海外ミステリー作品一覧

  • 人形とキャレラ
    4.5
    壁づたいに逃げまどう人気ファッション・モデルに、包丁を持つ男は獣のごとく襲いかかった。腹がたてにひき裂かれ、鮮血が床に飛び散った。隣室では、娘のアンナが恐怖におびえ、必死に人形を抱きしめている……犯人を追いつめたキャレラが罠に落ち、刑事部屋はにわかに色めきたったが……!
  • 灰色のためらい
    5.0
    空はどんよりとくすみ、空気は刺すように冷たい。木工品を売りに田舎から出てきたロジャーは、警察署に行こうとしながら、なぜかためらった……寒風の下に起る男女の悲喜こもごもの人生模様と悪魔に魅入られたかのような残虐な殺人! シリーズ中初めて犯罪を構成する側から事件を描く異色作
  • 八千万の眼
    5.0
    今日も全国の視聴者に笑いかけていた人気スター、ギフォードはパントマイムを始めた途端、床の上にくずおれた。検死の結果は毒殺――殺しの動機を持つ者は多い。が、四千万の視聴者の前でどうやって速効性の毒物を使ったのか? 並行して起きた二つの事件にTV界の内幕を絡めて描く力作!
  • はめ絵
    -
    殺されていた男は奇妙な写真の一片を握りしめていた。保険会社の調査員に、写真が銀行強盗の強奪金のありかを示すものと教えられた刑事たちはさっそく捜査を始めた。だが、一人また一人と写真の切れはしの持ち主が殺されていく……血生臭い写真争奪戦を息もつかせぬ展開の連続で描く秀作!
  • ハートの刺青
    4.5
    雨あがりの四月のある日、87分署の刑事部屋では、五ドルを騙しとられたというニグロの小娘が泣いていた。だがこの娘は金で済んでよかった。その日ハーブ河に浮んだ水死体の女は結婚詐欺にかかっていた。しかも、親指と人差指の間には忌わしいハートの刺青が! 好評のシリーズ第四弾!
  • 被害者の顔
    4.7
    被害者の名はアニイ・ブーン。胸に銃弾を撃ちこまれ、血にまみれて死んでいた女。が、捜査が洗いだしていったのは、彼女の複雑な顔だった。貞淑な妻、優しい母、インテリ女性、情婦、酔いどれ……。どの顔が残忍な殺人者を招いたのか? しかし、容疑者はいずれも堅固なアリバイを持っていた
  • 麻薬密売人
    4.3
    骨の髄まで凍らせるような冬の深夜、一人のパトロール警官がとある地下室から洩れる明りを発見した。無意識に握りしめた拳銃を手に、彼が地下室の寒々とした裸電球の下に見たものは……顔が紫色に変色し無惨な死体と化した少年の姿だった。麻薬と人種問題に大胆かつ鋭いメスを入れた問題作。
  • 夜と昼
    3.0
    土曜日は凄惨な事件で始まった。踊り子が劇場で刺殺されたのだ。分署には女が幽霊話を持ち込み、爆弾騒ぎの通報までとび込んできた。夜が明けても忙しさは変らない。押し込み強盗、失踪、ひったくり……さまざまな事件に明け暮れる87分署の二十四時間を、キャレラ以下オールキャストで描く。
  • レディ・キラー
    4.0
    “今夜8時、レディを殺す。どうにかできるかい?”金髪の少年が持ってきた一通の手紙は、新聞の文字を切り抜いて綴ってあった。一見してホース刑事は誰かのいたずらだろうと思った。しかし、上司のバーンズ警部の命令は絶対だった――レディを探せ。その手紙を前にした刑事たちが奇異に感じたのも無理はなかった。だが、そのとき犯人は!?
  • われらがボス
    3.8
    吐く息も凍る一月のアイソラ――六人の男女は溝の中で折り重なるように息絶えていた。刑事たちも思わず眼をそむけるこの残酷な大量殺戮は、数日後行われた一人の男の供述によって、驚くべき真実を暴き出した。拮抗するギャング団の三つどもえの抗争が生んだ、この血塗られた殺人の真相とは?
  • グッド・ガール
    5.0
    衝撃のラストに全米が震えた傑作サスペンス。  有力者である判事の娘ミアが、25歳の誕生日の直前に誘拐された。彼女は3ヶ月後に無事帰宅するが、監禁中の記憶を無くしていた。娘の回復を願う母、事件を追う刑事、ミアを誘拐した男。誘拐前と誘拐後、2つの時間軸から三者三様の生々しい真実が語られ、やがて事件の真相は明らかになる、かに見えたが…。  衝撃のラスト10ページに全米女子が震え、「ポスト『ゴーン・ガール』」と話題沸騰の傑作サスペンスが、いよいよ日本上陸! ※ページ数は基になっている紙の本の単位となります。
  • 悪徳の都(上)
    値引きあり
    4.0
    1946年、酒浸りの日々を送っていた元海兵隊専任曹長アール・スワガーは硫黄島の戦功により名誉勲章を授与された。式の後、彼の前に二人の男が現れる。野心満々のガーラント郡検察官フレッド・C・ベッカーと伝説的な英雄である元FBIエージェントのD・A・パーカーだった。二人はギャングの牛耳る歓楽の街ホットスプリングズの浄化をもくろみ、その為に摘発部隊の編成を計画していた。彼らはその隊員を軍隊並に鍛え上げる役をアールに依頼してきたのだ。彼は承知する。だが、妻からは子供が出来たことを知らされた。

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  • アマゾニア(上)
    値引きあり
    4.5
    アマゾン奥地のアメリカ領事館に元陸軍特殊部隊員クラークの遺体が運び込まれた。遺体写真を受け取ったCIAは驚愕する。クラークはCIA環境センターが4年前にランド博士率いる研究調査隊に送り込んだ情報員だったが、その後調査隊とともにアマゾンで行方不明になっていたのだ。さらに奇妙なことに写真のクラークには、以前狙撃を受けて失ったはずの腕がついている。調査隊に一体何が起きたのか?CIA、特殊部隊、そしてランドの息子で植物学者のネイサンらからなるチームが調査隊の捜索に乗り出す―。
  • タイタニックを引き揚げろ(上)
    値引きあり
    -
    カッスラーよ、永遠なれ! 巨匠の代表作、ここに復刊! 英雄ダーク・ピット颯爽登場。映画化&日本冒険小説大賞受賞作 大統領直轄の秘密機関メタ・セクションのメンバーは、とある鉱石の行方を長らく追っていた。敵国のミサイル攻撃を瞬時にして無効化しうる防衛システム「シシリアン計画」を遂行するためには、稀少元素ビザニウムの入手が不可欠なのだ。しかし、ソ連のノバヤゼムリヤ島にあるとされるビザニウム鉱石の調査に彼らが送り出した科学者コプリンは、巡回兵の銃撃にあって瀕死の重症を負う。危地に陥った彼をすんでのところで救い出したのは国立海中海洋機関のエージェント、ダーク・ピットだった!
  • 囚われのスナイパー(上)
    値引きあり
    4.0
    待望のシリーズ最新作! 標的(ターゲット)はボブ・リー・スワガー 公聴会に召喚された「英雄」を待つ運命とは? アメリカに潜入したアラブ人の凄腕テロリ スト“ジューバ"を、息詰まる狙撃戦のすえ なんとか打ち倒した退役海兵隊一等軍曹ボ ブ・リー・スワガー。だがその際負った胸 の傷は深く、長い冬を療養生活に費やすこ とに。翌夏、NYタイムズがジューバを仕 留めた狙撃手がボブ・リーであることをす っぱ抜き、彼は一躍「英雄」として祀り上 げられるが、その反動もまた大きかった。 下院司法委員会から届いた一通の召喚状。 彼は下院議員シャーロット・ヴェナブルに よって訴追の「標的」に選ばれたのだ……。
  • 幻の名車グレイゴーストを奪還せよ!(上)
    値引きあり
    -
    冒険小説の巨星クライブ・カッスラー作品 ファーゴ夫妻シリーズ第10弾! 消えたロールス・ロイスのクラシックカー。子爵家を狙う陰謀の背後を追え! 1906年。創設間もないロールス・ロイス社の名声を確立した名車シルヴァーゴーストには、幻の試作車「グレイゴースト」があった。この試作車が英国マンチェスターの路上からこつ然と姿を消す。調査に乗り出したのは探偵アイザック・ベルだった!くだって現在。ファーゴ夫妻のもとに、サムの母方の遠縁を名乗るペイトン子爵家から、保有するグレイゴーストを担保とした融資の打診が舞い込む。二人はロンドンのモーターショーに現物確認のため出向くが、そこで再び名車は姿を消してしまう……。
  • 十日間の不思議
    3.8
    エラリイ三たびライツヴィルに赴く! ひとつには依頼者のハワードへの友情から ひとつにはライツヴィル懐かしさから――しかし、エラリイが着くのも待たず、不吉な事件の幕はあいていた。『災厄の町』 『フォックス家の殺人』についで、ライツヴィルで起こった怪事件の真相は果たしてどこにひそんでいるのか……?
  • 終の棲家
    3.6
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大日本新聞初のMBA取得者として鳴り物入社した麻倉智子。だが、社内政治の 道具として異動させられた社会部では、学歴とプライドと靴のヒールは高くても 記者としての能力は低いとダメ記者扱い。焦りと苛々が募っていた矢先、独居老人の医療問題を追うなかで、取材対象の老人が次々に死亡する。社内の権力争いの波にもまれつつも、記者としての意識に目覚めた智子は事件を 追い始めるが……。老人医療現場の悲しい現実に若手女性記者が立ち向かう、ドラマ化もされたミステリー!
  • 僧正殺人事件
    3.7
    だあれが殺したコック・ロビン? 「それは私」とスズメが言った――。四月のニューヨーク、マザー・グースの有名な一節を模したかのごとき不気味な殺人事件が勃発した。胸に矢を突き立てられた被害者の名はロビン。現場から立ち去った男の名はスパーリング――ドイツ語読みでシュペルリンク――スズメの意。そして“僧正”を名乗る者が、マザー・グース見立て殺人を示唆する手紙を送りつけてきた……。史上類を見ない陰惨で冷酷な連続殺人に、心理学的手法で挑むファイロ・ヴァンス。江戸川乱歩が称讃し、後世に多大な影響を与えた至高の一品。

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  • 小説 ミスミソウ
    3.0
    わたしの家族は焼き殺された――。雪深い田舎町の中学に転校してきた少女・春花を待ち受けていた、あまりに切なく残酷な出来事。そして、巻き起こる凄惨な復讐劇……。押切蓮介の伝説のコミックス『ミスミソウ[完全版]』を、オリジナルエピソードを交えてノベライズ。カバーイラストは押切蓮介の特別描き下ろし。
  • オズワルド叔父さん
    4.1
    その昔、とてつもない大儲けを企てた男がいた。彼はスーダン産のある甲虫の粉が信じられないほど強力な媚薬であることを知り、各国大使に売りつけ、ひと財産築いた。ばかりか、それを使って世の天才ピカソやフロイトの精液を奪取し、売りさばこうと考えたのだ。壮大なホラ話の楽しさが全篇に横溢する大人の童話。
  • 赤い館の秘密
    3.9
    長閑な夏の昼下がり、田舎の名士の屋敷、赤い館で一発の銃声が轟いた。死んだのは、オーストラリアから15年ぶりに館の主マークを訪ねてきた兄ロバート。死体を発見したのは館の管理を任されているマークの従弟ケイリーと、館に滞在中の友人を訪ねてきた青年ギリンガムだった。発見時の状況から一緒にいたはずのマークに疑いがかかるが、肝心のマークの行方は杳として知れない。興味を惹かれたギリンガムは、友人ベヴァリーをワトスン役に、事件を調べ始める。『クマのプーさん』で有名な英国の劇作家ミルンが書いた長編探偵小説、新訳決定版。/解説=加納朋子
  • 三匹の盲目のねずみ
    -
    田舎の古い屋敷を遺産として受けついだ若夫婦は、慣れない下宿屋を開業した。予約した4人の客は大雪のなか、なんとか宿にたどりつく。その翌朝だった、警察から電話があって、殺人狂がまぎれこんだ可能性が高いという。やがて若い刑事がスキーでやってきた。だが、「三匹の盲目のねずみ」のマザーグースの歌とともに、殺人はやはり起きた。1952年にロンドンで初演されて以来、2012年11月に60周年をむかえ 、世界一のロングラン記録を樹立した戯曲「ねずみとり」の原作!

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  • さらば、カタロニア戦線(上)
    値引きあり
    -
    1936年秋、スペイン―英国の詩人ジュリアン・レインズは共和国軍に身を置き、ファシスト反乱軍と戦っていた。そのレインズが、ケンブリッジ大学時代に洗脳された、ソ連のスパイではないかとの疑惑に、英国情報部MI6はレインズの旧友ロバート・フローリーを派遣する。いやおうなく戦闘の最前線に投げ出されたフローリーの前途に立ちふさがるドイツの義勇兵、ソ連軍情報部の狡知な罠。そして、戦乱の地に展開する、英ソの暗闘。スティーヴン・ハンターの名を日本の読者に知らしめた巨匠若き日の傑作、復活!

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  • オルヌカン城の謎
    -
    ポールは新妻のエリザベートとともにオルヌカンの城へと旅立った。独仏国境近くに建つ、エリザベートの父の館である。だがそこで、ポールは驚くべき発見をした。かつて自分の父を殺した犯人、それはほかならぬエリザベートの母だったのだ! ポールはエリザベートと別れ、折しも勃発した第一次大戦の戦場へと向かう。だが運命のいたずらか、ポールは再びオルヌカン城へと引きもどされることになるのだった、ドイツ軍の手におちた城を奪還するために。囚われのエリザベートの運命は? 奇怪な人物、ヘルマン参謀とは何者か?砲弾とびかう戦場と、あやかしのオルヌカン城を舞台に描く波乱万丈の物語!
  • 緋色の研究
    4.2
    ロンドンで起こった殺人事件。それは時と場所を超えた悲劇の幕引きだった。クールでニヒルな若き日のホームズとワトスンの出会い、そしてコンビ誕生の秘話を描く記念碑的作品、決定版新訳!
  • 奇巌城
    -
    ある夜、ジェーヴル伯爵の館に何者かが侵入した。狙いは伯爵の集めた美術品だった。犯人は撃たれ、負傷した。すぐに屋敷の出口は封鎖され、徹底的な捜索が加えられた。だが犯人の姿はどこにもなかった。これをルパンの犯行と断定したのは、天才的な少年探偵ボートルレだった。少年の鋭い推理が次第にルパンを追いつめてゆく…。追う者と追われる者、一片の古文書に記された暗号をめぐる、頭脳と頭脳の闘い! そして舞台は荒涼たるノルマンジーの海岸へ。そこには無気味な古城、奇巌城が…。ロマンの香りをゆたかに湛えた、ルパン・シリーズの最高傑作!
  • ルパンの告白
    -
    本書は『怪盗ルパン』につぐ、ルブランの第二作目の短編集である。第一作をしのぐという高い評価を得ているだけあって、文字どおり粒よりの傑作ぞろいである。各篇ともトリックに工夫がこらされ、推理小説の醍醐味を満喫させてくれる。ルパンが暗号をみごとに解いてみせる「太陽のたわむれ」、軽妙なオチがたのしい「結婚指輪」、幻想的な導入部の「影の指図」、絶体絶命の危地に追いこまれたルパン「地獄の罠」、そして名作の呼び声高い「赤い絹のストール」、そのほかに「白鳥のような首をもつエディット」「麦わらの茎」「ルパンの結婚」の8篇を収録する。
  • オックスフォード連続殺人
    値引きあり
    3.7
    『2007本格ミステリ・ベスト10』海外部門第4位! 殺人予告、暗号、数学論議、迸る知的興奮……不可能犯罪に天才数学教授が挑む!アルゼンチン発、驚愕の超論理(スーパーロジカル)ミステリー アルゼンチンからの奨学生として、オックスフォード大学に留学した「私」は22歳。渡英したのもつかのま、下宿先の未亡人の他殺死体を発見してしまう。一緒に第一発見者となった世界的数学者セルダム教授のもとには、謎の記号が書かれた殺人予告メモが届けられていた。その後も、謎のメッセージを伴う不可能犯罪が矢継ぎ早に起こって…。知の巨人セルダムの叡智がいざなう、めくるめく論理のラビリンス。南米アルゼンチンから突如現われた、驚愕の本格ミステリーに瞠目せよ。
  • 四つの署名
    3.8
    シャーロック・ホームズの元に現れた、美しい依頼人。彼女の悩みは、ある年から毎年誕生日に大粒の真珠が送られ始め、なんと今年、その真珠の送り主に呼び出されたという奇妙なもので・・・・・・。
  • 狼たちの宴
    値引きあり
    4.5
    歴史×スパイ×名探偵 傑作『狼たちの城』待望の続編登場。 ゲシュタポ捜査官になりすましたユダヤ人の 元古書店主が、女性絞殺魔の謎にふたたび挑む! イザーク・ルビンシュタインの新たなる闘い! ニュルンベルク、1942年。ユダヤ人の元古書店主イザーク・ルビンシュタインの悪夢は続いていた。 逃走中にゲシュタポ犯罪捜査官アドルフ・ヴァイスマンと間違われたまま、女優密室殺人の謎を見事に解明してみせた彼は、 街からの脱出をぎりぎりまで延ばして機密文書の奪取を試みるが、そこで新たに発生した女性絞殺事件の謎に捜査官として再び立ち向かうことに。 正体が露見すれば即「死」という究極の状況下で、「狼たちのなかの羊」は生き残ることができるのか?  『狼たちの城』の続編登場!
  • 狼たちの城
    値引きあり
    4.4
    ナチス×スパイ×名探偵 前代未聞の歴史反転ミステリー! 招聘されたゲシュタポ犯罪捜査官。 その正体はユダヤ人の古書店主! 第二次世界大戦の末期、ニュルンベルクの ユダヤ人古書店主イザークと家族のもとに ポーランド移送の通達が届く。彼は絶望の なか、レジスタンスに関わっていると聞い たかつての恋人クララを頼るが、彼女が用 意してくれたのはゲシュタポの特別犯罪捜 査官アドルフ・ヴァイスマンとしての偽の 身分証だった。イザークは受け渡しの場で ヴァイスマンに間違われたまま、ナチスに 接収された城内で起きた女優殺人事件の捜 査に臨むことに。ゲシュタポの深奥部で彼 は無事生き抜き、事件を解明できるのか?
  • ブラック・アイス
    値引きあり
    3.6
    モーテルで発見された麻薬課刑事ムーアの死体。殺人課のボッシュはなぜか捜査から外され、内務監査課が出動した。状況は汚職警官の自殺。しかし検屍の結果、自殺は偽装であることが判明。興味を持ったボッシュは密かに事件の裏を探る。新しい麻薬ブラック・アイスをめぐる麻薬組織の対立の構図を知ったボッシュは、鍵を握る麻薬王ソリージョと対決すべくメキシコへ…ハリウッド署のはぐれ刑事ボッシュの執念の捜査があばく事件の意外な真相。『ナイトホークス』に続く傑作ハードボイルド第2弾。
  • ベイジルの戦争
    値引きあり
    4.0
    巨匠ハンターが描く傑作エスピオナージュ ナチス占領下のパリで幻の写本を追う英国人エージェント、ベイジルの活躍!  虚々実々の諜報戦。敵中突破の秘策とは――? 第二次世界大戦を舞台とする傑出したスパイ・スリラー。 ベイジル・セントフローリアンは、かの時代のジェームズ・ボンドだ。 ――ネルソン・デミル 歴史のディテールに細心の注意を払った、巧妙で魅惑的な物語。 ――ランシング・ステート・ジャーナル紙 ベイジル・セントフローリアン。英国陸軍特殊作戦執行部所属。 無類の酒好き、女好き。だが任務に当たらせれば並ぶ者のない凄腕のエージェントだ。 その日も女優と逢瀬を楽しんでいたベイジルは急遽招集され、 ナチス支配下に置かれたパリへの潜入命令を受ける。 任務は、とある暗号が秘められた聖職者の写本を複写すること。 それは、暗号解析の責任者アラン・チューリングが、対独情報戦の要と捉えているものだった。 巨匠ハンターの筆が冴えわたる、戦時スパイ・スリラーの傑作!(解説・寶村信二)
  • 老人と犬
    値引きあり
    4.0
    『少年と犬』(第163回直木賞受賞)馳星周氏絶賛! 「人は犬にいかに癒されるか。ケッチャムは暴力と流血の中でその事実を綴る」 『隣の家の少女』『オフシーズン』に次ぐ、待望の復刊! 老人が愛犬と共に川釣りを楽しんでいる。そこへ少年が三人近づいて来た。中の一人は真新しいショットガンをかついでいる。その少年が老人に二言三言話しかけたかとおもうと、いきなり銃口を老人に向け金を出せと脅した。老人がはした金しか持っていないと判るや、その少年は突然、銃を犬に向けて発砲し、頭を吹き飛ばした。愛犬の亡骸を前に呆然と立ち尽くす老人。笑いながらその場を立ち去って行く少年たち。あまりにも理不尽な暴力!老人は“然るべき裁き”を求めて行動を開始する。
  • レオ・ブルース短編全集
    値引きあり
    3.0
    世界初紹介の未発表草稿10編を含む 本格の巨匠が遺した全短編を完全網羅! 本格黄金期を代表する推理小説作家レオ・ブルースの全短編をここに収録。 パーティーの夜に起きた秘書殺しの謎をビーフ巡査部長が快刀乱麻の名推理で解決する「ビーフのクリスマス」、遺産相続をめぐる練り上げられた策謀を暴く「逆向きの殺人」など、短い紙幅に「魅力的な謎の呈示」と「合理的解決」という本格の醍醐味が凝縮された珠玉の短編全40編。 図書館で発掘された未刊のタイプ原稿から直接邦訳した11編(内、世界初紹介9編)と発見者による解説を含む、ファン垂涎の真の「完全版」の登場!
  • 快盗ルパン
    3.0
    本書は一世を風靡したルパン・シリーズの第一作「アルセーヌ・ルパンの逮捕」ほか八つの短編を収めたもの。著者独特の機智に富んだ、歯切れのよい筆で描かれた快盗ルパン冒険譚。「獄中のアルセーヌ・ルパン」「アルセーヌ・ルパンの脱走」「ふしぎな旅行者」「女王の首飾り」「ハートの7」「死神徘徊」「遅かりしシャーロック・ホームズ」を収む。
  • ポワロ登場! 1
    4.5
    ミステリの女王クリスティの創造したポワロものの面白さ、抜群の冴えは、短編でも遺憾なく発揮される。おなじみヘイスティングズとの絶妙なコンビのやり取りにも、各所でニヤリとさせられる。このシリーズには、6巻と7巻に重厚なポワロもの中編4編をくわえ、ポワロもの中短編全集といってもよいほど、ほとんどの作品を収めてある。
  • 真夜中のデッド・リミット(上)
    値引きあり
    4.0
    巨匠スティーヴン・ハンター初期の代表作、ついに復刊! 『このミステリーがすごい! '89年版』海外編第2位 アメリカ・メリーランド州にある、山中深くに配された核ミサイル発射基地。全米で唯一、単独発射が可能なこの基地が、謎の武装集団に占拠された。最新鋭核ミサイルの発射を阻止するためには、基地に潜入するしかない。ミサイルの発射キーは現状チタニウム合金製の保管庫に収められているが、破られてしまうのも時間の問題だ。デッド・リミットは深夜零時。ミサイル発射までに残された時間は十数時間しかない。絶体絶命の状況下で、デルタ・フォースを創設した歴戦の勇士プラーに特命が下る!
  • 卒業生には向かない真実
    4.1
    大学入学直前のピップに、ストーカーの仕業と思われる不審な出来事がいくつも起きていた。無言電話や匿名のメールが届き、首を切られたハトが家の敷地で見つかったり、私道にチョークで頭のない棒人間を描かれたり。調べた結果、6年前の連続殺人との類似点に気づく。犯人は逮捕され服役中だが、ピップのストーカーの行為は、この連続殺人の被害者に起きたこととよく似ていた。ピップは自分を守るため調査に乗りだす。――この真実を、誰が予想できただろう? 『自由研究には向かない殺人』から始まった、ミステリ史上最も衝撃的な三部作完結!/解説=吉野仁
  • 亡者のゲーム◆ハーパーBOOKS創刊記念◆無料立読み版
    無料あり
    4.0
    イタリアのコモ湖で英国人実業家が惨殺された。被害者は美術品密売の噂がささやかれる元スパイ。死の直前、幻の名画を手に入れていたらしい。国家治安警察の将軍から極秘裏に捜査協力を頼まれたガブリエルは、ヨーロッパを股にかけた謀略のゲームの裏に、ある独裁者の不穏な陰を嗅ぎ取るが――世界一流の美術修復師にしてイスラエル最強のエージェント、〈ガブリエル・アロン・シリーズ〉!◆ハーパーBOOKS創刊記念◆無料立読み版
  • 暗黒小説へようこそ ミステリーのプロが解説する、ジェイムズ・エルロイの世界【文春e-Books】
    無料あり
    3.0
    現代ミステリー界で最重要の作家、ジェイムズ・エルロイ。 アメリカ社会の悪と正義をひとつのクロニクルとして描く、その唯一無二の小説世界を、翻訳ミステリ担当の目利き編集者が徹底紹介。 第一部では新刊『背信の都』の魅力と、他作品から連なる世界観を明らかにし、第二部では《暗黒のLA四部作》の各作品――『ブラック・ダリア』『ビッグ・ノーウェア』『LAコンフィデンシャル』『ホワイト・ジャズ』――を一挙解説する。そして第三部では、エルロイ自身の過激なエピソードから、常識を超えた傑作が生まれた背景を探る。 総文字数はゆうに2万字超! 無料にするには勿体ないほどの圧倒的な熱量でお届けする、電子書籍オリジナルブックガイド。

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  • ジャック ゴーストマンの自叙伝【文春e-Books】
    無料あり
    3.0
    世界のミステリー界を騒がせた『ゴーストマン 時限紙幣』。 「このミステリーがすごい!」第3位、イギリス推理作家協会スティール・ダガー賞、マルタの鷹協会ファルコン賞ほか日英米でさまざまなミステリー賞を受賞した驚異のデビュー作で登場した犯罪のプロ、ゴーストマン――その誕生を描くアナザーストーリーを無料配信。 犯罪の痕跡を消し、犯罪者を逃がし、自らも消える――それが私の仕事だ。 人は私を「ゴーストマン」と呼ぶ。『時限紙幣』でクールな活躍をみせたゴーストマンこと「ジャック」はいかにして生まれたのか? 本名、素顔、経歴、すべてを消したアンチヒーローの物語は、ある夜、麻薬中毒で重態となった女が病院に運びこまれたところからはじまったのだ…… シャープな文体で贈るノワールの逸品。

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  • 陳浩基『13・67』の魅力とは【文春e-Books】
    無料あり
    5.0
    オールタイムベスト級の傑作と話題沸騰! 華文(中国語)ミステリーの記念碑的作品の魅力を余すところなく紹介する 作品の冒頭を抜粋した「お試し版 『13・67』」や週刊文春に掲載された佳多山大地氏による書評「華文ミステリーの新星、掛け値なしの傑作」、またジャーナリスト・野嶋剛氏によるインタビュー「『13・67』と香港人のアイデンティティー」などで、作品の魅力と著者・陳浩基さんの素顔に迫ります。 【『13・67』とは】 現在(2013年)から1967年へ、1人の名刑事の警察人生を遡りながら、香港社会の変化(アイデンティティー、生活・風景、警察=権力)をたどる逆年代記(リバース・クロノロジー)形式の本格ミステリー。どの作品も結末に意外性があり、犯人との論戦やアクションもスピーディで迫力満点。 本格ミステリーとしても傑作だが、雨傘革命(2014年)を経た今、67年の左派勢力(中国側)による反英暴動から中国返還など、香港社会の節目ごとに物語を配する構成により、市民と権力のあいだで揺れ動く香港警察のアイデンティティーを問う社会派ミステリーとしても読み応え十分。 2015年の台北国際ブックフェア賞など複数の文学賞を受賞。世界12カ国から翻訳オファーを受け、各国で刊行中。映画化件はウォン・カーウァイが取得した。著者は第2回島田荘司推理小説賞を受賞。本書は島田荘司賞受賞第1作でもある。

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  • ハンティング 【無料試し読み版】
    無料あり
    3.0
    地中深くに掘られた拷問部屋――無数の血痕が物語る、連続殺人犯の悪魔のような手口。極上のクライム・ノベル田舎道にふらりと現れ、車に轢かれたという意識不明の女性がERに運び込まれた。全裸の女性の体には拘束され、拷問されたような傷が無数に走り、奇怪なことに肋骨が1本もぎ取られていた。ジョージア州捜査局特別捜査官ウィル・トレントは事故現場に急行。森の奥深くでおぞましい拷問部屋を見つける。地中深くに掘られた不気味な穴の中は血に染まり、死臭に満ちていた――。※本書は無料試し読み版であり、製品版とは一部体裁が異なります。

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  • ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女【拡大お試し版】
    無料あり
    5.0
    本電子書籍は、ダヴィド・ラーゲルクランツ/ヘレンハルメ美穂・羽根由訳による『ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女』(上・下)の拡大お試し版です。

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  • 【無料立ち読み版】シグマフォースシリーズ既刊8タイトル<序章>
    無料あり
    4.0
    全米で1500万部を超えるベストセラー<シグマフォース>シリーズ! 歴史×謎×科学 歴史の謎に科学で挑む、一級品のミステリー・アドベンシャー!! <グリーンベレー><デルタフォース><ネイビーシールズ>……米国が世界に誇る最強の特殊部隊 だが、これらを超える最強の秘密特殊部隊があった---その名は<シグマフォース> 彼らは、殺す訓練を受けた科学者。ジェームズ・ボンドより切れ者で、危険度は2倍。 シグマフォースシリーズ既刊8タイトルの<序章>を無料でお楽しみいただけます。

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  • 夜になりました~人狼ヲ探セ~【分冊版】1
    無料あり
    -
    全16巻0~198円 (税込)
    突然始まった人狼ゲーム…。それはデスゲームの始まりだった!? 校外学習で宿泊所に向かっていたユイル高校の生徒たち。しかし実際に到着したのは2年3組の生徒たちだけで、担任の教師は彼らを残したまま他のクラスを捜しに出て行ってしまう。 そんな中、生徒たちの携帯に突然、謎のアプリ“人狼ゲーム”がダウンロードされ、生徒たちは強制的にゲームに参加させられることに。単なるお遊びだと思って投票を始めるが、多数決で「人狼」とされた生徒が実際に処刑されてしまったことで、楽しいはずの校外学習は生死をかけたデスゲームの舞台へと一変。 ルール違反した者や「人狼」だと疑われた者が次々と命を落とす中、彼らは誰を疑い、誰を信じ、誰に自らの生死を委ねるのか。 彼らの日常を一瞬にして恐怖のどん底へと突き落とした、この残酷なデスゲームに隠された衝撃の真実とは…?
  • アイアン・ハウス (上)
    4.5
    凄腕の殺し屋マイケルは、ガールフレンドのエレナの妊娠を機に、組織を抜けようと誓った。育ての親であるボスの了承は得たが、その手下のギャングたちは足抜けする彼への殺意を隠さない。ボスの死期は近く、その影響力は消えつつあったのだ。エレナの周辺に刺客が迫り、さらには、かつて孤児院で共に育ち、その後生き別れとなっていた弟ジュリアンまでが敵のターゲットに!――ミステリ界の新帝王が放つ、緊迫のスリラー
  • IQ
    3.7
    LAの若き青年探偵“IQ”は、音楽界の大物が命を狙われているという事件に挑むが……新世代の“シャーロック・ホームズ”登場! ミステリ賞を多数受賞した鮮烈なデビュー作
  • 愛犬
    -
    「スレッサーは、20年間に500編を越す短編を量産しつづけてきた、現代の最も多作なショート・ストーリー・ライターです。しかも、多作家という言葉とは本来うらはらなニュアンスをもつ「職人芸」という評言がどんな作家よりもぴったりあてはまる、心にくいほどショート・ストーリー作法の手練手管を心得た作家でもあります。それでいて、いまでも一作ごとに、キラッと光る新鮮な魅力をいささかも失っていないのはいったいなぜなのでしょう」…この編者の言葉がそのまま生きるスレッサー珠玉作品集。
  • 愛国殺人
    3.6
    歯医者での治療を終えてひと息ついたポアロの許に、当の歯医者が自殺したとの電話が入った。なんの悩みもなさそうな彼に、自殺の徴候などなかった。これは巧妙に仕掛けられた殺人なのか? マザー・グースの調べに乗って起こる連続殺人の果てに、灰色の脳細胞ポアロが追い詰めたものとは?

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  • アイス・ハント(上)
    3.8
    北極海を潜行中の米海軍調査潜水艦が、最新鋭ソナーで漂流する氷島の内部に廃棄された基地らしきものを発見した。モニターには多くの人間の死体と、何物かの蠢く影が映り込んでいた。やがて基地に秘められた米ソの恐るべき実験と陰謀の正体が明らかになり、地下に潜む驚くべき生物が目を覚ます。ここに、軍人、民間人、科学者を巻き込む、それぞれの人生と人類の未来をかけた闘いが始った!

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  • 哀惜
    4.0
    海岸で発見された男性の死体。彼の死に隠された真相とは? 小さな町に起きた奇妙で複雑な事件に、刑事マシュー・ヴェンが挑む。
  • 愛と疑惑の間に(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 実業家ストロードの人生は喜びに満ち溢れていた。容貌に自信がなく、一度の離婚で懲りている孤独な彼を虜にしたのは、美人モデルのエレインだった。だが病に冒され、声を失った彼は、献身的に仕える貞淑な彼女を愛するあまり、妻が自分以外の男を愛し、自分を殺害しようとしていると妄想を抱き、密かに日記にそれを記していた。ところが、ある日…。ハリウッド随一の女性脚本家が描く、サスペンスに満ちた愛のミステリ。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 愛の重さ
    3.8
    幼くして両親をなくしたローラとシャーリーの姉妹。ローラは妹を深く愛し、あらゆる害悪から守ろうとした。しかしかえってそのことが、妹の一生を台無しにしていたことを知り、愕然とする……。人間の与える愛の犯し得る過ちと、その途方もない強さを描きだしたクリスティーの 愛の小説。

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  • アイル・ビー・ゴーン
    4.5
    脱獄犯の行方を追う刑事ショーン・ダフィ。捜査の過程で彼が遭遇したのは、未解決の密室殺人事件だった。好評シリーズ第3弾登場! 解説収録/島田荘司
  • アウト・オブ・レンジ―射程外―
    -
    パラマウント映画化決定 旧ソ連発、世界を揺るがす陰謀 2005年、中央アジアの国ウズベキスタンで反政府の抗議集会が開かれた。だが軍隊が出動し、集会は惨劇となった。ジャーナリストのチャーリーと妻ジュリーはその場にいたが、一命を取りとめる。そして六年後、彼らは二人の子供とロサンゼルスで平和に暮らしていた。が、ジュリーが突如失踪した。チャーリーは行方を追ってウズベキスタンに赴くが、やがて妻の意外な秘密と世界を揺るがす陰謀を知る。波瀾万丈の冒険サスペンス。
  • 青い虚空
    4.0
    天才ハッカーvs.奇才ハッカー、白熱の電脳戦! 護身術のウェブサイトを主宰するシリコン・ヴァレーの有名女性が惨殺死体で発見された。警察は周辺捜査からハッカーの犯行と断定。コンピュータ犯罪課のアンダーソン刑事は容疑者特定のため、服役中の天才ハッカー、ジレットに協力を要請する。ゲーム感覚で難攻不落の対象のみを狙う連続殺人犯の正体を追え――息詰まるハッカー同士の一騎打ちが始まる!
  • 蒼い氷壁
    -
    帆船ディヴァイナー号で地中海旅行に出かけようとしていたガンサートは、BM&I社の会長から、莫大な価値をもつ珪トリウム合金のもとになる鉱石のかけらを見せられた。鯨肉の箱の中から紙に包まれて見つかったものだという。鯨の血のしみた紙には詩が書き付けられ、ファーネルという署名があった。とすれば、送り主はかつての同僚でノルウェーの氷河で死んだというファーネルではないのか。ガンサートは急遽行き先をノルウェーに変え、ファーネル捜索に乗り出す…

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  • 青鉛筆の女
    3.8
    2014年カリフォルニアで解体予定の家の屋根裏から発見された貴重品箱。なかには三つのものが入っていた。1945年にウィリアム・ソーン名義で発表された低俗なパルプ・スリラー。編集者からの手紙。そして、第二次大戦中に軍が支給した便箋――ところどころ泥や血で汚れている――に書かれた、おなじ著者による未刊のハードボイルド。反日感情が高まる米国で、作家デビューを望んだ日系青年と、担当編集者のあいだに何が起きたのか? 書籍、手紙、原稿で構成される凝りに凝った物語。エドガー賞候補作。/解説=村上貴史
  • アオサギの娘
    3.5
    スミソニアン博物館勤務の鳥類画家ロニはフロリダ州テネキーの実家で「ボイドの死について話したい」というメモをみつける。ロニの父ボイドは25年前に沼地で謎の溺死を遂げていた。ロニは父の死の真相を追うが、背後には湿地に囲まれた田舎町の大きな闇が……
  • 蒼ざめた馬
    3.9
    霧の夜、ロンドンで神父が撲殺された。その靴の中に九人の名が記された紙片が隠されていた。そのうち数人が死亡している事実を知った学者のマークは調査を始め、古い館に住む三人の女が魔法で人を呪い殺すという噂を聞くが……神父の死と連続死の謎をときほぐす不思議な物語。

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  • 青列車の秘密
    3.8
    走行中の豪華列車内で起きた陰惨な強盗殺人。警察は被害者の別居中の夫を逮捕した。必至に弁明する夫だが、妻の客室に入るところを目撃されているのだ。だが、偶然同じ列車にのりあわせたことから、事件の調査を依頼されたポアロが示した犯人は意外な人物だった! 初期の意欲作が登場。

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  • 【紅/あか】いオレンジ
    3.0
    殺人事件を初めて担当する弁護士アリソン。娘と夫を愛しながら不倫相手とも過ごす彼女に脅迫が。英国発、戦慄のリーガルスリラー
  • 赤い髪の女
    3.6
    ある晩、父が失踪した。少年ジェムは、金を稼ぐために井戸掘りの親方に弟子入りする。厳しくも温かい親方に父の姿を重ねていたころ、1人の女に出会う。移動劇団の赤い髪をした女優だ。ひと目で心を奪われたジェムは、親方の言いつけを破って彼女の元へ向かった。その選択が彼の人生を幾度も揺り動かすことになるとはまだ知らずに…。 父と子、運命の女、裏切られた男……いくつもの物語が交差するイスタンブルで新たな悲劇が生まれる。ノーベル文学賞作家の傑作長編。
  • 赤い霧
    3.8
    “フランスのディクスン・カー”と評され、日本でも二年連続ベスト1に輝いた著者が、十九世紀末の英国を舞台に、十年前の密室殺人とロンドンの連続娼婦殺人事件を融合させた冒険小説大賞受賞作。
  • 赤い箱
    -
    ファッション・モデルが超一流のニューヨークの婦人服店で菓子を食べて毒殺された。ウルフは嫌々ながら重い腰をあげ、現場に出向いて調査をはじめるが、次の殺人現場はなんとウルフの事務所、被害者は婦人服店の経営者であった。彼は死に際に「赤い箱」とだけ言い残した。ウルフは、その言葉を手がかりに真犯人を推理するが、そこに第三の殺人が……。美食家探偵ネロ・ウルフが助手のアーチーとともに凶悪な連続毒殺事件に挑戦するスタウト初期の傑作。
  • 赤い館の秘密
    4.0
    「熊のプー」で知られる英国の作家ミルンが生涯に1作だけ手がけた長編ミステリの傑作。けだるく暑い夏の盛り、まどろんでいるような「赤い館」で事件は起こる。15年ぶりに弟(館の主)を訪れた「放蕩者」のうわさの高い兄が何者かによって殺され、しかも同室していたはずの弟は行方知れずになる。その館で働く「親しい友」を訪問してみようと思い立ったアントニー・ギリンガムは、はからずも殺人のおこなわれた直後に館に到着することになった。推理とユーモアが巧みに織りなされた名編。

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  • 赤き死の香り
    -
    富豪一族に相次いで起こる変死事件。現場に残されたクチナシの香りを追って、酒と女に弱い私立探偵ビル・クレインが謎に挑む。古典的名作『モルグの女』のジョナサン・ラティマーによる、ハードボイルド+本格ミステリの秀作。ビル・クレイン・シリーズ最終作。
  • 赤く微笑む春
    4.0
    エーランド島の石切場のそばのコテージに暮らしはじめたペール・メルネル。ある日彼のもとに、疎遠にしていた派手で傲慢な父ジェリーから、迎えに来るよう求める電話が入る。渋々父の別荘に赴くと、そこに待っていたのは謎の刺し傷を負った父だった。そして直後に別荘は全焼する。なぜこんな事件が起きたのか? 娘の病気などの悩みを抱えながらも、ペールは父の暗い過去を探りはじめる――。エルフとトロールの伝説が息づく島で、人々の切ない記憶と過去が交錯する。英国推理作家協会賞受賞作家が贈る深い余韻が残るミステリ
  • 赤毛のレッドメーン家
    -
    イギリス南東部の荒れ地ダートムアに休暇で鱒釣りをしにきていたロンドン警視庁の刑事ブレンドンは、建築中の邸宅で起きたらしい「殺人事件」に巻き込まれる。それはイギリスとイタリアのコモ湖畔を舞台に起こるレッドメーン家の親族連続殺人事件へと変貌していく。重厚・緻密な構成と文章力で、読者をとらえて放さない古典ミステリの傑作中の傑作。乱歩おすすめの一冊でもある。

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  • 赤毛のレドメイン家
    3.7
    日暮れどき、ダートムアの荒野で、スコットランド・ヤードの敏腕刑事ブレンドンは、絶世の美女とすれ違った。それから数日後、ブレンドンはその女性から助けを請う手紙を受けとる。夫が、彼女の叔父のロバート・レドメインに殺されたらしいという……。美しい万華鏡のように変化しつづける、奇怪な事件の真相やいかに? 江戸川乱歩が激賞した名作が、満を持して新訳版で登場!/解説=杉江松恋
  • 赤信号
    -
    クリスティは得意な古典的ミステリー以外に戯曲やファンタジーの色濃いものなど幅広い作品を残したが、怪奇・幻想ものもその一つだった。本書には、表題作のほか、「暗い鏡のなかに」「ジプシー」「カーマイケル卿事件」「青い壷のなぞ」「SOS」「ラジオ」の全部で7編を収録した。

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  • 暁の死線
    -
    「この作のサスペンスは飛びきりである。主人公の青年がフラフラと町を歩いて来て、ダンスホールに入り、放心状態でチケットを買い、商売人らしくない少女のダンサーと踊りつづけるまでの、非常に長い冒頭の場面は、なんとも形容のできない不思議なサスペンスに充ちている」(江戸川乱歩)。サスペンス派巨匠の手になる代表作!

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  • 赤と赤(上)
    5.0
    公園の木にぶら下がる女の首吊り死体。自殺なのは間違いないんだろうが、事件は事件だ。誰かが木登りをして、死体を下ろしてやらなければならない。ひと騒動の末になんとか片付けると、今度は若い男の射殺死体が発見されたとの一報が。やれやれと現場に駆けつけて死体の持つ免許証を見たニューヨーク市警の刑事ニックと相棒のエスポージトはびっくり仰天……夜も眠らぬ大都会で次々発生する難事件、珍事件。ニューヨーク市警の現役刑事が、自らの体験をもとに書きあげ、高い評価を受けた痛快きわまるポリス・ストーリー
  • 赤の女 上
    5.0
    亡命したロシア人工作員の暗殺事件。黒幕はイスラエル諜報機関か、英国MI6か―― 全米ベストセラー1位!絶賛スパイスリラー。 イスラエル諜報機関と英国MI6の極秘作戦がリークされた――。西側の貴重な情報源だったロシア人工作員が英国へ亡命直前、暗殺されたのだ。組織内部に潜むロシアの二重スパイ〈モグラ〉をめぐり、MI6上層部にまで疑惑の目が向けられるなか、やがてガブリエルは敵の真の狙いに気づくが……。同じ頃、アンダルシアでは“赤い女”と呼ばれる老女が事件の鍵となる回想録を綴っていた。
  • 赤髯王の呪い
    4.0
    〈ツイスト博士〉エチエンヌは兄から届いた手紙に驚愕した。ある晩、兄が物置小屋を窓から覗くと、そこには十六年前「赤髯王ごっこ」をしたために呪いで刺殺されたドイツ人少女の姿があったというのだ……『第四の扉』刊行以前に私家版として発表された幻のシリーズ第一作。ほかにシリーズ短篇三作を収録。
  • アガサ・クリスティー失踪事件
    3.0
    1926年。36歳の新進作家アガサは、愛人ナンと再婚するという夫アーチーと大喧嘩の果てに失踪する。警察の捜索隊が組織されるが一向に行方は知れない。一方、アガサから夫を略奪したナンにはある秘密があった。11日間の失踪中、アガサとナンに何が起こったのか?
  • アガサ・クリスティーの大英帝国 ──名作ミステリと「観光」の時代
    4.0
    英国を代表する「ミステリーの女王」アガサ・クリスティーはまた「観光の女王」でもあった。奇しくも同じ1841年に端を発する「ミステリ」(ポー「モルグ街の殺人」)と「観光」(トマス・クックによるツアー)は、束の間の「非日常」を楽しみ、平凡だが価値ある「日常」へと帰還する営みとして、大衆社会なかんずく大英帝国の繁栄の下、花開いた。その頂点をなすクリスティーの傑作群、66作に及ぶクリスティーの長編の分析を通して、彼女が「ミステリ」と「観光」に託して描いた二〇世紀大英帝国の変容を明らかにする。
  • 悪女
    3.0
    20世紀初頭のバルセロナ。町では幼い子どもが何人も失踪し、子どもをさらって貪る化け物の仕業だという噂が立つ。そして今日また一人、新たな子どもが姿を消し、さらに頸動脈を噛みちぎられた男の死体まで発見された。血に飢えたその化け物の名は、エンリケタ・マルティ。人間の魂を刈り取る「私」という全知の存在が、失踪事件を追う刑事たちやエンリケタの手下、家族などさまざまな人物の視点で、「吸血鬼」と呼ばれた稀代の悪女の恐ろしさとおぞましさを語り尽くす。犯罪捜査官である著者が、犯罪者の実話に材を得て描いた戦慄の物語。
  • 悪女は自殺しない
    3.5
    ドイツ、2005年8月。警察署に復帰した刑事ピアを待ち受けていたのは、上級検事の自殺だった。時を同じくして、飛び降り自殺に偽装された女性の遺体が発見される。実際は動物の安楽死に使用される薬物による毒殺で、夫の獣医や彼の働く馬専門動物病院の共同経営者たちが疑われる。だが刑事オリヴァーが指揮を執る捜査班が探るうち、被害者へのとてつもない憎悪が明らかになり、さらに背後に隠されたいくつもの事件が繋がりはじめる。謎また謎の果てに捜査班がたどりつく真相とは。〈ドイツミステリの女王〉の人気に火をつけたシリーズ第1弾。
  • 悪徳小説家
    3.7
    世界的ベストセラー作家のヘンリー。妻のマルタとは愛し合っていたものの、編集者ベティと愛人関係にあった。しかし彼には、それ以外にも決して明かすことのできない重大な秘密があった。新作が残り20ページまで書き上がったとき、ベティから妊娠したことを告げられる。彼女との待ち合わせ場所に車で赴いたヘンリーは、魔がさしてアクセルを踏み、相手の車を崖から海に突き落としてしまう。しかし、帰宅したヘンリーを驚愕の事実が待ち受けていた……。真実と嘘がちりばめられた、巧緻きわまる長編ミステリ。
  • 悪童たち 上
    4.1
    ひと気のない静かな山中。男は邪魔な義理の両親を殺した。それは完全犯罪になるはずだった。だが、その決定的瞬間を三人の子供が目撃していた! 彼らは男を恐喝しようとするが……。二転三転していくストーリーと、息もつかせぬサスペンス。華文ミステリの新境地にして、チャイニーズ・ノワールの傑作が登場!
  • 悪の起源
    -
    玄関先に送りつけられた犬の死体と脅迫状が宝石商のヒルを殺した?そして共同経営者のプライアムにも意味不明の脅迫が続く。二人を死ぬほどおびえさせるものは何か?プライアムが頑として語ろうとしない二人の過去とは……?題名を『種の起源』になぞらえ、ハリウッドを舞台に展開する本格推理大作。
  • 悪の分身船(ドッペルゲンガー)を撃て!(上)
    値引きあり
    4.0
    オレゴン号最大の危機。ガブリーヨ、絶体絶命! 2020年2月に逝去した巨匠カッスラーが遺した渾身の傑作! 大西洋を航行中だった貨物船〈マンティコラ〉が、何者かからの攻撃を受けて消息を断った。時を同じくして、ブラジル沿岸沖で艦内に異変を生じた米原潜〈カンザス・シティ〉が沈没する。さらには、中南米で潜入工作中のCIA局員の電子ファイルが盗まれる事件が発生。 CIA幹部のオーヴァーホルトは、局内での情報漏洩を疑い、カブリーヨとオレゴン号のメンバーに工作員の保護を依頼する。しかし一連の事件は、カブリーヨを標的とした復讐計画の始まりに過ぎなかった。 巨大な罠が今動き出す!
  • 悪の法則
    3.3
    麻薬取引に手を染めた弁護士の男。一度儲ければそれでおしまいのはずだった。しかし、彼は自分がいつの間にか断崖の縁に追い込まれていることに気づく。そして彼にも、彼の周囲にも容赦のない暴力が襲いかかる――ピュリッツァー賞を受賞したアメリカの巨匠が描く傑作クライムサスペンス。リドリー・スコット監督、マイケル・ファスベンダー主演映画化。
  • 悪魔が唾棄する街
    4.8
    ロックスターの奇妙な死。少女連続失踪事件。上層部から捜査妨害を受けるハリー・マッコイは、解決のため自らを犠牲にするが……
  • 悪魔に奪われた骨(上)
    5.0
    発見された三体の背骨の喪われた死体。FBIが恐るべき事件の真相に迫る!ウィスコンシン州ミルウォーキーで、背骨を抜き取られた女性の惨殺死体が発見された。地元FBIの要請で現場にかけつけた検死官ジェシカ・コランは、手慣れた刃物の使い方をひと目見て、初めての犯行ではないと確信する。現地の特別捜査官ダーウィン・レイノルズは過去に二件、同様の殺人事件があったことを告げ、同一犯説を主張するが、それを容易に証明することは難しい。ジェシカは、レイノルズとともに事件を精査するうち、しだいに事件にのめり込む彼の言動に疑問を抱くようになる……。
  • 悪魔の赤い右手 殺し屋を殺せ2
    4.0
    親友を殺された殺し屋専門の殺し屋ヘンドリクスは、全米のギャング組織を束ねる〈評議会〉に復讐を誓うが……。シリーズ第2弾!
  • 悪魔の手は白い 上
    -
    最初は虫の知らせだった。あらゆるものが奇妙に見え、胸騒ぎを引き起こす……やがてトーキル牧師は、妻の行方が分からないことに気づいた。ほどなく、妻カーアンの死体が近くの川から発見される。その体を、三発の銃弾が貫いていた。だが、トーキルも、事件を担当する女性刑事のティーアも、まったく見当がつかなかった。カーアンは他人と付きあわず、ほとんど出歩くことも無かったはずなのに、なぜ? デンマークのコンビ作家が世界に向けて放つサイコ・スリラーの新風
  • 悪魔の涙
    3.9
    筆跡鑑定人が犯人を追い詰める! 世紀末の大晦日午前9時、ワシントンの地下鉄駅で乱射事件が発生。間もなく市長宛に2,000万ドルを要求する脅迫状が届く。正午までに“市の身代金”を払わなければ、午後4時、午後8時、そして午前0時に無差別殺人を繰り返すという。手がかりは手書きの脅迫状だけ――。FBIは筆跡鑑定の第一人者、パーカー・キンケイドに出動を要請した。息もつかせぬ展開とどんでん返しの連続に心ゆくまで陶酔できるJ・ディーヴァーの逸品! 2000年週刊文春ミステリーベスト10第5位。
  • 悪魔の羽根
    3.6
    再読必至。誰にも真相は見抜けない!2002年、シエラレオネで5人の女性が殺害された。現地の元少年兵3人が起訴されるが、ロイター通信社の記者コニーだけはイギリス人のマッケンジーを疑っていた。2年後、バグダッドでマッケンジーに遭遇したコニーは、嗜虐趣味を持つ彼に拉致監禁されてしまう。3日後に解放されイギリスに戻った彼女は、マスコミを逃れて田舎町に隠れ住む。解放時にほぼ無傷だったうえに、あいまいな証言ばかりで監禁中の出来事を警察に話さないコニー。彼女はいったい何を隠しているのか? 圧巻の心理描写と謎解きの妙味を堪能できる英国ミステリの女王による渾身のサスペンス。/解説=松浦正人※紙書籍版とはカバー画像が異なります。
  • 悪魔パズル
    3.5
    ふと目覚めると、見知らぬ部屋のベッドに寝ている。自分の名前も、ここがどこかも、目の前の美女が誰かもわからない。幾重にも張りめぐらされた陰謀。ピーター・ダルース、絶体絶命の脱出劇。“パズル・シリーズ” 第5作、待望の邦訳。
  • 悪霊の島(上)
    4.5
    恐怖の帝王の放つ圧倒的ホラー大作! 孤島に暮らす男を襲う怪異。愛する者たちを見舞う怪死。この島には何かがいる! 悪しきものの棲む廃墟の館が隠す秘密とは?
  • アクロイド殺人事件
    4.3
    小さな村の名士アクロイド氏は、書斎の椅子で何者かによって刺殺されていた。叔父の死にショックを受けた姪のフロラはたまたま余生をその村で過ごそうとしていたポワロに事件の解明を依頼した。ポワロは言った。「いったんお引き受けした以上は、最後までやりとげなければ止みません。たとえ途中で警察に一任しておく方が無難だとお考えになるような事態にいたりましてもですぞ。よい猟犬というものは決して追跡を途中で放棄するようなことはいたしません」……ミステリーの女王の名を不朽のものとしたクリスティの記念碑的作品。

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  • 悪しき狼
    4.3
    マイン川で少女の死体が発見された。司法解剖の結果、年齢は14歳から16歳、長期間にわたって虐待された痕があり、死因は溺死だと判明する。だが不可解なことに、少女は淡水ではなく塩素水で溺れていた。おぞましい犯罪に、刑事たちは必死の捜査をはじめるが、二週間たっても少女の身元が判明しない。さらに新たな殺人未遂事件が発生し、捜査は混迷を深めていく。少しずつ明らかになる、警察関係者の想像を絶する凶悪犯罪の全貌。刑事オリヴァーとピアにかつてない危機が迫る! 〈ドイツミステリの女王〉による大人気警察小説シリーズ第6弾。
  • アックスマンのジャズ
    4.0
    【英国推理作家協会賞最優秀新人賞受賞】1919年のニュー・オーリンズで、斧を使って殺人を繰り返す、アックスマンと呼ばれる犯人。「ジャズを聴いていないものは殺す」と予告までする殺人鬼を懸命に追う男女がいた。人種差別の強い街で、黒人の妻がいることを隠して困難な捜査を続けるタルボット警部補。ある事情から犯人を捕まえるようマフィアに依頼された元刑事のルカ。ジャズマンと共に事件の解明に挑む探偵志願の若い女性アイダ。彼らの執念で明かされる衝撃の真実とは? 実際に起きた未解決事件をもとに大胆な設定で描く、英国推理作家協会賞最優秀新人賞作。
  • アデスタを吹く冷たい風
    4.1
    謹厳実直の士、そして妥協なき謎の解明者〈テナント大佐〉。彼が活躍する4篇を収め、「復刊希望アンケート」で二度No.1に輝いた伝説的短篇集がついに文庫化。全7篇収録。
  • あなたに似た人
    3.8
    短篇の一つ一つにちりばめられた恐怖、幻想、怪奇、ユーモア、機智……数多くの奇妙な味の短篇を発表している鬼才ダールが、賭博に打ちこむ人間たちの心の恐ろしさと、人間の想像力の奇怪さをテーマに描いた珠玉の掌篇十五篇を収めた代表的短篇集。一九五三年度アメリカ探偵作家クラブ賞受賞作!

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