の影を投げかけるが、それは「彼ら」に襲撃されるとたちまち霧散してしまった。周到な恐るべき襲撃によって。 中盤から、これは「オフシーズン」と同じモノではないのだ、と気づかされる。描写は脚の付け根がムズムズするほどリアルだし、「彼ら」のリーダーである「ウーマン」(彼女が前回の事件の生き残り)の野生的な強さと、善悪の無い本能的な感情に圧倒されるけれど・・でも「オフシーズン」とは違う。 標的となったエミリーとクレアが、強いのだ。肉体的にではなく、精神的に。母は強し、とはよく言ったもんだ。 だから、展開にいつもの現実感がなくなっているような気がする。生き残る過程に不自然さがあるなんて、ケッチャムらしくない。
「オフシーズン」の続編。 また食人族に襲われる話。今回もなかなかな血みどろ具合いでよろしい。 前作より評判が落ちてるのは、ラストがケッチャムらしくないからか。 彼の作品を読み終えた後は、確実に体重が減ってる気がする(ケッチャムダイエット)。文面のところどころに太字が混ざっていたが、なんなんだそのサ...続きを読むービスは。
「オフシーズン」の続編。あの凶行が再び。 今回の人肉レシピも吐き気がするほど。 しかしオフシーズンよりは恐怖感が薄かった。オフシーズンに続けて読んだので、あの空気に慣れてしまったのか。 また食人族が襲ってくるのだが、狩の仕方はオフシーズンよりさらに手が込んでいる。 食人族はもう、かけ離れすぎて同じ人...続きを読む間とは思えないのだけれど、狩のやり方を読んでいると知性を感じてぞっとしてしまうのである。いっそ、知性のまったくない、野獣として狩をしてくれたほうがよっぽどマシだった。 そういう意味では恐ろしかったのに、全体的に見ると「あれ、前ほど怖くないな」という感想。 後味の悪さもオフシーズンのほうが上だった。
衝撃を受けた「オフシーズン」の続編。 メイン州のリゾート地で11年前に起きた身の毛もよだつ凄惨な殺戮事件。 多くの被害者が出たが、当時の地元警察署署長ピーターズと部下達により、事件は解決したはずだったのだが、過去の事件を彷彿させる惨劇が再び。 当時全員が死んだと思われていた「食人族」の内、1人...続きを読むが生き残り、一族を率いて戻って来た。 襲撃を受けた家の家主デイヴィッドと妻のエイミー、最愛の娘である赤ん坊のメリッサ、遊びに来ていた友人のクレアと息子ルークの運命は! 2Fの窓からクレアと息子のルークはメリッサを抱いて飛び降り、危機一髪で森の中へ逃げ込む。 果たして奴らから無事に逃げ切れるのか。 事件に気づいた地元警察は過去の事件で指揮をとったピーターズに協力を求め、被害者救出に急行する。 私のように「オフシーズン」の虜になった読者には前作と比較した際に物足りなさを感じた読者も多いのではないだろうか。 それは前作で描かれていたあまりにも惨たらしい殺戮シーンが本作ではかなりマイルドに描かれていたことが最大の要因な気がする。 気がつけば今月1ヶ月で再読も含め著者の恐怖の作品を計3冊読み終えた。 来月は少し違った雰囲気の作品を多めに読もう(笑) 説明 内容(「BOOK」データベースより) 北米東海岸メイン州、海岸沿いのリゾート地。ある夜、残忍な殺人が起こり、女性二人が殺され、赤ん坊が行方不明になった。同じ場所で起こった十一年前の惨劇を想起した地元の警察は総出で捜査を始めるが、警察が出払っている最中に第二の惨劇が!かろうじて難を逃れたクレア、少年ルーク、赤ん坊メリッサを待っていた運命とは?キング絶賛、ホラー小説史上に輝くデビュー作『オフシーズン』の舞台を再び用いて鬼才ケッチャムが圧倒的な筆力で描きだした、現代ホラーの極限ともいうべき物語。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) ケッチャム,ジャック 俳優、教師、出版エージェントなどの職業を経て80年に『オフシーズン』で、作家デビュー。スティーヴン・キングが絶賛する作家。本名ダラス・マイヤー。現在、代表作『隣の家の少女』の映画化が進んでいる 金子/浩 1958年生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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