プロフィール

  • 作者名:岩澤雅利(イワサワマサトシ)
  • 性別:男性
  • 出身地:日本 / 神奈川県
  • 職業:翻訳家

東京外国語大学卒。訳書にE・ゴドー著『写真で読む世界の戦後60年』、E・ガブリエルソンほか著『ミレニアムと私』、J=P・ブリゲリ著『モン・サン・ミシェル』などがある。

作品一覧

  • ゼレンスキーの真実
    3.0
    1巻1,540円 (税込)
    ロシアのプーチンと一人で闘うウクライナの大統領ゼレンスキーとは何者なのか? ロシア語を話し、コメディアンとしても鳴らした注目の人物の謎と今後の動きを、克明に明かす初めての本。
  • グランゼコールの教科書――フランスのエリートが習得する最高峰の知性
    5.0
    1巻5,500円 (税込)
    【内容紹介】 フランスのエリートが持つ知性を「歴史、宗教、哲学、文学、芸術、科学」で区分け 850ページ!! 古代ギリシアから現代までの「リベラルアーツ大全」 エコール・ポリテクニーク、国立行政学院、パリ高等師範学校などの超一流グランゼコールで求められる教養のレベルがわかる シャルル・ド・ゴール、フランソワ・ミッテラン、ジャック・シラク、エマニュエル・マクロン、ジャン=ポール・サルトル、ジャック・デリダ、ジャック・アタリ、エマニュエル・トッド、トマ・ピケティ……きら星のごとく政界、財界、官界、学会にエリートを輩出してきたが、フランスのグランゼコールと呼ばれる学校群である。ちなみに日本ではよく知られたソルボンヌ大学(パリ大学)よりも断然レベルが高く、入学するためには日本の受験以上に熾烈な競争に勝ち抜く必要がある。一言でいえば、フランスエリートの養成校なのだ。入学には、どの程度の教養レベルが求められるのか。850ページに集約したのが本書である。 世界の歴史を形作ってきたフランス知性の源を知る 【フランスのグランゼコールとは何か?】 ジャック・アタリ、エマニュエル・マクロン、フランソワ・ミッテラン、エマニュエル・トッド……フランスのエリートは大学ではなく、ほぼグランゼコールで学んでいる。日本で有名なソルボンヌ大学(旧パリ第四大学、パリ第六大学などが統合)などは、バカロレアを取得すれば無試験で入学できるが、グランゼコールは、「準備級」で2年間学んだ後に行われる競争試験での合格が必要である。ちなみにグランゼコールに進むことができる学生は、全体の10%未満と言われるほどの難関である。ちなみに200校程度存在するグランゼコールの中で特に理工系トップ校のエコール・ポリテクニーク、高級官僚養成校の国立行政学院、経営系トップ校のHEC、研究系トップ校のパリ高等師範学校などは超名門と称される。 ギリシアから2015年までの「歴史」「宗教」「哲学」「文学」「芸術」「科学」を約100に整理された見出し語で一挙に俯瞰する。本書を読むことで、フランスエリートの思考回路を知ることができ、特に欧州において国際人として評価されるに値する「教養」を身につけることができるだろう。欧州のエリートと対峙できる知性の一端にリーチすることができるいわば、グランゼコールに入学するための知識が詰め込まれた「参考書」である。知の海へようこそ。 【著者紹介】 【著者】 ジャン=フランソワ・ブラウンスタン 1953年マルセイユ生まれ。プロバンス大学卒。パリのソルボンヌ大学で博士号を取得。フランスの哲学者。高等師範学校、アミアン大学などの勤務を経て、パリ第一大学教授。現代フランスの哲学、歴史、科学哲学が専門領域。哲学関連書を初めとする著書多数。 ベルナール・ファン パリの名門校アンリ4世校に設立された「グランゼコール準備校」の名誉教授。現代史の研究者として著書多数。 【訳者】 木村 高子(きむら・たかこ) 英語・仏語翻訳者。仏ストラスブール大学歴史学部卒、早稲田大学大学院文学研究科考古学専攻修士課程修了。訳書にフェアチャイルド・ラッグルズ『イスラーム庭園』(原書房)、『地政学で読む世界的覇権2030』(東洋経済新報社)、『ユダヤ人の起源』(共訳、ちくま学芸文庫)ほか多数。本書では、序文、1章、2章、3章の翻訳を担当。 広野 和美(ひろの・かずみ) 仏語翻訳者。大阪外国語大学フランス語科卒。訳書に『フランスの天才学者が教える脳の秘密』(TAC出版)、『北欧とゲルマンの神話事典』(原書房)、リュック・ペリノ『0番目の患者』(共訳、柏書房)、ジェラール・ルタイユール『パリとカフェの歴史』(共訳、原書房)ほか多数。本書では、4章、5章、9章の翻訳を担当。 岩澤 雅利(いわさわ・まさとし) 東京外国語大学ロマンス系言語専攻修士課程修了。訳書に『「経済学」にだまされるな! 』(NHK出版)、グルバハール・ハイティワジほか『ウイグル大虐殺からの生還』(河出書房新社)、『格差と再分配』、『いま、目の前で起きていることの意味について』(以上共訳、早川書房)ほか多数。本書では、6章、7章、8章の翻訳を担当。 【目次抜粋】 序言 第1部 ギリシア 第2部 ローマと一神教 第3部 中世 第4部 ルネサンスおよび近世 第5部 17世紀 古典主義時代 第6部 18世紀 啓蒙の時代 第7部 19世紀 第8部 20世紀 第9部 21世紀 参考文献
  • 「経済学」にだまされるな! 人間らしい暮らしを取り戻す10の原則
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    フランスで5万部を売り上げた、「怒れる経済学者」警世の書 「経済学は科学ではない」、なぜなら、ノーベル経済学賞を受賞した二人の経済学者が、まったく同じデータから正反対の結論を導き出しているからだ――。政策決定を理論づける主流派の経済学者は、疑い得ないものとして経済の「常識」を提示するが、それは特定の時代の特定の階層に利する「歪んだルール」に過ぎないことを、著者は確かな論拠と具体的な数字で明らかにする。新自由主義者たちが声高に主張する「常識」を疑い、より良い社会に向けて議論するための『足場』をつくる一冊。
  • ウイグル大虐殺からの生還 再教育収容所地獄の2年間
    4.5
    1巻2,805円 (税込)
    中国政府によるウイグル人への抑圧が国際的な非難を浴びている。実際に強制収容所に入れられて2年半を生き延びた女性が、自らの壮絶な体験を克明に明かす。そこでは何が行われているのか?
  • 格差と再分配 20世紀フランスの資本
    -
    1巻18,700円 (税込)
    『21世紀の資本』の原点。フランスの1901‐1998年までの約100年間における税務記録を徹底分析し、20世紀の同国における格差の長期的構造を浮き彫りにする。経済学者ピケティの出発点となり、『21世紀の資本』へと連なる記念碑的研究書。電子書籍版ではほぼすべての該当箇所に膨大な参照項目、原注や図表へのリンクを付しています。
  • ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上・下合本版)
    4.3
    1~3巻1,257円 (税込)
    月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家の違法行為を暴く記事を発表した。だが名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れた。そんな折り、大企業グループの前会長ヘンリックから依頼を受ける。およそ40年前、彼の一族が住む孤島で兄の孫娘ハリエットが失踪した事件を調査してほしいというのだ。解決すれば、大物実業家を破滅させる証拠を渡すという。ミカエルは受諾し、困難な調査を開始する。全世界で6000万部の売り上げを記録した驚異のミステリ三部作第一部。電子書籍版が上下合本で登場。

ユーザーレビュー

  • グランゼコールの教科書――フランスのエリートが習得する最高峰の知性

    Posted by ブクログ

    ギリシアから2015年までの「歴史」「宗教」「哲学」「文学」「芸術」「科学」がぎっしり詰まっている。あまりの文量に読んでいて迷子になりそう。全網羅なので、時代によって自身の知識の偏りに気づける。

    0
    2024年09月30日
  • ウイグル大虐殺からの生還 再教育収容所地獄の2年間

    Posted by ブクログ

    じっくり向き合うために1週間ほどかけて読みました。
    彼女の過ごした何年間をよくこの本にまとめていただきありがとうございます。
    という一言です。
    ウィグル人の方々の事は講演会にも行き生の声を聞きました。
    彼女の勇気ある告白に感謝いたします。
    フランス政府も二枚舌なところもあり
    日本も親中派が沢山紛れ込んでおり油断ならないですが
    お身体に気をつけて過ごして頂きたいと思いました。

    0
    2022年11月29日
  • ウイグル大虐殺からの生還 再教育収容所地獄の2年間

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    現実の余りにも辛い悲惨で惨たらしい事実の証言です。

    この世の中なにが正義で人道なのか、たとえ長い年月をかけてどんなに他人に何をしていこうとも、とにかく生き残ったほうだけが正義で人道になっていってしまうのか。
    この地球上の誰も助けてはくれないのか。絶滅させられることが正義で人道になっていってしまうのか。

    中国は、王毅氏をはじめとして、ウイグル問題の話になると、欧米が今までに行ってきた、「アメリカ大陸先住民虐殺、黒人奴隷・虐殺、ユダヤ虐殺、オーストラリア先住民虐殺」の話を持ち出して、自分達はそれらとは違うという論法をしてきます。
    すると途端に、欧米は現在進行形で行っている中国に対して、人権問題

    0
    2022年11月20日
  • ウイグル大虐殺からの生還 再教育収容所地獄の2年間

    Posted by ブクログ

    もう、ね。
    よくぞ生還し、実名で声を上げてくださいました…としか言いようがない。
    私ならできる気がしないし、証言者のグルバハールさんのように、ここまで過酷で、つらいという表現では足りないほどの残忍な扱いを受けながらも自我を保ち、こうして公の場でハッキリと発言する(しかも実名…!泣)なんてできない。
    つらすぎて思い出すこともできないだろうし、思い出せたとしても発言する勇気がきっと出ない…
    毎回こういう過酷な実体験・被害のルポなんかを読むと、星の評価5つけて感想をぽろぽろと書く以外に私にできることある?と思ってしまう。
    本書もそんな本でした。

    かなり詳細にグルバハールさんの経験したことーどういう

    0
    2022年11月11日
  • ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上・下合本版)

    購入済み

    おもしろすぎて、とまりませんでした。複雑なのですが、スリリングな展開で息つく暇もありません。人物もたくさんいますが、思ったよりわかりやすい。
    リスベットに夢中になりました。

    #泣ける #深い #ドキドキハラハラ

    0
    2022年09月30日

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