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リトル プリンセス 小公女セーラ
「黒魔女さんが通る!!」シリーズの石崎洋司先生の読みやすい日本語と、青い鳥文庫『リトルプリンセス(新装版)』(2007年初版)で人気だった、藤田香先生の絵25点をすべて収録した決定版です。女の子はだれだってプリンセスになれる!大金持ちでも、無一文でも、夢見る力があれば、王女さま(プリンセス)のようにふるまえる。インドで育ったセーラは、寄宿先のロンドンで、大好きな父親が亡くなったことを知る。無一文になっても「プリンセスのように」やさしく、楽しい想像力でいっぱいのセーラ。それでも、とうとうくじけそうになったある日、いつも夢見ていた魔法がやってきて……。ダイヤモンド鉱山はほんとうにあったの? 魔法使いはほんとうにいたの? <世界の名作 すべての漢字にふりがなつき 小学中級から>読む人に勇気をあたえる永遠の名作をすべてのエピソードが読める新訳でおとどけします。「黒魔女さんが通る!!」シリーズの石崎洋司先生の読みやすい日本語と、青い鳥文庫『リトル プリンセス(新装版)』(2007年初版)で人気だった、藤田香先生の絵25点をすべて収録した決定版! 夢見る力があれば、女の子はだれだってプリンセスになれる! -
みちのく忠臣蔵
お江戸日本橋で、元盛岡藩士が切腹した。そこには長年にわたって確執のある弘前藩を弾劾する高札が掲げてあった! 直参旗本ながら無役の神木家嫡男、光一郎と、剣の達人である村越重吾は、元鳥取藩主・松平冠山の依頼で、蝦夷地に関係する事件を調べるうちに、弘前藩と盛岡藩の争いに巻き込まれてしまう。その争いの中心には、かつて光一郎と重吾と厚い親交を結んだ盛岡藩士・相馬大作の姿があった。 主君の恥辱をそそぐべく弘前藩主の命を狙う大作。主君への忠、武士としての義が生んだ結末とは。 「みちのく忠臣蔵」と呼ばれた史実をもとに、ミステリータッチで描かれた壮大なドラマ。 -
韓国「反日」の真相
過激化する韓国の反日活動はとどまるところを知らない。 しかし、その一方で、村上春樹や東野圭吾は人気小説ベスト5にランクインし、推理・ホラー部門の販売数量の実に44%を日本の書籍が占めている。 ユニクロも、日本産ビール・日本酒も、日本風居酒屋も「メイド・イン・ジャパン」は大人気だ。 こうした二面性はなぜ生まれたのか? なぜ韓国人の心理や行動は理解しがたいのか? それは韓国人独特の意識構造に深く根ざすものだった──。 反日ロビー活動から中国コンプレックスまで、新聞コラムで「韓国で取材していて『うんざりだ』と思うことが多くなった」と書いたソウル支局長が「真実のコリア」に迫る。 気鋭のジャーナリストによる全く新しい韓国論の登場。 【目次】 はじめに 第一章 自覚なき反日 見えない「反日」/不買運動とユニクロ/慰安婦問題の「国際化」 第二章 「正しさ」とは何か 国際約束より「正しさ」/毎月出る違憲判決/慰安婦と鉤十字 第三章 反日の暴走 強者への甘えと反発/半分だけの「世界」/ 趣味の世界だけになった日本留学 第四章 大国にはさまれた悲哀 認めてもらえないことへの不安/世界の中心に立ちたい /ハングル普及の夢 第五章 中韓接近の心理 逆転した対中意識/新たなキーワード「人文」/韓国取り込みに走る中国 終章 韓国に幻想を抱いてはならない あとがき -
精神科医は腹の底で何を考えているか
精神科医とはどんな人たちなんだろうか。人の心を治療する医者だから、人の心の闇を知り精神の歪みにも精通し、人格的にも高い成長を遂げているはず。だが本当はどうなのか。テレビに出てくるあの人はあやしくないか。臨床体験豊富で熟練の精神科医である著者が、エクソシスト医師、無責任医師、赤ひげ医師、新興宗教の教祖的医師、タレント医師、世間知らず医師などなど累計100名を、裏も表も建前も本音もすべてリアルに描き尽くす。 -
漱石「こころ」の言葉
辛くなったら漱石先生に聞こう! 代表作「こころ」が朝日新聞に連載されたのは1914年。それからちょうど百年にあたる2014年、またまた夏目漱石はブームの様相を呈しています。漱石は小説家であると同時に、人生を探究する哲学者であり、文明批評家であり、さらには頑固で短気で癇癪持ちといったイメージとは裏腹に、若い門弟や友人の相談にのって的確なアドバイスや励ましを与える慈父のような存在でした。彼の遺した小説、随筆、評論、書簡、俳句、漢詩などにも、百年後を生きる私たちの指針となる言葉があふれています。 「人を観よ。金時計を観るなかれ。洋服を観るなかれ。泥棒は我々より立派に出で立つものなり」「余計なことをいわずに歩行いていれば自然と山の上へ出るさ」「本を読むばかりで何にもできないのは、皿に盛った牡丹餅を画にかいた牡丹餅と間違えて大人しく眺めているのと同様だ」「あなたの生涯は過去にあるんですか、未来にあるんですか。君はこれから花が咲く身ですよ」「夫婦は親しきを以て原則とし、親しからざるを以て常態とす。君の夫婦が親しければ原則に叶う。親しからざれば常態に合す。いずれにしても外聞はわるいことにあらず」……。 本書は、ユーモアと真理に満ちた234のメッセージを厳選した名言集です。ご一読いただけば、文豪が「あなたの心の師」と感じられることでしょう。 -
豚インフルエンザの真実 人間とパンデミックの果てなき戦い
豚インフルエンザことインフルエンザA(H1N1)。幸いにも当初危惧された惨事には至らなかったが、日本政府は水際作戦に失敗。人々は徒に不安を煽られ、経済活動も停滞した。専門家にとっても想定外の豚インフルはなぜ発生したか? 毒性が強まるおそれは? 鳥インフルはもう心配ないのか? 世界の最新情報を分析しつづけ「現代社会で何千万人も死者が出る事態は起こらない」と訴える著者が、今回の騒動を冷静に総括。今後、どんな新型ウイルスが発生してもパニックにならずに済む、真に有用な知識と情報を提供する。 -
テロと陰謀の昭和史
満州事変、血盟団事件、五・一五事件、二・二六事件……昭和初年から日本を震撼させ、結果として軍部の台頭と日米開戦を招いたテロや陰謀の当事者たちが文藝春秋に寄せた肉声を集成。彼らは何を目指し、どう行動したのか。現代に通じる教訓は何か。日本を取り巻く国際情勢が緊迫するいま、知っておくべき昭和史の真実を集めた一冊。 (※本書は2015年4月に刊行された「文春ムック 太平洋戦争の肉声 第4巻 テロと陰謀の昭和史」を底本にし文庫化したものです) -
フランス料理の学び方 特質と歴史
フランス料理の普及と人材の育成に全身全霊を傾けた著者が、フランス料理の要点を押さえつつ、料理の歴史と技術の継承、さらに自身の経験を踏まえながら、学ぶ者の心構えについて、わかりやすく説いた幻の論考を初文庫化。巻末に天皇の料理番として名高い秋山徳蔵との対談を収録。 第一章 はじめに 第二章 フランス料理とはどういうものか フランス料理の特質、日本のフランス料理 第三章 実際にフランス料理を勉強する人へ 現地での修行について、言葉の問題 第四章 料理と料理技術の問題 釣 料理技術の継承、技術文化比較論、料理の本質” 第五章 フランス料理史序論 料理の歴史ということ、フランス料理研究書の紹介 料理史研究方法の具体例――ヴアレツトさんの場合 第六章 フランス料理史本論(その一) ギリシア・ローマ時代、古代ローマとフランス料理、中世とル ネッサンス、十七世紀、十八世紀、十九世紀から二十世紀 第七章 フランス料理史本論(その二) ルーの歴史、スープの歴史、アリコ・ドウ・ムトン 第人章 結び 紺談 秋山徳蔵氏とともに 参考書目 あとがき 解説 山内秀文 辻静雄・主要著作紹介 辻静雄・略年譜 -
君よ憤怒の河を渉れ
東京地検のエリート検事・杜丘冬人は、新宿の雑踏で突然、見知らぬ女性から強盗殺人犯だと指弾される。濡れ衣を着せられたその日から、地獄の逃亡生活が始まる。警視庁捜査一課・矢村警部の追跡は執拗だった。杜丘は真相を求めて能登から北海道へ、そしてまた東京へ。自分を罠に陥れたのは誰なのか。滾るような憤怒を裡に、警察の大規模捜査網をかわし、謎を追い求め続ける。 ハードロマンの代名詞的存在にして著者の記念碑的出世作。 1976年、佐藤純彌監督によって高倉健主演で映画化された。この作品は1979年に『追捕』のタイトルで中国でも公開され、観客動員数8億人を超える大ヒットを記録した。 ◆そして、最高のスタッフ・キャストで再映画化! 映画「マンハント」 監督:ジョン・ウー × 主演:チャン・ハン・ユー&福山雅治 公開:2018年2月9日(金) 配給:ギャガ 追う者、逃げる者、魂の出会い。 伝説のサスペンス・アクションの名作が、 アジアを代表するスタッフ・キャストにより、 スケールアップして再映画化! いよいよ日本逆輸入! -
峰倉かずや短編集 蜂の巣
未曾有の大災害により遷都が行われた東京。「臓器荒らし」が横行する中、遺体を火葬場まで迅速に搬送するシステムが保健所の公務となった。担当は保健所葬迎課――通称「葬迎屋」である。WARDで好評を博した作品がついにコミックス化! Arcanaに掲載された個性豊かな短編も同時収録! -
桃夭記
博陵郡王の屋敷で怪異が頻発する。桃の木のたたりと断じて呪法をほどこそうとする道士の騙りを見破り、眠りから醒めなくなった娘を救うのは、式神を操る青年・光周明。はたして彼の正体は?(表題作)他に、孤独な少年帝に忠誠をつくす虎、竜王の甕が見せる夢幻、墨に命を賭けた名匠の皮肉な運命を描いた、心ゆさぶる幻想的な珠玉の四篇を収録。中国傑作短篇小説集。 -
ルーマニア・マンホール生活者たちの記録
チャウシェスク体制崩壊後のルーマニアでは、ストリートチルドレンの一部がマンホールでの生活を強いられていた。著者はマンホールに単身乗り込み、シンナーを吸ったり、結婚し、子どもまでつくっている生活の様子を取材した。弱者どうしのいがみあい、彼らをさらに追い立てる社会の非情さなどを浮き彫りにした傑作ルポルタージュ。 -
仕立て屋と恋<デジタル版>
目が合うだけで、触れるだけで嬉しい 30才にもなって今そんな恋をしている――… 高校時代からの親友・啓太に片想いして15年目のテーラー・君登は、 ある日、啓太がもうすぐ恋人にプロポーズ予定だと知る。 とうとうやってきた一大事に動揺を隠せない君登だったが、 啓太は恋人に振られてしまったという。 しかも「あなたが好きなのは私じゃなくて君登さん」という言葉とともに。 そんなはずない。でも、もしそうだったら……。 熟しすぎた片想いと揺れ動く気持ちの中で 君登はつい勢いで「好きだ」と告白してしまい――…。 ★雑誌掲載時のカラーを完全収録!! ★★電子のみで楽しめるスペシャル修正仕様★★ -
アルファな敏腕マネージャー様のわかりにくい過保護な溺愛について。
甘い……匂いだ 人気俳優の拓真はマネージャーの冴島に想いを寄せている。運命の番ならと願ってやまないある日、冴島に息子がいると知り…しかも拓真の大ファン!? 冴島賢悟にスカウトされた時、神林拓真は恋に落ちた。一回り年上の業界屈指の冷徹敏腕マネージャー、拓真を正しく導いてくれる指針だ。「俺が全身全霊を傾けて育てたい、守りたい俳優は、神林拓真以外にいない」――アルファとオメガなのに、単なる「担当俳優」のまま。いっそ運命の番なら……そう願ってやまないある日、冴島が五歳の息子・大翔を男手で育てていると知る。しかも拓真の大ファン!? パンク寸前の拓真だったが、小さなファンに不思議と心は躍り、より冴島への想いは強くなっていくが……。 -
ソムニア<デジタル版>
禁を破る外科医×健気に恋い慕う余命僅かな青年――優しく残酷なモラトリアム いつまでも、この幸せな夢のなかで生き続ける 不治の病を抱え、余命幾ばくもない青年・寧は、主治医の霧崎に恋をしている。 霧崎はいつだって冷たいけれど、一緒にいられるだけで幸せだった。 しかしある夜、霧崎が寧を生かすために恐ろしい罪を犯している現場を目撃する。 パニックになる寧に霧崎は「これはただの悪い夢だ」と告げ……? 禁を破る外科医×健気に恋い慕う余命僅かな青年――優しく残酷なモラトリアム ★マイクロコンテンツ版配信時のカラーを完全収録!! ★★電子のみで楽しめるスペシャル修正仕様★★ -
作家と編集者
ひとことで作家と編集者といっても、その関係は千差万別です。良きビジネスパートナーとして、あるいは助言者として一つの作品に向き合うこともあれば、友人のような距離感で接することもあるでしょう。その一方で、どの作家と編集者にも共通して言えるのは、面白い作品を読者に届けるために働いているということではないでしょうか。読書好きの皆さまにとって身近なようでいて見えないことも多い「作家と編集者」をテーマに、4名の著者に作品をご寄稿いただきました。時代もジャンルも越えた、物語を作り出す現場の熱気をお楽しみください。/【目次】錦見映理子「邪悪な香り」/蝉谷めぐ実「餅屋の言うこと」/藤野恵美「行きて帰りし物語」/乗代雄介「金城氏」/解説=杉江松恋 -
伯爵令嬢サラ・クローリアは今日も赤い糸を切る
俺の運命の赤い糸、切られちゃったんですけど――!? ハワード王立学園の騎士科に通うアレックス・ヒューバートはある朝とつぜん無数の赤い糸が見えるようになる。 それが“運命の赤い糸”だと教えてくれたのは、学園で浮いた存在の美少女サラ・クローリア。 しかしアレックスの赤い糸を、彼女はあっさりと切ってしまった! 恋人たちを別れさせる「破局の魔女」と噂されるサラの身勝手な振る舞いに憤るアレックスだが、 実は彼女が不幸なカップルの糸を切っていることに気づく。 自分が悪者になることも厭わず、孤立し続けるサラのことが気になって仕方がないアレックスは――!? -
僕の永遠を全部あげる【文庫版】
――君がどこにいようと、僕は必ず君を見つける。たとえ君がどんな苦しみの中にいようと、僕が必ず救い出してみせる。――冷たい雨に凍えていた私にくれたぬくもり。今度は必ず、私が君を見つけ出す。家族からもクラスメイトからもぞんざいに扱われ、生きる意味を見失っている少女・千花。絶望に打ちひしがれていたある雨の日、不思議な少年・留生が現れ傘を差し出してくれた。「――やっと見つけた」という言葉とともに……。人との関わりを極度に恐れる千花に寄り添い、彼女の閉ざされた心をその優しさで少しずつ溶かしていく留生。しかし二人の出会いは、気が遠くなるような年月を経た、悲劇的な宿命を背負っていた――。今最も注目される作家・汐見夏衛が永遠の愛を描いた、号泣必至の青春小説! -
美 「見えないものをみる」ということ
※紙書籍に収録されている一部の絵画は、電子版では収録されていません。 日本人は、見えないものを心で感じる美意識や感性を、本来持っている。視覚だけでなく、五感のすべてで対象を感じるのが日本人なのである。(本文より引用) 「ものごとはすべてリッチでなければならない」――資生堂初代社長・福原信三の言葉は、いまも受け継がれ、多くのアーティストを生み出す資生堂文化の礎となっている。さて、リッチとは何か。それは、金銭的な価値ではなく、心の豊かさ、心の贅沢といった、広がりのある本質的な意味である。自由に使える一日。好きな本を読む時間。美しいものに触れるひととき。「究極のエレガンス」でもある。本書では、文化や歴史に学びながら、音楽、美術、映画や舞台、生物や自然のなかに潜む、リッチなものを取り上げる。本来、日本人が持っていた見えないものをみる感性、美意識を取り戻すには、どうしたらいいのかを読み解く一冊。 -
敗北の作戦参謀 服部卓四郎と昭和陸軍
日本は、どこで何を誤ったのか。日本のエリートは、なぜ誤るのか。昭和100年の今だからこそ、知られざる歴史の真相に目を向けたい。戦後史に消えた作戦参謀「服部卓四郎」――昭和期の「あの戦争」の舞台裏で起用され続けた、昭和陸軍の1人のエリート軍人に着目することで、見えてきた日本の組織の「負の教訓」。本書は、服部卓四郎に関する限られた史料を掘り起こし、丹念に精査し、その生涯を捉え直すとともに、敗北に至らしめた国家権力の組織の実像に迫るものです。著者は、陸軍大将・多田駿を描いたデビュー作の評伝で第26回山本七平賞奨励賞を受賞した気鋭の歴史研究者。その後も、東條英機、渡辺錠太郎、永田鉄山、梅津美治郎、今村均といった陸軍の最重要人物の評伝に取り組んできました。服部卓四郎の人物像を描くにあたっては、ノモンハン事件、ガダルカナル戦などの戦史を取り上げ、石原莞爾、辻政信、田中新一、井本熊男、高山信武といった陸軍のエリート軍人たちとの関係性等に着眼。さらに日本海軍との関係性など、さまざまな角度から、作戦参謀という存在が果たした役割を浮き彫りにしています。 *本書は、2022年6月にPHP研究所から刊行された『服部卓四郎と昭和陸軍』を改題の上、再構成し、加筆・修正したものです。 -
〈妖怪の子、育てます〉
妖怪をさらうやつらの手から力弱い妖怪達を護るために、四人の大妖の妖力を集めて作った貴重な結晶を、仲人屋の十郎が奪って行方をくらましてしまった。なぜ自分に何も言ってくれなかったのか? 残されたあせびは信じていた恋人の裏切りに打ちのめされ、仕事もできず家にこもってしまう。月夜公率いる妖怪奉行所東の地宮の烏天狗達も、必死で十郎の行方を捜したが、もと人間の十郎のこと、人界に潜んでしまうと妖怪達にはなかなか見つけられない。一方千吉は師匠朔ノ宮のもとで、千里眼の術の修業をしていたが……。人気シリーズ第5弾!/【目次】行方知れずの仲人屋/十日の記憶/思わぬ助っ人 -
アンソロジー 舞台!
役を生きる俳優の輝き、世界観を作り出す舞台装置、息を潜めた客席の雰囲気。すべてが合わさって生まれる「舞台」は、同じものは二度と生まれない特別な空間です。きらびやかで華やかな非日常を楽しむ場所であると同時に、「誰かの人生を演じてみる」「そこに自分の人生を重ねてみる」意外に身近な場所なのかもしれません。自分という「役」を演じながら日々を過ごすわたしたちにとって、毎日が自分だけの「舞台」とも言えます。ミュージカル、バレエ、ストレート・プレイ、2・5次元……さまざまな舞台をテーマに描かれた五つの物語を収録した文庫オリジナル・アンソロジー、開幕です。/【目次】ここにいるぼくら=近藤史恵/宝石さがし=笹原千波/おかえり牛魔王=白尾 悠/ダンス・デッサン=雛倉さりえ/モコさんというひと=乾 ルカ/解説=三宅香帆 -
デフ・ヴォイス
埼玉県警の元事務職員だった荒井尚人は再就職先が決まらず、アルバイトで深夜帯の警備員をする日々を送っていた。実は子供の頃からろうの家族と聴者との間で通訳を担ってきた荒井は、やむをえずその特技を活かして資格を取り、手話通訳士の仕事を始めることにする。荒井にとって手話とは、苦い思い出がつきまとうものだったのだが。そんなある日、警察時代に起きた殺人事件の被害者の息子が殺害される。かつて荒井が手話通訳をした犯人のろう者が、再び被疑者として浮かび上がってくるが……。手話通訳士・荒井尚人の活躍を描く〈デフ・ヴォイス〉シリーズ第一弾を改訂版で贈る。/解説=中江有里 -
イノセント ベル【コミックス版】
ままならぬ世を甘受する実直な既婚α × 世を拗ねた強く美しい孤独なΩ どこまでも続く、夜の帳の中にいた。 小野塚朝陽はαには希有な、Ωに寄り添う人権派の医師を父に持ち、庶民的な家庭で育った。 αなのにパッとしない自分の人生を「こんなもん」とどこか俯瞰した目で眺めていたが、ひょんなことから有力α家系財閥・天宮(あまみや)家の令嬢に見染められ、想定外の婿入りをすることに。 妻との仲もつつがなく、このまま平然たる人生を歩んでいくのだと思っていたのに―――。 “運命の番”であるワケアリのΩ・トトキとの出会いは、 二人の運命の歯車を狂わせたのか、はたまた正常に戻したのか。 激動のドラマチックオメガバースシリーズ、注目の朝陽×トトキ編! -
スマホより読書 本屋を守れ
インターネットで教養動画を何時間、視聴しても知識が身につかない。スマホで電子書籍を読んだが端から忘れてしまい、頭にまったく残らない。そんな経験をしたことはないだろうか。著者は、本で得られる教養とネット・スマホの情報のあいだには隔絶たる違いがある、と語る。人間の記憶の特性上、インターネットの画面をいくら見ても教養は身につかないのだ。また、流行のChatGPTには常識、道徳、価値観を嗅ぎ分ける力(著者いわく「校閲」)がなく、使用を誤れば社会に大混乱をもたらす、という。人工知能が危うい理由は「間違いだらけ、ウソだらけの無責任なインターネットを学習しているからです。大手出版社はどこもしっかりとした校閲部を有していて、書かれた文章の国語上の誤りばかりか、事実との相違を鵜の目鷹の目で探し、一次資料に基づき確認しています」(藤原氏)。「ChatGPTにはこの校閲機能がありません。書物の権威、すなわち人類の知の権威は校閲に支えられている、といっても過言ではありません。これを完全に欠いたChatGPTを野放しにしておくと、やがて人類は校閲なき世界、すなわち虚実混沌の巷に落ち込んでしまいます」(同)。憂国の数学者による「読書」と「町の書店」擁護論がついに文庫化。 〈目次〉一、国語力なくして国力なし 二、読解力急落、ただ一つの理由 三、読書こそ国防である 四、町の書店がなぜ大切か 五、デジタル本は記憶に残らない 六、本を読まないアメリカのビジネスマン 七、日本は「異常な国」でよい 八、国家を瓦解させる移民依存政策 本書はPHP新書『本屋を守れ』を文庫化したものです。 -
妖たちの気ままな日常
江戸の片隅で養い子の千吉と暮らす青年弥助は、実は妖怪の子預かり屋。夜な夜な妖怪達が子供を預けにくるのだった。そんな弥助の家の外にそっとたたずむひとりの妖怪、人恋しそうな彼女を弥助は家に招き入れるが……「軒先にたたずむもの」、石地蔵そっくりの妖怪が子供を預けにきた。だが三人の兄弟は仲が悪く喧嘩ばかり……「仲の悪い三兄弟」、へちまそっくりの貸し道具屋の若旦那が拾った手鏡、そこには……「迷子のへちま」等、妖怪達のにぎやかで不思議な日常を描いた短編9編を収録。可愛くてちょっぴり怖いお江戸妖怪シリーズ第3弾。/【目次】プロローグ/軒先にたたずむもの/仲の悪い三兄弟/迷子のへちま/蛍狩り/秘密の茶飲み仲間/蛙達の家探し/冬の訪れ/年末の餅つき/鼓丸(つづみまる)の毛/あとがき -
刀と傘
慶応三年、新政府と旧幕府の対立に揺れる幕末の京都で、若き尾張藩士・鹿野師光は一人の男と邂逅する。名は江藤新平――後に初代司法卿となり、近代日本の司法制度の礎を築く人物である。二人の前には、時代の転換点ゆえに起きる事件が次々に待ち受ける。維新志士の怪死、密室状況で発見される刺殺体、処刑直前に毒殺された囚人――動乱の陰で生まれた不可解な謎から、論理の糸は名もなき人々の悲哀を手繰り寄せる。破格の評価をもって迎えられた第12回ミステリーズ!新人賞受賞作を含む、連作時代本格推理。第19回本格ミステリ大賞受賞。/【目次】佐賀から来た男/弾正台切腹事件/監獄舎の殺人/桜/そして、佐賀の乱/解説=末國善己 -
愛、see you【単行本版】
片想い相手に振られた帰り、交通事故に遭う――。 そんな最悪に見舞われた大学生の智也。 命に別状はなかったものの、病院から帰宅すると家のベッドに見知らぬ超イケメンが!? じつは智也は、事故のショックで亡くなった人が見える特異体質になっていた。 すべての記憶をなくし部屋からも出られないというその男との、奇妙な同居生活が始まる…!? コミックス描き下ろしマンガ6P&電子配信版でしか読めない限定描き下ろしマンガ2P付き♪ ※この商品は「愛、see you act.1~6」の内容が含まれています。重複購入にご注意ください。 -
蝉かえる
全国各地を旅する昆虫好きの心優しい青年・エリ沢泉。彼が解く事件の真相は、いつだって人間の悲しみや愛おしさを秘めていた――。16年前、災害ボランティアの青年が目撃したのは、行方不明の少女の幽霊だったのか? エリ沢が意外な真相を語る「蝉かえる」。交差点での交通事故と団地で起きた負傷事件のつながりを解き明かす、第73回日本推理作家協会賞候補作「コマチグモ」など5編を収録。注目の若手実力派・ミステリーズ!新人賞作家が贈る、第74回日本推理作家協会賞と第21回本格ミステリ大賞を受賞した、ミステリ連作短編集第2弾。/【目次】蝉かえる/コマチグモ/彼方の甲虫/ホタル計画/サブサハラの蠅/単行本版あとがき/文庫版あとがき/解説=法月綸太郎 -
天国へのドレス 早月葬儀社被服部の奇跡
「早月葬儀社で、フューネラルデザイナーとして働いてみないか? ご遺族の感情と、故人様の人生を思いやり、人生の最期に身に着ける衣装をご用意する、責任ある仕事だ」年上の恋人に裏切られたショックから仕事をやめ、逃げるように東北へと向かったファッションデザイナーの朝川糸花。弔井町の崖から身を投げようとした彼女を救ったのは、葬儀社の若き社長・早月霜だった。糸花の作ったドレスに目をとめた霜は、故人が葬儀で身に着ける衣装を用意する“フューネラルデザイナー”として、葬儀社で働かないかと持ちかける。霜の強引さに戸惑いながらも、糸花は早月葬儀社の一員として働くことになり……。思い出のワンピース、着ることができなかったウエディングドレス――大切な人の旅立ちのために、特別な一着を作る葬儀社を描いた感動作! -
キネマトグラフィカ
老舗映画会社に新卒入社した“平成元年組”6人の男女が、2018年春、ある地方の映画館で再会した。今はそれぞれの道を歩む同期の彼らは、思い出の映画を鑑賞しながら26年前の“フィルムリレー”に思いを馳せる。映画がフィルムだったころ、6人は自分の信じた道を必死に前に進もうとしていた。フィルムはデジタルに、劇場はシネコンに、四半世紀の間に映画の形態は大きく移り変わった。そして映画とともに生きた彼らの人生もまた……。あのころ思い描いていた自分になれているだろうか? 追憶と希望が感動を呼ぶ、傑作エンターテインメント!/解説=大矢博子 -
流浪の月
【2020年本屋大賞受賞作】【映画化決定 2022年5月公開 監督・脚本 李相日 出演 広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子ほか】最初にお父さんがいなくなって、次にお母さんもいなくなって、わたしの幸福な日々は終わりを告げた。すこしずつ心が死んでいくわたしに居場所をくれたのが文だった。それがどのような結末を迎えるかも知らないままに――。だから十五年の時を経て彼と再会を果たし、わたしは再び願った。この願いを、きっと誰もが認めないだろう。周囲のひとびとの善意を打ち捨て、あるいは大切なひとさえも傷付けることになるかもしれない。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。本屋大賞受賞作。/解説=吉田大助 -
捨てない生きかた(マガジンハウス新書)
モノが捨てられない― それもまたいいではないか。 著者自身の「捨てない生活」から、仏教の「捨てる思想/捨てない思想」、「この国が捨ててきたもの」までを語り、モノを捨てることがブームとなっている現代社会に一石を投じます。 人生の後半生は、モノに宿った【記憶】とともに生きる黄金の時代なのです! ●ふえゆくモノたちと、どう暮らしていくか ●シンプルライフにひそむ「空虚さ」 ●モノは「記憶」を呼び覚ます装置である ●「ガラクタ」は孤独な私たちの友 ●生き生きと老いていく ●人づき合いは浅く、そして長く ●法然と親鸞が捨てようとしたもの ●過去を振り返ってこそ、文明は成熟する etc. -
無条件降伏は戦争をどう変えたか
第二次世界大戦最中の1943年、カサブランカ会談において、アメリカ大統領ルーズベルトは日独伊に「無条件降伏」を突きつけた。いかなる妥協も許さないその要求は、連合国首脳をも驚かせ、枢軸国側は必死の抵抗を試みた。結果として戦争は長期化し、双方に多大な犠牲をもたらしたのだ――。「個々の戦闘で相手側の部隊などに無条件降伏を迫る事例は、これまでの戦争にもあったが、一国に対してそれを公然と要求したのは、第二次世界大戦がはじめてである。しかもそれによって、相手国を根本的に変革しようというのであるから、歴史上未曾有の出来事と言わねばならないだろう」なぜアメリカは無条件降伏に固執したのか? 前代未聞の過酷な要求は、どのような契機で生まれ、従来の戦争観をいかに変えたのか? 戦争に対するアメリカの潜在意識をあらためて問いなおす意欲作。 -
デフ・ヴォイス
旧知のNPO法人「フェロウシップ」から、民事裁判の法廷通訳をしてほしいという依頼が荒井尚人に舞い込んだ。原告はろう者の女性で、勤務先を「雇用差別」で訴えているという。かつて勤めていた警察で似た立場を経験した荒井の脳裏に苦い記憶が蘇る「法廷のさざめき」。何森刑事と共に、急死したろう者の男性の素性を探る旅路を描く、シリーズ随一の名編と名高い「静かな男」など、コーダである手話通訳士・荒井が関わる四つの事件。社会的弱者や、ろう者の置かれた厳しい現実を丁寧な筆致であぶり出した〈デフ・ヴォイス〉シリーズ第3弾。/解説=池上冬樹 -
人生が開ける禅の言葉
多くの現代人が苦しむ30の悩みを挙げ、それぞれに大きな救いをもたらす禅の一言を紹介。「随所に主となる」「勝つものは恨みを受く」「思うて詮なきことは思わず」「呼吸がすべてだ」……。さらに脳科学を研究してきた著者による医学的アドバイスなど、具体的なメソッドもやさしく解説。人生への感謝が生まれる一冊。 【本書でとりあげた悩み】●人の不幸を望んでしまう ●人と親しくなれない ●自分への評価が心配 ●卑怯な行為がばれないか不安 ●クレーマー ●部下指導 ●いじめ ●仕事にやりがいがない ●自信がもてない ●こんな会社でよいのか ●会社の倒産 ●働く理由 ●美人ではない私 ●傷つくのが怖い ●彼女を奪われた ●親にイライラ ●引きこもり、うつ ●厄介な息子 ●嫁姑の争い ●定年退職した夫に冷たくしてしまう ●親の介護 ●妻との死別 ●年金不安 ●老いの恐怖 ●東南アジアの窮状 ●死の恐怖 ●人生の意味とは何か -
秋山好古 明治陸軍屈指の名将
司馬遼太郎著『坂の上の雲』の3人の主人公の1人であり、ビジネスマンを中心に多くのファンを持つ明治陸軍の名将・秋山好古。しかし彼の一生を詳細に追った評伝小説は、これまであまり書かれていない。本書は、手練の作家が様々な資料を駆使しつつ、「日本騎兵の父」と称えられた伝説の将軍の生涯を、正面から描ききっている。伊予松山藩士の家に生まれた好古は、貧しさから軍人の道を選び、創設まもない陸軍士官学校で「騎兵科」に進んだ。「騎兵」という兵種は、当然ながら従来の日本には存在しない。フランス留学を経て研究を重ねた好古は、日清戦争では自ら訓練した騎兵隊を率いて従軍。やがて日露戦争の火蓋が切られると、寡兵をもってロシアの大騎兵団を防ぎ、戦史を飾る激戦を繰り広げることになる。豪胆にして細心、戦場ではつねに前線に立ち、部下を思いやる心を忘れなかった指揮官。その人間的魅力を余すところなく描いた、著者渾身の力作小説である。 -
悪女の品格
どうして私がこんな目に? めぐみはここ一週間、連続して危険な目に遭っていた。まずは監禁事件。帰宅の途中、突然黒ずくめの男が飛び出してきてマンションの物置に一晩閉じ込められた。次は薬品混入事件。ボディミストの試供品に見せかけた塩酸入り容器を渡され、火傷を負ってしまったのだ。犯人は、めぐみが三股をかけた上に貢がせている男性たちの誰かなのか。彼女自身の過去の罪を仄めかす手紙まで届き危機感を募らせためぐみは、パーティーで知り合った大学准教授とともに犯人を捜し始める。美しく強欲なめぐみを襲う犯人は?! 「悪女」による探偵劇の顛末を描く長編ミステリ。 -
冬雷
大阪で鷹匠として働く夏目代助の元に訃報が届く。12年前に行方不明になった幼い義弟・翔一郎が、遺体で発見されたと。孤児だった代助は、日本海沿いの魚ノ宮町の名家・千田家の跡継ぎとして引き取られた。初めての家族や、千田家と共に町を守る鷹櫛神社の巫女・真琴という恋人ができ、幸せに暮らしていた。しかし義弟の失踪が原因で、家族に拒絶され、真琴と引き裂かれ、町を出て行くことになったのだ。葬儀に出ようと町に戻った代助は、人々の冷たい仕打ちに耐えながら事件の真相を探るが。第1回未来屋小説大賞を受賞した、長編ミステリ。/解説=千街晶之 -
鵜野森町あやかし奇譚
杉田智和氏(声優)絶賛! 「奇跡の価値を決める前に、この物語を読んで欲しい。」 エブリスタ「現代ファンタジー×切ない」部門第1位!(2019年3月24日調べ) 少年が出会ったのは、言葉を喋る不思議な猫と笑顔を忘れた少女……それぞれの“心”を取り戻すまでの、ひと夏の物語。ある事情で空手部を休み続けている男子高校生・朝霧夢路。嵐の日、彼は実家の神社に倒れていた霊獣・猫又のサクラを助ける。サクラを居候させることになった夢路は、ひょんなことから無口な同級生・日野咲と交流するようになるが、サクラは咲から「陰の気」を嗅ぎ取った。時を同じくして、鵜野森町には異様な雨が降り続け――。心に傷を負った少年少女と猫又が織り成す、感動の青春小説。 -
ブルーローズは眠らない
両親の虐待に耐えかね逃亡した少年は、遺伝子研究を行うテニエル博士の一家に保護される。彼は博士の助手として暮らし始めるが、屋敷内に潜む「実験体七十二号」の不気味な影に怯えていた。一方、ジェリーフィッシュ事件後、閑職に回されたマリアと漣は、不可能と言われた青いバラを同時期に作出したという、テニエル博士とクリーヴランド牧師を捜査することになる。ところが両者と面談したのち、施錠されバラの蔓が壁と窓を覆った密室状態の温室の中で、切断された首が見つかり……。『ジェリーフィッシュは凍らない』に続くシリーズ第2弾!/解説=福井健太 -
淫らなΩは恋をしない【単行本版】
“学内ヒエラルキー×オメガバース”もう恋なんてしない……そう思っていた。ーーΩである佐久島 七緒はα嫌い。だが、薬を買う金を稼ぐため、学校内のエリートα達相手に体を売るサークルに所属している。そんな七緒を悩ませているのは「一目惚れだ」とグイグイ迫ってくる転入生のα・芦屋 蒼士。どうせαなんてセックス目当て、コイツもきっとーーそう思っていたが、発情期になってしまった七緒を前にしても本能を抑え、犯そうとしなかった蒼士に七緒の心は揺れ動き…。数奇な運命に翻弄される、正統派ドラマティック・オメガバース。コミックス描き下ろし5Pを収録♪※帯に記載の小冊子プレゼント企画は電子版は対象外となりますので、あらかじめご了承ください。 -
初恋オレンジタルト
どうして女の子は男の子を好きになるんだろう。私もいつかは恋をするのかな? 将来の夢、友情、それから、恋。悩みはつきないけど――いまの私が「やりたいこと」ってなんだろう? 【あらすじ】中学1年生になったばかりの美夏。昔からケーキが好きで、放課後は、両親が営む洋菓子店を積極的に手伝っている。そんなある日、親友の陽菜に「美夏のことを見ている男子がいる」と言われたことをきっかけに、クラスメイトの無口な男子・北岡が、かつて同じ幼稚園に通っていた幼なじみだったことに気づく。北岡は、入院する祖父のお見舞い品を買うため、美夏の洋菓子店にやってくるようになり……。 【目次】●1 オレンジ・タルト ●2 チョコレート・フィナンシェ ●3 無花果のショートケーキ ●4 春のフレジェ -
直江兼続と妻お船
戦国の上杉家を支える二大巨頭の重臣のひとつ、直江家には一粒種の娘“お船”がいた。後継者となる嫡子のいなかった直江家では、男子の様に活発な少女として育てられ、のちに鎌倉時代の女傑・北条政子にも比肩される器量をもった、聡明な女性となる――。謙信が死去すると、その養子同士の景勝と景虎の間で、越後を二分する熾烈な跡目争い「御館の乱」が勃発する。直江家は景勝を支えて勝利するも、お船は愛する夫を暗殺されてしまう。悲嘆にくれるお船の再婚相手として、三歳年下の幼馴染みである“兼続”が婿に選ばれたことから、戦国を代表する名軍師・直江兼続が生まれ、二人の運命は大きく動き始める。幾多の困難を乗り越えて結ばれたお船と兼続の戦国夫婦ぶりは、「前田利家と松」「山内一豊と千代」に勝るとも劣らない。秀吉・家康の天下人を相手に、内紛で弱体化した上杉家の危機を救った男と女の物語を鮮やかに描いた力作小説! -
いい文章には型がある
文章はざっくりと三つの型に分けることができ、それぞれに「こうすればうまく書ける」というパターンがある。論理的な「主張型」の文章では、「問題→解決→根拠」の構成が読者にとって親切であり、接続詞「そして」は使わないほうがいい。物語や経過報告は「ストーリー型」に属し、小説では情景や行動の描写によって人物の心情を示すといった手法が用いられる。三つ目はエッセイなどの「直観型」。エッセイとは個人的体験から感想、そして直観的でかつ普遍的な思考、ものごとの本質を語るものである。直観は意外に間違えないから、論理的でなくとも人々を納得させることができるのだ。自己流にこだわった文章は未熟なものになるおそれがある。型というルールを学び、その上で自らの個性を発揮しよう! 文章指導のプロだから書ける実践的文章読本。 -
原発の正しい「やめさせ方」
原発は 無理に殺すな 利用しろ 葬式代は 自分で出させろ――原発推進派・反対派の双方から多数のバッシングを受ける著者は、ある時、過激な推進派と過剰な反対派の間に共通点を見出した。それは、「すべての課題をテーブルに載せずして『稼働だ』『反対だ』と叫び、相手からの鋭いツッコミには返す言葉を持たない」ということ。本書は、原発にまつわるすべての課題をテーブルに載せることを目指し、様々な視点から客観的に、冷静にこの問題を考察する。将来的には脱原発する運命にある日本が選択すべき現実的な道とは? 資源エネルギー庁にいた著者が、誰も語れなかった「原発安楽死論」を展開する。原発反対派のあなたも、推進派のあなたも、双方に読んでほしい1冊。 -
うそつきの娘
うぶめに気に入られ、正式に妖怪の子預かり屋となった弥助。妖怪除けの札に悩まされるあかなめの親子や、母を捜す健気な子猫の妖怪りん、千弥を婿にと望む華蛇族のわがままな姫君初音など……。養い親である千弥の助けも借り、弥助は次々とやってくる妖怪達の問題を解決していく。そんなとき、妖怪の子供達が行方不明になるという事件が発生。仲良しの梅の子妖怪梅吉に頼まれ、行方不明の友達を捜しに浅草に行った弥助は、そこで一人の娘に出会った……。妖怪達と少年の交流を描いた、ちょっと怖くて心温まる、お江戸妖怪ファンタジー第2弾。 -
躯体上の翼
航空上の脅威となる、強大な“人狗(ヒトイヌ)”の襲撃から〈共和国〉の緑化政策船団を護る生体兵器として生まれた少女・員(エン)。百年に一度、たった半年の任務のために存在している員は、ある日情報が枯れきった互聯網(ネツト)で、cyと名乗る人物に呼びかけられる。「会えて嬉しい。僕は常に一人だから」――ぎこちない会話を交わすうちに、員は彼に直接会いたいと願うようになる。だが、共和国による細菌兵器散布の脅威がcyに迫っていた。彼女は彼を救うため、二百二十一隻の船に戦いを挑む決意を固める。絶望的な戦力差を超えて、員はcyの元に辿り着くことができるのか。鮮烈な印象を残す本格SF。
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