シリコンバレーのドローン海賊 人新世SF傑作選

シリコンバレーのドローン海賊 人新世SF傑作選

人新世とは、「人間の活動が地球環境に影響を及ぼし、それが明確な地質年代を構成していると考えられる時代」、すなわちまさに現代のことである。パンデミック、世界的な経済格差、人権問題、資源問題、そして環境破壊や気候変動問題……未来が破滅的に思えるときこそ、サイエンス・フィクションというツールの出番だ。本書に収められた短編10編とインタビューで、不透明な未来を見通し、それが社会や家族や個人にどんな影響を与えるか、そして希望をもたらすにはどうしたらよいか、グレッグ・イーガンを始めとする気鋭の作家たちが探ってゆく。/【目次】序文――人新世におけるサイエンス・フィクション=ジョナサン・ストラーン/シリコンバレーのドローン海賊=メグ・エリソン/エグザイル・パークのどん底暮らし=テイド・トンプソン/未来のある日、西部で=ダリル・グレゴリイ/クライシス・アクターズ=グレッグ・イーガン/潮のさすとき=サラ・ゲイリー/お月さまをきみに=ジャスティナ・ロブソン/菌の歌=陳楸帆(チェン・チウファン)/〈軍団(レギオン)〉=マルカ・オールダー/渡し守=サード・Z・フセイン/嵐のあと=ジェイムズ・ブラッドレー/資本主義よりも科学――キム・スタンリー・ロビンスンは希望が必須と考えている=ジェイムズ・ブラッドレー/謝辞=ジョナサン・ストラーン/解説=渡邊利道/編者紹介/訳者紹介

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    SF・ファンタジー / SF(海外)
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    創元SF文庫
  • タイトル
    :
    シリコンバレーのドローン海賊 人新世SF傑作選
  • タイトルID
    :
    1567099
  • ページ数
    :
    422ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年05月11日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    10MB

閲覧環境

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シリコンバレーのドローン海賊 人新世SF傑作選 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    どこで見たか忘れてしまったが、、確か雑誌か何かで知った一冊。最近仕事でドローンを扱うことも多く、SF好きなので自然と購入。
    ショートSFならではの最後の続きを予見させるおわりにわくわくする。標題作では子供のいたずらのようなところから、ねずみ小僧的な海賊の姿が見えた時には続き読みたい...!と思った。
    エグザイルパークもプラゴミ島という将来ありえなくもない環境とオロクンの超能力じみた設定。オロクンはなんの比喩だろうか。保守的な政治か麻薬か、かりそめの平和か、なにかに依存する世界を揶揄するものだろうか。
    クライシスアクターズは陰謀論的な話で、気候変動を信じる信じないにしろ、とっている行動は同じで結局は環境活動に興じているというとんちのようなものにも感じた。形は違えど、親子はよく似ている。
    菌の歌、軍団(レギオン)は支配型の未来が成立した世界。SFといったらこのやりすぎ設定が面白いが、技術のゴールは平等な社会だとするとこれって社会主義的な思想に近いと感じる。一方で、渡し守のような、割り切った資本主義構造によって貧富の差が大きくなることも一種の将来として想像しやすい。いずれにしても完全に管理することが可能な技術が出来上がると社会は極端な方向へ向かってしまうような気がする。

    SFの面白さを改めて考えると私は読み始めのその世界を探っている感じが楽しい。どんな設定だろう、そういう常識の世界かーみたいな。そこにアイデアも感じるし、何を比喩しようとしているのか、フィクションだからこそストレートに感じる著者の意見が見える。
    インタビューにあったキムスタンリーの、「SFには予言と現在のメタファーの二つの働きがある」というのはまさにその通りだと思う。予言としてみたらトンチキな設定かもだけど、風刺する意味では現代そのものだったりする。抽象化・メタ化して現在を投影した世界がSFそのものであり、だからこそいろんな歴史・ 知見が入るし、知的好奇心もくすぐられる。そこが好きなんだなと改めて認識した。

    0
    2026年05月16日

    Posted by ブクログ

    2024-10-11
    グレッグ・イーガン目当てで読んだのだけど、他の作品も粒ぞろい。結末が明るいもの、暗いもの、どちらもあるけれど、明るいものはやや夢想的になっている気がする。まあ、そりゃそうか。

    0
    2024年10月11日

    Posted by ブクログ

    SF。短編集。
    環境問題や経済格差の問題など、社会問題をテーマにしたアンソロジー。
    とても好きなテーマだが、全体的にはまずまずくらいの満足度。
    このテーマだったら、長編でじっくり読んだ方がより楽しめるかも。
    特に好みだったのは以下2作品。

    サラ・ゲイリー「潮のさすとき」
    海底農場。身体改造。ジョン・ヴァーリイ的な世界観。海が舞台のSFは、個人的に好きな傾向があるように思う。

    陳楸帆「菌の歌」
    未開の村落へのネットワーク普及。この舞台設定も好き。もっと読みたいと思えた。個人的ベスト。

    0
    2024年06月07日

    Posted by ブクログ

    人新世SFということで、当然、地球環境の危機的状況をテーマにした作が多い。けれども、ハード面よりもソフト面にスポットを当てた作がほとんどを占める。環境危機への対応策なんて分かりきってる、問題は社会がそれを実行しようとしないことなのだ、ということなのだろう。ただ、そのアイデアが案外とナイーブ。全体に理想化されたコミュニティの登場が目に付くのだが、その描写がまるでカウンターカルチャー全盛の頃のヒッピーコミューンなのだ。「菌の歌」なんかは、あの頃のSFそのまんまである。こんな感じの話、いっぱい読んだなあ。まあお話の中とは言え、この問題に簡単に答えなんかが出るわきゃないってことなんでしょう。

    0
    2024年05月27日

シリコンバレーのドローン海賊 人新世SF傑作選 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    SF・ファンタジー / SF(海外)
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    創元SF文庫
  • タイトル
    :
    シリコンバレーのドローン海賊 人新世SF傑作選
  • タイトルID
    :
    1567099
  • ページ数
    :
    422ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年05月11日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    10MB

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