切ない作品一覧

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  • つめたい転校生
    3.7
    私が恋したスーツ姿の彼は、殺し屋? 学校の倉庫から突然消えた転校生は、幽霊? 人と人でないものが恋をしたその瞬間、謎が生まれた。意外性たっぷりの驚きのトリックが冴えるファンタジックミステリー。 ※本書は二〇一三年六月に小社より刊行された単行本『人外境ロマンス』を改題し、文庫化したものが底本です。
  • 八月の降霊会
    3.5
    届けられた一通の手紙。「降霊会のお知らせ」――。すべてはそこから始まった。富士山麓の山荘に集められた一見何の接点もない人々。降霊会、それは単なる娯楽でしかないはずだった。しかし、霊媒師の口から出てきたのは、誰も知るはずのない招待客の秘された過去。死体、人骨、異様さを増していく山荘。降霊会に絡んだ忌まわしき意図とは? 招待客の点が思いもよらない線で結ばれた時、すべての謎が明らかになるサスペンスフル・ミステリ!
  • 韓流スターと兵役~あの人は軍隊でどう生きるのか~
    5.0
    人気絶頂の20代の大物スターが、軍務のため2年近くの間、ファンの前から姿を消す……そんな日本では考えられないことが起きているのが韓国だ。とくにこれから数年は、超大物韓流スターの入隊が目白押し。本書では日本の韓流ファンの目線に合わせて、「そもそも徴兵制とは?」「なぜスターまで兵役に行かなければならないのか」「入隊後はどう過ごすのか?」「兵役が抱える問題点もあるのでは」など、様々な興味に丁寧に答える。
  • 梨園の娘
    4.0
    梨園の御曹司にして絶世の美男・藤村霞右衛門に待望の跡継ぎが生まれた。桂と葵、男女の双子だ。大名跡を継ぐ男子としてもてはやされる桂。だが真に父の才能を受け継いでいたのは娘の葵で……。父と子の葛藤の物語!
  • それでも親子でいなきゃいけないの?
    完結
    3.7
    「母がしんどい」の田房永子が、“その後”の母子関係を描いた最新エッセイコミック。両親との関係に疲れ果てたあなたへ捧げます。自分が壊れるまで、親子関係を続けなくてもいいのです。
  • 新訳 ドリトル先生の最後の冒険
    4.0
    アフリカで命をうばわれるツバメたちを先生が助ける「アオムネツバメ」、自分をすくってくれた少年に命がけでおんがえしする「船乗り犬」、犬たちがよかれと思ってはじめたのに大めいわくな騒動(そうどう)をまきおこす「犬の救急車」、探偵犬(たんていけん)の推理(すいり)が光る「気絶(きぜつ)した男の怪事件(かいじけん)」、つばさ文庫でしか読めない日本初公開の「ドリトル先生、パリでロンドンっ子と出会う」など、笑って泣けて感動する9つの短編をまとめた第13巻。動物と話せるお医者さんの物語を、絵68点とくわしい年表つきの新訳(完訳)でどうぞ! ~「ドリトル先生、パリでロンドンっ子と出会う」のあらすじ~ パリを旅行中のドリトル先生は、スズメのチープサイドと出会います。 おふろに入れないとこまっている先生に、チープサイドは公園の池をおすすめします。 その夜、先生がこっそり池で入浴(にゅうよく)していると、意外な人たちがやってきて…!?
  • アウトランダー 時の旅人クレア1
    3.8
    第二次大戦後まもなく、従軍看護婦だったクレアは、夫フランクとスコットランドのハイランド地方での休暇を楽しんでいた。しかしストーン・サークルを訪れた彼女は、巨石のあいだでつまずき……気がつくと、近くにはキルト姿の男たちとマスケット銃を持った兵士たちが! なんとクレアは、二百年前にタイムスリップしていたのだ。現代と過去の愛と運命に翻弄される、時を旅する女性の物語ここに開幕!
  • がん治療の95%は間違い
    3.3
    医療技術は年々進歩し、がんの早期発見の確率は格段に上がっている。しかし、がんによる死亡者数はいっこうに減る気配はなく、手術や抗がん剤治療後に急死する例は後を絶たない。2013年4月に「セカンドオピニオン外来」を開設した著者のもとには年間2000組以上の相談者が訪れているが、95%以上のケースで、うけないほうがいい治療を医者から勧められているという。実際に著者の外来ではどんな会話がなされているのか? 本書ではそのやりとりをリアルに再現。がん治療ワールドの卑劣さ、恐ろしさが手にとるようにわかるだけでなく、がんの正しい知識と治療法が身につく稀有な書。
  • レジェンド歴史時代小説 見知らぬ海へ
    4.5
    戦国末期、武田水軍の海将・向井正綱は、留守中に城が徳川軍の攻撃を受け、父と義兄を失う。彼は父の遺志を継ぎ、北条水軍との駿河湾決戦で奮戦、水軍の長として汚名を返上する。そんな正綱の元に父の仇、徳川軍への誘いが来た。家康からも一目置かれた海の侍の活躍を描く隆慶一郎、未完の海洋時代小説!
  • 花の降る午後
    4.0
    1巻836円 (税込)
    最愛の夫を癌で亡くし、神戸の老舗レストランを女手一つで切り盛りする典子。仕事は厳しく人の良いシェフ、実直で有能な支配人、懸命に働くウェイターたち――。店を継いでからの四年間を振り返ると、彼女はとても充ち足りる。そんなある日、生前の夫に買ってもらい、今は店に掛けた油絵を貸してくれという青年が現れた。彼の名は高見雅道。その〈白い家〉という絵の作者だった。一方、店を狙う魔の手が伸びてきて――。典子に訪れた恋、そして、今、闘いが始まる。異国情緒溢れる神戸を舞台に描く真摯に生きる人々の幸福物語。
  • 恋歌
    4.2
    樋口一葉の師・中島歌子は、知られざる過去を抱えていた。幕末の江戸で商家の娘として育った歌子は、一途な恋を成就させ水戸の藩士に嫁ぐ。しかし、夫は尊王攘夷の急先鋒・天狗党の志士。やがて内乱が勃発すると、歌子ら妻子も逆賊として投獄される。幕末から明治へと駆け抜けた歌人を描く直木賞受賞作。
  • 再会
    3.7
    小学校卒業の直前、悲しい記憶とともに拳銃をタイムカプセルに封じ込めた幼なじみ四人組。23年後、各々の道を歩んでいた彼らはある殺人事件をきっかけに再会する。わかっていることは一つだけ。四人の中に、拳銃を掘り出した人間がいる。繋がった過去と現在の事件の真相とは。<第56回江戸川乱歩賞受賞作>
  • 三大遊郭 江戸吉原・京都島原・大坂新町
    3.3
    十六世紀末の秀吉の時代に誕生し、伝統と品格を守りつづけた京都・島原。一六一七年、駿府から将軍のお膝元に移設され、経済・文化の変化にともない進化し続けた江戸・吉原。一六三一年頃から営業を開始し、庶民的でありながらも国内随一の豪華な揚屋建築を誇った大坂・新町。幕府の官許を得て発展した三大遊郭それぞれの歴史や実態を知ることで、日本史における女性の地位、恋愛観の変遷が見えてくる。女たちの日常や客に対する手練手管、遊郭ビジネスの仕組み、江戸・深川や京都・祇園など公認以外の花街との関係などを現代的な感覚で解説した新しい遊女・遊郭論。
  • 沈黙のエール
    3.7
    「家族だから、言えなかった」最後に明かされる真実に、あなたは涙する。修行中のパティシエ、里菜。七日後にフランス留学を控えた彼女の元を一人の少年が訪れる。遠い親戚だという彼が現れた夜、父が殺され、実家の洋菓子店が火事になった。警察は素行不良の里菜の兄に疑いを向けるが、そのとき第二の殺人が起きる。すべての始まりは十年前。大切だからこそ生まれる家族の秘密。
  • 御社の寿命 あなたの将来は「目利き力」で決まる!
    3.6
    東芝、フォルクスワーゲン(VW)など、超一流企業の不祥事が続発している。なぜ、企業は過ちを犯すのか。なぜ、会社のトップは不正を知りながら、手を染めるのか。そして、社員はその指示に従うのか。さらには、監視役の銀行までもが不正を見逃すのか。それは、ひとえにトップ、ビジネスマンの「目利き力」が低下しているから。この間の企業をめぐる騒動は、まさに「御社の寿命」が指摘した通りの展開。あらためて「御社の寿命」に注目が集まっている!
  • 「日本の四季」がなくなる日 連鎖する異常気象(小学館新書)
    3.5
    異常気象の“なぜ?”を徹底的に解明! 超大型台風、集中豪雨、ドカ雪、異常に短い春と秋など、いま日本列島には“異常”があふれています。こういった、日本人の季節感覚を狂わせてしまうような異常事態はなぜ起こるのか……東京大学先端科学技術センターの中村尚教授が、その仕組みを、図をふんだんに使いながら解説。ある場所で起きた小さな変化が、ずっと離れたところに大きな影響を及ぼす、気象の世界独特のメカニズムについて徹底解明していただきます。 もちろん、日本の気候はこれからどうなっていくのかについても、季節ごとに詳しく予測。 また、「温暖化と異常気象の関係」、「数値で気象を予想する」、「温暖化が止まっている理由」など興味深い話題も満載しています。 テレビなどの気象解説だけではわからない、ディープでおもしろい世界にご案内!
  • 子どものまま中年化する若者たち 根拠なき万能感とあきらめの心理
    3.4
    幼児のような万能感や自己愛を引きずる。異性より親が好きで、いつまでも親離れしない。周囲には認められたいけれど、そのために努力するのは面倒で、日々ささやかに幸せに暮らせればいい――今、そんな、子どもの心のまま人生をあきらめきった中年のように生きる若者が増えている。なぜ先進国の中でもとりわけ日本で、このような変化が起きているのか? 子どもから青年までの若年世代を30年以上ウォッチし続けた精神科医による、衝撃のレポート。
  • 文学者たちの大逆事件と韓国併合
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1910年、大日本帝国自立の犠牲として同時並行的に生起した大逆事件と韓国併合。天皇制国家の理想は植民地主義的想像力と結びつき、日本人の境界を規定する排除/内包の構造を創出した。その衝撃から産み落とされた「日本語文学」を再読し、事件から百年の今、国民国家のフィクションを暴き出す。日本人、在日朝鮮人、被差別部落民、引揚者たち-「日本人」とは誰なのか。
  • こんな日弁連に誰がした?
    4.1
    弁護士の大増員を決めたのに、仕事はまったく増えず、法科大学院を出ても、司法試験に受かるのは一部のみ。なぜ、こんな"ちぐはぐ"なことになってしまったのか?東西冷戦、バブル崩壊、司法改革-骨肉の闘いだった法曹の戦後史をひもとくことで、「日弁連の姿」をはじめて明らかにする。弁護士たちの追い求めた夢と挫折、そして、これからの弁護士の姿とは。
  • 発達障害 母たちの奮闘記
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 他の子とはちょっと違う"はざまの子"たち。彼らを育ててきたお母さんたちは、どんなことに悩み、どう乗り越えてきたのだろうか?生まれたときのこと、学校のこと、そして就職のことなど、子育ての全部を、根ほり葉ほり聞いてみた。『発達障害 境界に立つ若者たち』の続編。
  • 儒教 ルサンチマンの宗教
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 孔子という男のみじめな人生が、すべての始まりだった。天子にならんとする妄想と挫折。その怨恨が、ルサンチマンの宗教・儒教を生んだ。従来のイメージを覆す、衝撃の儒教論。
  • 経済学は死んだのか
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 経済学が生き返る道は「現実」の中にある。「経済学不信」の原因を探り、再生への処方箋を示す。
  • エロティックな大英帝国
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 エロティカの聖典として名高い『わが秘密の生涯』。十九世紀ヴィクトリア朝時代に出版された本書の作者は、いまだ謎のままである。作者の正体をめぐる論争が長く続いてきたが、近年、アシュビー説が有力となっている。アシュビーは、『ドン・キホーテ』などのブック・コレクターで、その膨大で貴重な蔵書は、大英博物館に収められるほどだった。はたして、彼は本当の作者なのか?ジェントルマンのもう一つの素顔とは。
  • 江戸の砲術師たち
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一五四三年、鉄炮はポルトガル人により日本に伝えられた。戦国乱世の時代には、武器として多くの鉄炮が求められ、戦闘様式や築城法などにも大きな影響を与えてきた。江戸時代には、文治政治へと移行していく過程の中で、回国の生活を過ごしてきた炮術師たちが、身分制社会の規範として仰がれ、武芸としての炮術が花開く。炮術に生きた師範と門弟、関流炮術を継ぐ関内蔵助家の家族模様を写しだす。
  • 事件カメラマン天羽眞理子 水上の光
    4.0
    1巻836円 (税込)
    鋭い嗅覚と男まさりの行動力でスクープをものにする天羽眞理子は、写真週刊誌「フォーカスイン」の契約カメラマン。渋谷のラブホテル街で起きた殺人事件の陰に、謎めいた少女達の姿を見た眞理子は……。
  • 世直し小町りんりん
    3.9
    長唄の師匠である、お蝶は三味線の腕前と美声で気性も粋な弁天との評判。お蝶の兄嫁の沙十は、たおやかな色白美人で観音のたたずまい。人呼んで〈弁天観音〉美人姉妹は、頼まれ事を抜群の機知で解決していく。かしましい日々の裏で、お蝶を狙う影が大きく動き始める。吉川英治文学新人賞受賞作家・西條奈加が本領発揮した、時代小説の真骨頂。
  • 他人の不幸を願う人
    4.0
    先日「幸せそうだから」という理由だけで家族を車で轢き、暴行を加えた男が逮捕された。人の不幸は蜜の味。しかし今では他人の不幸「だけ」を求める人があふれかえる。芸能人や権威者がトラブルを起こせば、その不幸を醜悪なまでに追及。犯罪があれば加害者だけでなく被害者まで晒す。不幸が「蜜」ではなく「主食」になったのはなぜ? 不幸を求める欲望の向かう先で何が起きるのか? 『他人を攻撃せずにはいられない人』の著者、精神科医の片田氏が迫る!
  • 天佑なり 上 高橋是清・百年前の日本国債
    4.0
    足軽の家に養子となった少年、のちの高橋是清は、英語を学び、渡米。奴隷として売られる体験もしつつ、帰国後は官・民を問わず様々な職に就く。生来の勉強家は、現場経験を積んだことで不世出の銀行家へと成長する。
  • 南十字星の誓い
    4.0
    1940年、外務書記生の繭は、赴任先のシンガポールで華僑のテオと出逢い、植物園で文化財を守る日々を過ごす。しかし、太平洋戦争が勃発し、文化財も戦火にさらされてしまい――。
  • 黒と茶の幻想(上)
    4.2
    1~2巻836~858円 (税込)
    太古の森をいだく島へ――学生時代の同窓生だった男女四人は、俗世と隔絶された目的地を目指す。過去を取り戻す旅は、ある夜を境に消息を絶った共通の知人、梶原憂理(ゆうり)を浮かび上がらせる。あまりにも美しかった女の影は、十数年を経た今でも各人の胸に深く刻み込まれていた。「美しい謎」に満ちた切ない物語。
  • 行人
    4.0
    妻お直と弟二郎の仲を疑う一郎は妻を試すために二郎にお直と二人で一つ所へ行って一つ宿に泊ってくれと頼む……。知性の孤独地獄に生き人を信じえぬ一郎は、やがて「死ぬか、気が違うか、それでなければ宗教に入るか」と言い出すのである。だが、宗教に入れぬことは当の一郎が誰よりもよく知っていた。 (解説・注 三好行雄)

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  • 妖奇庵夜話 魔女の鳥籠
    4.4
    子供の誘拐事件が起こった。犯人は「山姥」だという。妖人茶道家の伊織はそれを否定するが、一方で、妖人女性の連続自殺事件が起こり……。風邪で弱っている伊織も必見!
  • 白い遠景
    5.0
    終戦を境にして戦時中から著しく変化した人間の不可解さを見きわめることを出発点とした吉村文学。現地に足を運び、戦争の生存者の声に耳を傾けた記録。また、大切な古本を庭に埋めて空襲から守った思い出や、文学とはなにかを学んだ「暗夜行路」の舞台を巡る旅など、作家の原点を浮彫りにした初期随筆集。
  • 宇宙はどうして始まったのか
    4.0
    「宇宙の始まり」は、世の中のすべての疑問が凝縮するところとも言える。人間は、どこまで宇宙の始まりの謎に迫ることができるのか。現代は「精密宇宙論」とも呼ばれる時代に入っている。「精密」とは、小数点以下何桁もの精度を持つ数値によって、理論予言と観測結果が比較されることを意味している。無からの宇宙創世論、量子論、相対論、素粒子論などを考察しながら、この壮大なテーマについて、現代宇宙論の立場から考える。
  • 虚構の城 完全版
    3.7
    1巻836円 (税込)
    組合設立騒動に巻きこまれ左遷された若手エンジニア田崎。家族的経営の欺瞞に直面しながら田崎は自らの信念を貫こうとするが…。組織の旧弊や矛盾望に翻弄されるエリートを描いた高杉良のデビュー作。 ※本書は、1997年2月に小社より刊行された『高杉良経済小説全集 第1巻』所収「虚構の城」を改題のうえ、改訂したものです。
  • 共鳴
    4.0
    大学にも行かず、家に引きこもっている孫・将を強引に自宅へ連れてきた、元刑事の麻生。持ちこまれる近所の事件を調べるため、将を「相棒」に任命した麻生だったが、前途は多難で――。警察小説の旗手が贈る、あたらしい「家族」小説。
  • 蘭月闇の契り
    3.7
    人が入ると必ず死者が出るといわれている幽霊屋敷。幼い真魚は、その屋敷で探検をしていたとき、首のない人間を見てしまう。そして彼女が高校生になったとき事件は起きたのだった……。屋敷に潜む謎が死を招く!
  • 中村修二の反骨教育論 21世紀を生き抜く子に育てる(小学館新書)
    5.0
    中村流“親だからこそできる教育”の真髄。  青色発光ダイオードの開発で「ノーベル物理学賞」を受賞した中村修二の教育論。  幼少期からの親の教育があって今の自分がある、という著者が、学校教育に任せるな!親だからこそできる教育があると説く。2003年刊の単行本『日本の子どもを幸福にする23の提言』に受賞直後の最新メッセージを緊急掲載し、内容も加筆訂正して新装刊。  当時、著者が危機感を抱いていたことが加速している、日本の教育の現状に警鐘を鳴らす。  それとともに、「親だからできる教育がある」「学校教育に任せるな!」「みんな一緒じゃなくていいんだ」と、子どもを持つ親たちすべてにメッセージを贈る。  このままでは日本の子どもは世界で生き残れない!と、海外に出たからこそ見えてきた、危機的な日本の教育現状。そんな中で「日本の子どもの、これからの時代に世界で“生き抜く力”を育てる」には、親はどうすれば良いのか。  自分の体験を基に23の提言を、「親だからこそできる教育」「日本の教育制度批判」「米国の教育システムに学ぶこと」の3章で構成。
  • 取り替え子
    3.9
    国際的な作家古義人(こぎと)の義兄で映画監督の吾良(ごろう)が自殺した。動機に不審を抱き鬱々と暮らす古義人は悲哀から逃れるようにドイツへ発つが、そこで偶然吾良の死の手掛かりを得、徐々に真実が立ち現れる。ヤクザの襲撃、性的遍歴、半世紀前の四国での衝撃的な事件…大きな喪失を新生の希望へと繋ぐ、感動の長篇!
  • うちの母ってヘンですか?
    完結
    4.1
    「重くて苦しい母から、私はこうして逃げました」。13人の娘たちと母親たち。母親との関係、自分の人生が苦しい人に贈ります。
  • 神を見た犬
    4.1
    モノトーンで哀切きわまりない孤高の美の世界を描きながら、人が無意識のうちに心の奥底に抱えている心象風景を類まれな感性で捉えて容赦なく突きつける、イタリアの奇想作家ブッツァーティの代表的短篇集。とつぜん出現した謎の犬におびえる人々を描く表題作、老いた山賊の首領が手下にも見放され、たった一人で戦いを挑む「護送大隊襲撃」、そして幻の傑作と謳われる「戦艦《死》」など22篇を収録。
  • もうひとつの9月
    完結
    5.0
    夏のおわりのある日、佑太の親友のヒロが宮の沢の崖から落ちて死んでしまった。そこは佑太の父親の故郷で、山奥に誰も住んでいないあばら家が残っている。佑太と佑太の父親、そしてヒロが夏休みの1週間を一緒に過ごしたばかりの場所だった。葬式の日、始めてヒロの家庭の事情を知った佑太。一番の親友だと思っていたのに彼のことを何も知らなかった。悲しみで眠れない夜を過ごす佑太の前に、ある晩、死んだはずのヒロが現れた!? ユーレイでもいい、ヒロが会いに来てくれた、と喜ぶ佑太。そんな彼にヒロは「僕を成仏させてほしい」と言う。ヒロの願いを叶えようとした佑太は…!? ●収録作品 もうひとつの9月/COMING OUT!/キチキチ
  • チベット問題~ダライ・ラマ十四世と亡命者の証言~
    3.9
    ダライ・ラマ十四世との五日間にわたる単独インタビュー、尼僧を始めとした亡命チベット人たちの赤裸々な証言を中心に、“チベット問題”の流れを知るための貴重な記録。
  • 幼年期の終わり
    4.2
    地球上空に、突如として現れた巨大な宇宙船。オーヴァーロード(最高君主)と呼ばれる異星人は姿を見せることなく人類を統治し、平和で理想的な社会をもたらした。彼らの真の目的とは何なのか? 異星人との遭遇によって新たな道を歩み始める人類の姿を、SFの巨匠クラークが哲学的に描いた傑作。初版刊行から36年後、現代に合うように著者が物語に調整をほどこした新版、初の邦訳!
  • 漫画家は見た! マイホーム業界のあやしいウラ事情
    完結
    4.3
    CMでも超有名なハウスメーカーで訴訟問題!? 「匠」の技は5年もたないかも!? 銀行は本当にお得なローンを勧めない!? 怖いのは地震よりシロアリ!? 住宅業者が教えたがらないアブない情報てんこもり! 笑えます、怒れます、呆れられます!! 業界のウラが覗ける危ないエッセイコミック!!
  • 柳生忍法帖 上 山田風太郎ベストコレクション
    4.2
    淫逆の魔王たる大名加藤明成を見限った家老堀主水は、明成の手下の会津七本槍に一族と女たちを江戸に連れ去られる。七本槍と戦う女達を陰ながら援護するは柳生十兵衛。忍法対幻法の闘いを描く忍法帖代表作!
  • 天然ブスと人工美人 どちらを選びますか?
    3.3
    見た目重視の「美の格差社会」をどう生きるか? 美人、ブス、フェチの分析、美容整形の取材、自らの「出会い系」体験から、「外見オンチ」(=美しくない人)への処方箋を示す。
  • 社長の値打ち~「難しい時代」にどうあるべきか~
    3.7
    カンパニー制の導入や起業ブームで、現在は「社長乱発」の時代。比例して社長の地位が相対的に低下してきた。果たして真の経営者像とは? 社長研究の第一人者が、その答を探る。
  • 敗戦と赤線~国策売春の時代~
    3.3
    昭和三十三年、戦後日本を象徴する歓楽街「赤線」が消滅した。この空間は自然に生まれたものなのか? 気鋭の研究者が、膨大な資料とフィールドワークで、その誕生の謎を解く。
  • 古書屋敷殺人事件 ─女学生探偵シリーズ─
    4.0
    「先生、またまた事件です!」――女学生探偵シリーズ、ファン待望のノベル化第2弾!推理小説が好きな高校2年生の花本(はなもと)ひばりは、東京・神田神保町に店を構える古書店主・枯島(かれしま)に同行し、東京近県の山あいにある旧家・溝呂木(みぞろぎ)家を訪れる。そこは亡き主人によって集められた、おびただしい数の古書に埋もれた「古書屋敷」だった。癖のあるセドリ師らと競うように古書の査定を始めるひばりたちだが、やがて古書をめぐる連続殺人事件に巻きこまれることに……! 女学生探偵ひばりは事件を解決できるか? そのとき、東京で新作推理小説の資料探しに行き詰まる、偏屈作家の久堂蓮真(くどうれんま)は――!?
  • 引き潮
    3.7
    なんだかミもフタもない人間模様。だけどとてつもなく面白い。浅野いにお、やくしまるえつこ、坂本慎太郎、石井モタコ(オシリペンペンズ)……、最先端のクリエイターたちが大絶賛。大天才いましろたかし渾身の一冊!
  • 『永遠の0』と日本人
    3.9
    「妻と娘のために必ず生きて帰る」と言い続けながら特攻を志願した、『永遠の0』の主人公・宮部久蔵。その強烈な生と死は、「特攻とは何だったのか」「日本人はなぜあの戦争を戦ったのか」という、我々が向き合うことから逃げてきた問いをつきつける。映画『永遠の0』から、『風立ちぬ』『終戦のエンペラー』、小説『永遠の0』、そして特攻隊員たちの遺書へ。丹念な読み解きを通して、「戦後」という見せかけの平和の上に安穏と空疎な人生を重ねてきた日本人に覚醒を促す、スリリングな思索の書。
  • 明日の幸せを科学する
    4.0
    ハーバード大学の超人気教授が、「脳のトラップ」に迫る!  「人間とは何か」という問いに少しでも興味があるなら読んでおくべき。――マルコム・グラッドウェル(『天才! 成功する人々の法則』)  こんなに大切なテーマについて、こんなに楽しく学べることはめったにない。――ダニエル・カーネマン(ノーベル経済学賞受賞者、『ファスト&スロー』)  どうすれば幸せになれるのか、自分がいちばんよくわかっているはず――。と思いきや、がんばって就職活動したのに仕事を辞めたくなったり、生涯の伴侶に選んだ人が嫌いになったり。なぜ私たちは未来の自分の幸せを正確に予測できないのだろう?その背景にある脳の錯覚や妄想について、ハーバード大学の人気教授が心理学や行動経済学、脳科学を駆使して楽しく解き明かす! 『幸せはいつもちょっと先にある』改題。
  • 時には懺悔を
    3.3
    佐竹は、数年前に退社した大手の探偵社アーバン・リサーチの元上司・寺西に頼まれ、探偵スクールのレディース一期生・中野聡子の代理教官をすることになる。その日の実習は、やはりかつての同僚・米本の探偵事務所に盗聴器を仕掛けることだったが、事務所に忍び込むと、そこには米本の死体が転がっていた。佐竹は中野を助手に、米本が殺された謎を調査していくが、やがて過去に起きた障害児の誘拐事件の真相に迫っていくことになる……。濃密な親子の絆を描く、感動の傑作ミステリー!
  • ソーシャル・キャピタル入門 孤立から絆へ
    3.5
    東日本大震災のさい、人々は互いに譲り合い、整然と行動した。自分を犠牲にしてでも弱い者を救った。これは、決して見返りを期待しての行動ではなく、絆や他者への信頼、思いやりの表れであった。このような絆や互酬性の規範をソーシャル・キャピタル(社会関係資本)という。ふだんは目に見えない、しかし、教育や健康等に大切な役割を果たしている社会関係資本をどう育み、活かすのか。第一人者が理論と実践を紹介する。
  • 大きなハードルと小さなハードル
    4.2
    「彼は憎しみでも怒りでも何でもいい、身体に満ちることを願った。…大きなハードルも小さなハードルも、次々と乗り越えてみせる」危機をひたむきに乗り越えようとする主人公と家族を描く表題作をはじめ八〇年代に書き継がれた「秀雄もの」と呼ばれる私小説的連作を中心に編まれた没後の作品集。最後まで生の輝きを求めつづけた作家・佐藤泰志の核心と魅力をあざやかにしめす。

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  • 内奏-天皇と政治の近現代
    3.8
    内奏――臣下が天皇に対し内々に報告する行為を指す。明治憲法下では、正式な裁可を求める「上奏」の前に行われた。戦後、日本国憲法下、天皇の政治関与は否定され、上奏は廃止、内奏もその方向にあった。だが昭和天皇の強い希望により、首相・閣僚らによる内奏は続けられる。天皇は「御下問」し、それは時に政治に影響を与えた。本書は、「奏」という行為から、天皇と近現代日本の政治について考える試みである。
  • 女学生探偵と偏屈作家 ─古書屋敷殺人事件前夜─
    4.1
    「先生、事件です!」――女学生探偵・花本(はなもと)ひばりとドS推理作家・久堂蓮真(くどうれんま)のボカロ曲「女学生探偵シリーズ」より、初のノベライズ痛快事件録。【明尾高屋上投身事件】文化祭の準備に沸く高校の屋上で血を流して倒れている女子生徒が発見される。そこには血で書かれた『X』の文字が! 事件か事故か、ひばりは真相解明に乗り出す。/【探偵暇潰遊戯】ひょんなことから久堂と勝負をすることになったひばり。久堂宅にあるぼう大な蔵書の中から、久堂が出す三つの手掛かりをもとに一冊の本を選び出すというものだが…。/【両国幽霊屋敷殺人事件】ひばりと久堂は古書店を営む枯島の使いで両国へ。折しもその日は隅田川花火大会。ひばりはちょっぴりデート気分だったが、訪ねた先で射殺死体が見つかり…。
  • ユダヤ・エリート アメリカへ渡った東方ユダヤ人
    3.3
    苦難の歴史を生き抜いてきたユダヤ民族には、スペインを中心に広がったセファルディと中東欧に暮らしたアシュケナージの二系統がある。本書は、蔑視や差別をかいくぐりながら、知識人・商人・弁護士・官僚などとして西欧社会の中枢で活躍したアシュケナージの群像を描き出すものである。ポグロムやホロコーストを逃れて米国に移住し、現代史に巨大な足跡を残したユダヤ人たちの出自や業績、交友関係を丹念に追う。
  • 北天蒼星 上杉三郎景虎血戦録
    3.7
    関東の覇者、小田原・北条氏に生まれ、上杉謙信の養子となってその後継と目された三郎景虎。越相同盟による関東の平和を願うも、苛酷な運命が待ち受ける。己の理想に生きた悲劇の武将を描く歴史長編。
  • 人が壊れてゆく職場~自分を守るために何が必要か~
    4.0
    賃金カット、いじめ、パワハラ、解雇、社長の気まぐれetc.弁護士が見聞した、現代の労働現場の驚くべき実態。「こんな社会」で生きるために、何が必要か。その実践的ヒント。
  • グレート・ギャッツビー
    4.1
    絢爛豪華な邸宅に贅沢な車を持ち、夜ごと盛大なパーティを開く男ギャッツビーが、ここまで富を築き上げてきたのはすべて、かつての恋人を取り戻すためだった。だが、異常なまでのその一途な愛は、やがて悲劇を招く。過去は取り返せると信じて夢に賭け、そして砕けた男の物語。リアルな人物造形によってギャッツビーの意外な真実の姿が見えてくる新訳!
  • 罪と罰 1
    4.2
    貧困・孤独・狂気の渦巻く大都会のかたすみに、「理想的な」殺人をたくらむ青年が住んでいた。酔いどれ役人との出会い、母からの重い手紙、馬が殺される悪夢。ディテールが、運命となって彼に押し寄せる!歩いて七百三十歩のアパートに住む金貸しの老女を、主人公ラスコーリニコフはなぜ殺さねばならないのか。日本をはじめ世界の文学に決定的な影響を与えたドストエフスキーの代表作のひとつ、ついに新訳刊行。
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
    4.0
    2014年、正月第二弾全国ロードショー。地球は恐るべきバガーの二度にわたる侵攻をかろうじて撃退した。容赦なく人々を殺戮し、地球人の呼びかけにまったく答えようとしない昆虫型異星人バガー。その第三次攻撃に備え、優秀な艦隊指揮官を育成すべく、バトル・スクールは設立された。コンピュータ・ゲームから無重力訓練エリアでの模擬戦闘まで、あらゆるスクールの訓練で最高の成績をおさめた天才少年エンダーの成長を描いた、ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞作
  • 蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ 他十七篇
    4.2
    芥川が小説、随筆、童話、戯曲と、その才気にまかせて様々のジャンルで試みた作品の中から、広い意味で「子どもむき」と考えられる作品を選び収めた。この作品群から、機智や逆説や諷刺、そしてまた、そうした理智の鎧で固められた奥にひそんでいる作者の、少年のような純潔で素直な魂を感じとることができる。 (解説 中村真一郎)

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  • 霞が関残酷物語 さまよえる官僚たち
    3.5
    ノンキャリの悲哀、技官の恩讐、エース官僚の逃亡……。外務省や鈴木宗男問題等、官腐敗の底流に潜む“身分差別”人事の実態。著者は旧労働省技官の異色小説家。在職中に味わった「労働族」村上正邦元参院議員(KSD事件で逮捕)の“猛威”等、実感を交えつつ官僚の本音を探る――辞めるか、死ぬか、諦めるか。“地獄の三択”が官僚を蝕んでいく。
  • 美しい都市・醜い都市 現代景観論
    3.8
    日本橋上の首都高移設が検討されたり、景観法が制定されるなど、「美しい国」をつくる動きが強まっている。しかし、計画的で新しい街並みが「美」で、雑然として古い街並みが「醜」とは言いきれないであろう。本書は新世代の論客が、秋葉原・渋谷・ソウル・幕張・筑波・上海・ディズニーランド等々を事例とし、さらに平壌への取材旅行から映画・アニメ作品中の未来都市像に至るまで、縦横無尽に「美」とは何かを検証する。写真多数収載。
  • 100万人が笑った!「世界のジョーク集」傑作選
    3.7
    今こそ平成の笑いの力を! 腹の底から笑って、不安な気持ちを吹き飛ばそう。累計100万部突破のジョーク・シリーズ。6冊の中から、珠玉のジョークをセレクト。笑いは社会の潤滑油となり、生きる力となる。「変に難しい理屈の本よりも、明るさがあって素直に心に届くようなものを今は読みたい」という読者の声から生まれた一冊。「〈笑い〉こそが、人類が絶望の歴史の末に見出した、最大の生きる術なのだ」(おわりに)
  • 江戸文化評判記 雅俗融和の世界
    3.0
    江戸には江戸の文化を成熟させた先人がいた。その果実は、現代と全く異なる味わいがあるからこそおもしろい。著者は、江戸の文物を部品に一人乗りのタイム・マシーンを組み立てて江戸観光を企てる。着いた時代は伝統の「雅」と新興の「俗」の両文化が見事に融和した壮年期の江戸。中央はもとより地方にも足を延ばし、一癖も二癖もある多彩な人々を訪れ、出版事情を探り、文人大名の蔵書も拝見。まずはこれを評判記に刻んで御報告の仕儀。
  • 女たちの幕末京都
    3.0
    開国か攘夷かをめぐり、幕末の政治の中心は江戸から朝廷のひざもと、京都へ移った。歴史は男たちの活躍する格好の大舞台を提供し、のちに多くの書物に取り扱われた。本書は、ともすれば歴史の片隅で取り上げられてきた女性たち、たとえば安政の大獄で逮捕された老女村岡、皇女和宮と協力して徳川家を救った庭田嗣子と土御門藤子、岩倉具視に「手のつけられぬ女」といわれた若江薫子らに光を当て、歴史の面白さを掘りおこす。
  • 愚か者の盟約
    3.6
    〈自民党が割れる! 野党連立か? 政権交代か?迫真のポリティカル・スリラー、待望の復刊!〉理想と策謀を両輪に政権の座に挑む、社会党の若手代議士寺久保と、その秘書野崎……現代の政界の混乱を「予見」した渾身の傑作。
  • 不自由な心
    3.6
    大手部品メーカーに勤務する野島は、パーティで、同僚の若い女性の結婚話を耳にし、動揺を隠せなかった。なぜなら当の女性とは、野島が不倫を続けている恵理だったからだ…。心のもどかしさを描く珠玉小説集。
  • あなたに似た人〔新訳版〕 I
    3.9
    ワインの銘柄を当てる大博打の結末は? 夫殺しの凶器の行方は? ラスト1行に襲いかかるショックとは?……常軌を逸した賭けの行方や常識人に突然忍び寄る非常識な出来事などを、短篇の名手が残酷かつ繊細に描く11篇 【収録作品】 味/おとなしい凶器/南から来た男/兵士/わが愛しき妻、可愛い人よ/プールでひと泳ぎ/ギャロッピング・フォックスリー/皮膚/毒/願い/首
  • 収穫祭(上)
    3.8
    1~2巻836~915円 (税込)
    一九八二年夏。嵐で橋が流れ孤立した首尾木村で大量殺人が発生。被害者十四名のうち十一人が喉を鎌で掻き切られていた。生き残りはブキ、カンチ、マユちゃんの中学生三人と教諭一人。多くの謎を残しつつも警察は犯行後に逃走し事故死した外国人を犯人と断定。九年後、ある記者が事件を再取材するや、またも猟奇殺人が起こる。凶器は、鎌だった。
  • 壊れた脳 生存する知
    4.6
    三度の脳出血により高次脳機能障害者となった一人の女性医師が、心身をおそう数々の出来事に戸惑いながらもつぶさに観察し、「見えない障害」を世に知らせることを人生の新たな仕事として発見していった感動の記録。
  • 依存
    3.8
    安槻大に通う千暁ら仲間七人は白井教授宅に招かれ、そこで初めて教授が最近、長年連れ添った妻と離婚し、再婚したことを知る。新妻はまだ三十代で若々しく妖しい魅力をたたえていた。彼女を見て千暁は青ざめた。「あの人は、ぼくの実の母なんだ。ぼくには彼女に殺された双子の兄がいた」衝撃の告白で幕を開ける、容赦なき愛と欲望の犯罪劇。
  • コンダクター
    3.7
    毎夜の悪夢、首なしの白骨、壊れ始める友情、怪事件を狂信的に追う刑事。音楽を奏でる若者たちの日常が、一見つながりのない複数の出来事が絡み合い崩壊の道をたどる姿をスリリングに描く驚異の劇場型サスペンス!
  • 地のはてから(上)
    4.1
    凍てつくオホーツク海に突き出し、人も寄せ付けぬ原生林に覆われた極寒の地・知床。アイヌ語で「地のはて」と呼ばれたこの地に最後の夢を託し、追われるようにやってきた開拓民の少女。物心ついたときにはここで暮らしていたとわは、たくましく生きる。今日から明日へ、ただ生き抜くことがすべてだった。中央公論文芸賞受賞。(講談社文庫)
  • トッカンvs勤労商工会
    3.7
    7月の人事異動を経て、新メンバーも加わった京橋中央税務署を揺るがす大事件が発生した。あの――悪質な滞納者から隠し財産を差し押さえまくり、顔がハスキー犬のように怖くて、“京橋中央署の死に神”と恐れられる、特別国税徴収官(略してトッカン)――鏡が、担当の滞納者を恫喝して自殺に追い込んだとして、遺族に訴えられるかもしれないのだ。しかも原告の背後には、税務署の天敵・勤労商工会がついているという。勤商の弁護士・吹雪敦は、正義の名のもと、ぐー子たちをあからさまに挑発。鬼上司のピンチにぐー子(トッカン付き徴収官)は真相究明に立ち上がる。しかし当の鏡は何もするなといつになく消極的。ぐー子自身も計画倒産に関する別の案件でにわかに忙しくなり、八方ふさがりのところへ、思わぬ助っ人――鏡の過去を知る人物が現われた……!
  • 風渡る
    3.6
    秀吉の懐刀・黒田官兵衛と、日本人修道士・ジョアン。2人は、未曾有の変革の時を、時代の風を受けて生き抜いた。居場所を求めて駆け抜けた2人。信長から、キリシタン禁止令の時期を、折々にかかわりあいながら生きてきた2人。お互いの心にあるものを察しながら、時代を体現した黒田官兵衛とジョアンの交歓を、さわやかに描く。(講談社文庫)
  • 猫は忘れない
    3.5
    飲み仲間のミーナから、旅行中の飼い猫の世話を頼まれた〈俺〉は、餌をやりに訪れたマンションで、冷たくなった彼女の死体と遭遇するはめに……映画「探偵はBARにいる」が大ヒット!超人気、話題沸騰の〈ススキノ探偵〉シリーズ
  • 道元入門
    3.7
    13歳で出家、24歳で真の仏法を求め中国に留学。「只管打坐(ただひたすら坐禅すること)」に悟りを得て帰国し、正しい仏法を追い求め永平寺を開山。激動の鎌倉時代に禅を実践した日本思想史の巨人に迫る!
  • トリストラム・シャンディ 上
    3.7
    プルーストやジョイス等の“意識の流れ派”の源流とも先駆的作品ともいわれる本書だが、内容・形式ともに奇抜そのもので、話しは劈頭から脱線また脱線、独特の告白体を駆使して目まぐるしく移り変る連想の流れは、いつか一種不思議なユーモアの世界をつくり出し、我々はただ流れに身を任せ漂うばかりである。一七六〇―七年。

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  • 深く深く、砂に埋めて
    3.8
    聖女の謀略? 悪女の純真? これぞ究極の魔性の女!かつて一世を風靡した美貌の女優・野崎有利子。彼女に魅せられたエリートサラリーマンが、殺人と詐欺の容疑で逮捕された。やがて明らかになる男の転落と女の性(さが)。奔放に生きる有利子は悪女か、それとも聖女なのか? 悪女文学の傑作『マノン・レスコー』を下敷きに、女のあくなき愛と欲望を描く長編ロマンス。
  • 逸脱 捜査一課・澤村慶司
    3.6
    10年前の未解決事件を模倣した連続殺人。立て続けに3人の惨殺体が見つかった。県警捜査一課・澤村は、コンビを組む初美とプロファイリング担当の橋詰と犯人を追うが、上司と激しく衝突し孤立を深める。澤村は過去に自分が犯した失態により心に大きな傷を抱えていた。トラウマを払拭すべく澤村が捜査に邁進する中、さらに4人目の犠牲が出てしまう。被害者の共通点を洗うと、浮かび上がってきたのは意外な人物だった――。
  • スロウハイツの神様(上)
    3.9
    1~2巻836~990円 (税込)
    人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだ――あの事件から10年。アパート「スロウハイツ」ではオーナーである脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちが共同生活を送っていた。夢を語り、物語を作る。好きなことに没頭し、刺激し合っていた6人。空室だった201号室に、新たな住人がやってくるまでは。(講談社文庫)
  • 発達障害と呼ばないで
    3.8
    「発達障害」と診断されるケースが急増している。子どもだけでなく、大人もだ。児童のADHDの有病率は6%に達し、学習障害は10%に及ぶ。なぜ猛烈な勢いで増えているのか。一方で「発達障害」と診断されながら、実際は「愛着障害」であるケースが数多く見過ごされている。根本的な手当てがなされないため、症状をこじらせるケースも少なくない。「発達障害」と似て非なる「愛着障害」とは、いったい何なのか? 本当に必要な対処とは? 「発達障害」は現在、大きな岐路にある。その急増が意味する真のメッセージを明らかにする、衝撃と希望の書。
  • 心の病 回復への道
    3.7
    職場で学校で、大きな問題となっている心の病。なぜ人は心を病むのか? どのような対処が適切で、回復には何が必要なのか? チームケアに取り組む精神科医が、身近な具体例と共に、精神障害者のおかれた歴史、精神医学の最新知見や、日本・世界の新たな潮流を紹介する。ハウツーにとどまらず、心にしっかり効く一冊。

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  • バチカン奇跡調査官 血と薔薇と十字架
    3.6
    英国での奇跡調査からの帰り、ホールデングスという田舎町に滞在することになった平賀とロベルト。ファイロン公爵領であるその町には、黒髪に赤い瞳の、美貌の吸血鬼の噂が流れていた。実際にロベルトは、血を吸われて死んだ女性が息を吹き返した現場に遭遇する。屍体は伝説通り、吸血鬼となって蘇ったのか。さらに町では、吸血鬼に襲われた人間が次々と現れて…『屍者の王』の謎に2人が挑む、天才神父コンビの事件簿、第5弾!
  • アレキサンドライト
    4.0
    流れるような黄金の髪と怜悧に煌く緑潭色の瞳を持つ美貌の貴族シュリルは、隣国の軍人、マクシミリアンに捕らえられた。彼は、妹を死に追いやったシュリルに復讐を企んでいたのだ。シュリルは贖罪のため、マクシミリアンにその身を差し出す。想像したこともない屈辱に翻弄され、貶められるシュリルだったが――。憎しみと禁断の愛に彩られた、官能の美を描く衝撃の耽美ロマン。
  • 千里眼の復讐 クラシックシリーズ4
    3.6
    日中開戦を阻止した岬美由紀だったが、違法行為のせいで南京の監獄に収監される。恩赦の条件は連続失踪事件の解決。現場の香港には脳梁切断手術を施された人々の姿が…。友里佐知子の陰謀を察知し東京に戻った美由紀をトンネル崩落事故が襲う。そこに鬼芭阿諛子の声が響いた! 「ようこそ、恒星天球教主催のイリミネーションの儀式へ」隔絶された都心の地下深くで繰り広げられるデスゲームの行方は? 完全書き下ろし!
  • 三毛猫ホームズの追跡
    3.4
    『三毛猫ホームズの推理』で悲恋を味わった片山晴美は心機一転、「新都心教養センター」で受付嬢になったが、そこでも事件が。金崎沢子と名乗る女性が全講座を申し込み、受講生になった途端に講師が次々と殺されて…。しかも、本物の沢子は2年前に殺されていた!! 血もアルコールも女性もダメと三拍子揃った兄の片山刑事に、新たに晴美に一目惚れした猫嫌いの石津刑事も加え、「三毛猫ホームズ」シリーズいよいよ快調!!
  • 十蘭万華鏡
    4.3
    パリ滞在に材をとった西洋読物、大戦後の世相小説、古代史物語、幕末物、戦記物…。華麗なる文体を駆使して展開されるめくるめく小説世界。「小説というものが、無から有を生ぜしめる一種の手品だとすれば、まさに久生十蘭の短篇こそ、それだ」(澁澤龍彦)。この姿勢で貫かれた作品は、いずれも常に新しく、読み巧者の期待を裏切らない、文学の金字塔である。「ヒコスケと艦長」「三笠の月」「贖罪」「川波」など、痛快無比の傑作群。

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  • 官僚を国民のために働かせる法
    3.8
    なぜ私は1年9ヶ月もの間「干され」続けたのか。退職の真相から野田政権の本質分析まで渾身の語り下ろし。官僚よ、省益ばかり優先したり天下りポストの確保に奔走しないで、今こそ「公僕意識」を取り戻せ!――霞が関を去った改革派官僚の旗手が満を持して立言する、日本再生の真の処方箋。【目次】1章 なぜ「国家公務員制度改革」が進まないのか/2章 官僚たちの「生態白書」/3章 “内向き思考”が日本を滅ぼす(以下略)【光文社新書】
  • 超バカの壁
    3.7
    「今の日本社会には、明らかに問題がある。どんな問題があるか。私はものの考え方、見方だと思っている。そこがなんだか、変なのである」――フリーター、ニート、「自分探し」、テロとの戦い、少子化、靖国参拝、心の傷、男と女、生きがいの喪失等々、現代人の抱える様々な問題の根本が見えてくる。「バカの壁」を超える方法、考え方は自分の頭で生み出す。そのためのヒントが詰まった、『バカの壁』『死の壁』に続く、養老孟司の新潮新書第三弾。
  • 世界最高のピアニスト
    3.4
    この人こそ名ピアニスト!これぞ名演!っていうけど、いったいどこがスゴイの?いい演奏と、そうでもない演奏ってどう違うの?――聴けば、すぐ分かります。アファナシエフ、ポゴレリチ、ケンプ、グールド、アルゲリッチなど20世紀以降を代表する名ピアニストたちの演奏を徹底評論。ピアノを聴く楽しみ、感動を存分に語りつくす。天才たちの奇人変人ぶりも読みどころ。名演CDリスト付きで、読んで楽しみ、聴いて楽しめる。【光文社新書】
  • 子産(上)
    4.1
    信義なき世をいかに生きるか――春秋時代中期、小国鄭は晋と楚の二大国間で向背をくりかえし、民は疲弊し国は誇りを失いつつあった。戦乱の鄭であざやかな武徳をしめす名将子国と、その嫡子で孔子に敬仰された最高の知識人子産。二代にわたる勇気と徳の生涯を謳いあげる歴史叙事詩。
  • 逢魔ヶ刻
    4.0
    ゆく宛のない旅の中、見知らぬ駅に降り立った笹森。「夜見」というその街で唯一の旅館に泊まることになった彼は、酒場で小夜子という女と出会う。彼女と街の不思議な魅力に捕らわれて、数日間この街に滞在するうちに、この土地に伝わる悲劇の伝説と、二年前に起きた旅行者の失踪事件を知ることになる。時間の流れが止まったようなこの街で何が起ころうとしているのか? 幻想的な古都を舞台に描くサスペンス&ホラー。
  • 流さるる石のごとく
    4.3
    サスペンスに魂が泣く。夫を殺さないで! 私、酒を断ちますからーー大富豪のひとり娘で、エリート医師の妻・速水圓(はやみ・まどか)。何不自由ない生活を送る一方で、重度のアルコール依存症に沈んでいた彼女を、突如襲った夫の誘拐事件。犯人の指示に従い、2億円のダイヤモンド・コレクションを手に新幹線に飛び乗った圓を、想像を絶する事態が待ち受ける。魂を震わせる、感動の長編サスペンス!
  • 卍(まんじ)
    3.9
    いまだ令嬢の如き若奥様柿内園子が語る、船場のお嬢様徳光光子との異常で官能的な物語。文豪による「女性同性愛小説」。昭和6年4月、改造社より初めて単行本として刊行された。

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