チャック・ウェンディグの作品一覧

「チャック・ウェンディグ」の「疫神記」「疫神記 合本版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 疫神記 上
    3.5
    1~2巻1,870円 (税込)
    「ワシントン・ポスト」紙の年間ベストに選出されたパンデミック超大作 日本の天文愛好家の発見した新彗星が地球近傍を通過した翌朝、十五歳の少女ネッシーが消えた。そして姉のシャナが発見したときには、無意識状態で歩き続ける不可解な存在と化していた。話しかけても無反応。一方で、行く手を阻めば全身から高熱を発し、激しく痙攣する。鎮静剤を打とうとすれば、注射針が折れるほど皮膚は硬化していた。 ネッシーが単なる夢遊病でないことはすぐに証明される。同じ夢遊状態で現れた男が、強引に押し込まれたパトカーの車内で爆発したからだ。この映像は瞬く間に拡散する。未知の感染症、中東のバイオテロ、合衆国政府の陰謀、ミュータント……数多の憶測が飛び交い、その間にも同じ症状者が次々現れ、ネッシーのうしろで列をなしていく。 表舞台に距離を置いていた感染症専門医のベンジーは、事態を洞見していた予測型AI「ブラックスワン」の導きで調査団に参加。ネッシーたちに帯同するが、手がかりすら掴めない。混乱が深まるなか、恐るべき真菌ウイルスが顕現する--。
  • 疫神記 合本版
    -
    1巻3,740円 (税込)
    「ワシントン・ポスト」紙の年間ベストに選出されたパンデミック超大作 日本の天文愛好家の発見した新彗星が地球近傍を通過した翌朝、十五歳の少女ネッシーが消えた。そして姉のシャナが発見したときには、無意識状態で歩き続ける不可解な存在と化していた。話しかけても無反応。一方で、行く手を阻めば全身から高熱を発し、激しく痙攣する。鎮静剤を打とうとすれば、注射針が折れるほど皮膚は硬化していた。 ネッシーが単なる夢遊病でないことはすぐに証明される。同じ夢遊状態で現れた男が、強引に押し込まれたパトカーの車内で爆発したからだ。この映像は瞬く間に拡散する。未知の感染症、中東のバイオテロ、合衆国政府の陰謀、ミュータント……数多の憶測が飛び交い、その間にも同じ症状者が次々現れ、ネッシーのうしろで列をなしていく。 表舞台に距離を置いていた感染症専門医のベンジーは、事態を洞見していた予測型AI「ブラックスワン」の導きで調査団に参加。ネッシーたちに帯同するが、手がかりすら掴めない。混乱が深まるなか、恐るべき真菌ウイルスが顕現する--。
  • ゼロの総和
    3.0
    1巻1,140円 (税込)
    政府の極秘施設に集められた男女5人のハッカー。彼らがそこで見たのは、存在しないはずのプロジェクトだった!真実を知った者は生きて戻れない……。■集団レイプ犯の個人情報をネットで公開し、ハッキング罪に問われた青年チャンス。免責を条件に政府の極秘施設にやってきた彼は同じように連れてこられた男女4人とともにあるプロジェクトに協力するよう言われる。チーム“ゼロズ”として共同生活を始めた5人だったが、奇妙なハッキングテストや何かに脅える施設の住人たち――外界と隔絶された環境のなか、どこかおかしいと気づき始め……。

ユーザーレビュー

  • 疫神記 上

    Posted by ブクログ

    上下巻感想。

    ある日夢遊病のように意識なく歩き続ける人々が発生、それは疫病か呪いかテロか。

    世界的にトレンドの疫病やAIだけでなく宗教や保守層の過激化などの問題も絡めて、今の米国で起こり得ると思わせる最新版のSFパンデミック物。

    上下巻1500頁のボリュームに怯みながらもなんとか読み終えたけど、かなり面白かった。

    こういう何が起きてるのか、今後どういう展開になるのか全く読めない壮大な小説は好き。

    0
    2023年02月04日
  • 疫神記 下

    Posted by ブクログ

    上巻、怒涛の面白さで750ページを駆け抜けたあと、間髪入れずに挑んだ下巻。
    コチラも740ページ。

    謎の疫病にみまわれた世界の崩れていくさま、国が分断される様子にハラハラしながら、続きが気になって止められない面白さは上巻に引き続く。
    あまり詳しく書くとネタバレになってしまうんだけど、
    いやあ…ホントにTVドラマみたいで面白かったなぁ。
    最終的に自分の宗教観を振り返させられる感じがして、やられたなーと思った。

    こんな世界にもし自分がいたら、
    信じるものはなんだろう。
    信じたいものを信じるのか、
    縋りたいものを信じるのか。

    読み応え、満足感の高い読書になりました。

    0
    2022年10月21日
  • 疫神記 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    SFとしてのアイディアは良い、ただ、いかんせん、長い。いや、長くても無駄が無けりゃいいんだが、せっかくの長さを活かせてないというか…この小説書くためにリサーチしたことを全部詰め込んだ的な、冗長に感じる部分も無きにしもあらず。なので、ページターナーとまではいかなかった。

    SFとしては、アイディアを中心に、細部の木ではなく、森を俯瞰的に描くような短編でも良かったんでは、と感じましたわ。

    それと、群像劇でもあるのだが、今ひとつ共感できるキャラクターがいなかったのも残念。

    0
    2022年09月04日
  • ゼロの総和

    Posted by ブクログ

    201603/登場人物達それぞれがキャラ立ってるんだけど魅力が乏しいというか好きになれなくて、この世界にいまいちのめり込めず。とはいえ、ページ捲る手が止まることなく、面白く読んだ。

    0
    2016年06月19日

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