【感想・ネタバレ】予告殺人〔新訳版〕のレビュー

あらすじ

「殺人をお知らせします」……新聞記事の予告通りに起きた殺人事件に名探偵ミス・マープルが挑む! 著者代表作が新訳版で登場!

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Posted by ブクログ

ミス・マープルシリーズ4作目。
1950年の作品。

「殺人を予告します」
イギリスの田舎街、チッピングクレグソーンの地方紙ギャゼットの広告欄に殺人予告が掲載された。
殺人の場所に指定されたリトル・パドックスの主人、レティシアブラックロックはこの予告を誰かのイタズラと思い、好奇心に満ち溢た客を迎える準備を始める。しかし、それは本当の殺人予告で、予告通り1人の男が殺された。
この街にたまたま滞在していたミス・マープルは、クラドック警部に協力して事件の真相を突き止めるーー

ミス・マープルシリーズ一のイケメン警部、クラドック警部の初登場作品です。
サーヘンリーの名付け子であるクラドック警部は、サーヘンリーからマープルを紹介されます。
このマープル登場までのサーヘンリーのマープル賞賛の言葉が最高なんですよ。

「私の秘蔵のとびっきりすごい老嬢、
老嬢中の老嬢だ」

老嬢中の老嬢って!!

老嬢といえば、この作品には老嬢ばかり出てきます。レティシア・ブラックロックにドラ・バンナー
マーガトロイドにヒンチクリフ
こんなに60歳オーバーのおばあちゃんばかり登場する物語も珍しい。
地元紙の広告欄まで隅々目を通す好奇心旺盛で噂好きな愛すべきイギリスの老嬢たち!

細部までウィットに飛んでいて、切なくもクスッと笑える大好きな作品です!


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2025年01月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

マープルシリーズも4冊目。犯人は当たる訳がない!でもヒントも出してたんだ~ある朝新聞に殺人予告記事が出される!10月29日18:30にリトル・パドックスで殺人が行われる。そこの住人のレティシアは困惑する。当日、銃声が3発、記事通り若い男性が死んだ。レティシアも耳に軽症を負う。自殺なのか他殺なのか?また、リトル・パドックスに住むレティシアの幼馴染が死んでいる。さらに、犯人に近づいた近所の住人も殺される。レティシアを巡る遺産相続。動機はその遺産だろう。複雑で入り組んだ人間関係で真相は理解できたけど、難しい。⑤

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2024年02月18日

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ネタバレ

初めてのミス・マープルシリーズ。
ドラマで見たことはあったのでストーリーは大まかに覚えていたけど、やはり活字を目で追いながら情景を想像するのはとても楽しい。
個人的に一番好きなのはジュリア(エマ)。淡々としていて、可愛らしいところもあって、素性がバレても狼狽えず堂々と振る舞う。素直で無垢な子供のようだけどしっかりと自分の意思や考えを伝えることができる強く優しいバンチも好き。そしておっとりとしてロッキングチェアが似合いそうな老嬢ミス・マープルのラストの掃除道具入れ?の中に隠れてドーラの声を真似るという行動力と度胸は老嬢故の人生経験から得たものなのか、はたまた彼女の生まれ持った素質なのか。ミス・マープルはてっきり安楽椅子探偵なのだと思っていたので、その行動力にはとても驚かされてすっかりファンになってしまった。
この勢いで他のミス・マープルシリーズも全て読むつもりだ。

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2023年10月18日

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いやぁこれは!久々に「面白かった!」と声に出てしまいました。
先に読んだ『火曜クラブ』にそこまでハマれず、ううむ私はミス・マープルよりポワロ派かも、と思いかけていましたが、こうして他の本にも手を出してよかったです。やっぱり長編の方が好きだなぁ。

「殺人をお知らせします。……」
開幕数ページで鮮やかに告知される"殺人"。小さな村の人々は、特に関心なんてありませんよという顔をして続々とミス・ブラックロックの屋敷であるリトル・パドックスに集います。

私は基本的に、ミステリーを読む時に推理をしないタイプ。
ただ純粋に、ああこれからどうなるんだろう、この人もあの人も怪しいな――と、作者が散りばめたひっかけに次々とハマっていくんです。
そして最終的に全員が犯人に見えてしまう中で、鮮やかに明かされる真実。見事に、騙されました!
これはきっと二度目に読むともっと面白いでしょうね。久々に、満足の行く読書体験でございました。

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2023年08月29日

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結構良かったのではなかろうか。
トリック自体はそれほど難しいと感じなかったが、お話の各所に現れるメタファーとでも言うようなものが作品全体でとても良い働きをしているように思った。

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2022年10月12日

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ネタバレ

登場人物が多くてわけがわからなかったけどドラ・バンナーが好きになったのでどんどん読めた
途中でもしかして犯人この人だと一番やりやすいんじゃないか?と思いついて、やっぱりそうだった

知らんうちに自分ちでパーティーやります!って広告出されてたら普通ノリノリで準備しないよな

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2022年07月20日

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【作中の好きなセリフ】
・老嬢というのは、見ざる、言わざる、聞かざる、の格言を無視して、すべてを見て、すべてを聞き、悪口だろうがなんだろうが、べらべら喋るものなんだ。(ヘンリー卿:P145)
・世の中に恨みを抱いた人間は危険です。世の中は自分に償いをするべきと考えがちですから。(マープル:P440

【感想】
ある日突然「殺人ゲーム」のお誘いかのようなの広告を見て住人が一処に集まり・・・というを出だしからして、ワクワクした。
最初の事件発生が早いことと、1章ごとが短く、話がサクサク進んでいくので読みやすい。アガサの長編としてはやや長めであったが、一気読みした。正統派のフーダニット兼ホワイダニット。解答を読んだら、ちゃんと作中にヒントがあり、完全解答はもちろん無理だが、もう少しは真相に近づけたかも!と悔しかった。アガサは意味のないこと書かないよなあ・・・よい推理小説を読んだ満足感のある読後。
他の名探偵と比べて、ミス・マープルは、そこそこ周りになめられたり、邪険にされることがあるのが、可愛らしくてよい。そんな中でも、地元警察のクラドッグ警部をはじめ、ミス・マープルに敬意や親愛をもって接するキャラが出てくるので、ストレスなく読めてよい。
クラドック警部は、他に『パディントン発4字50分』、『鏡は横にひび割れて』、『教会で死んだ男』にも出てくるらしいので読もう。

このクリスティー文庫(早川書房)は、表紙の折り返しカバー(ソデ)部分に、主要登場人物のまとめを載せてくれているのが、大変ありがたい・・・。海外ミステリにありがちな「これ誰?」の回数が格段に少なくなる。本作も「ジュリア」と「ジュリアン」がいたり、名前呼びと名字呼びが入り交じったりするので、スムーズに読み進める助けになった。

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2025年08月13日

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ひたすら捜査パートが続く中盤は少しダレてきたけど、残り3分の1くらいのところから怒涛の展開でページをめくる手が止まらなくなった。クリスティ作品はこのパターン多い気がする。
犯人はなんとなく怪しく感じていた人物だったけどその真相は全く予想しておらず、断片的に示されていた情報がきれいに繋がる構成は、クリスティ作品毎度のことながら本当に見事。
事件自体の強烈さ、犯人にまつわる真相が解明されるときの爽快さ、その後に残る切なさで言えばミスマープルシリーズで最高傑作とされているのも頷けるが、冗長に感じる部分や無理があるように感じる部分もあり自分の中では最高評価とまではいかないかなあという感じ。

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2025年07月14日

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マープルの長篇4作目。クローズド・サークルで起きた事件は、その様子から犯人の見当はすぐ付いても、なんでそうなるのかサッパリわからなかったです。事件は、発生が早めで、かつマープルもわりと早く登場するのに、捜査がなかなか進みません。おかげで犯人は勝手に追い詰められて、出さなくてもいい犠牲者が出たのが可哀想で、読み終わってスッキリしなかったですね。推理は巧みな伏線を見事に回収していて、上手いこと考えるなと驚かされましたが、ちょっと都合良すぎる気もしました。

ところで、なんだか読みづらく感じた本作ですが、登場人物の多さに加えて、恐らくルーカス夫人が表紙裏の登場人物に掲載されていないのが原因でしょうね。この人が掲載されていたらかなり読みやすくなったと思われます。これは、出版社のミスでしょう。

そういえば、ちょうど1年前にクリスティーを読んでみようと思い立ち、かれこれ14冊を読んできました。それ以前に読んだものを含めても、まだまだ沢山の未読作品があるので、のんびり読み続けていこうと思います。

あらすじ:
「殺人をお知らせします……」と、地方新聞の個人広告欄に掲載された一文に驚いた村の住人たち。彼らは、興味本位で招待主の屋敷であるリトル・パドックスに集います。時計が予告された時間を示したとき、部屋の電気が突然消えて、ドアが開いて強力な懐中電灯の光がすばやく照らされた刹那、「手をあげろ!」と男の声。そして拳銃の発射音が二度したあと、三発目の銃声で人影が床に倒れた。衆人環視のもとで発生した事件に、警察の捜査は遅々として進まない。そこに、偶然その地を訪れていたマープルが事件の解決に助力しますが……。

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2025年05月14日

Posted by ブクログ

 突然新聞に掲載された「殺人をお知らせします。」という不穏な広告、パーティーの最中に起きた殺人事件、怪しげなチッピング・クレグホーンの村の住人という不可解な謎を推理するのが面白くそれらの真相を見抜くミス・マープルの推理力と洞察力が際立っていた。犯人は何となく予想がついたが犯行動機に思わず身震いした。

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2025年04月26日

Posted by ブクログ

読みやすい。謎がわかりそうで、(私は)わからないけど読み続けたい感じ。年を取ってから、仲の良かった人との生活。楽しそう。

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2025年01月31日

Posted by ブクログ

うん、やっぱ再読でも面白いな。
犯人を知っているからこそ物語の中に散りばめられた伏線に気づける。
ホント巧いんだよなあ。
「なるほどねえ」と感心しながら読んじゃう。
毎度のことながら、クリスティの才能には脱帽です。
《新聞記事に掲載された殺人予告が現実のものになる》というあらすじだけで、ワクワクさせてくれるところも好き。
ミス・マープルシリーズも読破しよう。

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2025年01月16日

Posted by ブクログ

ミス・マープルはテレビドラマシリーズで見ていましたが読んだことはありませんでした。
なにか読んでみようとこちらを。これはドラマで見ていないので犯人知らない。


イギリスの田舎町チッピンググレイホーンの住人は新聞の広告欄に「殺人お知らせ申し上げます。リトル・パドックス館で午後6時30分。」という文章を見る。「晩餐会の催し物だろう」と言いながらも訝しがる気持ちは抑えられない。村の人々はたっぷりの好奇心でリトル・パドックス館に集まる。
リトル・パドックス館の中年女主はレティシア・ブラックロック。彼女も「覚えがない」と言いながら客を迎える準備をする。
そして6時30分。館の明かりが消え男が乱入してくる。「手を上げろ」それから銃声。明かりがついたとき、血を流すレティシアと、銃を傍らに倒れ死んでいる乱入者の姿があった。強盗に失敗しての自殺なのか?
警察の捜査により、レティシアはかつての雇い主のし参加、ランダル・ゲドラー遺産相続人となっていることがわかる。遺産を巡る殺人計画なのか?それならレティシアはまた襲われるだろう。
捜査にあたるクラドッグ警部は、名付け親のヘンリー卿の紹介で、田舎町の老嬢ミス・マープルの協力を得ることにする。ミス・マープルは「老嬢は詮索好きだから怪しまれないし、田舎町には詳しいわ」というのだ。
しかし第二第三の事件が起き…。


終盤の「名探偵、皆を集めてさてと言い」の場面ではミス・マープルがいない時に警察や本人が隠された真相が話していくので読者としては「ミス・マープルはどうした!解決しちゃうぞ!」とちょっと焦った 笑
物語の時代は、何世代も前から同じ町に住みお互いを知っている時代から、人々が自由に移動して隣人の身元もわからない時代に変わるころ。この時代の物語を読むと社交が面倒臭そうだなあと思いながら、しかしお互いを知ることは自分の生活を守ることでもあるんですよね。
初めて読んだミス・マープルの性質ですが、穏やかで優しく親しみがある(ので、詮索できる)反面、「私は悪い方に考えるから、物事が見える」ようなことを行っていて、芯の強さと案外苦労した(しかしおそらく苦労を見せない)こともあったのかな。

さて、事件の真犯人は…なんとなくわかりましたが、真相はわかりませんでした(^o^;
ミステリーの真犯人がわかるのって洞察力とかじゃなくてその作家の本を複数読んで、その作家の癖がつかめるってところがありますよね 笑
冒頭は人が死にながらもどことなくコミカルな雰囲気だったのですが、殺人が重なると殺された人はお気の毒だし、犯人の言葉も真実だったんだろうなあと思う。そして事件や人間関係、さらに当時の社会情勢も感じられるクリスティは流石だなあ。

ミステリーって、言い方が矛盾していますが頭を使わないので気分転換によいんですよね。犯人も真相も作者次第なのでわかりません。そして小説はエンタメで、ミステリー小説の「死」はその場だけの無個性のもの。(もちろんあとに引きずり続けるミステリーもありますけど)さあ、また楽しいミステリーを読もうっと。(※^^※)

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2024年09月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

旅のお共として。ミス・マープルの長編。面白かった。人気作というのも頷ける。レティとロティが出てくるのにも気付いてたけど、単なる言い間違いかと思ったよ。これが翻訳物じゃなければもっと気になったのかも。最初の殺し方はすごいし、そんな理由で昔の友達を殺しちゃうの?と。でもドーラの性格上、よく1年も我慢できたな、とも思う。結局金なのか。

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2024年03月07日

Posted by ブクログ

ミス・マープル長編4作目。終盤に意外な人間関係が明らかになる展開に「おおっ」となった。
マープルは割と早めに登場してくれるが、あくまで捜査協力者という感じだ。捜査担当はクラドック警部。マープルは「詮索好きなおばあちゃん」という印象で、捜査しているとは思われないキャラなんだろう。

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2024年01月27日

Posted by ブクログ

新聞で殺人が予告される。それだけでもドキドキする展開だが、実際にその時になってある見知らぬ人が殺されている。なぜ?だれが?ミステリの醍醐味が詰まった作品。

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2023年11月21日

Posted by ブクログ

ミス・マープル・シリーズの代表作の一つ。晩年のクリスティは傲慢なポアロよりも控え目なマープルが好みだったという話があるそうだが、さもありなん。目立って表舞台で活躍はしないものの、人間心理の細部をかき集めて推理を組み立てるスタイルは、マープル独自の境地だ。イギリス田舎町の牧歌的な風景を描きつつ、その田舎においてすら隣人の出自を知らないことが増えてきたという世相を反映したサスペンスは秀逸。真相が明かされる瞬間の強烈な悪意の表出も鮮やか。

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2023年11月11日

Posted by ブクログ

犯人の正体にビックリ。
クリスティって、舞台設定も登場人物の関係性も謎自体も複雑じゃないし、文章もわかりやすくてすらすら読めるのに、なんでいつもちゃんと驚かせる真相が待ってるんだろう。感心してしまう。

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2023年11月04日

Posted by ブクログ

登場人物が多くてマープル登場前に挫折しかけたけど、途中からいろんな人のいろんな秘密が発覚して面白くなっていった。犯人の秘密にはびっくり!

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2023年06月25日

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面白かった!登場人物が多すぎて全然頭に入らなくて毎回登場人物一覧見ながら読み進めてたので結構時間がかかってしまったのだけど、後半ミス・マープルが動き始めてからガンガン面白くなっていって止まらなくなってしまった。そういえばミス・マープルシリーズ読むのは初めてかも?

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2023年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ミスマープルシリーズの代表作と聞いて購入。
ミスマープルが好きなので、全体の1/3までマープルが出てこなくてやきもきした笑
クラドックがあれやこれや調べてくれるけど、なかなか進展しない…と悩んでいると、マープルがサラッと気付きを言ったり、大胆な行動で捜査がガンガン進展していくのが気持ちいい。

また、鏡は横にひび割れてでマープルに弱音を吐くぐらい懐いていたクラドックが、初対面ということもありかなり警戒していたのが可愛らしかった。後にめちゃくちゃ頼るのに…笑
試し行為をして、この人は聡明な人だ!となるシーンもニヤニヤした。


犯人に関しては、一つ前に読んだのが鏡は横にひび割れてだったので、詳細は違えど意外性が同じだったので
驚きはしたものの、あっ同じパターンね!とか思ってしまった。
でも推理ものって大体そうなのかもしれない。

人を殺すのも人間らしさ、に、そうですわね。になった

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2023年03月21日

Posted by ブクログ

ついに、あの老婦人探偵“ミス・マープル”に会えました。
457頁となかなかのボリューム。
新聞広告に載ったある場所・ある時間の殺人予告。
「殺人ゲーム」だと思って集まり、何が起こるか好奇心で少しワクワクしている人々。
そして現実に起きてしまった殺人の真相は?

いや~、見事に騙されました!!
これ映像でも観てみたい。
マープルの情報収集能力もすごいし、観察眼・分析力・推理はさすが!証言1つをとっても、発言の記憶の正確さにそこまでの意味を見いだしていたとは驚きでした。
怪しいと思うことはあっても、深読みせず推理とは程遠い読み方をする私とはワケが違う。
まさかの展開でした。
他のマープルシリーズも名探偵ポアロシリーズも読んでみたい。

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2023年02月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

答えは示唆されてるけどミスリードにまんまとハマってしまうやつ、そっちだったか~!

レティシアとドーラの関係が好きだったから……
おばあさん同士の友情と愛情と裏切り、老女百合と言っても差し支えないのでは!?と思うほどドラマティックでした。

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2022年07月03日

Posted by ブクログ

毎回のごとく、犯人は当たらない!
盛大に外した!(笑)

今回はマープルよりも、クラドック刑事が活躍。
先にパディントン発〜を先に読んでいたので、クラドック刑事が割とあつい人物だったのが意外だった(パディントン〜はもっとクールな印象を受けた)

読み進めて面白いとは思ったけれど途中から人物がなりすましたりしていて、ごちゃごちゃし始めてしまったのが残念(私の理解力が足りないだけかもしれないが)

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

ミス・マープルを初めて読んだけど、普通のおばさんなのに面白い探偵だった。なかなか一筋縄でいかないストーリーだったし、予想外のラストで驚いた。

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2024年12月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ミスマープルシリーズでは最高傑作と呼ばれているらしいけれど個人的にはあまり刺さらなかった。他のミスマープルシリーズをよく読んでいるせいかもしれない。
犯人が意外なところから出てくるのはお約束通り。原著で読めるなら、そっちを読んだ方が細かい伏線に気づけるかも?

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2024年06月25日

Posted by ブクログ

予告殺人というのでドキドキして読んだけど、ちょっと期待しすぎたのかも。
個人的には新訳より旧訳の方が味があって好き。
内容的には関係者がそんな都合よく集まってくるかな?って感じ。

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2024年05月22日

Posted by ブクログ

有名作だし何と言ってもタイトルが魅力的なので期待値高く読み始めた。冒頭の広告を見た住人の反応の書き方はとても映画っぽく、とても興味を掻き立てる。

事件は早々に発生するので展開も早い。クラドック警部は生真面目なようで面白みには欠けるが個人的には好感が持てた。が、ここが「完全攻略』ではマイナス評価のよう。ただ、クリスティはトリックに重きを置きたい場合、比較的文章の飾り付けが減りストイックな文章になる傾向があると思う。例で言うと代表は『オリエント急行の殺人』やそれ自体がトリックだと言うことで少し意味合いが異なるかもしれないが『アクロイド殺し』とか。

本作も意外な結末という点においては、その2作にも匹敵するレベルだと思う。ただレティーとロティーかぁ…確かに気になったんだけどなぁ。あと調査報告(だっけ?)の綴りのeとiとかも含めて、文化を理解して原文で読めばもっと良かったのかもしれない。日本人にはこのあたりピンと来ないかも。もう一つ難点を言えば、一つ目の殺人は結構綱渡り的とは言え計画されてたのに、二つ目以降はあまりに衝動的で最後に至っては…という部分。特に最後はどうだったんだろう…

ただそういったことを抜きにしても、さまざまな謎が複層的に絡み合った構成は流石クリスティでした。

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2023年05月04日

Posted by ブクログ

絶対に読むべき古典的名作、として幾つかのランキングで目にしたので、読んでみた。

犯人の意外性は抜群。人の入れ替わり、偽装系のトリックとしては、この焼き直し的作品はあまたある気がするので、後世への影響はかなり大きい作品なのだろう。

でもなあ、最初の殺人があまりに綱渡り過ぎて、ちょっと腹落ちが悪いかな。。

お友達が、レティとロティを呼び間違える場面はちゃんと読んだ記憶があるのに、そんなに重要な意味があるとは夢にも思わずで、今回も綺麗に騙された。

騙される快感は相変わらずだ。

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2023年04月13日

Posted by ブクログ

レティシア・ブラックロックの人となりを割と気に入っていたので、この真相はだいぶショックだった。疑心暗鬼に陥り過ぎて登場人物の全員を疑うつもりでいたのに、この犯人は本当に想定外でびっくりした。ただ、あまりに衝撃的だった分、面白いと感じた話でもあった。

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2022年10月30日

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