幕末武士の京都グルメ日記 「伊庭八郎征西日記」を読む

幕末武士の京都グルメ日記 「伊庭八郎征西日記」を読む

815円 (税込)

4pt

3.8

隻腕ながら遊撃隊長として榎本武揚とともに戦い、二十六歳にして五稜郭で散った伊庭八郎。死の五年前の一八六四年、伊庭が将軍・家茂の京都上洛に帯同した際に記した日記がある。その「征西日記」には、勇ましいタイトルとは裏腹に、伊庭が呑気に京都を食べ歩く日常が綴られている。ある日は鰻に舌鼓を打ち、ある日は赤貝を食べ過ぎて寝込んでしまう――。本書では初めてその全文を現代語訳し、当時の政情・文化に照らし合わせ、詳細な解説を加えた。殺伐とした幕末京都を訪れた幕臣のリアルな日常が実感できる、稀有なる一冊である。

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幕末武士の京都グルメ日記 「伊庭八郎征西日記」を読む のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    将軍・家茂の護衛の職務で上京した幕臣・伊庭八郎の
    6ヶ月の「征西日記」。その全文を現代語に書き下ろし、
    詳細に解説する。初めての京での21歳の日々が綴られている。
    ・まえがき
    第一章 将軍とともに上洛 元治元年(1864年)1月~2月
    第二章 天ぷら、二羽鶏、どじょう汁 元治元年(1864年)3月

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    “グルメ日記”と打つには多少、食べ物描写と、本人・伊庭八郎の食べ物へのこだわりが弱い気がする。
    「伊庭八郎征西日記」の内容をより正しくまとめるなら、
    “幕末武士、京都長期出張で物見遊山三昧”
    とするのが適当なのではないかと思われるが、なんだか若手代議士が公費で遊興三昧…みたいな雰囲気になっちゃうし、

    0
    2018年08月27日

    Posted by ブクログ

    1864年、殺伐とした時代に京都を訪れ、呑気なグルメ日記を残した武士が存在した。その武士こそ後に隻腕ながら遊撃隊長として榎本武揚と共に戦い、26歳にして函館・五稜郭で散った伊庭八郎であった。

    0
    2017年08月28日

    Posted by ブクログ

    伊庭八郎ってどれくらいの知名度なのか分からないけど自分も数年前に知った人で幕末の幕臣で最後は新撰組の土方歳三と同じく五稜郭で戦死した人らしい。その彼が亡くなる五年前に時の将軍家茂の上洛に伴って講武所師範の父と共に警護役として京都に滞在していた時の日記について書かれた作品。家が剣術道場で自身も小天狗と

    0
    2021年05月24日

    Posted by ブクログ

    グルメ日記は嘘だな!
    無理やり感が強い…
    けど、普通の日記として読めば
    イキイキして面白かった。
    ただ淡々と書いてるだけのようなのに
    著者が無理やり盛り上げようとしてるのが
    ちょっとうざかった。
    金額換算はあまり正確に思えないが
    どうなんだろ?

    0
    2018年10月11日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    岡田屋鉄蔵の漫画『MUJIN 無尽』が非常に面白いのでこちらも読んでみたくなりました。
    他のレビュアーの方も書かれていますが、「グルメ日記」というタイトルは看板に偽りありと言わざるを得ません。恐らく本を手に取って欲しい一心で出版社側が付けたものではないでしょうか。

    食べ物の事も勿論書かれてはいます

    0
    2018年10月18日

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