カトリーン・マルサルの作品一覧

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ユーザーレビュー

  • アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話
    このタイトルを思いついただけで勝ちでしょう。

    本書の骨子は「経済人」偏重の市場経済に女性の存在が無視されているという、社会のあり方に異議を申し立てる。フェミニストは上野千鶴子のようなもっと狭義のジェンダーの違いから受ける不利益にフォーカスするものであるという先入観があったので、経済との関連で論じる...続きを読む
  • アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話
    経済学は「愛の節約」を研究する学問になった。社会は利己心で成り立っている。アダム・スミスの見えざる手から経済人は生まれた。愛は私的な領域へと追いやられた。社会に漏れださないように、しっかり管理しなくてはならない。そうしないと、愛が枯渇してしまうから。
    経済学は愛を節約しようとした。愛は社会から隔離さ...続きを読む
  • アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話
    タイトルが秀逸です。アダム・スミスの食事を誰が作っていたのか、誰も真剣に考えたことがありません。実はアダム・スミスは生涯独身だったので、彼の食事は実の母親が作っていたそうです。

    結局、スミスの経済学では女性は完全に無視されています。合理的な経済人とは完全に男のことが想定されています。家事や育児を担...続きを読む
  • アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話
    産休育休時短勤務を通して感じた社会の理不尽について、気持ちよく言語化されていました。
    あのとき感じた無力さや、怒りを思い出すと共に、自分たちが少しずつ変われば、次の世代の人々はあんな目に合わずに済むかも知れない、といつ希望も感じられました。

    就活に勤しむ学生の皆さんや、出世・昇給に目が眩んでしまう...続きを読む
  • アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話
    「アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?」kawade.co.jp/sp/isbn/978430…
    さすが河出だぜ。経済学からこぼれおちる労働資本と具体的な生産性の話。よくある家事の経済価値の話やフェミ論じゃないところがいい。経済の成り立ち自体を疑う姿勢はとても好きだな。なおタイトルから妻を想像した...続きを読む

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