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Posted by ブクログ
「わたしを見つけて、スウェーデンの娘を
わたしを蔽う凍った外被をとかして
青空を映す水を乾かし
わたしの永遠のテントを広げて」
A・オースチン(1853-87)
この詩がキドリントンのテムズ・バレイ警察に届き、1年前のスウェーデン人女子学生事件の再捜査が始まる。
事件担当のジョンソン主任警部にストレンジ警視が言う。
「人はときとして間違った理由から正しいことをすることがある。
しかしモースはどうか?
彼はむしろ正しい理由から間違ったことをすることが多い。
正しい理由とは・・・わかるな?
だから彼がときどき飲みすぎるとしても・・・」
「モースに事件を担当させたいということですか?」
「うむ、そのほうがいいと思う」ストレンジは言った。
森を抜ける道」コリン・デクスター
デクスターのモース主任警部シリーズ第十作「森を抜ける道」は読者のどんな名推理も追いつかない傑作推理小説です。
本書でデクスター氏は再びゴールド・ダガー賞を受賞しました。
名実ともにイギリスの推理小説家としてコナン・ドイル、アガサ・クリスティのすぐ横の椅子に鎮座することとなりました。
WOWOW8/31(土)午後2:00でスタートする「新米刑事モース~オックスフォード事件簿~」が話題なのもイギリスにおけるモース警部の衰えない人気ぶりにささえられています。
「森を抜ける道」エピローグ最後の行
「彼の住所はおわかりですか?」秘書が訊いた。
「いや、キドリントンの警察本部(E・モース)あてに出してくれ、それでいい」
「このイニシャルは・・・なんの略かご存知ですか?」
「”E”か?」
編集長はちょっと考えた。
「うーん、いや、わからん。誰も知るまい」 (完)
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