アルツハイマー病研究、失敗の構造

アルツハイマー病研究、失敗の構造

3,520円 (税込)

17pt

4.6

科学によってアルツハイマー病を克服するためには、まずこの現状を見直さなければならない。インサイダーだけが知る、袋小路に陥ったアルツハイマー病研究分野の今。「私たちはアミロイドのみのルートを通ってアルツハイマー病の治療薬を追い求めてきたために、多くの時間を失った。たぶん10~15年は無駄にしてきただろう」(本文より)。実績ある科学者が、アカデミズム・製薬産業・関係官庁三つ巴の迷走の驚くべき裏事情を明かす。良心的な告発の書であり、アルツハイマー病についての直近数十年間の認識じたいを根本から問い直す一冊。

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アルツハイマー病研究、失敗の構造 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    アルツハイマー病に係るこれまでの歴史を他の本などで検証したことがないので、この本を100%の純然たる事実として受け止めることは難しいという前置きをする必要はある。
    その上で、この本の提示する失敗は、失敗の本質を読んだ時のような、どんなに頭の良い人達が集まって進めたとしても途方もなく間違えてしまい、軌

    0
    2024年12月22日

    Posted by ブクログ

    アルツハイマー病の本。面白い。
    アミロイドβやタウタンパク質をターゲットとした治療(なかなか上手くいってない)に固執している業界への批判が多くあるがフラットな視点で描かれている印象。またアメリカローカルな話題は少し退屈だった。

    以前読んだ下山進さんの「アルツハイマー征服」も面白かったが、アルツハイ

    0
    2024年08月04日

    Posted by ブクログ

    とても面白かったです!
    1〜4部まであり、その中でさらに章立てがしてあるのですが、3部までは著者がずっと怒ってます。本当にずっと怒っているので、読み手もいつのまにか引き込まれ「そうだそうだ」という気持ちに…。怒りは人を煽動するのだと本旨とはあまり関係のない感想を抱きました。
    とはいえ、もちろん内容も

    0
    2024年08月04日

    Posted by ブクログ

    2024/06/21 読み始めた

    失敗の科学に次ぐ失敗シリーズ。「失敗」の蓄積は自分の一大テーマである。

    2024/07/03 読み終わった

    第1部でアルツハイマー病の病理?的な話が多く、ちょっと面食らう。難しい〜!と思ったけど、そこはなんとなくの理解で読み進めることができた。

    詰まるところ

    0
    2024年07月17日

    Posted by ブクログ

    空転を繰り返したアルツハイマー研究の歴史を紹介。アミロイドプラークを原因とした研究が進みすぎた結果、他の要因への配慮が行き届かず、毎年莫大な研究費が注ぎ込まれたと本書は批判する。勿論素晴らしい成果も生まれたがそれでもまだ解決には至っていない。

    全て読み終えると何か道筋が見えてくる、という類いの本で

    0
    2023年10月03日

    Posted by ブクログ

    アルツハイマー病の原因がアミロイドβ、タウの蓄積にあるとする、セントラルドグマへの告発である。
    確かに、アミロイドβなどの除去には成功したが、認知症の改善にはつながらず、治験段階で開発中止となるケースが何件か出ていると聞いている。
    であれば、本当にこれらが原因なのか、と疑うのが普通だが、アルツハイマ

    0
    2024年03月15日

    Posted by ブクログ

    前半のアミロイド仮説の問題点に関する指摘は一理あるが、後半の対案の提示や、自説は臨床試験をどう行うかという視点が欠如しているように思う。

    また、近年の、バイオマーカーに基づいた診断/治療効果や進行のモニタリングを行う臨床ガイドラインに対しても、著者は臨床症状を重視すべきとの考えのようだが、必ずしも

    0
    2024年07月11日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    内容については言うに及ばず、和訳が良い。本書は下記のような注釈から始まる:
    "本書は現在「アルツハイマー型認知症」と呼ばれる疾患の研究について記述しており、この疾患名が頻出語となるため「アルツハイマー病」と略記する。また、「若年性」「家族性」などの断りが特にない場合は、弧発性アルツハイマー

    0
    2024年11月12日

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