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「殺人をお知らせします」……新聞記事の予告通りに起きた殺人事件に名探偵ミス・マープルが挑む! 著者代表作が新訳版で登場!
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Posted by ブクログ
ミス・マープルシリーズ4作目。 1950年の作品。 「殺人を予告します」 イギリスの田舎街、チッピングクレグソーンの地方紙ギャゼットの広告欄に殺人予告が掲載された。 殺人の場所に指定されたリトル・パドックスの主人、レティシアブラックロックはこの予告を誰かのイタズラと思い、好奇心に満ち溢た客を迎える...続きを読む準備を始める。しかし、それは本当の殺人予告で、予告通り1人の男が殺された。 この街にたまたま滞在していたミス・マープルは、クラドック警部に協力して事件の真相を突き止めるーー ミス・マープルシリーズ一のイケメン警部、クラドック警部の初登場作品です。 サーヘンリーの名付け子であるクラドック警部は、サーヘンリーからマープルを紹介されます。 このマープル登場までのサーヘンリーのマープル賞賛の言葉が最高なんですよ。 「私の秘蔵のとびっきりすごい老嬢、 老嬢中の老嬢だ」 老嬢中の老嬢って!! 老嬢といえば、この作品には老嬢ばかり出てきます。レティシア・ブラックロックにドラ・バンナー マーガトロイドにヒンチクリフ こんなに60歳オーバーのおばあちゃんばかり登場する物語も珍しい。 地元紙の広告欄まで隅々目を通す好奇心旺盛で噂好きな愛すべきイギリスの老嬢たち! 細部までウィットに飛んでいて、切なくもクスッと笑える大好きな作品です!
いやぁこれは!久々に「面白かった!」と声に出てしまいました。 先に読んだ『火曜クラブ』にそこまでハマれず、ううむ私はミス・マープルよりポワロ派かも、と思いかけていましたが、こうして他の本にも手を出してよかったです。やっぱり長編の方が好きだなぁ。 「殺人をお知らせします。……」 開幕数ページで鮮やか...続きを読むに告知される"殺人"。小さな村の人々は、特に関心なんてありませんよという顔をして続々とミス・ブラックロックの屋敷であるリトル・パドックスに集います。 私は基本的に、ミステリーを読む時に推理をしないタイプ。 ただ純粋に、ああこれからどうなるんだろう、この人もあの人も怪しいな――と、作者が散りばめたひっかけに次々とハマっていくんです。 そして最終的に全員が犯人に見えてしまう中で、鮮やかに明かされる真実。見事に、騙されました! これはきっと二度目に読むともっと面白いでしょうね。久々に、満足の行く読書体験でございました。
結構良かったのではなかろうか。 トリック自体はそれほど難しいと感じなかったが、お話の各所に現れるメタファーとでも言うようなものが作品全体でとても良い働きをしているように思った。
【作中の好きなセリフ】 ・老嬢というのは、見ざる、言わざる、聞かざる、の格言を無視して、すべてを見て、すべてを聞き、悪口だろうがなんだろうが、べらべら喋るものなんだ。(ヘンリー卿:P145) ・世の中に恨みを抱いた人間は危険です。世の中は自分に償いをするべきと考えがちですから。(マープル:P440 ...続きを読む) 【感想】 ある日突然「殺人ゲーム」のお誘いかのようなの広告を見て住人が一処に集まり・・・というを出だしからして、ワクワクした。 最初の事件発生が早いことと、1章ごとが短く、話がサクサク進んでいくので読みやすい。アガサの長編としてはやや長めであったが、一気読みした。正統派のフーダニット兼ホワイダニット。解答を読んだら、ちゃんと作中にヒントがあり、完全解答はもちろん無理だが、もう少しは真相に近づけたかも!と悔しかった。アガサは意味のないこと書かないよなあ・・・よい推理小説を読んだ満足感のある読後。 他の名探偵と比べて、ミス・マープルは、そこそこ周りになめられたり、邪険にされることがあるのが、可愛らしくてよい。そんな中でも、地元警察のクラドッグ警部をはじめ、ミス・マープルに敬意や親愛をもって接するキャラが出てくるので、ストレスなく読めてよい。 クラドック警部は、他に『パディントン発4字50分』、『鏡は横にひび割れて』、『教会で死んだ男』にも出てくるらしいので読もう。 このクリスティー文庫(早川書房)は、表紙の折り返しカバー(ソデ)部分に、主要登場人物のまとめを載せてくれているのが、大変ありがたい・・・。海外ミステリにありがちな「これ誰?」の回数が格段に少なくなる。本作も「ジュリア」と「ジュリアン」がいたり、名前呼びと名字呼びが入り交じったりするので、スムーズに読み進める助けになった。
ひたすら捜査パートが続く中盤は少しダレてきたけど、残り3分の1くらいのところから怒涛の展開でページをめくる手が止まらなくなった。クリスティ作品はこのパターン多い気がする。 犯人はなんとなく怪しく感じていた人物だったけどその真相は全く予想しておらず、断片的に示されていた情報がきれいに繋がる構成は、クリ...続きを読むスティ作品毎度のことながら本当に見事。 事件自体の強烈さ、犯人にまつわる真相が解明されるときの爽快さ、その後に残る切なさで言えばミスマープルシリーズで最高傑作とされているのも頷けるが、冗長に感じる部分や無理があるように感じる部分もあり自分の中では最高評価とまではいかないかなあという感じ。
マープルの長篇4作目。クローズド・サークルで起きた事件は、その様子から犯人の見当はすぐ付いても、なんでそうなるのかサッパリわからなかったです。事件は、発生が早めで、かつマープルもわりと早く登場するのに、捜査がなかなか進みません。おかげで犯人は勝手に追い詰められて、出さなくてもいい犠牲者が出たのが可哀...続きを読む想で、読み終わってスッキリしなかったですね。推理は巧みな伏線を見事に回収していて、上手いこと考えるなと驚かされましたが、ちょっと都合良すぎる気もしました。 ところで、なんだか読みづらく感じた本作ですが、登場人物の多さに加えて、恐らくルーカス夫人が表紙裏の登場人物に掲載されていないのが原因でしょうね。この人が掲載されていたらかなり読みやすくなったと思われます。これは、出版社のミスでしょう。 そういえば、ちょうど1年前にクリスティーを読んでみようと思い立ち、かれこれ14冊を読んできました。それ以前に読んだものを含めても、まだまだ沢山の未読作品があるので、のんびり読み続けていこうと思います。 あらすじ: 「殺人をお知らせします……」と、地方新聞の個人広告欄に掲載された一文に驚いた村の住人たち。彼らは、興味本位で招待主の屋敷であるリトル・パドックスに集います。時計が予告された時間を示したとき、部屋の電気が突然消えて、ドアが開いて強力な懐中電灯の光がすばやく照らされた刹那、「手をあげろ!」と男の声。そして拳銃の発射音が二度したあと、三発目の銃声で人影が床に倒れた。衆人環視のもとで発生した事件に、警察の捜査は遅々として進まない。そこに、偶然その地を訪れていたマープルが事件の解決に助力しますが……。
突然新聞に掲載された「殺人をお知らせします。」という不穏な広告、パーティーの最中に起きた殺人事件、怪しげなチッピング・クレグホーンの村の住人という不可解な謎を推理するのが面白くそれらの真相を見抜くミス・マープルの推理力と洞察力が際立っていた。犯人は何となく予想がついたが犯行動機に思わず身震いした。
読みやすい。謎がわかりそうで、(私は)わからないけど読み続けたい感じ。年を取ってから、仲の良かった人との生活。楽しそう。
うん、やっぱ再読でも面白いな。 犯人を知っているからこそ物語の中に散りばめられた伏線に気づける。 ホント巧いんだよなあ。 「なるほどねえ」と感心しながら読んじゃう。 毎度のことながら、クリスティの才能には脱帽です。 《新聞記事に掲載された殺人予告が現実のものになる》というあらすじだけで、ワクワクさせ...続きを読むてくれるところも好き。 ミス・マープルシリーズも読破しよう。
ミス・マープルはテレビドラマシリーズで見ていましたが読んだことはありませんでした。 なにか読んでみようとこちらを。これはドラマで見ていないので犯人知らない。 イギリスの田舎町チッピンググレイホーンの住人は新聞の広告欄に「殺人お知らせ申し上げます。リトル・パドックス館で午後6時30分。」という文章...続きを読むを見る。「晩餐会の催し物だろう」と言いながらも訝しがる気持ちは抑えられない。村の人々はたっぷりの好奇心でリトル・パドックス館に集まる。 リトル・パドックス館の中年女主はレティシア・ブラックロック。彼女も「覚えがない」と言いながら客を迎える準備をする。 そして6時30分。館の明かりが消え男が乱入してくる。「手を上げろ」それから銃声。明かりがついたとき、血を流すレティシアと、銃を傍らに倒れ死んでいる乱入者の姿があった。強盗に失敗しての自殺なのか? 警察の捜査により、レティシアはかつての雇い主のし参加、ランダル・ゲドラー遺産相続人となっていることがわかる。遺産を巡る殺人計画なのか?それならレティシアはまた襲われるだろう。 捜査にあたるクラドッグ警部は、名付け親のヘンリー卿の紹介で、田舎町の老嬢ミス・マープルの協力を得ることにする。ミス・マープルは「老嬢は詮索好きだから怪しまれないし、田舎町には詳しいわ」というのだ。 しかし第二第三の事件が起き…。 終盤の「名探偵、皆を集めてさてと言い」の場面ではミス・マープルがいない時に警察や本人が隠された真相が話していくので読者としては「ミス・マープルはどうした!解決しちゃうぞ!」とちょっと焦った 笑 物語の時代は、何世代も前から同じ町に住みお互いを知っている時代から、人々が自由に移動して隣人の身元もわからない時代に変わるころ。この時代の物語を読むと社交が面倒臭そうだなあと思いながら、しかしお互いを知ることは自分の生活を守ることでもあるんですよね。 初めて読んだミス・マープルの性質ですが、穏やかで優しく親しみがある(ので、詮索できる)反面、「私は悪い方に考えるから、物事が見える」ようなことを行っていて、芯の強さと案外苦労した(しかしおそらく苦労を見せない)こともあったのかな。 さて、事件の真犯人は…なんとなくわかりましたが、真相はわかりませんでした(^o^; ミステリーの真犯人がわかるのって洞察力とかじゃなくてその作家の本を複数読んで、その作家の癖がつかめるってところがありますよね 笑 冒頭は人が死にながらもどことなくコミカルな雰囲気だったのですが、殺人が重なると殺された人はお気の毒だし、犯人の言葉も真実だったんだろうなあと思う。そして事件や人間関係、さらに当時の社会情勢も感じられるクリスティは流石だなあ。 ミステリーって、言い方が矛盾していますが頭を使わないので気分転換によいんですよね。犯人も真相も作者次第なのでわかりません。そして小説はエンタメで、ミステリー小説の「死」はその場だけの無個性のもの。(もちろんあとに引きずり続けるミステリーもありますけど)さあ、また楽しいミステリーを読もうっと。(※^^※)
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