Posted by ブクログ 2019年06月03日
本作の特徴を箇条書きにすると以下の通りだと思う。
・SF
・ミステリ
・火星
ストーリーを一言でいうと、生きているうちに刑の見込みがない囚人を即席でトレーニングし、火星に送り込んで、NASAの正式な探査チームが到着する前に、恒久的な火星基地を建設させる。
こういうものです。
そして、これをNASA...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月23日
そうだよな~
「火星の人」では(ほかの作品でも)生存可能な施設から
物語がはじまるけど、何もないところに、
それも死と隣り合わせの、救援も期待できない、
何か欠けても年単位で待たなければならない、
戻ることすら困難な、そんなところに
一歩を踏みださなければならない、そういう人が
必要なんだよな~、と...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月03日
火星開発したいけど、予算もないし、過酷な環境で働かせることも難しい。ならば無期懲役の囚人たちを送り込み、火星でコロニーを作らせよう。
そんなわけで主人公は火星に行くのだが、どんどん仲間が死に、過酷な状況に追い込まれていく。そして合間に挟まれる不穏なパラグラフ。
けれども、先はどうなるんだろう...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月25日
殺人を犯し終身刑になったフランク。火星に基地を造るというプロジェクトに囚人たちが送られる。複数の囚人たちとのトレーニングから始まりその後火星へ。未知の場所での任務と生活を共にする囚人たちとの関係とそれぞれの思惑。火星でのサバイバルのような生活のなか不審な死が起き始めミステリーの要素も出てくる。一歩間...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月05日
やっぱり地球って大切だなぁ~。
空気も水も大地の恵みも、「有る」ということは奇跡なんだ。
「火星の人」の小説・映画の成功に触発された出版社が、作家にオファーしてできた小説、と、訳者あとがきに記されている。
そのせいか、どちらかというとミステリーやサスペンスといった要素の強い、比較的わかりやすい筋立...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年04月17日
生徒(中学生)が推薦していた図書。
息子にドラックを売りつけていた売人を射殺した罪で懲役120年を宣告されたフランクは、刑務所で無為に過ごすのではなく、新しい環境で「働き、生甲斐を感じることができる」場所への移動を承諾して契約書にサインします。
その場所とは火星。民間企業が宇宙開発を担うなか、NAS...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月13日
原題は「ONE WAY」(片道切符)、で、この邦題が妥当なのかどうか…
安心の金子浩訳、しかもSFというよりはNV寄りなので読み辛さはないものの、無駄にボリュームがある海外SFゆえ4日もかかってしまう。
感動の無い「宇宙兄弟」みたいな内容で、オチもまぁそんなとこだろうとは思うが、読後感としては「徒...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月06日
何か技術を持った死刑囚たちが、地球ではなく火星で、無期懲役のように死ぬまで働き続ける話。
火星に行くまでの展開で「友達」ではないけれど「上手くやっていける人たち」として希望のある気持ちにさせての火星に着いてからの展開は本当にしんどかった。
それらを踏まえた上で、フランクが最後の相手に向けた言葉...続きを読む
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