ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
6pt
「殺人をお知らせします」……新聞記事の予告通りに起きた殺人事件に名探偵ミス・マープルが挑む! 著者代表作が新訳版で登場!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
ミス・マープルシリーズ4作目。 1950年の作品。 「殺人を予告します」 イギリスの田舎街、チッピングクレグソーンの地方紙ギャゼットの広告欄に殺人予告が掲載された。 殺人の場所に指定されたリトル・パドックスの主人、レティシアブラックロックはこの予告を誰かのイタズラと思い、好奇心に満ち溢た客を迎える...続きを読む準備を始める。しかし、それは本当の殺人予告で、予告通り1人の男が殺された。 この街にたまたま滞在していたミス・マープルは、クラドック警部に協力して事件の真相を突き止めるーー ミス・マープルシリーズ一のイケメン警部、クラドック警部の初登場作品です。 サーヘンリーの名付け子であるクラドック警部は、サーヘンリーからマープルを紹介されます。 このマープル登場までのサーヘンリーのマープル賞賛の言葉が最高なんですよ。 「私の秘蔵のとびっきりすごい老嬢、 老嬢中の老嬢だ」 老嬢中の老嬢って!! 老嬢といえば、この作品には老嬢ばかり出てきます。レティシア・ブラックロックにドラ・バンナー マーガトロイドにヒンチクリフ こんなに60歳オーバーのおばあちゃんばかり登場する物語も珍しい。 地元紙の広告欄まで隅々目を通す好奇心旺盛で噂好きな愛すべきイギリスの老嬢たち! 細部までウィットに飛んでいて、切なくもクスッと笑える大好きな作品です!
いやぁこれは!久々に「面白かった!」と声に出てしまいました。 先に読んだ『火曜クラブ』にそこまでハマれず、ううむ私はミス・マープルよりポワロ派かも、と思いかけていましたが、こうして他の本にも手を出してよかったです。やっぱり長編の方が好きだなぁ。 「殺人をお知らせします。……」 開幕数ページで鮮やか...続きを読むに告知される"殺人"。小さな村の人々は、特に関心なんてありませんよという顔をして続々とミス・ブラックロックの屋敷であるリトル・パドックスに集います。 私は基本的に、ミステリーを読む時に推理をしないタイプ。 ただ純粋に、ああこれからどうなるんだろう、この人もあの人も怪しいな――と、作者が散りばめたひっかけに次々とハマっていくんです。 そして最終的に全員が犯人に見えてしまう中で、鮮やかに明かされる真実。見事に、騙されました! これはきっと二度目に読むともっと面白いでしょうね。久々に、満足の行く読書体験でございました。
結構良かったのではなかろうか。 トリック自体はそれほど難しいと感じなかったが、お話の各所に現れるメタファーとでも言うようなものが作品全体でとても良い働きをしているように思った。
読みやすい。謎がわかりそうで、(私は)わからないけど読み続けたい感じ。年を取ってから、仲の良かった人との生活。楽しそう。
うん、やっぱ再読でも面白いな。 犯人を知っているからこそ物語の中に散りばめられた伏線に気づける。 ホント巧いんだよなあ。 「なるほどねえ」と感心しながら読んじゃう。 毎度のことながら、クリスティの才能には脱帽です。 《新聞記事に掲載された殺人予告が現実のものになる》というあらすじだけで、ワクワクさせ...続きを読むてくれるところも好き。 ミス・マープルシリーズも読破しよう。
ミス・マープルはテレビドラマシリーズで見ていましたが読んだことはありませんでした。 なにか読んでみようとこちらを。これはドラマで見ていないので犯人知らない。 イギリスの田舎町チッピンググレイホーンの住人は新聞の広告欄に「殺人お知らせ申し上げます。リトル・パドックス館で午後6時30分。」という文章...続きを読むを見る。「晩餐会の催し物だろう」と言いながらも訝しがる気持ちは抑えられない。村の人々はたっぷりの好奇心でリトル・パドックス館に集まる。 リトル・パドックス館の中年女主はレティシア・ブラックロック。彼女も「覚えがない」と言いながら客を迎える準備をする。 そして6時30分。館の明かりが消え男が乱入してくる。「手を上げろ」それから銃声。明かりがついたとき、血を流すレティシアと、銃を傍らに倒れ死んでいる乱入者の姿があった。強盗に失敗しての自殺なのか? 警察の捜査により、レティシアはかつての雇い主のし参加、ランダル・ゲドラー遺産相続人となっていることがわかる。遺産を巡る殺人計画なのか?それならレティシアはまた襲われるだろう。 捜査にあたるクラドッグ警部は、名付け親のヘンリー卿の紹介で、田舎町の老嬢ミス・マープルの協力を得ることにする。ミス・マープルは「老嬢は詮索好きだから怪しまれないし、田舎町には詳しいわ」というのだ。 しかし第二第三の事件が起き…。 終盤の「名探偵、皆を集めてさてと言い」の場面ではミス・マープルがいない時に警察や本人が隠された真相が話していくので読者としては「ミス・マープルはどうした!解決しちゃうぞ!」とちょっと焦った 笑 物語の時代は、何世代も前から同じ町に住みお互いを知っている時代から、人々が自由に移動して隣人の身元もわからない時代に変わるころ。この時代の物語を読むと社交が面倒臭そうだなあと思いながら、しかしお互いを知ることは自分の生活を守ることでもあるんですよね。 初めて読んだミス・マープルの性質ですが、穏やかで優しく親しみがある(ので、詮索できる)反面、「私は悪い方に考えるから、物事が見える」ようなことを行っていて、芯の強さと案外苦労した(しかしおそらく苦労を見せない)こともあったのかな。 さて、事件の真犯人は…なんとなくわかりましたが、真相はわかりませんでした(^o^; ミステリーの真犯人がわかるのって洞察力とかじゃなくてその作家の本を複数読んで、その作家の癖がつかめるってところがありますよね 笑 冒頭は人が死にながらもどことなくコミカルな雰囲気だったのですが、殺人が重なると殺された人はお気の毒だし、犯人の言葉も真実だったんだろうなあと思う。そして事件や人間関係、さらに当時の社会情勢も感じられるクリスティは流石だなあ。 ミステリーって、言い方が矛盾していますが頭を使わないので気分転換によいんですよね。犯人も真相も作者次第なのでわかりません。そして小説はエンタメで、ミステリー小説の「死」はその場だけの無個性のもの。(もちろんあとに引きずり続けるミステリーもありますけど)さあ、また楽しいミステリーを読もうっと。(※^^※)
ミス・マープル長編4作目。終盤に意外な人間関係が明らかになる展開に「おおっ」となった。 マープルは割と早めに登場してくれるが、あくまで捜査協力者という感じだ。捜査担当はクラドック警部。マープルは「詮索好きなおばあちゃん」という印象で、捜査しているとは思われないキャラなんだろう。
新聞で殺人が予告される。それだけでもドキドキする展開だが、実際にその時になってある見知らぬ人が殺されている。なぜ?だれが?ミステリの醍醐味が詰まった作品。
ミス・マープル・シリーズの代表作の一つ。晩年のクリスティは傲慢なポアロよりも控え目なマープルが好みだったという話があるそうだが、さもありなん。目立って表舞台で活躍はしないものの、人間心理の細部をかき集めて推理を組み立てるスタイルは、マープル独自の境地だ。イギリス田舎町の牧歌的な風景を描きつつ、その田...続きを読む舎においてすら隣人の出自を知らないことが増えてきたという世相を反映したサスペンスは秀逸。真相が明かされる瞬間の強烈な悪意の表出も鮮やか。
犯人の正体にビックリ。 クリスティって、舞台設定も登場人物の関係性も謎自体も複雑じゃないし、文章もわかりやすくてすらすら読めるのに、なんでいつもちゃんと驚かせる真相が待ってるんだろう。感心してしまう。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
予告殺人〔新訳版〕
新刊情報をお知らせします。
アガサ・クリスティー
羽田詩津子
フォロー機能について
「クリスティー文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
そして誰もいなくなった
試し読み
春にして君を離れ
アクロイド殺人事件
愛国殺人
愛の重さ
愛の旋律
愛の探偵たち
蒼ざめた馬
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲予告殺人〔新訳版〕 ページトップヘ