シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎

シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎

1,870円 (税込)

9pt

はからずも医療刑務所へ期間限定の配属となった医師の工藤。矯正医官となった彼が見たのは、罪を犯しながらも民間と同等の医療行為を受けている受刑者たちの姿。さらに彼の気持ちをかき乱したのは、医師を志望するきっかけを作った男との鉄格子を挟んだ邂逅だった――

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    ポプラ社
  • ページ数
    383ページ
  • 電子版発売日
    2019年09月19日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

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シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    罪人に医療を提供することは是が非か。
    その葛藤の狭間で揺れ続けながらも、医師という職業柄、受刑者に対しても治療を続ける主人公。彼が抱え続ける過去の傷が、受刑者である患者との関わり合いの中で鮮明になる過程、そしてその想いが少しずつ変化していく様子が読んでいてじっくりと心に沁み渡ってくる。
    罪を犯し、他

    0
    2020年11月28日

    Posted by ブクログ

    医療刑務所というのは知らなかった。そこでは罪を犯していても無料で医療が受けられるのだ。そこにやってきた新人精神科医の視点で、入院する精神を病んだ患者、背景のある病気の囚人たち、彼自身の過去などが複雑に絡み合い、色んなことを考えさせられる作品となっている。贖罪の意識を求める工藤医師は、そういう意識の希

    0
    2019年10月09日

    Posted by ブクログ

    最初は、主人公の高圧的な態度が、なんだかとてもキツく感じられました。でも話が進むに連れて、色々な真実が明らかになり、鎧を脱ぐように柔らかく自然になっていく姿に、惹きつけられました。

    冷酷な現実だけど、優しさを感じる、そんな話でした。

    0
    2025年03月12日

    Posted by ブクログ

    夜去医療刑務所は、病院の機能に重きを置いた矯正施設。
    半年後、新設予定の刑務所に合併される。
    そこへ登庁することになった精神科医の工藤。
    罪を犯した者へ医療を提供することに抵抗を覚える。
    しかし、受刑者の中に幼馴染がいることがわかり
    彼と関わることで工藤の思いも変わっていく。

    少しずつ、気持ちが解

    0
    2024年02月07日

    Posted by ブクログ

    1.羽根と体温/ 2.動物たちの咆哮 / 3.下を向いて / 4.檸檬の夜 / 5.塀の中の子ども / エピローグ

    医療刑務所では無料で医療を受けられることは知らなかったです。
    とても重いテーマだったけれどこの作品を読めて本当に良かった。
    また、参考文献の量が多かったので著者の努力を感じました。

    0
    2022年10月01日

    Posted by ブクログ

    医療刑務所で治療に当たる医師が、「受刑者に(国民の税金を使って)医療を提供することは正しいのか?」という悩みを抱きつつ、刑務所での勤務を始めるところから物語は始まります。
    半年という限られた期間だから、という理由で勤務を引き受けた工藤医師でしたが、通常の病院と同じように治療をしたり緩和ケアをしたりす

    0
    2022年05月19日

    Posted by ブクログ

    医療刑務所の矯正医官として半年間勤めることになった精神科医の工藤守。
    罪を犯した者に、税金を使って医療を行う必要はあるのか?受刑者は本当に自分の罪を悔いることがあるのか?
    病院の人事によって、一時的に派遣されてきた工藤は、医療刑務所というものに納得できない思いを抱えている。
    そんな工藤の言動は、読ん

    0
    2022年01月24日

    Posted by ブクログ

    医療刑務所で昔の友だちに出会ってしまった
    医者と患者
    嫌々来ていた派遣医
    彼の心の動きが丁寧に描かれていました。

    0
    2021年11月20日

    Posted by ブクログ

    医療刑務所に精神科医として働くことになった工藤、アル中で働かない父親が交通事故を起こすなど、生い立ちが彼を精神科医にした。受刑者に税金を使って医療を提供する事に反対の気持ちでいる彼は、幼馴染か受刑者として目の前に現れる。

    0
    2021年09月21日

    Posted by ブクログ

    前作に続き、あまり知ることの無い仕事をベースにした重い作品。特に前半は読むペースもあがらなかったけど、最後まで読んでよかった。

    0
    2021年03月09日

シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    ポプラ社
  • ページ数
    383ページ
  • 電子版発売日
    2019年09月19日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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