切ない作品一覧
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3.5筑後柳河十三万石の領主立花宗茂を描く長編小説。秀吉をして「鎮西一の忠勇、天下無双の勇士なり」といわしめた宗茂の生涯は、戦っては義戦多く、常に寡兵をもって大軍を破り、その生きざまは信義一筋、まことに誠実・清廉なものであった。これは実父高橋紹運、養父立花道雪という両父の高潔な生き方を範としており、ゆえに本編は、この三人の父子像が中心のテーマとなっている。ともに大友家の加判衆であった両父は、当主宗麟を守り立てる立場にある。たとえ非道な仕打ちにあったとしても、決して当主を見放さず、己の運命として受けとめ、恥じることのない生涯を終えるのである。この愚直なまでの廉潔な生き方を、著者は現今の知的ノウハウ重視の風潮に対するアンチテーゼとして提示、また自立する女性として描かれる妻ぎん千代と宗茂との葛藤も、今日的なテーマとして見事に描出している。現代人の心を癒し、人間の温もりをほのぼのとつたえる力作である。
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3.0天下泰平の世が長く続き、環境にもエコロジー、人情味にあふれる江戸時代を「理想の社会」と憧れる日本人は多いが、はたして本当だろうか? 本書は、「特権階級的に恵まれた江戸市民の暮らし」「鎖国はオランダに騙されただけ」「全国はげ山だらけの自然破壊」など、徳川300年の治世の“不都合すぎる真実”を明らかにする。時代劇や小説で知る江戸時代のイメージが決定的に覆される一冊! 【目次】●プロローグ 「江戸時代礼賛論」を全面的に否定する理由 ●第1章 豊臣の天下はなぜ短命だったのか? ●第2章 関ヶ原で西軍が負けた失敗の本質 ●第3章 世界史から鎖国の原因と功罪を解き明かす ●第4章 徳川家康の祖法を守って「じり貧300年」 ●第5章 「日本は300の国からなっていた」という伝説 ●第6章 武士道とは縁遠い、江戸時代の普通の武士たち ●第7章 江戸時代と現代の北朝鮮はこんなに似ている ●第8章 西郷どんの視点から見た幕末維新
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3.8「あそこには、人を喰らう鬼がいるんです」江戸深川界隈で立て続けに起きた夜鷹殺しに怯える女の、悲痛な叫びがこだまする。そんななか、この世に思いを残した人の姿が見えるおいちの前に、血の臭いをまとった男が現れる。商家の若旦那だというこの男は、亡き姉の影に怯えていた。おいちに助けを求めてきた男は、事件に関係しているのか、それとも――。腹を裂くという猟奇的な手口に衝撃を受けたおいちは、岡っ引の仙五朗と力をあわせ、ある行動に出るのだが……。父・松庵のような医者になりたいという思いを胸に秘め、18歳になったおいちは、事件の糸口を見つけ、解決することができるのか。生き方に悩みながらも、強く生きたいと願う女性を描いて人気の青春「時代」ミステリーシリーズ第三弾!
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3.8昨日、女子大生の圭子は最愛の恋人・朗から、突然の別れを告げられた。自分は癌にかかっていて余命いくばくもない、というのだ。茫然自失する彼女の耳に、同時にこんなニュースもとどく。“1週間後、地球に隕石が激突する。人類に逃げ延びる道はない”。――圭子は決意した。もういちどだけ、別れていった朗に会いに行こう。そして練馬の家から、彼の住む鎌倉をめざし、彼女は徒歩で旅をはじめたのだった。道中で圭子が出会う4人の物語を織りこんで紡がれる名作破滅SF。――来週、地球が滅びるとしたら、あなたはどうやって過ごしますか?/解説=東浩紀
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3.6「おいちちゃん、怖いよ。助けて……」。――胸騒ぎを覚えたおいちは、友のもとに駆け付けるのだが。本書は、この世に思いを残して死んだ人の姿を見ることができる娘・おいちが、その能力を生かし、岡っ引の仙五朗とともに、複雑に絡んだ因縁の糸を解きほぐしていく好評「おいち不思議がたり」シリーズ待望の新作。江戸深川の菖蒲長屋で、医者である父・松庵の仕事を手伝うおいちは17歳。父のような医者になりたいと夢を膨らませているのだが、そんなおいちの身にふりかかるのは、友の死、身内の病、そして自分の出生の秘密にかかわる事件等々。おいちは、様々な困難を乗り越え、亡き友の無念を晴らすことができるのか。悩みながらも強く生きたいと願う主人公を書いてきた作家・あさのあつこの青春「時代」ミステリー第二弾! 解説は、作家の小松エメル氏。
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3.5終戦後、千島列島に侵攻したソ連軍を撃破! 日本を救った男たちの激闘。終戦後の昭和20年8月17日深夜。ソ連は千島、北海道の占領をめざし、千島列島北東端の占守島への侵攻を開始する。この暴挙に対し、日本軍は敢然と反撃。結果、戦車部隊を率いた池田末男連隊長はじめ約300名の戦死者を出すものの、ソ連軍には約3000名の損害を与え、侵攻を足止めした。もし、この戦いがなければ、北海道はソ連に占領され、日本の戦後は大きく変わっていたかもしれない。だが奮闘した男たちは、シベリアに送られ、さらに苦闘を重ねることになる……。本書では、占守島で戦い、生き残った人びとの詳細な記憶の積み重ねによって、息づまる戦場の実相、日本軍最後の勝利の詳細、そして深くて重いシベリア抑留の日々が克明に描き出される――。 〈ソ連軍の小銃弾が戦車の装甲を削り、火花とともに細かな鉄粉が飛び散った。それが小窓から飛び込んで硝煙の煙と入り混じって目に入り、痛くて、小田は何度も目をしばたたかせた。小田は「戦争とはこんなに息苦しいものなのか」と思った。(本書第二章より)〉貴重な証言から浮かび上がる、知られざる真実。 【目次より】●第1章 最前線 ●第2章 終戦三日後の激戦 ●第3章 停戦 ●第4章 抑留 ●第5章 戦後 ●第6章 時が止まった島
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3.9日本人に民主主義はムリなのか? 絶望しないための48か条。 「論壇時評」はくしくも3月11日の東日本大震災直後からはじまり、震災と原発はこの国の民主主義に潜んでいる重大な欠陥を炙り出した。若者の就活、ヘイトスピーチ、特定秘密保護法、従軍慰安婦、表現の自由……さまざまな問題を取り上げながら、課題の解決に必要な柔らかい思考の根がとらえる、みんなで作る「ぼくらの民主主義」のためのエッセイ48。 大きな声より小さな声に耳をすませた、著者の前人未到の傑作。 2011年4月から2015年3月まで、朝日新聞に大好評連載された「論壇時評」に加筆して新書化。
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4.8女性僧侶の妙玄さんは猫の言葉が聞こえたり、犬の気持ちがわかったりする不思議な力を持っています。そんな彼女がボランティアしている動物保護施設の動物たちが最期の瞬間を迎える時、思うこととは? 実話を元にした感動コミックエッセイ!
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4.3虐待の家で育った少女が、笑顔を取り戻した──。貧困・虐待・スクールカースト・ドラッグ・性。現代の子どもたちが抱える問題の最先端が現れる「保健室」と、そこで彼らを支えて奮闘する「養護教諭」の活動に密着したルポルタージュ!
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4.0元外務事務次官の著者は、日米貿易摩擦の解消のための日米交渉において、日米双方が国内の構造問題の是正を目指すという合意を導き、六カ国協議では北朝鮮の核と拉致の問題について中国の協力を取り付けた。米国や中国も信服した「ミスター外交」が、グローバル化時代に世界と渡り合う術(すべ)を語ったのが本書である。日本人がグローバル社会で渡り合うために身に付けたい5つの力――英語力、情報力、「個」の力、ロジック力、人間力を身に付ける方法について語り、続いてアメリカ大統領選挙など国際情勢の見方と国際社会における「ロジック」の具体例を述べる。また空母よりも威力がある「東シナ海油ガス田共同開発合意」など、日本国がアメリカや中国に主張すべきことを説く。巻末には著者主宰の私塾における瀬谷ルミ子氏の講演を収録。世界の紛争予防に努めてきた経験からグローバル人材の要諦を語る。
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4.5日本が、満州事変から日中戦争、太平洋戦争、そして敗戦へと向かうなか、新聞はなぜ戦争を止められなかったのか。なぜ逆に、戦争協力の深みに入っていったのか――。朝日新聞が自身の「暗部」を、元記者や関係者への聞き取りをはじめ、国内外の総力取材によって検証、日本ジャーナリスト会議大賞を受賞した多角的ノンフィクション。当時の紙面や貴重な戦争写真資料もふんだんに掲載。
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4.5二十代、三十代、四十代にしておくべきこと、老後を有意義に過ごす考え方、病や死とどう向き合うべきか……。様々な人生論が、書店の店頭に溢れている。それは、わずかな期間に平均寿命が延び、働く目的・働き方が多様化した現代にあって、われわれはいかに生き、いかに死んでゆくかを模索しているからにほかならないといってもよいだろう。本書の原題は、陽明学の泰斗・安岡正篤が、昭和二年に著わした『東洋倫理概論』であるが、平明に言えば、「人としての生き方を述べた本」、その現代語訳である。本書の中で著者は、人生を青年期・壮年期・老年期に分け、「造化(天地の万物)」に逆らうことなく、人として「真っ当に生きること」の重要さを、古今東西の名著、漢詩・和歌等を引用しつつ説いている。それは、先達の人生観の結集といってもよい。時として生きる意味を見失いがちな現代、安岡教学の骨格をなす本書に、その答えを見出すことができるだろう。
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4.3日本の昭和史は単なる歴史ではない。まさに今日の時事問題である――日本人として最低限知っておかなければならない、明治以来の真実の歴史を熱く語りかける「渡部昇一の歴史の読み方」全400ページ。朝鮮独立を助けた日清戦争、世界史を変えた日英同盟、日韓併合の誤解、満州建国の真実、南京大虐殺の嘘、従軍慰安婦の実態、日米開戦における日本外交の失敗……「戦前はすべて悪」ではなかったのである。
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3.0子どもの頃に身を置く環境が、個々の人格や人生に与える影響は大きい。特に、父親の子育てへの関与が、子どもの将来に多大な力を及ぼすという著者。「女の子は雄々しく、男の子は女々しく」育て、「子どものわがまま」を尊重し、休日には家族そろって「たわいのないおしゃべり」に花を咲かせる……。自らすすんで家事に参画し、そんな父親の後ろ姿を見せることで、子どもとの絶対的信頼関係を確立していく。上手にコミュニケーションを図らなければ、身近にいながら遠い存在になりかねない「家族」というつながり。無気力な子どもや、大人になりきれない親が増え、お互いに無関心な親子関係が浮き彫りにされつつある今だからこそ、家庭のあり方や家族の関係を見直すべきなのではないだろうか。本書は、独自の哲学をもって子どもとふれ合い、子どもの個性とまっすぐに向き合ってきた、リンボウ先生流子育てを大公開!
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3.5本書は戦後の歴史をたどりつつ、歴史を変えることのできなかったリベラルな知識人の挫折の原因をさぐる「敗者の戦後史」である(「はじめに」より)。全面講和から安保反対、反原発運動に至るまで、日本の左翼は理想主義的なスローガンに終始し、保守陣営への対案を示してこなかった。2014年の朝日新聞の大誤報は、そんな「戦後リベラル」たちの終焉を示していたと言えるだろう。戦後70年を経たいま、「革新」という幻想はこれからどこへ行くのか。「敗者の戦後史」から逆照射すれば、未来の日本への道筋が見えてくる。日本を「普通の国」へと変える論点がわかる、刺激的な論考!
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3.7中国の人々は総じて元気があり、暗い印象を与える人は少ない。そのメンタリティーの源はどこにあるのか? 中国は決して生きやすい社会ではない。庶民は地方官の苛烈な徴税とでたらめな裁判に苦しみ、官僚だって一歩間違えれば悲惨な刑罰を受ける。さらに官僚になるのも一苦労、「科挙」では八股文という超絶技巧が求められる。一方で中国人は人生に愉しみを見出す達人でもある。最高の娯楽になりうる漢詩に耽溺し、美食や美女を優雅に愛で、静寂が支配する「庭園」に佇む。中国は伝統的に、生きるしんどさと遊びの哲学が同居する国なのである。現代でも、官僚は一歩道を踏み外せば奈落の底に突き落とされ、中国文学は「反政治」の様相を呈している(これに対して、日本文学は「非政治」的であるといえる)。象棋や麻雀などのゲームが好きで、文房四宝(硯紙筆墨)に凝る人も多い。本書はそのような、現在にも通じる中国社会、中国文化のさまざまな相貌について柔らかな筆致で解説する。
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4.2歳を取ると話が長くなる――あまり歓迎されない傾向だが、そこには「なるほど」と思える理由がある。本書はそのような、老後に生じる「心境の変化」を論じ、特に一種の成熟の表れである「老年的超越」について詳述する。例えば、社会とのつながりが少なくても寂しくなくなったり、何事もポジティブにとらえる傾向が生まれ、しかも努力や経験を重ねなくても、歳をとれば自然にそのような状態に落ち着くのだという。高齢者心理学の専門家が、1831人の大規模調査(平均70歳以上の幸福感[老年的超越]の調査では日本最大)で見えてきた、高齢者の幸福な境地を語り、「生涯現役」とは異なる価値観を提示する。
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3.8なぜ日本は、尖閣問題で厳しい岐路に立たされたのか?政策決定において、論理よりも空気が重んじられる傾向は、「戦艦大和の最後の出撃」と重なるのではないか――。本書は、CIA、旧KGB、MI6等々、数多くの情報機関と交流した著者の実体験を交えて、情報とは何か、情報体制はどうあるべきかを提言する。外務省は、なぜニクソン・ショックを予測できなかったのか? なぜ石油ショックやイラン・イラク戦争の終結、ベルリンの壁崩壊を捉えきれなかったのか?「尖閣問題」こそ日本外交の縮図である。日本では正しい情勢判断がなぜか軽視されてしまう。外務省国際情報局長が国際諜報戦争と外務省の真実を明らかにする。――本書は2009年刊『情報と外交』(PHP研究所)に、あらたに序文とあとがきを加えたものです。
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3.8一見すると明るく社交的だが、心の奥はさびしくて不安。「ありのままの自分」に自信がなくて、他人の同情や歓心を得ようとイヤとは言えずその場をとりつくろう。「私だけが我慢している」と不満は募る一方。好意すら敵意と誤解する。他人に好かれることが生きる目的になってしまった不幸な人たち。自分の気持ちさえ見失い、優しい言葉をかけてくれる「ずるい人」にだまされる。しまいには人と接するのが恐怖になるのだ。嫌われてもいいじゃない! 「いい顔」をやめたら、人生はラクになり、本当の味方が見えてくる。[「嫌われたくない症候群」はこんな人]◎友だちがいっぱいいるフリをしたり、幸せだと誇張する ◎「かわいそう」「つらかったのねー」といつも慰めてほしい ◎ことなかれ主義者で、自分からとにかく謝ってしまう ◎他人の眼差しが気になり、心の底を見られるのが怖い ◎自分が相手を嫌いなのに、相手が自分を嫌いだと思いこむ etc. .
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4.1・なぜ人に甘えられなくなったのか?・なぜ自分を偽ろうとするのか?・なぜ弱点を見せまいとするのか?・なぜ我慢が活きないのか?・なぜ、だれとも打ち解けられないのか?……もしあなたが「うつ病性格」ならば、それは家庭環境で決まります。だから「見捨てられる不安」に怯えるな! 一見すると自立しているように見えて、じつは他人にビクビク。つねに身構えてしまい、関係が近くなるほど怖くなる。対立を恐れるばかり、本心では頼りたいのに声がかけられない。本音が言えない。甘えや悔しさを出せず、心の中はいつも不安で不満。言い知れぬ疎外感。かえってずるい人のやさしさに騙され、真の味方は離れていく……。いつしか「うつ」になるのも無理はない。“自分がない”のに自分を守ろうとしてしまう悲しい性格はどうすればいいのか? うまくやろうなどと考えず、人間関係にこだわらない生き方を心の悩みを解決するスペシャリストが教えます。
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3.91世帯当たりの平均年間保険料は45万4千円。「日本人の保険好き」は有名だが、著者によると「ほとんどはムダ」。特約満載のパッケージ商品で儲かるのは保険会社だけ。消費者の錯覚を誘う広告や営業担当者のセールストーク。医療保険は費用対効果が全然割に合わない……。すべてをそぎ落とすと、「本当に必要な保険」が見えてくる。本当は「かけ捨て定期」1本でいい?! ベストセラー『生命保険の罠』の著者が放つ渾身の意欲作!
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5.0「恋なんてしたくねえのに」 亜依人は一見普通の男子大学生だが、実は「人魚姫」としての前世の記憶がある。 さらに前世のトラウマから、好きな人を前にすると立てなくなり声も出せなくなるという呪いにかかっていた。 「非恋愛主義」を掲げ、10年恋をしていなかった亜依人だったが、同じ大学で他クラスの徹に一目惚れしてしまう。 「これは恋なんかじゃない」と言い聞かせても徹を目の前にするとときめいてしまう。 と同時に恐れていた呪いの症状も… しかし徹との恋を諦めるのではなく、呪いを克服しようと決意した亜依人。 前世の呪いに打ち勝ち、徹との恋を成就させることはできるのか…!? 電子限定描き下ろしマンガ1Pも収録。
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3.3今や官能小説は、女性が書いて、女性が読む時代。だが、男性と違って女性読者はセックス場面だけでは満足しない。そこに至るまでのストーリーと心理描写に納得したいのだ。では、それはどう書けばよいのか?官能と普通の小説の違い(男女の興奮の差、フェチ描写等)から、種類(不倫、SM、近親相姦、熟女の手ほどき、時代もの等)、書き方(登場人物、舞台、展開、濡れ場、心理描写、小道具、表現&用語等)、作家になる方法までを徹底伝授。官能小説の第一人者による小説指南。
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-858円 (税込)電子書籍版は偶数月第3金曜日発売!! スタイリッシュ&セクシュアルな男達の物語『ihr HertZ』[イァ ハーツ] 【表紙】山下 街 【巻頭カラー】灯台守とかもめの子……吾妻香夜 ひかりめぐりまたたいて……山下 街 望田くんは恋をしている……木下けい子 秘密守……ハル 囀る鳥は羽ばたかない……ヨネダコウ ハルに焦がれる風待草……町屋はとこ 推しはぷりんす・あ・ら・もーど……関口かんこ 喫茶カンコドリ……百年子 時節によりブルー……日々 Ωの花燭 共鳴恋情……岩本 薫&幸村佳苗 東江秘書が言うことには……秋雨るい ブルーエンドの続きから……ツノナツメ 荒らし配信者とドS弁護士……東野 裕 アンチヒロイックダーリン……梅乃しゃり 百日の薔薇 -Maiden Rose-……稲荷家房之介 [特別掲載]オオカミと許嫁……夜光花&梨とりこ 【表紙作家インタビュー】 山下 街 【BLエッセイ「再会」特集】 青木らき ハノタノハ 藤平しらべ 山路伴 user 【リレーエッセイ】 エンゾウ ※本作は紙で発行している「ihr HertZ」の電子書籍版です。掲載されている情報は紙版発行当時のものとなります。
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4.3【電子限定描き下ろし漫画も収録!】後悔を引きずる、しごでき元親友×恋に無自覚な天然リーマン、十年越しのリスタート・ラブ!――桶谷玲央には、忘れられない人がいた。それは十年前、とあることがきっかけで、突然目の前から去ってしまった親友・桑野夏樹。彼に対して複雑な想いを抱いたままの桶谷は、亡き兄の遺した幼い甥を引き取り、家事に追われる日々を送っていた。そんなある日、代理のハウスキーパーとして桶谷の家に現れたのは、なんとあの桑野本人で…!?さらに“あの日”のことを謝罪する桑野に、桶谷は――…?「今は気持ちいいことだけ考えろ」桑野の手も、声も、優しくて――…恋に臆病な二人の、十年越しのリスタート・ラブ!◆収録内容◆・「片づけられない君への想い」(1)~(6)・単行本収録描き下ろし漫画6P・電子限定描き下ろし漫画1P※本書は、現在配信している「片づけられない君への想い(1)~(6)」の内容が含まれております。重複購入にご注意下さい。
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5.0軍人王女として国を守ってきたフレイヤは、謁見に来た武器商人ジスランと出会う。 彼の胡散臭い笑みが気になりつつも優秀な武器に取引を決める。 だがその後父に裏切られ命を狙われることに! 絶望の中、助けてくれたのはジスランで――。 「私は王女様の武器商人です。あなたにまた会いたくて武器商人になったのですから」 と重すぎる愛と持てる全てを差し出してきて……。 軍人王女と付き従う武器商人の甘いこじらせロマンス! 【電子特典付き】 誕生日を間近に控える王女・フレイヤは、ジスランからバラの花を一本ずつ毎日貰っていた。 ジスランが企むフレイヤへの誕生日祝いとは……? 特別書き下ろし短編『こんな日がずっと続けばいい』を収録!
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4.6史の授業参観に参加した佐知は、保護者仲間である高坂から突然、息子の終を預かって欲しいと頼まれる。取り乱した様子の高坂に佐知は快諾するが、かねてより高坂の素性を怪しんでいる賢吾は良い顔をしない。だが、思いがけず終が賢吾に懐き、史も友達とのお泊りに楽しげだ。しかし、ホームシックで泣く終を慰めようとした佐知は、終が学生時代の賢吾と椿、そして見知らぬ男が写った写真を持っているのを目撃する。佐知は写真の男の正体を突き止めるが、賢吾に伝えることができず…? 【電子特別版】佐倉温先生の書き下ろしショートストーリーを電子版だけに特別収録!
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4.7野崎と西田は、上司と部下の関係。仕事もできるし見た目も良いのに……この二人、鈍感すぎます!!! 「駄目だって西田くん 勘違いさせないで」 「ああ…俺全く相手にされてないんだ」 ヤることやってるのに、不器用すぎて……ああ、もどかしい!! BL界新鋭の英子が贈る、心の声がうるさすぎる上司・野崎とその部下・西田の新感覚すれ違いラブコメディ!単行本限定の描き下ろし漫画も収録した、読み応え抜群の第一巻! ■収録内容 ・「副音声はうるさい十分に」1~6話 ・単行本版限定描き下ろしイラスト ・単行本版限定描き下ろし5P漫画 ※この作品は、デジタル配信用に編集した電子コミック単行本です。
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4.0魔王の軍勢を、その威容を見てなお、心折れぬ者。勇気持つ者。 人々はそのような者を――『勇者』と呼ぶ。 逃げるが勝ち、そんな生き方をしてきたはぐれ者ソロは、辺鄙な村に聖剣ありという噂を聞き、台座ごと盗んで売ろうと企むが、剣はなぜかするりと引き抜けてしまう。それを目にした王女ルーナ――本物の勇者というべき人物はソロへ微笑み「私と共に世界を救いましょう、勇者殿」と手を差し出す。一方、聖剣はソロへ囁く。自分は魔剣であり、一緒に逃げようと。これは、勇者ならぬ者がひとひらの善意で絶望に抗う旅をする物語。 ※書籍版とカクヨムネクスト版は設定の違いがあり、ストーリーが分岐していきます ※本作品の電子版には本編終了後にスニーカー文庫『誰が勇者を殺したか』(著:駄犬 イラスト:toi8)のお試し版が収録されています。
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4.1【外面王子のドS優等生×ちょろツン敏感一匹狼】 心揺さぶる恋に溺れるユースフル・ラブ 留年の危機に瀕した糸倉は、 “クラスの王子様”こと学級委員長・瀬戸に、 家庭教師をしてもらうことに。 ただ授業して解散―― それだけのはずが、瀬戸の指が耳に触れた途端、 甘い声を漏らしてしまって…!? 「ヤなのに、声出ちゃうんだ」 ドSな一面を露わにした瀬戸に、 容赦なく責め立てられる、無垢で敏感なカラダ。 混乱しつつも、糸倉は呆気なく果ててしまった。 印象は最悪。好きになるはずなんてなかった。 なのに… お互いの本当の姿に触れるうち、 2人の中に初心な恋心が芽吹いて――。 ◆収録内容◆ 「溺れる熱にふれないで」1~5話 Epilogue 描き下ろし6P 特典(おまけ漫画1P) ※「特典(おまけ漫画1P)」は紙コミックスの特約書店にて配布されているものと同様のものが収録されています。
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4.0天明四年五月の十三夜。御先手弓組番方・幣原喬十郎は男女の惨殺体を発見する。傍らには匕首を手に涙を流す若い男が一人。喬十郎は咄嗟に問い質すが、隙をつかれて取り逃がす。その男は闇社会で名を轟かせる大盗一味の千吉だと判明。殺害された男の周辺を洗う中、再び遭遇するも、千吉は殺害を否定し、再び姿を眩ませる。十年後、喬十郎は、銭相場トラブルで一家を殺害された塩問屋の事件を追う過程で、両替商となった千吉(利兵衛)に出合う。火付盗賊改長官・長谷川平蔵に助言を仰ぐも、突然の裏切りに遭い、左遷されてしまう。悪事に立ち向かう喬十郎と、江戸の闇社会に生きる千吉。宿命的な敵対関係を描き出す、血湧き肉躍る時代小説。
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3.0Google Play ベストオブ2024 「ベストSFマンガ2024」 受賞!! 亡くなった息子の代わりに孫の光を育てることになった初老の元軍人・雷蔵と 亡き父の夢を叶えるためギターを手にする盲目の少女・光。 突如襲来した宇宙人たちの攻撃により光たちの暮らす街は一瞬で焼け野原となってしまう・・・。 生存者を排除するため侵攻を続ける宇宙人に追い詰められる雷蔵を救ったのは、 光の奏でるギターの音・・・!? 果たして『音楽』の力で宇宙人を打ち倒すことは出来るのか――!? ★単行本カバー下画像収録★ 電子版は連載時のカラーを収録しております!
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4.2大学生になり、上京して一人暮らしを始めた雛之助。 新生活への期待に胸を膨らませていた矢先、マンションの隣人が小中の同級生・煌太郎だと判明! 久しぶりの再会を喜ぶ煌太郎だが、過去の“あること”がきっかけで、雛之助の胸中は複雑だった。 新歓以降、自然と煌太郎と接する時間が増えお互いに過去のことは忘れて、“普通の友達”になった二人。 煌太郎への警戒心が薄れ、彼の部屋を訪れたある日その“普通”は壊れてしまう──…。 「ね、えっちしよ」 「オレ達、元兄弟だぞ!」 【収録作品】 最愛のヴェノム 第1話~第5話 番外編 閑話(描き下ろし) ★単行本カバー下画像収録★ 電子限定で描き下ろしの漫画4ページが収録されています。
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5.0質屋を営む範佐のもとに現れたのは、「自分の身体を質草にしてほしい」と微笑む謎の男・朱音。 彼は坂の上の紅葉御殿を譲り受けたものの、遺言のせいでお金に困っているらしく、なにやら訳アリのよう。 奔放で突拍子もない提案に呆れた範佐は、御殿の蔵の骨董品をいくつか質草として預かることに。 帰宅後、骨董品の中から暗号のようなものが書かれたメモを見つける。 それは、朱音の過去と心を紐解く鍵のようで――。 お人好しで骨董オタクな質屋主人×ワケアリ儚げ和服美人の 遺言をめぐる質入れ(!?)LOVE 【目次】 第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 描き下ろし
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5.0僧侶である唯真は、捜査中に殉職した刑事の幼馴染・羣司を喪って以来、涙を流せなくなっていた。 行き場のない怒りと、最期まで告げることのなかった羣司への想いを抱えて生きる唯真には、煩わしく思う存在がいる。 羣司の月命日になると必ず墓を訪れる後輩刑事・田鍋。 自身の抱える深い喪失感を実感するたびに明るく前向きな田鍋の性格が、忌まわしくて仕方がない。 羣司に可愛がられていた田鍋への苛立ちは、思いもよらぬ言葉に変わり…? 「あの人の代わりに私を慰めてくれますか?」 吾瀬わぎもこが描く情念と救済の物語。 【収録作品】 拈華を待っていた1~6 描き下ろし ★単行本カバー下画像収録★ 電子限定で描き下ろしの漫画4ページが収録されています。
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5.0妻にゲイであることがバレて刺された四十路男・高井颯太。 死ぬ間際、謎の男から【他殺の場合、やり直しの権利がある】と言われ、目が覚めると大学生の自分に戻っていた! しかも『女の子と初体験をする』合コンがある日の朝。 死んだあとくらい正直でいたいと、女の子の誘いを断る高井だったが、怒った女の子に酒をぶっかけられ、合コンを途中退場する。 追いかけてきてくれた友達・槇尾の家で飲み直すことになり、流れで「ゲイかもしれない」と告白すると──… 「じゃあ、試してみる?」と槇尾に誘われて…!? 【収録作品】彼氏が欲しかった1~5/おまけ(描き下ろし) ★単行本カバー下画像収録★
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5.0横須賀、呉、佐世保など軍港、軍都には必ず色街があった。治安維持、兵の衛生管理など軍事上の役割を持ち、地域の財源としても機能していたが、その存在は歴史の陰に押しやられ、当時を知る人々の口も重い。昭和100年、戦後80年を迎えた今、戦争を戦場からではなく、銃後の視点から捉えたノンフィクション。こんな街にこんな過去が・・・。教科書には載らない生きた歴史。かつて確かに存在した人々の息遣いを、現地を歩き写真に収め、人の話を書き留めた旅の記録。
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4.3【他の人にナカ許したら、俺──殺しちゃうかも】 人気上昇中の若手俳優の尭良は、人より運がいい大学生。 いつも友人に囲まれているが、どこか物足りなさを感じていた。 そんな時、大学の喫煙所で危ない噂がある同級生・司と出会う。 生傷の絶えない彼が不幸体質だと知った尭良は、自分が求めていたものを見つけたような感覚に陥る。 司を知りたいと距離を縮める中、少し目を離せば新たな傷を増やす彼を守りたい気持ちから身体を重ねるが、次第に独占したい欲望が抑えきれなくなり…? ※本書は、「かわいいはいとしい 1~6話」を含む内容です。 【電子限定描き下ろし1P漫画付き!】
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4.7人間と獣人が共生して暮らす社会── 警察官で人のミズキは"ある過去"から獣人が怖い。 だが新しくバディを組むことになったのは、獣人のリョウだった。 無遠慮に距離を詰めてくるリョウに 真面目なミズキは調子を狂わされっぱなしだ。 相容れない関係のまま、事件に出動。 窮地でリョウの獣人の力に助けられたミズキは……? 獣人×人間 凸凹ラブアクション! 【協力書店様共通の特典ペーパー(1P)&カバー下(2P)を巻末に収録配信!!】
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4.3魔力無しのため冷遇されていた公爵家次男のミルカは、王妃殺しと呼ばれる第二王子ヴァレンティレの婚約者として追い出される。苛烈な性格と噂されるヴァレンティレは、これまで数多の婚約者候補を追い返してきたというが、実は強すぎる魔力のせいで誰も側にいることができないのだった。だが、ミルカは問題なく過ごすことができ、帰る家のないミルカはここに置いて欲しいと訴える。一方、ヴァレンティレも家族と確執を抱えて孤独に生きてきたが、ミルカの側に安らぎを覚え…? 【電子特別版】貫井ひつじ先生書き下ろしショートストーリーを特別収録! 王都からの帰還前のミルカとヴァレンティレの一幕。
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4.8優れた容姿と家柄でスクールカースト上位に君臨するα・御園紅雄。 常にもてはやされ遊ぶ相手にも困らないが、クラスメイトのαであろう孤高の優等生・藤波 青は御園に媚びを売らない。 ある日の放課後、御園は学校で藤波がαに襲われている現場に遭遇する。 それはヒートを起こしたΩフェロモンの誘発によるもので・・・・・・藤波はΩだった。 αの本能に抗えないまま彼を抱いてしまった御園は、そのことを逆手にとられ、藤波が他のαに襲われないように恋人(仮)として卒業まで彼の〝番犬(いぬ)〟をすることになり・・・ 【収録作品】 君は春までぼくのいぬ#1~#6 ★単行本カバー下画像収録★ 電子限定で描き下ろしの漫画4ページが収録されています。
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4.8大都会シカゴの片隅で、高い身体能力を活かしギャングの連絡係を担っていた青年・イツキ。 ある日、FBIの一斉摘発によって組織が壊滅し、謎の男・アルバに捕らわれてしまう・・・。 アルバからイツキの発達した身体能力と五感は『センチネル』という性質からくるもので普通の人間とは違うと説明され、またアルバ自身も『センチネル』の力を抑え・癒やす『ガイド』というモノであると説明されるが、突然変な施設に入れられパニックになったイツキは激しく抵抗を繰り返す結果に。 そこでアルバがとってきた手段は──・・・。 《収録作品》 Sentinel Loverse file.1~6 Sentinel Loverse file.5.5(描き下ろし) ★単行本カバー下画像収録★ 電子限定で描き下ろしの漫画2ページが収録されています。
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4.1最高の最期(エンディング)のはずが、まさかのどんでん返し!? 残された人生の時間、あなたはどう生きる? 遺言、片付け、夢への挑戦…人生でやり残したことは? 余命わずかの時間をSDGs活動につぎ込む資産家の妻。一日も早く死んでほしいと願う若い夫だが、思いもよらぬ誤算が…(「SDGsな終活」)。 妻の三回忌が近づいたある日、家を出て疎遠になっていた息子が突然帰ってきた…(「最後の終活」)。 ゾッとする終活、理想的な終活、人生を賭けた終活…4人の〈終活〉に待ち受ける衝撃&感涙のサプライズの四編。 (収録作) 「SDGsな終活」 「最後の終活」 「小説家の終活」 「お笑いの死神」 そもそも人生では、予想外の出来事にいろいろ遭うのが普通なのだ。 どの物語もアイデアが卓抜で、アクロバティックなひねりが効いている。 主人公にも読者にも予測がつかない状態で展開し、着地がどうなるのか知りたくて、引き込まれる。 ――青木千恵(書評家・解説より)
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4.6【電子限定描き下ろし漫画も収録!】たった2文字がいえなくて――。ハイスペ自信家リーマン×平凡世話焼きリーマンの拗れた恋の行方は……。蝶野は仲がいい会社の同期である城戸にずっと想いを寄せていた。“隣にいられるだけでいい”と自分の気持ちに蓋をして過ごしていたが、とあることがきっかけで、城戸に“ゲイ”であることがバレてしまう…。とっさに「絶対に好きにならないから安心して」と告げると、城戸の態度が急変し、強引に身体を求めてきて――!?ゲイであることを秘密にしてもらう代わりに、その後も城戸と身体を繋げてしまう蝶野。しかし、セフレなのに恋人かのように優しく丁寧に抱く城戸に気持ちはどんどんあふれていき……。「好きだよ…城戸」届かない言葉だけが募っていく。絡みあって拗れてしまった2人の“好き”の行く末は――。◆収録内容◆・「「好き」っていいたい。(1)~(7)」・単行本収録描き下ろし漫画11P・電子限定描き下ろし漫画4P※本書は、現在配信している「「好き」っていいたい。(1)~(7)」の内容が含まれております。重複購入にご注意下さい。
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3.8十年近く専業主婦だった八重樫靖羽は40路を前にして、尊敬する年上のキャリア女性から公益財団法人で働かないかと誘われ、新たな環境に思い切って飛び込むことに。しかし慣れない仕事で失敗の連続。これまで自分を中心に回っていた家庭や、その周囲にも思いがけないトラブルが巻き起こる。だが、小学校6年生の次女が「チョコレート」を自由研究のテーマにしたことから、チョコの歴史や製造工程を知って仕事や人間関係のアイデアを得たり、美味しいチョコを一緒に食べて励まされたりして、前に進もうと奮闘していく。海外のさまざまな子育て事情にも興味を持ち、合理的でフラットな考え方をもつ靖羽の目を通じて、仕事をすることで女性が抱える悩みを描きつつ、多様な価値観を描く勇気をもらえる物語。
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3.0神が住まうという禁域・神奈備(かむなび)。 広大で危険なその樹海に足を踏み入れ、戻ってきた者はいなかった。 十十木(ととき)という少女を除いては。 彼女はかつて神奈備に迷い込み、 豊富な知識を持って戻ってきた。 そのため村の人々に「帰り者」と蔑まれつつも、知識を生かして暮らしている。 そんな中、彼女は上品な青年・六路(ろくろ)から神奈備の案内を頼まれる。 実は彼は国主の息子で、父親からある密命を受けていて……。 心震える和風ファンタジー!
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5.0かつて、人類で最も多くの同胞を救った最強の男・勇人は、地底からの魔物たちの侵略を挫き追い戻すことに成功したが、その地底の奥深くで人知れず呪われて閉じ込められてしまう。 ――人類に平和が齎されて約五十年。 ダンジョン配信者の雨宮霞によって、封印から解き放たれた勇人。 事情を知らない霞が勇人を配信に映すと、実は護国の勇者だと判明して――!? リッチ化して若い姿で現代に帰還した呪われ勇者は、彼の成し遂げた功績が明らかとなり国中で称賛の的に……? さらに、天然ジゴロの才を発揮してしまい、熱い視線を浴びることに! 「ようこそ現代へ、黎明期の勇者様」