山田 文・他の作品一覧
「山田 文・他」の「ボーダー 二つの世界」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「山田 文・他」の「ボーダー 二つの世界」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
スウェーデンのスティーブン・キング、ことヨン・アイヴィデ・リンドグヴィスト(覚えられん…)の中短編集。初めて読む作家さん、「ミレニアム」シリーズは言わずもがな、ヘニング・マンケルやらマルティン・ベックやらと、北欧ミステリーはずいぶん親しむようになっているのだが、こういう幻想怪奇が混ざった小説はまだまだ未開拓かな(除くムーミン)。
水と冷たさに恐怖を感じる作風や、異生物に北欧神話を感じるあたりが、ご当地っぽいとも思える。キングとの比較されるのもむべなるかな…って思う箇所も、キングに感じるジャンクなアメリカンカルチャー臭が、この作品ではトロールやラグナロクなんかに感じる北欧臭がしてたりとか。
Posted by ブクログ
まあまあ面白かった。不思議さを求めるなら十分不思議な話ばかりだけれど、面白い!と膝を打つようなものではない。なんかまあ、まあまあ楽しめた感じ。読むのが辛かった。翻訳モノは文章が固いのかもしれないし、こちらの技量が追い付いてないせいかもしれない。
「ボーダー 二つの世界」
表題作であり、映画化もされた作品。税関職員である主人公が特別な嗅覚で隠し事をしている人間を見分ける話。そこからどんなサスペンスが生まれるのかと思ったら、出自に関するものであり、半身と出会うような話だった。まさか妖精のチェンジリングに行き着くとは思わなかった。これはまあまあ面白かった。引き込まれる謎があって読み進められた。オチ