山中ヒコの作品一覧
「山中ヒコ」の「后と河<デジタル版>」「イキガミとドナー 二人のイキガミ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「山中ヒコ」の「后と河<デジタル版>」「イキガミとドナー 二人のイキガミ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
『初恋の70%は、』、『王子様と灰色の日々』、『500年の営み』などの作品を手がける。
「物」として扱われる
10歳の鬼道が、薬も効かない熱の中で、母の手を想い描きながら「自分の手で自分の頭を撫でる」シーン。この数ページに凝縮された孤独の痛み、自分を愛し、慈しむことすら、自分一人で完結させるしかなかった少年の絶望。
薬が一切効かない鬼道にとって、ドナーである吉野の身体だけが唯一の「薬」であるという設定は、あまりに切なく、官能的だ。
鬼道の剥き出しのわがままも、暴力的なほどの執着も、その内側に抱える深い暗闇も。吉野はそのすべてを静かに、深い包容力で受け入れる。
「守るものが何もないというお前を、俺は守りたいんだから」
そう言い切る吉野の覚悟。
対して、鬼道は吉野を傷つけたくないと願い、ドナー契約の