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気ままなフリーター生活を送る浅井航は、ひょんなことから飲み屋で知り合った笹川啓介の会社「デッドモーニング」で働くことになる。そこは、孤立死や自殺など、わけありの死に方をした人たちの部屋を片付ける、特殊清掃専門の会社だった。死の痕跡がありありと残された現場に衝撃を受け、失敗つづきの浅井だが、飄々としている笹川も何かを抱えているようで――。 生きることの意味を真摯なまなざしで描き出す感動作!
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Posted by ブクログ
☆4.5 久しぶりに小説で泣いたな。死が纏う孤独というか、寂しさを感じた。いつか訪れるそれを想像して悲しくなった。交通事故で亡くなった同級生を思い出して、胸が窄んだ。私はどんな風に死ぬのか。とにかく色々な思いがあって泣いてしまった。もしかしたらそこには、死に対する本能的な恐怖もあったかもしれない。 ...続きを読むそんな思いを抱けるほどのリアリティのある描写だった。 主人公の浅井はなんというか、かたはらいたしなキャラクターだけれども。「オイオイそれはねーだろ!」という行動をわざと取らせているようにも思える。最終的にはそこが良いなあ、となるのであった。 追記 「寿司を食いたい。でも我慢。」ってとこでなんか泣いちゃって、そこから涙腺がユルユルだったせいでもある。切なさと、自分の未来であるような気がして。
大変仕事があるなぁと思いました。(大変じゃない仕事はないけど) いろんな事情で亡くなった方の最後のお掃除 心を込めて丁寧に扱ってくれると嬉しいですよね
死んだら終わり…か… そういう考え方を否定するつもりもないし、ある意味そうかもしれん。 でもなぁ…それも寂しい気もする。 確かに死んでしまったら、それまでかもしれんけど、今まで、何とか生きた!って誰かには分かって欲しいと思ってしまう。 まぁ、自分が死んでしまったら、分かるも何もないかもしれんけど。 ...続きを読む 特殊清掃ってのは知ってたけど、凄い現場! 死に方も色々やけど、特殊清掃に依頼されるんやから、病院とかやなく、家とかで、看取られる事なく、亡くなった方の跡を消す。 孤独死とか、自殺とかやけど、何か、居た堪れんな。 こんな壮絶な死と向かい合ってこなす仕事ってハード。多分、私にはできんかもしれん。興味本位で出来る仕事ではないわ。別に心霊現象とかなくても。 こういう仕事に、偶然、出会って、それで成長する浅井くん。本人の今までの生き方は、クラゲを目指してたのに… 私は、クラゲ的なのに憧れてしまうけど。 仕事を通じて、成長して行く話は良くあるけど、職業が…異色! 色んな現場で、色んな死を目の当たりにして、それぞれの生き様を見て…何を思うんやろ? 私なら、多分、頭空っぽになる(^◇^;) 笹川さんも何とか乗り越えられたし、ハッピーエンド! 私もいずれお迎えが来る… どんな形になるんやろ… 清掃をお願いする事になっても、そのお代ぐらいは残しておきたい… 興味本位で出来る仕事ではないと言いながら、興味本位で読んだ本作! 重いけど、一気読みでした〜(^_^)v
mourning=喪中、哀悼。morning=朝。どちらもカタカナ表記だとモーニング。会社名が『デッドモーニング』なのは、この2つの言葉をかけているのかな、と思いつつ、読み進めた。作中では『朝』の方だけ出てくるけれど、『朝』を迎えることの尊さ、きらめき…読んでて、生きることの、生きるためのエネルギー...続きを読むを浴びたような気がする。
浅井航は吐いたり小便もらしたり、様々な粗相を起こす これでは笹川の会社じゃ働けない 俺もツンデレ女王の楓ちゃんに叱られたい(どMのうたがひ) 誰かが大切にしているものを、自分も同じように大切に扱うって、意外と難しいんだよ 望月さんの名言に生き方を学ぶ 下らないことだっていい 自分の声を使って話がした...続きを読むいんだ 相手の目を見つめて、息づかいを感じながら… 航の金言に世界中の誰もが頷く グッドバイが溢れているならさ、新しいハローを探せばいいじゃなーぃ こんな啓介の発言に俺の涙腺は崩壊寸前だ
初めて読んだ作家だったが、期待以上に良かった。 特殊清掃の過酷さや死への向き合い方など、過度にドラマチックにせず、現実味のある内容だったので心に響いた。 最初は主人公の甘ったれな性格にイライラしたが、失敗して少しずつ成長していく様があまりにも等身大で最終的には応援している自分がいた。 「遺品は...続きを読むゴミではなく、死者の大事な持ち物だから大切に扱う」この考え方がすごくよかった。
特殊清掃。 死んでしまった方の家の掃除をするお仕事。 職業について知ってはいたのですが、想像以上に酷い状態の家も対応されるのだなと。 警察関連で亡くなった方の清掃の部があって遺体を運んだ後に多少の清掃を行なっているのかなと勝手に思ってました... 特に最後のお家の話は描写は控えつつも、かなりグロテス...続きを読むクな状態だったのではないかと読み取ることができました。 こういった職で働いてくださる方々に本当に頭が上がらないです。 物語の中で私が一番好きな人物は望月さん。 暗い会社内でも明るく、気を利かせながらも気を利かせている感じを決して出さないムードメーカー的な存在。 中盤、あまりにも悲しすぎて泣きながら読んでしまいました。まるでドラマを観ているような情景文に引き込まれました。ラストとても良かったです。
死というものについて深く考えるきっかけになった作品。読む前は死を全ての終わりとして一括りに考えていたが、そうではないと気づくことができた。全体的に重い話だが読んで良かったと思える。
思わぬ拾い物。と言ったら失礼かもしれないが、読み進むにつれて心温まり、主人公の航を応援しその成長に感動する自分がいた。 ひょんなことから特殊清掃専門の会社で働くことになった航だが、最初はその凄惨な現場にたじろぐ。その現場はまさにスプラッター。しかし経験を積むうちに、他人の死を通して自分に近しい人に...続きを読む本当に向き合い、人と関わる事ができる様になる。まさに成長小説。 この特殊な状況を作品に取り込む事を思いついた時点で、作者は宝の山を引き当てたかもしれない。 まだまだ、この先どう展開するのかと分からなかったり、過去が気になる人物もいるので、是非続編を期待したい。
特殊清掃という仕事があることは、なんとなく知っていた。最初のうちは主人公と同様、その惨状に吐き気をもよおし、読むのがしんどかった。 もしかしたら自分もこんな業者さんにお世話になることもあるのかしら、できたら死んでからまで迷惑かけたくないなと考えたり。 彼らの仕事は死の跡を消すこと。まるで何もなか...続きを読むったかのように綺麗に磨き上げる。 遺品整理しかり個人の痕跡を消すことは悲しく辛いことのように思えたけれど、死をテーマにして、どのように生きるかを考えさせられた。
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