リガの犬たち

リガの犬たち

スウェーデン南部の海岸に、一艘のゴムボートが流れ着いた。中には、二人の男の死体が抱き合うように横たわっていた。共に射殺。身に付けた高価なスーツからするに漁師や船員ではなさそうだったが、身元を示すような物は何もなく、ボートには製造元すら書かれていなかった。彼らはいったい何者なのか? 検死医の報告によれば、どうやら海の向こう、ソ連か東欧の人間らしいのだが……。小さな田舎町の刑事に過ぎないヴァランダーは、思いもよらない形でこの国境を超えた事件の主役を演じることになるのだった! 話題のスウェーデン警察小説、第2弾。

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リガの犬たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    途中からソ連が崩壊する前後のラトヴィアを舞台にした物語に転換。旧共産圏社会が興味深いことと、ヴァランダーがラトヴィアに潜入した後のスリルある展開が面白い。翻訳が優れているためか読みやすかった。シリーズ1作目よりこちらの2作目のほうが個人的には好き。

    0
    2018年10月31日

    Posted by ブクログ

    個人的にはシリーズで一番好き。ラトヴィアという国、自由のために戦う人々の姿が熱い筆致で描かれている。フィクションではあるが、ついこの前までこのような状態だったリガの街に、いつかは訪れてみたい、そう思える作品。

    0
    2010年07月03日

    Posted by ブクログ

    スウェーデンの作家「ヘニング・マンケル」の長篇ミステリ作品『リガの犬たち(原題:Hundarna i Riga)』を読みました。

    「ヘニング・マンケル」作品は、今年の3月に読んだ『北京から来た男』以来ですね… 北欧ミステリが続いています。

    -----story-------------
    【CWA

    0
    2023年01月16日

    Posted by ブクログ

    ヴァランダーのシリーズ2作目。2作目なのにいきなりスウェーデンを飛び出し、独立後においてもロシア支配が色濃く残るラトヴィアが舞台です。事件の発端は密輸船の乗組員が漂流する救命ボートを発見し回収しようと手繰り寄せたところスーツを着た死体が2体乗っているのに気づき、沿岸まで牽引してきたこと。歯の治療痕な

    0
    2021年05月04日

    Posted by ブクログ

    刑事ヴァランダーシリーズ第2作。

    ある冬の早朝、スウェーデンの海岸に救命ボートに乗った二つの死体が漂着する。
    彼らは誰で、一体どこから流れ着いたのか。

    捜査協力のためバルト三国はラトヴィアの都市リガから、スウェーデンのイースタに派遣された警察官、リエパ中佐。
    その彼が帰国当日に殺害され、今度

    0
    2020年10月31日

    Posted by ブクログ

    警察小生のシリーズの中では、少し異色のもの。殺人事件があり、死体もあるのだが、物語はその謎解きというよりも、それを捜査する人たちの国を超えたドラマになっていく。ベルリンの壁の崩壊前夜の物語。既にソ連ではベレストロイカが始まるあたりのことで、その時代背景も少し織り込まれている。

    0
    2014年03月25日

    Posted by ブクログ

    のろのろした警察小説からスパイ小説もどきに進展する様は、
    進展、などといった生易しいものではなく、
    スーツをきた普通のサラリーマンが、
    いきなり歩道で駆け出したかと思ったら、ジャンプして空中で体を二回転半ひねって着地したような違和感と唐突感だ。

    しかも、そこに恋愛までからませるとは、
    そのてんこ盛

    0
    2013年07月18日

    Posted by ブクログ

    ヴァランダーシリーズ2作目。1作目はフロストみたいな感じだったが、2作目は全然違う。ミステリーというよりサスペンス物。今回のほうがテンポもあって面白かった。

    0
    2012年06月21日

    Posted by ブクログ

    スウェーデンの警察ものミステリのシリーズ2作目。
    田舎町イースタの警部クルト・ヴァランダーが主人公。
    妻に去られ、それなりに落ちついては来たが、警察の仕事に疲れて、転職を考えているのだったが…

    今回は、ラトヴィアという異国が主な舞台に。
    バルト三国の一つで、ソ連解体の時期に大揺れとなって、荒廃して

    0
    2011年10月30日

    Posted by ブクログ

    瓦解する共産主義。バルト海東岸のラトヴィアで暗躍する冷たい権力闘争。不確実な自由のため戦い続ける市井の人々。
    海岸に流れ着いたゴムボートの中に高級なスーツを身にまとった二人の男の射殺死体。調査を担当する田舎町イースタの刑事ヴァランダーは、思いもよらない形でスウェーデンからラトヴィアへ国境を越えた事件

    0
    2010年09月29日

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