まず、新書という形態でプロレス関係の書籍がリリースされたことに驚き。
最近のプロレス本は、読むと萎えてしまう暴露本の類が殆どで辟易して
いたところ。こういう内容の本が出版された、という事実だけでちょっと
嬉しい。
藤波vs長州のWWFインタヘビーを巡る攻防は本当に熱かった。
長州はあの一連の抗争で
...続きを読む完全にブレイクしたのだが、僕は基本的に藤波派。
長州力の一直線な攻めを受けきる藤波辰爾がいなければ、きっと長州は
髪が長いだけのプロレスラーだった、と今でも思っている(^^;)。
これも昭和プロレスファンの流れ。
僕の周囲にはそういう人間が実際多数居るし(^^;)。
そんな2人が、過去と現在、そして未来をそれぞれの立場から語っている。
過去のトピックはもう全てが知っていることで、正直目新しさは無いのだ
けど、いくつかあったターニングポイントで、それぞれがお互いをどう思
っていたのかが垣間見られる。この部分、非常に興味深く読ませていただ
きました!
さらに、ほぼ初なんじゃねぇの?と思える藤波×長州の直接対談。
ここでも受けに回る藤波さんが凄く心地良いし、相変わらずぶっきらぼう
に攻める長州も非常に彼らしい。それが阿吽の呼吸を作っているのだから、
2人とも流石。
この2人に佐山サトルをプラスしたレジェンドプロレスリング、一度観て
おくべきかな?ただ、今でも全盛期の藤波×長州を鮮明に思い出せる
(ただし藤波勝利の試合のみ)僕だから、観ちゃったらどう思うのかが
ちょっと怖い(^^;)。う~む・・・。